多忙な40代女性は必読!未経験から始める在宅ワークのトリセツ
女性にとって、40代は人生のライフステージが大きく変わる時期。
・子育てがひと段落したから、また働きたい!
・今までは保育園で安心だったけど、小1の壁が辛すぎる…
・子育てが落ち着いたと思ったら親の介護問題
40代は様々な困難に立ち向かっていく時期と言えます。
今まで正社員やフルタイムで働いていた方も、働き方に限界を感じているかもしれません。
実際に筆者も小1の壁を痛感しましたし、子供が小学生になるタイミングで転職した友人もいます。
ブランクを挟んで再びお仕事をしたいという方も、転職したいという方も、せっかくなら損のないお仕事選びをしたいですよね。
また、職を変えるなら未経験の分野にチャレンジしてみたい!という方も多いと思います。
そこで今回は、40代女性が未経験から始めるのにおすすめのお仕事を詳しく紹介していきます。
出社か在宅、結局どっちがいいの?
コロナ禍の影響もあり、在宅ワークが広がりましたが、「自宅で働くってどうなの?」とイメージがつかない方もいらっしゃると思います。
そこで、まずは出社勤務と在宅ワーク、それぞれのメリット・デメリットを上げていきます。
在宅ワークのメリット・デメリット
在宅ワークとは、オフィスに出勤する事なく、自宅や他の場所から仕事をする働き方です。インターネットやその他のツールなどを活用して業務を進めていきます。
<在宅ワークのメリット>
・出勤時間が節約でき、ストレスや交通費も減る
・時間の都合がつけやすい
・転勤がない、遠方の会社に勤務できる
<在宅ワークのデメリット>
・仕事とプライベートが混同するかも
・コミュニケーション不足になるかも
出社勤務のメリット・デメリットは、在宅ワークのメリット・デメリットと、ちょうど反対になります。
コミュニケーションは取りやすいけれど、出勤に時間がかかり、通える範囲でしか働けない。仕事とプライベートのメリハリはつきやすいけれど、時間の融通がききにくい。
といったところでしょうか。
40代女性には在宅がおすすめ
上記に在宅ワークのデメリットも上げましたが、それを差し引いても、40代の女性には在宅ワークがおすすめです!
まだ子供が未就学児~小学校低学年の場合、しょっちゅう熱を出して休みますよね。
在宅ワークなら、急な呼び出しで職場に迷惑をかけたり、肩が狭い思いをすることもありません。
日中が忙しい主婦の方も、在宅のお仕事なら、夜間やスキマ時間に可能なものもあります。
業務委託契約を結び、フリーランスとして複数の仕事を掛け持ちする、いわゆる「副業」や「Wワーク」をすれば収入も増えるので、何かと出費がかかる40代女性にとっておすすめなのです。
現代では在宅ワークが増えているため、専用のチャットやオンライン会議などを活用する企業が増えているため、コミュニケーション不足になるという心配はあまり要らないかと思います。仕事とプライベートのメリハリは心掛ければ保てますね!
未経験から始める在宅ワークにおすすめのお仕事3選
在宅向きなお仕事としては、
・コールセンター
・問い合わせ対応
・営業
・マーケティング
・CAD、設計
・Webコーダー
・プログラマー
・システムエンジニア
・社会保険労務士・税理士
・Webサイト運用
・事務
などなど、多岐にわたりますが、今回はこの中から、特に初心者におすすめしたいのは、
【営業】【Webコーダー】【事務】の3つです。
営業職は、コロナ禍でオンライン化が進み、今や在宅でも取り組みやすい職種のひとつ。
「未経験者OK」の求人も多いこと、そもそもの求人数が多いことから、未経験者がチャレンジしやすいと言えます。
営業未経験者だからこそ、顧客の立場で考えやすかったり、変なプライドや常識がなく仕事を覚えやすいというメリットもあります。
営業未経験者が転職しやすい業界は?
