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人に仕事を振り分けるのではなく仕事に人をつける発想の転換が業務効率化を促進

嶋田商事株式会社

嶋田商事株式会社

嶋田商事株式会社
代表取締役 嶋田 巨人氏

取材:2023.12.14

1969年4月栃木県宇都宮市に設立。損害保険、火災保険を中心とした代理店から始まり、2代目の嶋田氏が業務の幅を広げファイナンシャルプランニングを基にしたトータルサポートを展開している。従業員数16人、在宅ワーカー2人が活躍中だ。

在宅ワーカーの活用で業務の効率化を推進

高松 嶋田商事株式会社様の事業内容を教えてください。
嶋田 ファイナンシャルプランニングを主軸に、金融商品の仲介、損害保険・生命保険販売代理業務などを行っております。お客様の伴走者として寄り添い支えながら、お金に関するさまざまな疑問や不安を解決し、自分らしく豊かな人生を送っていただくためのサポート体制を提供しています。
高松 在宅ワーカーの導入に至ったきっかけは何ですか?
嶋田 人材不足の状況でさらに社員が1人辞めて、新たに社員を雇用するかどうかで迷っていたタイミングに、知り合いからママワークスさんを紹介されました。業務量が増えて、今のメンバーでどう効率的に回していこうかと考えた際に、部分的に足りていない部分だけを在宅ワーカーにお願いするという判断は、社内にもそこまで違和感なく受け入れられたと思います。2023年9月から運用をスタートしています。
高松 在宅ワーカーの募集から導入にあたってはどのように対応されましたか?
嶋田 業務担当者も採用に関わってもらい、私と担当者がすべての面接に同席しました。募集をかけるとすぐに複数応募があり、面接をする方を選考していきましたが、特にSNS運用については新しく取り組むことなのでやる気のある方が多く、どの人も良くて、なかなか1人に選べませんでした。一度の面接では決められなくて、二度実施し、最終的には具体的なこちらの要望に対して一番具体的な提案をしてくれた方に決めました。事務の方含め、2人ともきっちりと対応してくださっています。
人に仕事を振り分けるのではなく仕事に人をつける発想の転換が業務効率化を促進

模索しながら業務の振り分けを少しずつ実現

高松 どのような業務を在宅ワーカーに依頼していますか?
嶋田 SNS運用業務1人、一般事務のサポート1人に委託しています。SNS運用業務は新しい作業なので、面接時に提案を受けたものを進めてもらっています。一般事務については社員を1人つけて、在宅ワーカーでできることを振り分けしてもらいましたが、難しさを感じており、月1回アイドマさんのコンサルティングを受けて、相談しながら進めている段階です。
高松 在宅ワーカーとはどのような体制でやり取りをされていますか?
嶋田 採用後は、すべて担当者に任せていてチャットでやり取りをしています。私もチャットに入っていて見ることはできるので、必要があれば一緒に検討するといった体制です。新型コロナウイルス以降、社員もオンラインでのやり取りに慣れているので、離れている感覚はないと感じています。
高松 困ったことや大変だったことなどはありましたか?
嶋田 どの部分を在宅ワーカーにお願いするかの業務の振り分けがやはり大変でしたね。実際に業務委託をスタートしてから、模索しながら徐々に進めています。採用までの過程も試行錯誤でしたが、社員の採用においては感覚的に進めていた点もあり、今回、採用までの流れや面接のやり方、選考ポイントなどを整理できたのは結果として良かったことだと思っています。面接の進め方や選考ポイントなど自分たちだけでは難しかったところを、面接同席などアイドマさんにサポートいただけたことはとてもありがたかったです。
人に仕事を振り分けるのではなく仕事に人をつける発想の転換が業務効率化を促進

業務委託という方法で雇用リスクを軽減

高松 ママワークスサイトの導入効果や良かったことを教えてください。
嶋田 地方は募集をかけても応募がない、人材が集まらないという実情がある中、在宅ワーカーは全国に対して募集をかけられること、また、業務委託なのでいい意味でドライに契約が結べることは良かったと思います。直接雇用すると良い人ならいいですがリスクもあるので、業務委託は程よい距離感でできるのがいいと感じます。まだスタートしたばかりなので、導入効果はこれから見えてくると思いますが、効率的に生産性を上げていくためには社員だけでは難しい面もあるので、形になっていけばおのずと良い方向にいくでしょう。今後も積極的に在宅ワーカーの数を増やしていきたいと思っています。
高松 在宅ワーカー導入を検討している企業へメッセージをお願いします。
嶋田 労働人口が減っていく中で、企業の意向に沿った人材を得ることは、従来の採用では難しいところがあります。組織としていい方向に向かうために手伝ってくれる人を幅広く募集できる在宅ワーカーという選択は時代に合っていると思います。実際に募集をかけてみて初めて、状況によって働きたいけど働けない人、スキルはあるけど活かしきれていない人がいることが分かりました。従来は人に仕事を振り分けていくというイメージだったが、仕事に人をつけていく、活用しきれていない人材を見つけていく、という発想の転換が必要になってきているのではないでしょうか。やってみないと分からない点もありますが、募集をかければ人が集まるのだから、失敗しながらもやってみる価値はあります。
人に仕事を振り分けるのではなく仕事に人をつける発想の転換が業務効率化を促進
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