在宅ワーク・内職の求人・アルバイト情報なら主婦のためのママワークス

在宅ワーカー活用でコストパフォーマンスの良い人材確保戦略を推進

株式会社エナジークエスト

株式会社エナジークエスト

株式会社エナジークエスト
代表取締役 鈴木 和子 氏

取材:2022.05.16

1999年9月設立。日本国内ですべての製造・加工を行なう、スポーツ飲料・スポーツドリンクメーカー。スポーツクラブ向け飲料やインターネット通信販売で、「健康」・「美容」・「スポーツ」のための商品を提供している。在籍中の6人の在宅ワーカーは、主に新規事業で活躍中。

コストパフォーマンスの良い求人媒体に注目し、在宅ワーカー導入を決意

柿澤 株式会社エナジークエストの事業内容を教えてください。
鈴木 スポーツクラブ向けの飲料製造・加工・販売、健康食品の販売、スポーツ飲料・スポーツドリンク・健康食品の試飲会、健康食品の通信販売、イベント企画を行なっています。コロナの影響によりスポーツクラブでの売り上げは下がりましたが、楽天市場やYAHOO!ショッピングでの通販事業は売り上げが伸びている状況です。
柿澤 在宅ワーカーの導入に至ったきっかけは何ですか?
鈴木 2020年末頃、ネット通販向けの新規事業を立ち上げました。
当初は社内で営業体制を敷いて新規獲得を実施していて、営業の社員が営業電話を行なって顧客を獲得する形を取っていました。ですが、他の仕事と並行して営業を行なっていることから新規獲得が伸びなくなり悩んでいたところ、会社経営をしている知人より紹介していただいたことがきっかけでママワークスサイトの導入を検討し始めました。
実は何年も前からママワークスサイトは知っていたのですが、当時はインターンの学生などがいて人手が足りていたため、あまり響いていなかったのです。でも新規リードを獲得するために、いざ人手が欲しいとなったときに、それに関わる人件費の負担もネックだと感じていました。そこで、ママワークスさんの「時間単価で発注できる業務委託」という発想がヒットしたわけです。今までの業務委託のイメージは、「月額案件単価」のイメージだったので、「時間単価」で自分たちのニーズに合わせて必要な分だけ働いていただき、お支払いすればいいという手軽な仕組みにとてもひかれました。
在宅ワーカー活用でコストパフォーマンスの良い人材確保戦略を推進

在宅ワーカーの意識の高さが事業展開の追い風に

柿澤 どのような業務を在宅ワーカーに依頼していますか?
鈴木 リード獲得営業とWebデザインです。同時に導入しました。
リード獲得営業は、新規顧客獲得のための電話営業をしてもらっています。ほとんどの方が未経験からスタートし、「習うより慣れろ」というスタイルでとにかく架電をして慣れてもらい、自信をつけてもらうようにしています。もちろんサポートとして定期的に勉強会なども行なっています。例えば、楽天市場、YAHOO!ショッピングについての勉強会やインターネット全般について、また、景品表示法や薬機法についての勉強会などを開催しています。
Webデザイナーには、楽天市場、YAHOO!ショッピングの裏側のサポートとして、商品ページの作成、アップ、メルマガ作成などをお願いしています。もともとグラフィックデザイン出身だったのですが、Webデザインに挑戦したいということやネット通販の知見もあったことから依頼を決めました。ご自身でも勉強をしながら進めていて、現在に至るまで活躍中です。
柿澤 在宅ワーカーとはどのような体制でやりとりをされていますか?
鈴木 担当者がチャットワークや座談会、作業中にZOOMのブレイクアウトルームを活用して「見守り」をするなど、効率的で効果的なコミュニケーションが取れるようにしています。先ほどお伝えした勉強会もコミュニケーションの場の一つです。
柿澤 在宅ワーカーの皆さんへの仕事の依頼方法にも工夫をされているようですね。
鈴木 はい。依頼する業務を、前衛営業(新規獲得)、中衛営業(顧客になった後のサポート)、後衛営業(既存顧客への卸営業)に分けて展開予定なのですが、現在は中衛営業(サポート)に注力しています。
依頼している在宅ワーカーの中にデザイン・運営経験者が2人いまして、その方たちには営業と運営の2つの業務を対応してもらっています。というのも、運営をすると商品や販売体制の中身が知れるので体験を交えて営業でき、説得力が増すからなのですが、同時にスキルアップにもなりますし、ぜひ弊社で働くメリットを感じてもらいたいと思い、このような形を取っています。
柿澤 困ったことや大変だったことなどはありましたか?
鈴木 導入当初は、当方の担当者がつきっきりになって対応をしなければならず、他の業務に手が回らなくなったこともあり、若干売り上げも下がる傾向が見られました。
原因を探ってみると、在宅ワーカーの皆さんがグループチャット内でのやりとりを好まず、1対1でのコミュニケーションを求めるゆえに、担当者の時間が余分に取られている状況が浮き彫りになり、教育に問題があることがわかりました。
そこで、まずは個人チャットではなくグループチャットでコミュニケーションを取ることに慣れてもらったり、毎週の勉強会やお昼休み前の座談会などで、共有の場をつくったりするようにしました。さらにチャットワークやスプレッドシートなどを活用して、経験のある在宅ワーカーがノウハウ共有を積極的に実施することで、リーダーシップを発揮して担当者を介さずに教育ができるようになったので、担当者の負担が減り、改善がみられていると思います。
在宅ワーカー活用でコストパフォーマンスの良い人材確保戦略を推進

「コアタイム」の有効活用ができ、低コストで売り上げアップが可能に

柿澤 ママワークスサイトの導入効果や良かったことを教えてください。
鈴木 明らかに人件費の削減ができています。また、在宅ワーカーのスキルも向上しているので、新規顧客獲得がコンスタントにできています。おかげで社員は売り上げを上げることに注力できているので、今やっている業務を社員でやった場合よりもコストが5分の1ぐらい低く抑えられ、かつ獲得率も高いというコストパフォーマンスの良さに驚いています。皆、優秀なので、他の事業や新規事業も在宅ワーカーでやっていきたいと思うほどです。今は6人ですが、将来的には20人くらいの在宅ワーカーに入っていただきたいですね。
また、経験を積んだ在宅ワーカーを配置転換して新規事業に異動してもらうなど、どんどん活躍の場を広げられればとも思っています。
柿澤 在宅ワーカー導入を検討している企業へメッセージをお願いします。
鈴木 おかげさまで、このコロナ禍でも効率よく人材活用ができています。また、意欲のある在宅ワーカーの方も多く、とても助かっています。現在、新規事業では、在宅ワーカー経由での新規顧客獲得が月に30件近くできています。同じ課題を抱えている他企業の経営者にもおすすめして、導入を検討し始めている方もいます。
新規事業はコツコツ積み重ねが必要な分野なので、ママさんワーカーの献身的な部分や細やかさが大いに必要となってくると思っています。誰もが働けるような仕組みづくりや率先して動きたくなる体制をつくることもおすすめしたいですね。
在宅ワーカー活用でコストパフォーマンスの良い人材確保戦略を推進
目次