企業インタビュー vol.3 | ~ママのライフスタイル向上委員会~|在宅ワーク・内職の求人・アルバイト情報なら主婦のためのママワークス

企業インタビュー vol.3

2017.07.04
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株式会社ヘノブファクトリー
代表取締役 
谷脇しのぶ氏

ママワークスのシステム運営をサポートしてくださっている株式会社ヘノブファクトリー様。“在宅正社員”をいち早く取り入れており、現在はビジネスの一端を担う「在宅・ウェブ戦略サポートチーム」を構築中。

能力の高い人に長く在籍してもらうために、在宅勤務を導入

西江
いつもお世話になっています!本日は御社の在宅ワーカー活用について、いろいろお話を伺わせていただければと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
御社には在宅勤務の正社員の方もいらっしゃると思いますが、在宅勤務を導入されたきっかけをお聞かせいただけますか?
谷脇
私自身、結婚もして、子供もいるので、もともと在宅とかリモートには興味があったのですが、取り入れることができていませんでした。実際の導入に至ったきっかけは、4年程前、ぜひ入社してもらいたいと思っていたエンジニアの家が遠かったことです。男性で家庭があるということもあり、雇用形態は正社員、勤務スタイルは在宅・リモートでもいいですよ、という契約をはじめて結びました。
西江
在宅勤務・第一号が男性とはめずらしいですね!
谷脇
めずらしいですよね。踏み切れたのは、もともと彼の能力がわかっていたということも大きいですね。あとは、社内の仕事の流れがクラウド中心となっていた時期だったので、在宅でもできるなと思っていました。
その後、役員に子供ができたタイミングで本格的に在宅・リモート勤務を取り入れていこうと考えました。
働き方を選べることが、スキルや能力の高い人に長く働いてもらうきっかけになればと思っています。
西江
ママワークスでも在宅ワーカーの募集をしていただいていますが、ご状況いかがですか?
谷脇
意欲的な方が働いてくれていますよ!約1年前にWebデザイナー、その後、営業のコールスタッフを募集したのですが、今も継続してくれています。
業務委託の方もいれば、契約社員の方もいますが、弊社としては、家で働く「在宅正社員」や自分の役割を全うするために場所を問わずフレキシブルに働く「リモート正社員」を積極的に増やしていきたいと思っていますね。
在宅で働いている方の中には、北海道に住んでいるので、面接も仕事のやり取りもすべてSkypeやチャットなどオンラインで行って、直接お会いしたのは1回だけというデザイナーもいます(笑)
西江
1回だけですか!不安や心配は感じないですか?
谷脇
在宅で働く方とのやり取りや仕事の流れをシュミレーションできていたので、あまり不安はなかったです。疑うとキリがないと思うんですけど、私自身もそうですが、会社にいるときよりも在宅でのほうが仕事してるんですよね(笑)
ただ、お互い顔が見えない環境ではあるので、何をしているかのアウトプットをしっかりしてもらうようにしていますね。例えば、今から仕事を始めます、とか休憩で離席しますとかチャットで都度都度送ってもらったり、その日のタスクと実際の進行状況を報告してもらったり。
西江
ルールを決められたんですね。
谷脇
そうですね、一番いいルールは何だろうと考えながら。
慣れないうちは少し重たいと思うこともあるみたいですけど、慣れてくるとスムーズに、むしろ積極的にコミュニケーションを取れていますね。
西江
顔が見えない分、コミュニケーションがなかったり、成果物が出てこないと、やっていないのと同じと判断されかねないですもんね。
谷脇
そういうこともあって、私も家にいるほうが仕事をしてしまうのかもしれません。
なので、逆にオーバーワークにならないようにすることも気を付けていますね。

