在宅フリーランスプログラマの年収・働き方・案件獲得の方法
目次
在宅で輝く!あなたの専門知識 ~プロフェッショナル編 part.1~
グラフィックデザイナーやWebデザイナー、コーダー、プログラマと言ったIT系のスキルを持っている方たちが結婚して主婦となり、子どもを持つ時代。 IT系のお仕事というのは、初期投資があまり必要なく、起業しやすい職種とも言えるかもしれません。とはいえ、小さな子どもを抱えながら起業するのは ちょっと…と思っている方も、多くいらっしゃるのではないでしょうか。そこで、今回は自宅にいながらにしてそのスキルを活かせるお仕事をご紹介したいと思 います。
在宅プログラマの年収
在宅プログラマの年収を一言で説明することは難しいです。
その請け負う内容やスキルによって大幅に異なるからです。
おおまかに見ると400万円から700万円程度がほとんどですが、800万以上稼ぐ人がいる一方で、400万未満のワーカーも存在します。
例えば、扱う言語によっても変わってきます。以下は代表的な例です。
・PHP(ピーエイチピー):Webサイトの制作に必要な言語。比較的習得しやすいため収入もそう高くありませんが、単なるプログラミングだけでなく、サーバーの運用といったところまで提案できると、収入があがる可能性があります。
・Scala(スカラ):最近人気急上昇中の言語です。Javaを基本としているので、JavaでできることはScalaでもできるというのもポイント。Webサイトの開発から会計システムの構築までその活用範囲は広いので、在宅プログラマとしては非常に強いカードをもったことになります。収入面でも当然期待できます。なお、リモートワークで注目を浴びるChatworkやTwitterなどもScalaを使用しています。
・C#(シーシャープ):マイクロソフトが開発した言語。比較的習得しやすいうえ、今もなお進化しており、いろいろな可能性が期待されています。なお、マイクロソフト社による言語ではありますが、Windows以外でも使用することができます。スマホ向けゲームプログラミングなども可能。一般的に高収入は期待できませんが、ゲームに興味があるという方にはおすすめと言えるでしょう。
ほかにもPython やRubyなどさまざまな言語があります。
また、言語による収入の違いだけでなく、現在あるプログラムの修正なのか、一からのプログラミングなのか、また、企画から携わるような業務なのかなど、その内容の違いでも収入は変わってきます。
在宅プログラマの働き方
在宅プログラマの働き方は受ける仕事内容によりさまざまですが、一般的な例を説明します。
1:受注
2:設計書の確認 システムエンジニアなどによる設計書(仕様書)を確認します。
3:プログラミング 実際にプログラムを組んでいきます。
4:納品 納品します。
最終的には動作に問題がないか、確認が行われます。
ここで重要になるのは、プログラミングを、いかに簡潔なコードで実行させられるかです。
もちろん、決められた時間内に仕上げる、ミスのないプログラムをかくということは、大前提となります。
プログラマに十分な時間が与えられないことも多々あります。
そういった意味でも、知り得る言語の知識を総動員し、分かりやすいコードを書くことが求められるのです。
在宅プログラマの案件獲得方法
一般的な在宅プログラマは、どのようにして案件を得ているのでしょうか?
■勤務していたころの“つて”を使う
もっとも多いのは、勤務していたときの取引先や社員から紹介してもらうことです。
これまでの仕事履歴やスキルが先方に伝わりやすく、信用してもらいやすいためです。
また、すでに在宅プログラマへと転向した先輩もいるはずです。先輩のつてを使うという方法も、立派な案件獲得の手段です。
■求人サイトから探す
現在、業種にかかわらず、在宅ワークという働き方を採用する企業が増えています。
政府の働き方改革や、コスト削減、災害発生時のリスク回避といった多くのメリットが見え始めたからです。
今後、在宅プログラマを募集する動きはさらに強まると思います。
求人サイトをこまめにチェックするようにしましょう。
■クラウドソーシングを活用する
社内にプログラマをおかず、アウトソーシングする企業はたくさんあります。
とくに新規で何かを始める場合、開発当初は多くのプログラマが必要ですが、一旦リリースしてしまうと、リニューアルや問題発生時の微調整などに限られるため、多くのプログラマは不要であるからです。
クラウドソーシングには、一定期間で終了する案件が掲載されています。
逆に、クラウドソーシングで自分を宣伝し、逆に受注依頼をしてもらうといったことも可能です。
在宅プログラマのねらい目案件
先に説明した案件獲得の方法において、特に狙いたい案件やポイントをご紹介します。
■スタートアップ企業を中心に探す
スタートアップの会社は、在宅プログラマを募集している例が多くあります。
なぜなら、スタートアップの会社にはプログラマの社員を抱える余裕がなかったり、人が集まりにくいためです。
募集枠も広ければ案件獲得のチャンスも広がりますし、新規の案件に携われるのは、プログラマとしても腕が鳴るところではないでしょうか。
在宅プログラマのよいところは、原則出勤の必要がないことです。地方の企業なども含めて広範囲で探すようにしましょう。
■在宅プログラマを募集しやすい業界を狙う
プログラミングの案件といっても、その種類はさまざまです。Webや顧客データベース、会計ソフトなど対象も異なれば、使用する言語も異なります。
企業側がもつ在宅プログラマ活用の問題に、顧客データなど重要事項の流出のリスクがあります。つまり、重要事項を取り扱うプログラムには在宅プログラマを募集する可能性は必然的に少なくなります。
