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「離れていても思いは一つ」— 在宅ワーカーと「ONEチーム」で事業展開に挑む

株式会社ときつ養蜂園

株式会社ときつ養蜂園

株式会社ときつ養蜂園
代表取締役 時津 佳徳 氏

取材:2023.02.02

株式会社ときつ養蜂園は、山口県山口市仁保の里山で、はちみつを採集する養蜂園だ。代表取締役の時津氏は長きにわたって数学の研究に携わり公務員も経験したが、2015年に新規就労認定の個人事業主として事業をスタートした。株式会社ときつ養蜂園としての設立は2021年10月で、現在従業員9人、在宅ワーカーは5人が活躍中。

社員の退職をきっかけに、代替人員として在宅ワーカーの導入を決意

高松 株式会社ときつ養蜂園の事業内容を教えてください。
時津 地元の里山でミツバチが採集してくれた、国産の天然純粋はちみつの生産と販売をしています。大学時代、日本養蜂協会の会長をしていた祖父のいる山口県山口市仁保で農家の皆さんと触れ合い、農業のすばらしさに感化を受けました。大学院まで数学を研究し1度は公務員にもなったのですが、就農への思いを断ち切れず、2015年に一念発起して養蜂家としての第一歩を踏み出しました。
高松 在宅ワーカーの導入に至ったきっかけは何ですか?
時津 アイドマさんから営業の電話を何度ももらっていたのですが、「聞いてしまったら断れないだろう」と思い、電話を断り続けていました。でも、「一度でいいからお話を聞いてください」と粘られまして、ちょうど1人社員が辞めるということになったときに「社員がしていた業務を在宅ワーカーにお願いするのはどうか」と勧められ、話を聞くことにしました。
高松 在宅ワーカーの募集から導入にあたってはどのように対応されましたか?
時津 まず、Webディレクターと人事コンサルタントを決定しました。人事の方が敏腕で、自分の願いに沿った人材を集めてくれました。Webディレクターも人事の方も、その後入ってくれた皆さんも、私の養蜂への思いや日本の将来への思いに共感してくれているので、とても良い雰囲気で仕事ができています。
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敏腕人事担当者の叱咤激励で、まとまりのある「チーム」づくりに成功

高松 どのような業務を在宅ワーカーに依頼していますか?
時津 Webディレクターには自社の販売サイトを整える業務を中心に、ホームページ周りのことをお願いしています。ライター2人には、自分が書いた商品説明の文章を書き直してもらったり、InstagramやTwitterなどSNSの運用をお願いしたりしています。また、デザイナーの方には、パッケージなどのデザインをお願いしています。最初に入ってもらった人事コンサルトの方はとても頼りになる熱い思いを持っている方で、ときには叱咤激励を受けながら共に社内の体制づくりをしています。
また、ママワークスサイト経由ではないのですが、近々京都から移住して一緒に養蜂をする予定のご夫婦にも、移住前からリモートでチームに参加してもらっています。ママワークスの導入をしていなければ、このような形で早期に遠距離から関わってもらうというアイデアは生まれなかったと思うので、良かったと思っています。
高松 在宅ワーカーとはどのような体制でやり取りをされていますか?
時津 普段はチャットなどの文字でのやり取りですが、週1回はオンラインミーティングを開いて週ごとの動向を打ち合わせています。先ほども少し触れましたが、私の考えに共感してくれている人たちがチームに来てくれているので、「ONEチーム」という感じの一体感があり、大切な仲間と感じることができています。
高松 困ったことや大変だったことなどはありましたか?
時津 運用面ではあまり大変だったことはありませんでした。ただ正直にいうと、コンサルタント料金が少し負担ではありました。良いチームができ、売り上げも少しずつ上がってきているので、長い目で見て「投資したかいがあった」と思えるように、これからも続けていきたいと思います。
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現場主義の業界でも在宅ワーカーのニーズはあるはず。「どんどん活用を」

高松 ママワークスサイトの導入効果や良かったことを教えてください。
時津 在宅ワーカーのチームを持っている養蜂家は珍しいと思うので、中部四国地方の養蜂家の会合でも皆さん興味津々でした。農業など現場主義の職場でも在宅ワーカーとチームになって仕事ができるということが広まって、実際に活用してくれる農家さんが増えてくれればいいなと思っています。
また、在宅で仕事をしたいと願っている方のニーズに応えられているという実感が持てることも良かったと思っています。AIの時代が来るとはいえ、私は、まずは人間、マンパワーの活用が大切だと思っています。能力の高い方たちに全国・全世界の各地から仕事に来ていただくチャンスを提供できたということは、これからの日本の発展にも貢献できると思うので、満足しています。
高松 在宅ワーカー導入を検討している企業へメッセージをお願いします。
時津 いろいろな考え方はあると思いますが、自分は在宅ワーカーには「外注業者」という扱いではなく日本人としての人情、心を持って接するということが大切だと思っています。物理的な距離はあったとしても、心は必ず伝わると思っています。
実際、今の自分たちのチームも「日本を盛り上げたい、衰退をとどめたい、そのためには生産者が踏ん張らなければならない」という私の気持ちに共感し、一つにまとまった結果、「案件が終わったら終了」という仲ではなく「絆」が生まれました。日本人ならではの心を持って、在宅の方たちとそれぞれの業界を盛り上げていっていただけたらと思います。
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