社内で培ったノウハウをもとに在宅でサポートチームを結成

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谷脇
今ちょうど、在宅でウェブ戦略サポートチームを作って運営できないか進めているところなんです。
西江
在宅でサポートチームですか!とても興味深いです。詳しく教えていただけますか?
谷脇
弊社はお客様のウェブサイトの運営代行をしていますが、仕事はすべてリモートでできるので、在宅でママさんたちにもやってもらおうと考えています。
ママワークスで募集した在宅ワーカーにすでに営業してもらっているのですが、弊社でAMAQフォームカート(https://amaq.jp)というウェブサイトを制作するツールを自社開発しました。これをお客様にご利用いただくことで、お客様は簡単にウェブサイトをお作りいただけるようになって、弊社では今まで複数のサイトをそれぞれ管理、運営していたものが、一括でできるようになります。
マーケティングツールも入っているので、このツールを活用してお客様がサイト運営を円滑にして頂けるようになったら、在宅勤務の人も含めてチームでPDCAを回しやすくなると思っています。
まずは、距離がある状態で仕事が滞りなくできるとか、自分から意見が言えるということが前提になるので、ステップを踏みながらになりますが。
新卒で採用したコーダーが福岡にいるのですが、もともとはコーダーしかできなかったけど、もうお客様の前に立って、提案などもしています。
この事例をモデルケースとして、在宅ワーカーでも進めていきたいと思っていますね。
西江
自社で開発したツールを活用しながら、社内で培った成功事例やノウハウをどんどん在宅でも広げていかれるんですね!
谷脇
はい。弊社では、エンジニア、デザイナー、コーダーなど、基本分業ですが、それとは別に“解析して提案をする”という仕事があります。そのあたりの仕事のスキルはデザイナーがつけてもいいし、コーダーがつけてもいい。
2足のわらじで仕事を2種類以上できるようになることが、リモートワークが広がるきっかけになると思っていて、 スキルをたくさん持つことが、その人にとって最強の武器になりますよね。
もちろん、仕事にも性格的な向き不向きがあると思うので、“ママさん版職業体験”みたいなかんじで、いろいろな仕事を試して、自分の得意分野で力を発揮してもらえる環境が作れたらと思っています。
西江
すごくいいですね!ママさんたちも子供がいる今の状況で、自分にはどのような働き方・仕事ができるのかを知りたいと思っている方も多いと思います。
谷脇
Web系の業界は、今後ますますリモートとか在宅は切っても切り離せないと思うので、突き詰めていきたいなと思っています。

在宅勤務でも、権限を広げて役職をつけていきたい

西江
今までの在宅ワークはデータ入力など、高いスキルを必要としない仕事もありましたが、今後のことを考えるとスキルは重要ですよね。
谷脇
逆にスキルがなければできなんじゃないかな、と思います。
指示されているだけの状況だと難しいですよね。その人の役割があって、その場所はその人で回せるから、在宅でも仕事を任せられるわけで。
あとは、技術的なことだけでなく、気付きとか思いやりとかで埋められることも多いですけどね。
西江
ビジネススキルだけではなくて、ヒューマンスキルも重要ということですね。
谷脇
そうですね、ヒューマンスキルが上がってくると、工数が下げられるんですよ。
西江
それは、やり取りがスムーズになるからということですか?
谷脇
そうです。例えば、デザインができてそのまま出す人と、今回はこういう意図でこういう選択肢もありますよ、と言葉を付け加えられる人では、全然出し戻しが違ってきます。それがその人の気付きなんですよね。案件をしっかり納めたいので、自分の意志とそこにある効果に結び付く理由をちゃんと書く。そうすると相手にもそういう意図があったんだな、というのが伝わるので、ややこしい出し戻しにはならない。そこはしつこいくらいに言っていますね。
西江
相手の立場に立って進めることが大切ですね。在宅勤務の方の評価はどうされていますか?
谷脇
在宅勤務でも社内のスタッフ同様に成果をしっかりと評価をして、スキルアップしてもらって、役職も付けていきたいと思っています。そのほうが絶対幸せだと考えています。
西江
先程、在宅正社員やリモート正社員を増やしていきたいとおっしゃっていましたが、そういうことも踏まえてですか?
谷脇
はい。今は私や役員も在宅でも仕事しているのですが、例えば、私の場合、今日も午前中は家でSkypeミーティングをして、お客様のところに行って、このあともアポイントが入っています。それぞれの間で時間があればどこかで仕事してというかんじで、リモートが入ってきているんですよ。自由度をもらっている代わりに、しっかりと責任を全うできれば、働く人も会社もお互いありがたいですよね。
今、権限を持っている人ができているということは、権限を持たせてあげればできるということだと思うので、出来る人から権限を広げていきたいですね。
西江
縛られない働き方は、自身でコントロールできる能力があれば、お互いハッピーですね。
谷脇
そうですね、逆に私たちはこういう働き方でないとできないと思ったんですよね。子供も見ないといけないですし。
みんなも同じような働き方できるよ。だからそのためにもスキルアップしてね、と伝えています。
西江
業務や責任が増えてくると報酬も複雑になってくると思うんですけど、どういうふうに決めていらっしゃいますか?
谷脇
営業は1件いくらという形で、その他のデザイナーなどは、案件1件あたりの工数で計算していますが、作業と効果では効果のほうを重視して、社内で指標も決めているので、そのものさしで評価しています。
西江
数字、結果の部分にフォーカスしているんですね。
谷脇
そうですね、先程お伝えしたウェブ戦略サポートチームをつくる場合は、ミッションの達成度合いと持っている案件の数によって報酬を決めます。
弊社の場合は、基本給と役職手当とスキルランクの3つで評価をしていますが、在宅勤務でも同じように評価していきたいと思っています。