一方で、在宅プログラマの募集する確率が高いのは、WebサービスやWeb制作、スマホアプリなどです。これらで使用する言語の習得や実績の積み重ねが、案件獲得のポイントとなるでしょう。
在宅プログラマに必要なスキル
在宅プログラマには、プログラマに必要なスキルだけでなく、在宅プログラマだからこそ必要なスキルや、収入を得続けるための、ある意味特別なスキルが必要となります。
■在宅プログラマの募集案件によく見られる業務の知識や実績
先の項で説明したように、在宅プログラマに発注が多い業務があります。
WebサービスやWeb制作には、HTMLやCSS、JavaScriptといった言語やPHPが、SNSやソーシャルゲームなどにはRubyという言語が使用されています。iOSアプリにはSwiftが主流です。在宅プログラマを続けるためには、「在宅プログラマむけの案件に特化した言語や経験の習得」が必須と言えるのです。
また、最近では、データ分析を行う「データサイエンティスト」という職種に注目が集まっています。業種にかかわらず需要が見込めるのもポイントです。
■常にスキルアップを目指す気持ち
若い世代やシニアのプログラマは給与が低い傾向にあります。
前者は、経験が乏しい、後者は、新しい知識に疎いといった理由からです。
プラグラミングは、時代に即したシステムを構築する仕事です。当然、経験も新しい知識も必要となります。収入を維持していくためには、常に新しいことを挑戦する気持ちが必要なのです。
単に、仕様書にそってプログラムをかくといっただけでなく、全体のシステムをつくるSE(システムエンジニア)に転向したり、顧客にヒアリングを行いシステムの提案をする調整業務に携わると収入を確保、またはアップさせることができるでしょう。
在宅プログラマとフリーランスの違い
さて、皆さんは「在宅プログラマ」と「フリーランス」の違いをご存じでしょうか?
似たようなものと思っている方も多いと思いますが、2つには違いがあります。
■在宅プログラマ
在宅プログラマは、文字通り、在宅でプログラムをかきます。
一般的には、フリーランスであることが多いです。
案件を都度獲得し、案件ごとに収入を得ています。
しかし、特定の企業に所属し、在宅で仕事を行うといったケースもあります。その場合は、案件事の収入ではなく、給与制となります。
リモートワークを推進している企業が増えているので、今後、在宅プログラマの募集は増えていくと思われます。ただし、打ち合わせや進捗確認のため、週に1度の出勤を条件としている企業が多いです。
■フリーランス
フリーランスは、言い換えれば、「個人事業主」のことです。特定の企業に所属することなく、与えられた案件をこなすことで、対価=収入を得ています。
在宅プログラマはフリーランスであることがほとんどですが、先に説明したように企業に所属している場合もあります。一方、フリーランスは企業に所属しませんが、逆に、企業内に常駐し仕事を行うケースがあります。業務を円滑にすすめるため、企業が仕事する場を提供するケースです。その場合は、企業の社員と同様に、通勤を行います。
未経験から在宅プログラマになるには
在宅プログラマで案件を獲得するには、スキルと経験が必要であることは説明しました。
もし、未経験から在宅プログラマを始めたい場合は、どのような方法があるでしょうか。
■プログラミングを学ぶスクールからの紹介を活用する
在宅プログラマになりたい方は、専門学校やスクールを利用して知識を習得する方がほとんどだと思います。今からスクールを探す方は、仕事の紹介まで行ってくれるスクールを探すことをおすすめします。なかには、企業と提携し、転職支援まで行っているスクールがあるからです。そこで経験を積むことで、案件獲得のチャンスを広げていくようにしましょう。
■積極性が大事!アンテナを広げよう。
在宅プログラマには実績が必要です。とにかく案件をこなし経験を積むことが求められます。
たとえ、単価が安くとも、未経験者でも始められる業務をこなすことをおすすめします。
実績が武器となり、より好条件な案件につながるからです。
また、利用できるものはすべて利用するという心意気が必要です。
プログラマの先輩も活用しましょう。プログラマの仕事は、○月から○月までと期間が決められていることが多いです。例えば先輩が4月から9月の案件を手がけているときに、8月から12月の案件が舞い込んできたとします。その場合、一部業務が重なるので断る人が多いです。先輩に声を掛けることで、その案件を紹介してもらえるかもしれません。在宅プログラマには積極性が何より大事なのです。
プログラマ
プログラム言語を用いてプログラムを組み、システムやソフトウェアを作る仕事です。仕様書などを作成することもあります。
◆プログラマの求人を見る
https://mamaworks.jp/job/49
上記のお仕事は、最初に打合せをした後はオンラインでのやり取りで完結するケースが多いのも、子育て中のママには嬉しいですね。IT企業は元来、フリーア ドレス制を導入していたり、海の近くや高原など、環境のよいところに別オフィスを構えていたりと自由な働き方を推奨しているケースが多くあります。そんな 企業だからこそ、仕事をしたい、けれど時間的に拘束されるのは難しいと考える主婦の隙間時間を有効に活用し、スキルアップにつなげて欲しいと考えているよ うです。また、フリーランスと違い、制作会社に雇用される形態をとるため、クライアントと直接打ち合わせを重ねる必要もなく、制作にだけ注力できます。自 分自身の将来展望を描きながら、目標設定して仕事にトライしていきましょう。
【ライター:丸山智子】