在宅ワーカーは仕事を進めるための力になる存在。さまざまな分野から人材を取り入れ、風通しの良い環境づくりをしたい
株式会社オジキ
株式会社オジキ
代表取締役 大川 賢一 氏
取材:2024.08.01
神奈川県座間市にある株式会社オジキは、代表取締役の大川賢一氏が長年個人事業主としてやってきた事業を2022年12月に法人化した家具製作会社だ。「1点1点が特別な一台であってほしい」という思いのもと、丁寧なヒアリングで顧客のニーズを引き出したのち製作を始める受注生産を強みとしている。社員としての職人が2人、フリーランスの職人が1人、在宅ワーカーは現在1人が活躍中。過去にはもう1人と契約していた時期があり、これからも数人が増える予定。
「新しいことをやってみたい」とママワークスの利用を決意
高松 | 株式会社オジキの事業内容を教えてください。 |
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大川 | 家具のデザイン・製作をしています。お客様のニーズや間取りをお聞きして受注生産をしたり、オンラインで既製品の販売をしたりしています。 |
高松 | 在宅ワーカーの導入に至ったきっかけは何ですか? |
大川 | アイドマさんからの電話を受けたことがきっかけです。ちょうど「新しいことをやってみたい」と考えていたこともあり、タイミングが良かったと思います。話を聞いてみて、自分がしたいと思っていたことが叶えられそうだと感じて契約することにしました。2023年の夏ごろからママワークスサイトの活用を開始しました。 |
高松 | 在宅ワーカーの募集から導入にあたってはどのように対応されましたか? |
大川 | 最初は私が書類選考を含めて1人で対応しました。しかし、今まで経験したことのない分野だったため何が良いのか次第に判断基準に迷いが生じたので、ママワークスの支援スタッフの方にアドバイスをもらったり書類選考をしてもらったりしながら進めました。 |
知識も経験も豊富で頼りになるワーカーとの出会い。とはいえ、合わない業務もある
高松 | どのような業務を在宅ワーカーに依頼していますか? |
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大川 | ECサイトの運用スタッフが1人レギュラーで稼働してくれています。個人事業主としてECサイトの運用など手掛けている方なので知識も経験も豊富で頼りにさせてもらっています。ECサイトのいろいろなテンプレートを紹介してもらい、自分のスタイルに近いものを選択し、ディスプレイの仕方も思っていたような形で運用してくれています。 |
高松 | 在宅ワーカーとはどのような体制でやり取りをされていますか? |
大川 | チャットでのやり取りがベースですが、定期的にオンラインミーティングをしています。在宅ワーカーの方が出張で近くに来たついでに会社に寄ってくれて、実際に会うこともできました。オンラインは便利ですが、直接会うとどんな人に依頼しているかがより一層わかるので、安心感が増しました。 |
高松 | 困ったことや大変だったことなどはありましたか? |
大川 | 募集をかけ、応募者の選考をしていくという作業をしたことがなかったので、最初は戸惑いました。また、以前に会計ソフトの使い方のレクチャーを依頼したときは、思ったように物事が進まず、オンラインで教えてもらうことの限界なども感じました。 |
「在宅ワーカーがいてくれる」が事業を進める原動力に
高松 | ママワークスサイトの導入効果や良かったことを教えてください。 |
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大川 | 在宅ワーカーの存在は、やりたいことを溜めずに進めていく力になっています。1人で業務にあたっていると目の前のことに時間や思いがとられてしまい、新しいことを進めていくことがおろそかになりがちです。 しかし「始める」と決めて、実際にその業務を担当する在宅ワーカーがいてくれるようになると、仕事をしてもらわなきゃいけない。そうするとおのずと仕事をつくり、依頼することになるので、物事が進みますよね。おかげで「やりたいことが進まない」という事態を避けることができています。 |
高松 | 在宅ワーカー導入を検討している企業へメッセージをお願いします。 |
大川 | ものづくりの現場で在宅ワーカーを活用するというのはまだなじみがないかもしれません。でも、募集をかけて、ECサイトのスキルの高い人や会計ソフトの使い方に詳しい人、事務を専門としてやってきた人やいろんな分野のデザインを手掛けてきた人など、面接で会ったり契約したりすることで刺激がもらえ、それが風通しのいい状況をつくってくれている気がします。 新しいことに挑戦したいという気持ちのある方には、ぜひ活用してもらいたいと思います。 |