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医療事務の受験資格とは?独学でも取得可能?難易度や内容を解説

医療機関は女性がはたいていることが多く、出産・育児に理解がある職場といってもいいのではないでしょうか。
また医師や看護師にくらべて受験資格を問わないことも医療事務のメリットでしょう。
合格しやすい医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)は、医療現場においても評価が高い資格と言えます。

年齢や職業を問わず誰でも受験することができますが「資格をもつ意味」を考えると働く視野はさらに広くなります。
そこで今回は医療事務試験の対策や、働くにあたっての心構えをまとめてみました。

「医療事務に携わる人は知識なくして働けない」

医療事務は、全国で共通の業務をおこなうため基礎をおぼえてしまえばどこでも働くことが可能な職業です。

しかし医療現場は急を要する人が多く、さらに生命に関わる人もおおい特殊な現場です。
このため医療事務に関しては、一般事務員とはちがい知識を必要とするため、実績や経験が優遇されやすい職業と言えます。

おそらく新人にたいして基礎から教えている時間がないのが現状ではないでしょうか。
医療に携わったことがない人が、働き口に苦労するのはこのためと考えられます。

ここで有利になるのが「資格」です。
必要最低限の基礎を学び、知識を得ることで働きやすくなるのが資格と言えます。

医療事務と聞くと医療の基礎や知識を学びはじめて、受験資格が得られるのでは?と感じるかもしれません。
実際はスクールの講座をうけずに独学で取得する人もいます。

「1つじゃない?数十種類もある医療事務の資格」

医療事務は民間資格となっており約20種類にのぼります。
資格名によっては、専門学校・指定大学に通わなければ習得がむずかしい試験もあります。

ですが医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)は、認知度も高く取得しやすい資格の一つです。
医療事務の基礎・受付業務における患者対応・診療報酬請求業務(レセプト請求)を審査する試験と考えましょう。

専門学校への通学ではなく勉強する手段も豊富なため、ストレスなく勉強しやすいことも挙げられます。
・独学で学ぶ
・短期スクールに通う
・通信教育で学ぶ”
自分のライフスタイルに合わせて勉強法をえらびましょう。

未経験はもちろん、社会復帰でスキルアップを目指す人にはオススメな資格と言えるでしょう。

「医療事務の受験資格に必要な内容とは?」

医療事務技能審査試験はメディカルクラークと呼ばれており1級と2級に分かれています。
2級合格者が1級取得可能なため、今回は2級についてまとめてみました。

まずは2級メディカルクラークの試験の工程について日本医療教育財団の公式ホームページを参考にしました。

試験日程:年12回(毎月)
試験会場:各都道府県内の公共施設等

試験内容・時間: 実技I:患者接遇/筆記(記述式)/2問/50分
学科:医療事務知識/筆記(択一式)/25問/60分
実技II:診療報酬請求事務/診療報酬明細書点検/4問/70分

受験料:7,500円(医科)
(中略)
合否の判定:学科試験および実技試験Ⅰ・Ⅱのすべての得点率が70%に達した時点で合格

参考元:試験概要|医療事務技能審査試験(メディカルクラーク®)|日本医療教育財団.
最終閲覧日(2018.6時点 著者調べ)
http://www.jme.or.jp/exam/mc/outline.html

試験に必要な受験資格は問わないため、受験申込みも郵送で誰でも簡単にできます。

合格率は7割と高めですが、資格を取得するにあたり勉強は必須と心構えましょう。
資格を取得するまでの目安は通学で約3ケ月・通信教育で約6ケ月となっているケースが多いです。独学で学ぶ人も半年を目安に受験をしてみてはいかがでしょうか。

「医療事務の受験資格に必要な心構え」

試験当日は資料・テキスト・電卓などの持ち込みが可能となっています。

診療報酬の点数表を暗記する必要はありませんが、計算法は覚えておかなければいけません。

医療事務の一番の難関はやはり点数計算です。

・薬剤料の計算は5捨5超入

医療の請求方法は、国が定めた点数表によって診療報酬請求書(レセプト)や患者負担額を請求していきます。
薬代などは1錠あたりの値段を点数に変更しなければ請求することが出来ません。
この時の計算法が5捨5超入と呼ばれるものです。
小数点第1位以下の5は切り捨て、5を超える数字は切り上げる特殊な計算を必要とするためしっかりとマスターしておきます。
現在は簡単に計算できる電卓も発売されているため、自信のない人は専用の電卓を使用しましょう。

「医療事務の受験資格のデメリット!診療報酬改定年は注意」

診療報酬は必ず2年に一度「診療報酬改定」があります。
改定がある年の4月に新しい制度や点数に切り替わるため、改定後は新しい点数で試験にいどまなければいけません。
資料・テキストもすべて新しい点数表でなければ問題を解くことは難しいでしょう。
資格を習得すると決めた場合は、改定がある年度と月をしっかりと把握しておく必要があります。
大幅に改定する年もあるため、テキストをムダにしないいためにも注意が必要です。

「医科にこだわらない働き方もある」

資格があることで働きやすくなるメリットは他にもあります。
医療事務と言えばクリニックや病院のイメージがありますが、調剤薬局や介護職でも働くことは可能です。
介護施設・クリニック・病院・調剤薬局によって様々な資格はありますが、基本となる資格を取得すると応用がきくのが医療の世界です。

また、自分がどの分野で働きたいかで資格を考えてみるのも1つの案でしょう。
医療現場で高度な資格を目指すなら「診療報酬請求事務能力認定試験」があります。
さらに「調剤報酬請求事務技能認定」は調剤調剤薬局で働きたい人のための民間資格ですが詳しく学ぶことが可能です。

「まとめ」

医療事務とは診療報酬請求事務・窓口業務・医療全般などの基礎を学んだ人に受験資格があたえられると考えましょう。
現在では通信・通学・専門学校で学ぶものまで様々あり医療事務の資格も種類は多いです。
働き方もフルタイムからパートなど選べるため主婦層に人気がある職業と言えます。

ですが医療事務員は、具合が悪い人に対して適切な対応ができるかなど患者対応などのスキルも求められます。
コミュニケーションが苦痛ではないことや、常に勉強をする意欲のある人こそ現場で必要とされる人材でしょう。
今回ご紹介した診療報酬請求事務(メディカルクラーク)は1級と2級に分かれます。
まずは2級を目標に頑張ってみてはいかがでしょうか。
医療事務の資格はスキルアップのため、私達のつよい味方になるでしょう。

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