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検索エンジンで自社のウェブサイトが上位に表示されるようにする事が、最近よく耳にする「SEO対策」と言われているものです。サイトへのアクセス数を増やし、売り上げアップにつなげるには、 しっかりとしたSEO対策が必要であるという事を、SEOの仕組みと一緒に前編でお話ししました。
しっかりした対策というのは、ホームページの「コンテンツ(内容)」をよりユーザーのニーズに応えたものにし「ユーザーにとって良質で価値のあるサイトである」と認識されるようにするという事です。今までは、他のサイトからの被リンクが多いサイトが優良サイトとみなされる傾向にありましたが、最近では、コンテンツが良質であるという事が優良サイトであるとみなされ、検索エンジンの検索結果で上位に表示されるようになってきています。
今までのSEO対策とこれからのSEO対策
今までは、自社ウェブサイトを上位表示させようとした場合、どれだけ多くのリンクを貼るかというような「量」に重きを置いてきました。それにより、ユーザーのニーズとは異なるようなコンテンツを作成したサイトを大量生産して自作自演のリンクを貼ったり、業者から有料でリンクを買い取ったりといった、悪質な行為をするサイトが増えてしまいました。その結果、最近ではユーザーのニーズに応えたコンテンツを多く含むサイトが検索結果の上位に表示されるようになり「質」が重視されるようになりました。
なぜ「質」が重視されるようになったかというと、検索エンジンであるGoogleの技術者が、悪質なサイトを上位に表示させない為に、検索順位を決定する為のアルゴリズムを不定期にアップデートしているからだと言われています。検索エンジンは、数百ものアルゴリズムから成っていますが、数ある検索アルゴリズムのアップデートの中でも、一例として有名なものに「パンダ・アップデート」というものがあります。これは、質が悪くユーザーに有益でないコンテンツを提供しているようなサイトを、検索結果で上位に表示されにくくするといったもので、こうした検索アルゴリズムがアップデートされる事により、コンテンツの「質」を重視した流れとなり、ユーザーに有益で良質なコンテンツが求められるようになったわけです。
SEO対策としてのライターの役割
SEO対策をする上で必要な事は、ユーザーに良質なコンテンツを提供する事です。では、コンテンツの「質」を考えながら、ライターがSEOを意識して記事を書く場合に、具体的にどのような事に注意しながら書けば良いか、例をあげて考えていきたいと思います。
1.タイトルに検索キーワードを入れる
キーワードと同じ文字が入ったタイトルだと、検索エンジンが読み取ってくれやすい。また、ユーザーも一番最初にタイトルを見て、自分に有益な記事なのかを判断するため、必ずタイトルにキーワードを入れる。
2.構成をしっかりと決めてから執筆する
文章を書く際にいくつかの見出しなどで分けて「起承転結」のように構成をしっかりと決めてから書くと内容がブレる事なく、またユーザーが見やすい。
3.ユーザーが知りたい情報を分かりやすく具体的に書く
ユーザーが知りたい情報を体験談などをもとに執筆したりすると、分かりやすく、また共感してもらえるので、最後まで記事を読んでもらえる可能性が高い。
4.文字量を多くする
文字量が多い記事は、ユーザーが知りたい情報について詳しく書いてある事が多いため、必然的にそのサイトを訪れている時間が長くなり、サイト内をいろいろと回遊してくれる確率が高くなるため。
5.オリジナリティがある記事を書く
これは、検索アルゴリズムで、同じ内容のコンテンツは1ページに2つ以上は表示させないという傾向にあるため。記事を執筆する際は、キーワードの検索結果で上位に表示されている他のサイトを見て、同じような内容にならないよう配慮する事も必要です。
この他にも、SEO対策としては「定期的に更新を行う」「コンテンツの最下部にFacebookやtwitterなどのSNSボタンを設置する」など、まだまだたくさんあります。でも、一番重要なのは「良質のコンテンツをユーザーに提供する」事なので、ライターの役割としてはかなり重要な部分を担っているのではないでしょうか。SEO対策として記事を執筆する場合、ぜひ、上記の5つの注意点を意識しながら書いてみてくださいね。