在宅ワーカーの活躍で新規事業の立ち上げがスピーディーに
株式会社新潟印刷
株式会社新潟印刷
取締役 中村一夫 氏
取材:2022.04.13
1978年創立、従業員数約50人の株式会社新潟印刷。主に、本社のある新潟県内の地方自治体や行政機関、民間企業などに対して、一般印刷物・広告印刷物関連の事業を展開する。2021年から在宅ワーカーの募集を開始し、現在は、在宅ワーカー15人をWeb・テレアポなどの業務に活用中。
新規事業立ち上げ時に専門スキルを持つ在宅ワーカーの導入を検討
高松 | 株式会社新潟印刷の事業内容を教えてください。 |
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中村 | 印刷物や印刷関連のサービスを提供しています。単に印刷物やデザインの作成を行うだけでなく、企画立案からデザイン提案まで一貫したサービスを提供していることが弊社の特長です。デザインや画像加工の技術を通じて、お客様ごとに抱えている課題の解決策を社員一人ひとりが考えながら提案しています。 |
高松 | 在宅ワーカーの導入に至ったきっかけは何ですか? |
中村 | 最初にママワークスサイトを知ったのは2年ほど前で、アイドマさんの営業担当者から話を聞いたのですが、当時はあまり必要性を感じていませんでした。 その後、新型コロナウイルス流行に伴う影響が長期化し、2021年の秋ごろに、「このままでは立ち行かなくなる」と危機感を抱くようになりました。やりたいことはいろいろとあり専門的な知識・スキルを持った人材が欲しいが、社員を採用することは難しい。そうなると在宅ワーカーの導入をしなければと考えるようになり、弊社の方から、「もう一度話を詳しく聞かせてほしい」とお願いしました。 その後、2021年11月頃に契約に至り、社内スタッフの理解や合意形成を経て、現在は5か月程度が経過したところです。 |
高松 | 在宅ワーカーとの面接はどのように行っていますか? |
中村 | 初めは、ママワークスさんから提供されたマニュアルを参考にしながら手探りで進めましたが、徐々に自社に応じたアレンジを加えるようになりました。今では基本的なスキルや人柄を確認した後は、在宅ワーカーができることをヒアリングするために時間を割くようにしています。判断基準は、応募者のスキルと人柄を満遍なく見て決めています。 |
在宅ワーカーの支援で自社サイトのリニューアルが大きく前進した
高松 | どのような業務を在宅ワーカーに依頼していますか? |
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中村 | 現在契約している在宅ワーカーは15人で、Web関連(ディレクター・デザイナー・リスト精査)で4人、テレアポで2人、ECサイト運用が5人です。さらに、モーション・グラフィックス部門で4人決定し、数人増員予定です。 中でも、弊社HPのリニューアルのサポートを行ってもらうため、Webディレクターの登用に注力しました。お客様のニーズに弊社のサービスを近づけ、購入者目線でサービス説明をしていく必要があるため、Webディレクターには主にマーケティングの戦略立案を行ってもらいました。 その他、テレアポはBtoBのアポイント獲得、ECサイト運用は自社サイトの運用、モーション ・グラフィックス部門では、アニメーション・動画を使ったプロモーションの企画提案に携わってもらっています。 |
高松 | 在宅ワーカーとはどのような体制でやりとりをされていますか? |
中村 | 主に社員3人が、在宅ワーカーとのやりとりを行っています。 営業・在宅ワーカー推進統括はワーカー活用の指揮・社内整備などを担い、人事採用担当がワーカーとの主な窓口役、プロジェクト管理者が各プロジェクトの責任者として直接チーム内で関わっています。 |
高松 | 困ったことや大変だったことなどはありましたか? |
中村 | うれしい悲鳴ともいえるのですが、弊社にとって非常に優秀な人材の応募が多すぎて、ワーカーの選考に苦労しました。全員にお願いしたいくらいなのですが、枠が限られているため優秀な方もお断りする心苦しさがありました。 また、ワーカーのスキルが非常に高くかつ幅広いため、すべてのスキルを把握しきれていないと感じることがあります。例えば、Webディレクターとして決定したワーカーが、文章を書くコピーライターもできるというケースがありました。そうした経験を踏まえて、新しい職種を募集する際は、まずは今いる在宅ワーカーにできるかどうかを聞いて、あてはまる人がいないときに新たなワーカーを探すようにしています。 |
全国から優秀な在宅ワーカーが集まる「目からうろこ」なサービス
高松 | ママワークスサイトの導入効果や良かったことを教えてください。 |
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中村 | 導入からまだ半年足らずですが、プロジェクト展開の道筋ができ、動き出している実感を得られています。企業として活路を見いだすことができて大変喜んでいます。在宅ワーカーの力を借りて、やりたいこと・しなければならないことをどんどん進められています。また、在宅ワーカーの募集活動や報酬単価に困った際には、ママワークスの支援スタッフからのアドバイスをもらえるのも心強いと感じています。 |
高松 | 在宅ワーカー導入を検討している企業へメッセージをお願いします。 |
中村 | こんなに簡単にスキルの高い優秀な方を迎えられる機会はなかなか無く、「目からうろこ」なサービスだと感じています。全国各地の優秀な人材が集まるので、やりたいことがある企業はぜひ導入した方が良いと思います。 中でも、新規事業の立ち上げ時や社内体制を改善したい場合に力を借りると、効果が高いと感じました。社内のメンバーだけで行うのと比べて実行・改善のスピードが上がりますし、今までできなかったことができて可能性や仕事の幅が広がるのを感じます。将来的には在宅ワーカーの報酬も上げられるようにしていきたいです。 また、ママワークスさんは人材募集・在宅ワーカーの活用ノウハウが豊富ですので、さまざまなメリットを得られます。最近では、書類選考・一次面接を委託するサービスもあるようなので、今後在宅ワーカーを拡大する際には弊社でも活用していきたいと考えています。 |