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フットワークの軽い中小企業の強みを生かし、時代が求める在宅ワーカーの有効活用を積極的に展開

有限会社たたみ総合サービス

有限会社たたみ総合サービス

有限会社たたみ総合サービス
代表取締役 廣瀬 喜朗 氏

取材:2023.02.02

1968年1月、代表取締役の廣瀬喜朗氏の父が「愛と感謝」を理念とし畳店を創業。2005年8月から2022年末までは有限会社たたみ総合サービスとして、畳店と訪問看護事業を展開していた。2023年1月からは畳店の操業を知人に引き継ぎ、精神科に特化した訪問看護サービスを継続している。従業員は正社員・パート合わせて120人で、現在10人の在宅ワーカーが活躍中。

直行直帰の看護師たちにリモートワークのヒントを得、在宅ワーカーを導入

高松 有限会社たたみ総合サービスの事業内容を教えてください。
廣瀬 もとは先代の父親が畳店を営んでいたのですが、父の体力的な限界がみえてきたなどさまざまな事情が重なり、畳店の業務は父の親方のところに3年かけて引き継ぎをしました。現在は、精神科のグループホームへの訪問看護事業をスピード感をもって展開させるため注力しています。
高松 在宅ワーカーの導入に至ったきっかけは何ですか?
廣瀬 サービスに従事する看護師が直行直帰で社屋には立ち寄らないことから、「どこにいても仕事ができる」という発想の良さを感じていました。そこからリモートワーカーを活用した企業体制づくりに関心が深まり、2022年1月から体制づくりの検討を始め、大阪の企業からノウハウを学んだりして少しずつ準備を進めていました。そのようなときに、ママワークスさんから「在宅ワーカーの導入はどうか」と営業電話をもらい、8月に契約をしました。
高松 在宅ワーカーの募集から導入にあたってはどのように対応されましたか?
廣瀬 まずはママワークス事務局の支援スタッフに相談しながら業務を分類するためのフレームワークをもらい、切り分け作業を進めました。最初に人事担当の方を決定して、後から入ってくるワーカーの1次面接などをしてもらい、在宅ワーカーのリーダーのような働きをしてもらうようお願いしました。
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社内スタッフと在宅ワーカーが協働できる体制づくりとサポートに徹し、早期の自走を実現

高松 どのような業務を在宅ワーカーに依頼していますか?
廣瀬 Webデザイナーの方には外部のコンサルティングについてもらい、採用サイトなどの作成に関わってもらっています。事務の方たちにはマニュアルをつくりながら業務もこなしてもらい、そのうちの一人にはGASを使った社内の業務の効率化も依頼しています。動画編集スタッフの方には、社内で撮ったマニュアル動画を整備し完成してもらう業務を依頼しています。ライター2人の方たちは将来発生する業務のためにキープしていまして、先ほど触れた人事事務の方には在宅チームのリーダー的な役割をお願いしています。
高松 在宅ワーカーとはどのような体制でやり取りをされていますか?
廣瀬 それぞれ各部署から担当社員を選定し、その社員を中心にグループチャットを作成し業務を依頼しています。自分も見守りのため、グループ内には入れてもらっています。最初の道筋は私がつけましたが、今はスタッフたちに任せているので、何か物事がうまくいかなくなったときだけ関わるような体制になってきています。
高松 困ったことや大変だったことなどはありましたか?
廣瀬 担当になった社員が一気に進めたので、2か月くらいで現在の運営体制ができたのですが、業務が急に増えたのでスタッフに負担がかかり、疲れがみえたときがありました。経費で栄養点滴などを打ってもらって乗り切りましたが、あのときは大変だったのではないかと思います。
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在宅ワーカーでバックヤードを強化し、出社にこだわらない事業を展開

高松 ママワークスサイトの導入効果や良かったことを教えてください。
廣瀬 営業職のメンバーが営業しながら看護師の手配をしていたので、そこが重たくなってきていたようでした。業績が上がるとやることも増え負荷が増してくるので、そこを軽くしたくて在宅ワーカーを導入し、負担の軽減に成功したと思います。
さらに、営業メンバーが負荷の軽くなった分のリソースを、無償の勉強会を開催するために使うようになりました。これは既存客を対象とした自分たちの営業ノウハウを共有するためのものなのですが、それを通して「ファン」が増え、今度はファンが他の方を紹介してくれるようになる、という良い循環が生み出せました。
また、ママワークスを活用することで業務拡大のための人材確保とツールの利用が可能になったので、事業展開の明確なビジョンも描けています。今後さらに多くの看護師の確保ができるようになったら、派遣先を増やすための営業電話のチームもママワークスサイト経由で作成し、展開していきたいと思っています。
高松 在宅ワーカー導入を検討している企業へメッセージをお願いします。
廣瀬 もとは父親が育ての親に恩返しをするために始めた畳屋を、精神科訪問看護という別の畑に転換したわけですが、弊社の理念である「愛と感謝」の精神は今も受け継がれています。看護の道に転換したきっかけは、妻と私の親たちに「いい人生だった」と思って最後を迎えてもらいたいと介護関連の事業展開を考えていたことです。
資金の問題や家族のうつ病を乗り越えるのにお世話になった、医療関係の方への感謝や知人のお子さんに起きたいじめにまつわる悲惨な出来事を繰り返さないために、「何かしたい」と思い立ち「精神科に特化したものを」と始めたのがこの事業でした。
「民」の力では及ばないところを、国家資格のある看護師たちに力添えをしてもらって進めています。自分を含めて、中小企業は大企業に比べると資本力ではかなわないわけですが、小回りがきき、出社にこだわらない働き方を提供できるという強みがあります。
ママワークスを活用すれば、「在宅で働きたい」という優秀な方たちを集めて素晴らしいチームをつくることができます。支援スタッフの方のサポートも本当に助けになるので、まずは在宅ワーカーの有効活用で、傾く日本の経済を皆で上向きにしていけたらいいなと思っています。
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