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株式会社AGENCY ONE|経営者の考え方で変わる在宅ワーカー活用術

株式会社AGENCY ONE

株式会社AGENCY ONE

代表取締役
荒木 洋二 氏

取材:2021.03.18

荒木洋二氏が2006年に創業。同氏はNPO法人日本リスクマネジャー&コンサルタント協会の理事長も務める。中堅・中小企業を中心に広報戦略立案や記者発表会、個別インタビュー設定、プレスリリース作成など広報活動全般を指南、実務を支援している。昨今、大手企業でも導入されている広報PRを最適化するサイト「ニュースルーム」のプラットフォームの新サービス「KOHO gene」(コウホウ・ジーン)を2020年9月にリリース。ママワークスで起用した5人中4人が現在も在宅で業務を行っている。

新ビジネスモデルで必要な人材は“在宅ワーカー”がマッチしていた

柿澤 まずは、AGENCY ONEさんの事業内容を教えていただけますか。
荒木 AGENCEY ONEは、全ての企業が「広報を当たり前に行う」ということ、広報文化の普及を目的に立ち上げた会社になります。大手企業であれば当然のように広報は行っていますが、中小企業はまだまだやっていないところが多い。そういう中小企業のために広報の実務を請け負って今までやってきました。ただ、請け負える件数の限界もありますし、われわれが請け負ってしまうことで、企業側に広報のノウハウが蓄積しないし、スキルを持った人材が育たないんですよね。そこで、われわれは「第二創業期」と位置付けビジネスモデルを変えることにしました。広報の人材育成と、最小コストで広報を行える仕組みを作り、昨年9月に「KOHO gene」というサービスを立ち上げました。二つの軸があります。一つ目は、日本の大手企業でも導入されている「ニュースルーム」という広報専用サイトがあって、そのニュースルームを簡単に開設、運営できるニュースルームのCMSを安価で提供すること。二つ目は、ニュースルームも広報の知識がないと作れないので、教科書のような位置付けで、中小企業向けのeラーニング講座を作って、無償で提供しています。
柿澤 なるほど。昨年、コロナ禍の中で大きくビジネスモデルを変えたんですね。そんな状況の中、ママワークスで在宅ワーカー募集に至った経緯はどのようなものだったのでしょうか?
荒木 先ほど、広報のeラーニングを無償で提供していると申し上げましたが、実はその動画が1回5〜12分ほどで、合計245本ありまして…それの作成中だったんですけど、動画のチェックをしてもらう人材が社内にいなかったので、必要だったんです。ママワークスさんからちょうどお話をいただいたところだったのでタイミングも良かったですね。
柿澤 動画チェックの在宅ワーカーさんをママワークスで募集したということでしょうか?
荒木 ママワークス側からのご提案もあり、うちのサービスをもっとより多くの中小企業さんに知ってもらうためにも営業活動は必要だと感じて、メールで案内をしてもらう業務なども含めて、募集をしました。
柿澤 選考するにあたり、気を付けたことなどはありますか?
荒木 ただ単に与えられた業務をするだけの人員ではなくて、うちの会社の事業や考え方に対して共感してもらえる方に仕事をしてほしいという気持ちが大きかったんです。ご応募いただいた方にはうちの会社の考えを動画で撮影したものを見ていただいて、一定の理解と共感の上で、協力したいと思っていただける方に仕事を依頼しました。
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「働きたい意欲」と「事業に賛同してくれる」ことで育成も可能

柿澤 今仕事をしてもらっている在宅ワーカーさんについて教えてください。
荒木 最初に依頼をした5人中、4人が今も引き続き仕事をしてもらっています。業務をしながら、eラーニングの動画を見て勉強してもらったり、やり取りをしていくうちに、それぞれの在宅ワーカーの適性というのも分かってきますのでその人に合わせた業務をしてもらっています。文章に対して細かい校正ができる人には、毎週1回オンライン、マンツーマンで校正の指導を行っていたり、ニュースルームの使い方を習得したメンバーにはクライアントの過去記事をニュースルームへ投稿する業務をしてもらったりしています。
柿澤 在宅ワーカーを教育することは難しい部分もないですか?
荒木 最初に当社の事業に賛同、理解してもらったメンバーばかりが集まっていますので、皆さんとても意欲があるんですよね。校正の担当者には週1でオンラインで面談していますし、他のメンバーともなるべく多くコミュニケーションを取ることを会社として意識して取り組んでいます。
柿澤 どのような環境の方々がいらっしゃるのでしょうか?
荒木 新潟、熊本、横田基地、ベトナムのホーチミンに住んでいる4人の主婦さんです。遠隔でもこんなに良い人たちに出会えたことに感謝しています。一人、3人目のお子さんが生まれたスタッフがいるんですが、産後すぐに仕事をしたいということであまりお休みされずに復帰するなど…「働きたい!」という意欲を感じますよね。
柿澤 在宅だからこそ、すぐに復帰できるというメリットもありますよね。反対に、在宅ワーカーさんたちと距離があることで業務に支障をきたしたことはありますか?
荒木 それが、ないんですよ。不便を感じたことがないです。在宅ワーカーさんが行った業務の納品も、管理画面に入って作業してもらったりテキストで提出してもらったりしているので、スムーズに確認ができます。セキュリティなどでも特に困ってることはないですね。
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経営者の考え方次第で、導入後にうまくいくかが左右される

柿澤 在宅ワーカーを導入してみて、率直なご感想を聞かせてください。
荒木 やってみて、「ちゃんとまわるものだな」と思いましたよ。今までの当社スタッフはいわゆるプレイヤーしかいませんでしたし、新しいビジネスモデルにしたことで、今までのスタッフでは対応できない仕事も出てきたからその部分を在宅ワーカーさんにやってもらえて、かなり効率も上がりました。しかも、今このコロナ禍の影響の中、遠隔で仕事をしてもらえるのはありがたいですよね。
柿澤 今後の課題はありますか?
荒木 今いる4人の在宅ワーカーさんのようなスタッフをもっと採用して、組織化したいのでその仕組みづくりです。ママワークスにも相談させていただいています。もっと広報ができるママさんを増やして、将来的には地域ごとにリモート広報チームを編成し、地元企業のニュースルームを運営できる組織を多く作りたいと思っています。
柿澤 これから在宅ワーカーの導入を検討している企業様へ伝えたいことは?
荒木 実際にママワークスで募集をしてみて、応募者は社会人経験がある方がほとんどでした。ある程度のスキルを持っている方が、時間や場所の制約で働けないのは、社会全体にとっての損失だと思うんです。そういう方が埋もれてしまって発見できず、会社側も身の回りの人材でどうにかしようと思っても解決できないことが多いんですよね。実は、自分たちに適した人材が日本中にいるわけなので、ママワークスというプラットフォームを使えば、有用な人材と出会えます。恐れずに、経営者の考え方や意識を変えて、チャレンジしてほしいと思います。
柿澤 最後に、在宅ワーカー導入後にうまくいく秘訣を教えてください。
荒木 距離感を測ること、仕事を依頼する姿勢が大事ですね。「コストが安いから」という考え方で仕事を依頼しても絶対にうまくいかないです。在宅ワーカーも戦力の一人と考えて接して、仕事をお願いしないとだめだと思います。在宅ワーカー側にとってもメリットがある環境で働いてもらえれば、良い関係性が築けます。導入して終わりではなく、導入してからどういった考え方や仕組みで活用していくかというところも、ママワークスさんと相談しながら進めていけるので、今後も期待しています。
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