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はるか昔から『内職』で生計を支える女性たちがいた事をご存知ですか?

公開日: 2016.06.02
最終更新日: 2019.07.30

はるか昔から『内職』で生計を支える女性たちがいた事をご存知ですか?

在宅ワークの昔と今

今のような『在宅ワーク』という言葉がまだなかった時代にも、いわゆる『内職』という形で、家の中でコツコツ働いていた女性たちがいたのを知っていますか。

例えば農家の主婦たちは、畑仕事のかたわら、かごを編んだり、織物を織ったり。
戦前までの女性の仕事は、和裁や洋裁をはじめとした手作業系の内職が多く、中には自宅でお店を開業する人もいたとか。
戦後、高度経済成長期になると、多くの男性たちは企業戦士として身を粉にして働き、 「モーレツ社員」という流行語も生み出しました。
一方、多くの女性たちは「妻」として「母」として家庭中心の役割を担い、 家事や育児を一手に引き受ける中で、空いた時間にコツコツ手作業の内職をこなして生計を支えていく人たちがたくさんいました。

決して目立たず、地味な仕事ではあるけれど、こうした女性たちの労働力が、家庭や地域、ひいては社会を支えてきたのではないでしょうか。

地方の離島出身だった私の母は、私が小学生の頃、自宅で機織り内職をして生計を支えていました。
小学校からの帰り道、窓越しに母が「キーコン バッタン」と機を織っている姿を見つけるたび、胸が躍って嬉しかったのをよく憶えています。
ランドセルを置き、小躍りしながら母の元に駆け寄り、学校での出来事を話したり、カラカラと糸車を回しながら糸を紡ぐお手伝いをしたりしたものです。

私が成長したのちに、母は外へ働きに出るようになりましたが、 子ども心にも『女性も働く』ということを母の背中を通して学んだように思います。
現代は猛スピードでIT化が進み、近い将来は、ロボットが家庭内にも進出すると言われています。
そうした中で、内職でも単純作業系のお仕事は、 海外の安い労働力や機械でのお仕事に変わってきています。
そんな時代を反映するように、パソコンの基本的スキルがないと、 在宅ワークを請け負うこともなかなか厳しいものになっています。

時代の変化に伴って、ママたちが在宅でできるお仕事の内容は変わっていくけれど、 いつの時代にも変わらないのは、子どもや家庭との時間を大切にしながらも、空いた時間に少しでも働きたいと願うママたちの想い。

家族のためにも、そして自分のためにも、必要なスキルを身に着け、 『在宅ワーク』という働き方を通し、自分の望むライフスタイルを実現させていければいいですね。

【メリット・デメリットに関してはこちら】
https://mamaworks.jp/column/?p=2232

生計を立てることの難しさについて

現在では、いろいろと種類が増えてきた在宅ワークですが、これだけで生計を立てていこうとすれば、一筋縄ではいきません。 

在宅ワークで得る収入は、単価と大きく関わってきます。単価の安い仕事は、比較的誰でも取り組めますが、生計を立てられるだけの収入を得ようとすれば、文字どおり寝食を惜しんで働かなければいけません。

そもそも在宅ワークに取り組む動機の多くは、時間の大半を育児や家事に費やすために、外で働くことが困難だというものです。このため現実問題として、在宅ワークに費やす時間も限られていますから、生計を立てるためには、できる限り単価の高い仕事に取り組む必要があります。 

しかし、それだけの高収入を得られる在宅ワークは限られています。たとえば、次のような業務が該当します。

■webデザイナー
これは在宅ワークの中でも、取り組んでいる人が多い職種です。ホームページ作成やサイトのデザインなどを行う仕事で、会社員時代に経験済みの人に適した仕事です。

翻訳業務
語学には自信はあるけど生かせていない、会社で翻訳の仕事をしていた経験があるといった人に適しています。ただし、単に外国語を日本語に翻訳すればいいのではなく、むしろ日本語の表現や語彙の豊かさを求められます。

■CADオペレーター
パソコンを使って建築図面の設計や施工図を仕上げる仕事です。CADの操作はもちろん、高度な建築知識も有します。

これらの仕事は、いずれも高額収入が期待できますが、その一方で誰でもできるという仕事ではありません。やはりそれなりの知識と経験を有しないと、とてもこなせる分野ではないということです。 

在宅ワークだけで生計を立てようとすれば、困難なことが山積みですが、家族で力を合わせて生計を立てるということであれば、在宅ワークもその一助になりえます。自分の身の丈に合った仕事を選んで、余裕をもった働き方をしていきましょう。

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