各々の状況によって、臨機応変に働き方を選択

西江
在宅ワークに向いている方はどのような方だと思われますか?
谷脇
やっぱりコミュニケーションが好きな方ですかね。コミュニケーションを頑張れる方、というか。あとは、当たり前になってしまうんですけど、自分で自立しようと思っている方。
成果をあげないと続かないとわかっている人は、創意工夫をして、自分のやっていることをよくしていこうと行動に表れますよね。ただただ作業としてやるのではなく、良くしようと思いながらやっている人は会社としてもちろんありがたいですし、在宅でもやっていけるのかなと思いますね。
西江
自発性、大事ですね。
谷脇
でも必要に迫られていないからということもあると思いますが、在宅で仕事する人が嫌な人もいますよね。
集中できない、会社よりも良い環境が家でも整うとは限らない、寂しいなどの理由で。なので、働き方を選べるといいなと思っています。
西江
そうですね、今は在宅を希望しない方やメリットを感じていない方もお子さんができたり、介護をすることになったり、環境が変われば、必要になるかもしれませんしね。
谷脇
はい、弊社でも病気で会社をお休みしていた時期があった社員がいるのですが、その間、できる範囲内で在宅で仕事をしていたケースもあります。
西江
在宅勤務の基盤ができていると、いざという時にも臨機応変に対応しやすいですね。

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社内スタッフの在宅勤務を試して、リモートワークのテスト運用を

西江
貴重なお話、ありがとうございます。最後に在宅ワークを検討されている企業様にメッセージお願いします。
谷脇
やっぱり不安はあると思うんですよ。自分の会社に合うかな、とか、社内のスタッフと在宅ワーカーの扱いの違いとか。でも、在宅ワークを全く別の認識で受け入れると、ルール作りもゼロからになりますし、社内のスタッフが在宅勤務に移行することになったときにややこしくなってしまうと思うんです。
なので、まず将来的に会社の中に在宅で働く人が浸透するための第一歩として、会社以外の場所でも働ける、という考え方を会社に持つことから始めるといいと思います。
テスト運用をスタートして、例えば社内スタッフも同時に1人くらい在宅勤務にしてみて、在宅の人ってこういう悩みがあるんだな、とか社内のスタッフも気付けるといいですよね。
西江
社内で働く方も在宅で働くことのメリットや大変さを知ってもらういい機会になりそうですね。
谷脇
はい。全社で共通した認識とか方向性が絶対大事ですからね。その人だけひいきしているみたいな雰囲気はなくしていきたいですよね。在宅だけではなくて、時短とかもそうなんですけどね。時短も引け目があったりするじゃないですか。
お疲れ様です、って言っても、誰もお疲れ様です、って言わないみたいな。
私は最初それを崩そうと思いましたね。挨拶をしない人は昇給させないって決めていたので、
そこはもうストイックにやっていましたね。
難しいですけど、1個1個トライ&エラーで進んでいけば道は開けると思います。
西江
社内でテスト運用して、PDCAを回していけば、その企業にあった在宅勤務スタイルが確立できそうですね。
本日はありがとうございました!
(取材:2017年6月9日)

Company Profile

会社名: 株式会社ヘノブファクトリー
URL: https://www.henobu.com/
事業内容: Webサイト制作全般
サイト運営代行
Webコンサルティング業務、広告出稿代行
自社メディア運営・協業サイト運営
セミナー、eラーニングスクール運営ほか求人情報
求人情報URL: https://mamaworks.jp/job/418

<ライター>

西江 美幸
ママワークスの立ち上げから携わり、第2子出産後、在宅ワークを開始。
現在は在宅広報として在宅ワークを広めることに奮闘中。
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