・IT業界
・人材サービス業界
・保険業界
・不動産業界
・広告・インターネット業界
などが上げられます。
前職で関わったことのある業界であれば、応募の際にアピールポイントにもなり、実際に働く時にも取り組みやすいでしょう。
他にも、保育園へ絵本やおもちゃを売り込む営業や、学校に教材を売り込む営業は、子育ての経験を活かし働くことができると言えます。
直接お客様と交渉しない営業関係のお仕事もある!
未経験から在宅ワークを始めるには営業がおすすめですが、「お客様と直接やり取りをするのはちょっと…」「縁の下の力持ち的な仕事の方が合う」
という方には、【営業事務】【営業アシスタント】が向いています。
営業部門でのスケジュールや顧客情報の管理、見積書・請求書の作成、社内会議の資料や顧客へのプレゼンテーション資料作成、顧客からのメール・電話応対など営業活動に関わるサポート業務が中心です。
営業事務・営業アシスタントも未経験からOKの求人が比較的多いお仕事です。
営業として少しずつスキルアップしたいという方も、営業アシスタントからスタートするのが良いでしょう。
Webコーダーがおすすめの理由
40代の、特に女性に人気の仕事として【Webデザイナー】が上げられます。
Webデザイナー以外にもWebに関わるお仕事は数多くあります。【Webプログラマー】【Webマーケター】【Webディレクター】などなど。
その中でWebコーダーが未経験者におすすめなのは、「Web系の仕事はコーダーに通ず」だからなのです。
Webデザイナーが設計した設計図に基づいて、Web上で動作させられるようにする職種のことを「コーダー」と呼びます。コーダーに必須のスキルは「HTML」と「CSS」。簡単なWebサイトなら、HTMLとCSSだけで作成可能です。
例えば【Webデザイナー】を志望する場合、考案したデザインが技術的に可能なのかを判断する必要があるため、WebデザイナーにもHTMLやCSS、JavaScriptなどのスクリプト言語に関する知識は必要です。また、Webデザインからコーディングまで一貫して担えることは大きな強みになります。
最近求人が増えている【ECサイト運営】についても、商品・販売管理だけではなく、ECサイトの制作や変更のスキルを求められることがあります。
他にも、「コンピュータープログラムを組み、さまざまなシステムやソフトウエアを作ること」をお仕事としている【プログラマー】も、HTMLやCSSの言語を使用するため、プログラマーへの転向もしやすくなります。
筆者の知人にも、未経験からWebデザイナーに転職した方がいますが、いきなりデザイナーやプログラマーに応募するより、コーディングの技術を習得し、経験を積んでから希望の職に進んでいくのが堅実かもしれません。
コーディング技術の習得方法
HTML・CSSを習得する上での難易度は、そこまで高くはありません。
全くの初心者からでも20〜30時間程度勉強すれば、簡単なWebサイトを作成できるようになります(個人差はあります!)。スクールなどに通わず、独学で勉強しやすいところも魅力的です。
HTML・CSSを習得したら、JavaScript(ジャバスクリプト)についても習得することをおすすめします。JavaScriptはWebサイトやシステムの開発に使われているプログラミング言語で、HTMLやCSSと組み合わせて使用することで動きのあるページを作ることができます。例えば、Webサイト上のポップアップウィンドウや検索機能などに使用されています。
「事務って何種類もあんねん」
話は変わりますが、【事務】ってどんなお仕事をしているイメージですか?
