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海外在住の在宅ワーカーが大活躍。高い技術力をもとに海外展開という目標を実現

髙藏工業株式会社

髙藏工業株式会社

髙藏工業株式会社
代表取締役 髙橋 保雄氏

取材:2023.12.21

髙藏工業株式会社は1939年10月に愛知県春日井市で創業した。代表取締役の髙橋保雄氏で4代目となる。創業から続く確かな技術力で工業用砥石の製造・販売を手がけており、品質の高さと充実したサポートで社会に大きく貢献している。従業員数は40人、在宅ワーカー2人が活躍中だ。

「できるならば海外に営業をかけたい」その一言がスタート地点

高松 髙藏工業株式会社の事業内容を教えてください。
髙橋 工業用砥石の製造・販売を行なっています。主に医療用注射針を研磨する砥石や、木材加工用・工業刃物用の研削砥石を製造しています。古くから砥石のマーケットはありますが、弊社の砥石はきれいに磨けて長持ちするという点が評価されています。
高松 在宅ワーカーの導入に至ったきっかけは何ですか?
髙橋 ママワークスさんからの営業電話がきっかけです。話を聞いたときは半信半疑でしたが可能性は感じました。パートさんは多く雇っていますが、在宅ワーカーという発想はまったく持ち合わせていなかったので、正直ピンときませんでしたけれどね。
「これから新しくチャレンジしてみたいことはありますか?」と聞かれたので、「できるならば海外に営業をかけたい」と答えたら、「それを在宅ワーカーで実現しましょう!」と、海外営業を提案してくれました。「そんなことが本当にできるのか?」と思ったのですが、やってみることにしました。今となれば、決断して本当によかったと思っています。2022年9月導入、1か月後ぐらいに海外営業職に応募いただいた方と契約しました。
高松 在宅ワーカーの募集から導入にあたってはどのように対応されましたか?
髙橋 日本にいる貿易事務経験のある方を想定していたのですが、募集をかけてみたら海外在住の方からの応募が多く、想定外の喜びでした。海外専門の営業を採用するなんて難しくて、他で求人を出しても人が集まらないのに、1週間もしないうちに10人以上の応募がありました。
私と総務の社員1人が入って、書類選考や面接を進めました。とてもレベルの高い人が多く選考は難しかったのですが、スペイン在住の方と面接をしたときに、とても前向きな方で日本企業での電話営業の経験もあり、打たれ強さをアピールしてくれたので決定しました。海外に長く住みバイタリティがありながらも、日本人的なおもてなしの対応、丁寧な受け答えができて、素晴らしい方に依頼できたことをうれしく思っています。
海外在住の在宅ワーカーが大活躍。高い技術力をもとに海外展開という目標を実現

在宅ワーカーが海外企業とのファーストコンタクトを取り、販路開拓へ

高松 どのような業務を在宅ワーカーに依頼していますか?
髙橋 スペイン在住の方1人には海外への営業業務を委託しています。ヨーロッパやアメリカを中心に展示会の案内などで見込み客を探して、メールや電話でのファーストコンタクトをしてもらい、オンライン商談までつなげるための一連の営業活動をしてもらっています。
もう1人の方には求人業務をメインとした人事に関する作業を委託し、契約して1~2か月になります。これからは海外に行って技術的な対応をする場面も増えていくので、現在、社員に英語を教えながら業務の進捗も管理してくれる方の募集を検討中です。
高松 在宅ワーカーとはどのような体制でやり取りをされていますか?
髙橋 私と総務の社員1人が窓口となって、やり取りをしています。始めはママワークスの支援スタッフにも入ってもらい、在宅ワーカーと私とオンラインミーティングで進め方を決めて、形ができてからは私たちだけでやっています。自走できるまでしっかりサポートしてくれたのもありがたいです。
高松 困ったことや大変だったことなどはありましたか?
髙橋 思いつくことがひとつもない。海外在住だからといってコミュニケーション障害もほとんどなく、この1年順調に進んでいます。
海外在住の在宅ワーカーが大活躍。高い技術力をもとに海外展開という目標を実現

事業展開スピード、社員のモチベーション、どちらもUP!

高松 ママワークスサイトの導入効果や良かったことを教えてください。
髙橋 在宅ワーカーが営業しオンライン商談までつなげ、私たちが詳細の説明をしてサンプルをお送りし、良ければランニングテストを進めていくという一連の営業活動で新しい販路が開拓できました。この1年でドイツの企業と取り引きがスタートし、今度アメリカの企業の方が工場見学に来る予定です。
こんな風に海外展開が実現できるなんて、ママワークスさんと出会うまでは考えられなかったことです。一気に事業展開スピードが上がり、社員のモチベーションも上がっています。在宅ワーカーから刺激を受け、学ぶことも多いですし、業務の一部を委託しているというよりは一緒になってつくり上げているという感覚で進めることができています。導入はハードルが高かったですが、やってみて本当によかったです。
高松 在宅ワーカー導入を検討している企業へメッセージをお願いします。
髙橋 私が実際に募集をして感じたことは、日本は人材が足りないといわれているなかで、能力はあるけれど、時間的制約や子育てがあることで能力が発揮できていない主婦の方々がものすごくたくさんおられるということです。そして、その方々の多くは、社会貢献がしたいという強い気持ちをお持ちです。そういう方々と仕事をすると我々も前向きになりますし、今まで我々が採用していた人材とは次元が違うスペシャリストがいます。ママワークスのネットワークを活用すれば、そういう方と巡り合えるチャンスがあります。
技術力があっても、海外に進出できない中小企業はたくさんあるかと思いますが、何かやりたいということがあれば、良い提案をしてくれて、それを実現してくれる可能性もあります。企業がやりたいことをやりたいときに、固定費コストを抑えながら形にしていくことができるので、ぜひやってみて欲しいです。
海外在住の在宅ワーカーが大活躍。高い技術力をもとに海外展開という目標を実現
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