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目指すのは女性がいつまでも輝ける体制づくり―在宅ワーカーで一体感のあるチームづくりに成功

株式会社b diamond

株式会社b diamond

株式会社b diamond
代表取締役 喜多 恭央 氏


取材:2023.02.13

2013年7月創業の株式会社b diamondは、社名にこめた「Be diamond(直訳:ダイヤのように輝いてほしい)」という思いを実現すべく、女性が輝ける社会づくりのためのエステティックサロン経営や着物レンタル店、美容機器の製造販売などを展開している。従業員は50人、現在10人の女性在宅ワーカーが活躍中。

「リモートワークの可能性を試したい」と在宅チームの導入を決意

高松 株式会社b diamondの事業内容を教えてください。
喜多 エステティックサロン、着物レンタル店、ネイルサロン、セルフエステ経営やセルフエステの開業支援、また水素水サーバーの設置、インスタグラムのフォロワーアップ、オートネイル、美容機器などの代理店事業やセルフエステフランチャイズ、美容機器の製造販売も手掛けています。宝石の中で一番の輝きを持つダイヤモンドのように、女性が輝けるサービスを提供しています。
高松 在宅ワーカーの導入に至ったきっかけは何ですか?
喜多 よく覚えてはいないのですが、確か営業電話を受けたことがきっかけかと思います。3~4年前からママワークスサイトのことは知っていて頭の片隅にあったのですが、リモートワークやオンラインでのサービスがまだ一般的ではなかったこともあり、あまり必要性を感じていませんでした。
でも、最近になって女性スタッフの結婚・出産・親の介護など、ライフステージごとの生活の変化を目の当たりにし、働きたい女性が仕事を続けられる環境をつくりたいと考え始め、実現する方法を模索し始めました。自社の理念をよく理解した優秀な人材が流出するのを防ぎたかったのです。
また、女性に輝いてほしいと思ってサービスを提供している自分たちが、まず喜んで働いて輝かなければならない。そうすれば、サービスを受ける側にもそれが伝わると思ったからです。
託児所開設も考えたのですが、この先ずっと自社で向き合わなければならない分野ですし、在宅でできる仕事を提供するのであればコストをかけずに働いてもらえる環境を整えられると思いました。それでまずはママワークスを活用し、リモートワークでも業績を伸ばしていける仕組みになるかを見てみてから、社内のスタッフにもリモートワーク制を導入しようと思い、2022年12月に契約を決めました。本格的に運用が始まったのは2023年1月です。
高松 在宅ワーカーの募集から導入にあたってはどのように対応されましたか?
喜多 ディレクターを慎重に選び、すり合わせをして自分の考え方をよく知ってもらうようにしましたので、その後に生じた必要人材の獲得はディレクターたちに任せ、自分は見守る形を取りました。そうはいっても、自分が直接コンタクトを取って行いたい業務の人材獲得時には直接関わるようにしました。
企業との関わりを好まず業務だけをこなしたい志向の方は避けたので、まとまりの良いチームができあがったと思います。
目指すのは女性がいつまでも輝ける体制づくり―在宅ワーカーで一体感のあるチームづくりに成功

スピード感のある情報発信のため、Web関連の在宅チームを内製化

高松 どのような業務を在宅ワーカーに依頼していますか?
喜多 デザイナーが4人、Webディレクターが2人、コーダーが2人、Webライターが2人います。全員女性です。HP作成は、外注業者だと打ち合わせに時間を取られスピード感に乏しくなるので、以前から内製化したいと思っていました。
フランチャイズを展開していく上ではいろいろなキャンペーン情報をすぐに公開したいのに、毎回とても時間がかかっていたので何とかしたいと考えていました。スピード感を持って進めていくにはしっかり意思疎通ができるスタッフがいて、すぐに制作に取り掛かれることが必要です。
ずっと一緒のメンバーなら、1回わかり合えればその後の判断にかかる時間のロスも防げると思いました。外注時にかかる打ち合わせの時間を省けて、担当者が変わるというリスクを解決できるわけです。毎月何かしらの業務が発生するので、外注費を抑えられるのもメリットだと思い、まずはWeb関連の内製化に在宅ワーカーを活用しました。
高松 在宅ワーカーとはどのような体制でやり取りをされていますか?
喜多 チャットなども使用しますが、ディレクターの皆さんとは方向性の確認のため定期的にオンラインでミーティングをします。業務委託ではありますが、組織の一員として働いているという意識を持って対応してもらいたいので、受注した業務を淡々とこなすというタイプの方には依頼していません。
スキルの高い専門的な知識を持った方たちが働いてくれているので、細かくオーダーするのではなく、目的・ゴール・数値目標をしっかり伝えたら、あとはお任せして、皆さんが最大限にスキルを発揮してスピーディーにゴールに到達してもらうようにしています。
高松 困ったことや大変だったことなどはありましたか?
喜多 ごく初期の頃はどうしたら自分の描く組織が構築できるのかがわからず、ママワークスの支援スタッフの方に何度も相談しました。「こういう人に来てほしいが、どうやったら来てもらえるのか」というところがわからず、求人原稿の作成などでは苦労しました。
大変ではありましたが、適切な職種と心に刺さるコピーの書き方などは勉強にもなりましたし、願った通りの人材が来てくれたので苦労のかいがあったと思っています。
目指すのは女性がいつまでも輝ける体制づくり―在宅ワーカーで一体感のあるチームづくりに成功

在宅ワーカーも組織の一部!「一体感」のあるチームづくりに魅力

高松 ママワークスサイトの導入効果や良かったことを教えてください。
喜多 始めたばかりですので費用対効果はまだ見えてきてはいないのですが、業務が増えているのに負担が少ないというのは良かったことの一つだと思っています。また、リモートでも満足のいく組織がつくれています。
今までも業務委託の方と働く機会はあったのですが、一枚岩になるのに苦労し、同じ方向に向かっているという気持ちになれませんでした。でも、ママワークス経由でつくったチームの方たちとは、「一緒に働いている」という感覚が持てています。
高松 在宅ワーカー導入を検討している企業へメッセージをお願いします。
喜多 人件費が委託費に代わることでコスト削減ができる経営メリットがありますし、中小企業でも大手でキャリアを磨いたスキルの高い人をスムーズに獲得できることもおすすめできる面だと思います。また、他のフリーランサー紹介サイトとは違い、在宅ワーカーでチームをつくれるのが面白いと思います。リモートでチームをつくっていければオフィス増設のコストも時間もいらないので、かなり速いペースで業務を拡大していけるメリットも見えています。
在宅チームでつくりたい部署があと10個くらいあるのですが、恐らくかなり早く、5年以内には実現可能なのではないかと思います。今後はWebマーケティングチームの他にもSNS運用チーム、営業チームなどを増やし、収益も拡大していきたいと考えています。
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