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経験豊かな在宅ワーカーを獲得し、働く機会を生み出す「ステージ」づくりを開始

株式会社オージー塗装工事

株式会社オージー塗装工事

株式会社オージー塗装工事
代表取締役 杉野 政史 氏


取材:2023.02.16

大阪府大阪市で塗装工事業を営む株式会社オージー塗装工事は、1987年、杉野社長が27歳のときに創業。「敬客愛品(けいきゃくあいひん)」を経営理念とし、大阪府や大阪市の官公庁をはじめ地元企業から厚い信頼を寄せられている。従業員数は33人、在宅ワーカーは2人が活躍中。

「雇用増を」の声に応えるため、人事のプロの獲得を検討

高松 株式会社オージー塗装工事の事業内容を教えてください。
杉野 塗装業を営んでいます。創業から30年以上がたちますが、お客様の信頼に応え、社員が働きがいを実感できる企業になるよう努めてきました。おかげさまで、官公庁、民間を問わず受注をいただいており、景気が悪いと言われる中でも忙しくさせていただいています。
高松 在宅ワーカーの導入に至ったきっかけは何ですか?
杉野 中小企業ゆえ、なかなか「人事部門」という部署は確立できなかったのですが、客先の一つである公共法人のお客様から「人を増やしてほしい」との要望があり、その声に応えるために何かしなくてはならないと思いました。そこで、人事分野でのキャリアがある在宅ワーカーにお願いして、その才能を発揮してもらおうと考え、2022年12月から導入を開始しました。
高松 現場での作業の多い職種であるにもかかわらず、なぜ在宅ワーカーの導入を検討されたのですか?
杉野 塗装業界では、職業柄、縁故雇用が通念となっており、親子や友達の紹介での入社が多く人材獲得の方法に限界を感じ始めました。この先5年、10年を見てもまだまだ伸びていく業界ですので、さまざまな年代、背景の方にぜひ手に職をつけてもらって働いてほしいと思っています。それで、自分たちとは違う目線で人材獲得をしてもらえる感覚の人が必要だと考え、ママワークスサイトでさまざまな媒体を使ってアプローチできる人を募集することにしました。
経験豊かな在宅ワーカーを獲得し、働く機会を生み出す「ステージ」づくりを開始

「考えるプロセス」を共有し、経験豊かな在宅ワーカーの知見をフルに取り込む

高松 どのような業務を在宅ワーカーに依頼していますか?
杉野 今は現場で働く職人を獲得するための採用戦略を一緒に考えてもらっています。現在弊社側では20代から70代初めのさまざまな年齢層の職人たちが働いているのですが、今回は体力面もまだまだ問題がない30代半ばの年齢層の獲得を目標にし、そのためにどの媒体を使い、どのように自分たちの仕事の魅力をアピールできるかを考えてもらっています。
高松 在宅ワーカーとはどのような体制でやり取りをされていますか?
杉野 チャットも使いますが、ビデオ会議を使ってのミーティングも開催しています。隔週での定期ミーティングを持つことを考えていましたが、現状は不定期で必要なときに開くようになっています。また、依頼する業務についても今は案件を出してもらっている段階なので、業務時間の拘束はしていません。
「考える人」というのは24時間何かしらそのことについて考えていると思います。でも24時間分報酬を払うことはできないので、報酬計算の目安としてあらかじめ合意した時間分を報告してもらっています。
高松 困ったことや大変だったことなどはありましたか?
杉野 まだ始めたばかりなので何が「困ったこと」なのかわかっていないところもありますが、在宅ワーカーの皆さんとは「共有してやっていこう」「間違いもたまにはいいじゃない」、そのような気持ちを持って業務にあたっています。
経験豊かな在宅ワーカーを獲得し、働く機会を生み出す「ステージ」づくりを開始

企業ごとのニーズに合わせたママワークスサイトの利用で、働く機会の創出を

高松 ママワークスサイトの導入効果や良かったことを教えてください。
杉野 オンラインミーティングやチャットなど、まだまだ新しい仕事の進め方に慣れなければならないとはいえ、現場でもリモートでも「人材活用ができる」という環境を整えられたのは社歴にも残せる成果の一つだと考えています。
ママワークスの支援スタッフの皆さんにも、面接時には「感覚」ではなく経験やスキルをロジカルに考えて人材を獲得できるよう助けてもらい、30~40代のワーカーで、人材獲得の経験や成功例を豊富に持つ方たちを見つけることができました。ワーカー2人からもらう提案やアドバイスがとても勉強になり、契約して良かったと思っています。
高松 在宅ワーカー導入を検討している企業へメッセージをお願いします。
杉野 塗装業は人の目に触れることが少ない仕事ではありますが、弊社には腕のいい職人がおり、能力を発揮してくれています。良い仕事をするのに学歴は関係ないので、より多くの人に魅力を感じてもらい雇用を増やしたいと思っています。
人材雇用や営業など、それぞれの企業にいろいろなニーズがあると思うので、ママワークスサイトの活用法もさまざまだとは思います。弊社も営業のニーズよりも人材雇用のニーズの方が高かったのでそちらをまず運用し始めました。
私は、働く機会の創出ができる企業になるのは良いことだと思っています。働いてもらうためには「ステージ」をつくって人を呼ぶ必要がありますから、委託する業務や呼ぶためのアプローチなどのためにママワークスサイトを活用してみるのはいいことだと思います。
経験豊かな在宅ワーカーを獲得し、働く機会を生み出す「ステージ」づくりを開始
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