一般的に想像される【一般事務】の業務内容として、データ入力、文書作成や資料作成、顧客情報の整理・データ化、会議のセッティング、電話応対・メール応対、郵便物の発送・仕分け、等々が一般事務の仕事として挙げられます。
求人も多く、取り組みやすいお仕事ではありますが、また次に転職したいという時に、今までのスキルやアピールポイントを打ち出しにくいところがちょっと難点。
そこで、資格取得が必要になるけど、その代わり一生モノのお仕事になる【医療事務】【経理事務】の2つについて紹介します。
医療事務の仕事と資格取得方法
医療事務といえば、医療機関で受付・会計をするスタッフさんというイメージが強いのではないでしょうか。
もちろんそれも大きい仕事ですが、現代では、オンラインで行える医療事務の求人も増えています。
具体的には、診療費の計算及びレセプト作成業務などです。
病院で診療してもらうと、患者は医療費の全額ではなく、一部のみを負担します。残りの医療費は、保険証を交付している健康保険組合などが支払います。医療機関はその医療費を、審査支払機関を通して保険者に請求しなければなりません。
その請求の際に提出するものが、レセプトと呼ばれる診療報酬明細書です。
さて、一般的に「医療事務」と呼ばれていますが、これは1つの資格ではなく、医療現場の事務に関する資格ということで、医療事務資格の種類は数多く存在します。
代表的な資格は
・医療事務技能審査試験(メディカルクラーク(R))
・医療事務管理士(技能認定振興協会)
・診療報酬請求事務能力認定試験(日本医療保険事務協会)
・医療事務認定実務者(R)(全国医療福祉教育協会)
の4つです。どの資格を取得していても仕事内容はほとんど差がありません。
そのため、未経験から資格取得を目指すなら、【医療事務認定実務者(R)】がおすすめです。合格率は約60~80%と難易度が低く、資料の持ち込みが可、在宅受験がOK、試験は毎月実施でチャンスが多いことが理由に上げられます。
上記に上げた4つの資格は、頑張れば独学でも十分に取得可能ですよ!
医療事務は正職員だけでなく、パートや業務委託など、さまざまな形で働くことができるため、ワークライフバランスを維持しやすいと言えます。
また、病院やクリニックは、全国のどこにでもあるため、常に需要があるというところがおすすめしたいポイントです。
経理事務の仕事と日商簿記2級の取得方法
経理事務とは、主に会社のお金を管理したり、入出金の流れを記録したりする仕事です。
「日次業務」として、その日ごとの現金や預金の動き、残高の確認などを行います。
「月次業務」として行う仕事は、買掛金の支払いや売掛金の回収などが中心です。月次決算や給与計算も行います。
「年次業務」としては、決算業務や税務申告、年末調整などを行います。1年間に1回だけの業務ですが業務量が多く、ここが繁忙期と言えます。
「日次業務」「月次業務」「年次業務」と仕事内容を上げていきましたが、サイクルごとに決まった業務の繰り返しで、イレギュラーが少ないのが経理の仕事のおすすめポイントです。在宅ワークで働く場合、かなりスケジューリングがしやすいでしょう。
さて、経理事務に必須となるのが、日商簿記です。
日商簿記の2級から就職に有利とされています。ただ、日商簿記2級の難易度はやや高めで、合格率は30%程度、簿記を勉強したことがない人が必要とする勉強時間は、400~500時間ほどが目安です。
独学でも不可能ではないですが、スクールや通信講座に通うのも良いかもしれません。
やや難易度が高い資格ではありますが、帳簿や仕訳帳に記載する「仕訳」は在宅ワークでの求人が多く、掛け持ちでの仕事もしやすく、効率よく収入を得られるかもしれません!
まとめ
いかがでしたか?ここでは
■40代女性には在宅ワークがおすすめ
■未経験からの在宅ワークには【営業】【Webコーダー】【事務】が始めやすい
■少しずつ営業のスキルを積みたいなら【営業事務】【営業アシスタント】からスタート!
■Webコーディングを始めるならHTMLとCSSから勉強しよう
■事務職の中でも、【医療事務】【経理事務】は仕事が途切れず、ワークライフバランスを維持しやすい!
などについて紹介してきました。
未経験からでも始められる在宅ワークはたくさんあります!
まずはママワークスなどの求人サイトで、希望が叶う求人を検索してみるのも良いかもしれません。
いざ在宅ワークを始めることになったら、他にも在宅ワークに役立つコラムがあるので、是非参考にしてみてください(^^)