シングルマザーにおすすめの仕事は? ポイントや準備を紹介
シングルマザーとして、子育てと仕事を両立させたい。
でも、希望の仕事が見つかるか不安!
シングルマザーとして働く際には、さまざまな心配事がつきまといます。
不安を感じて、仕事探しに踏み出せない人も多いのではないでしょうか。
しかし結論からいえば、シングルマザーに適した仕事はあります。
本記事ではシングルマザーにおすすめの仕事をご紹介するとともに、契約形態・収入・家庭と仕事の両立など、重視すべきポイントを抑えて仕事を見つける方法を解説しましょう。
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Q.シングルマザーに多い仕事は?
A.シングルマザーに多いのは、自身が持っている資格・スキル・経験を活かせる、専門的な仕事です。
比較的求人が多く、需要が安定しているためでしょう。
また、事務職やサービス業、販売業も多い傾向にあります。
こうした仕事は時短での勤務がしやすいため、多くのシングルマザーに選ばれていると考えられます。
Q.シングルマザーの平均年収は?
A.2022年に行われた厚生労働省の統計によると、母子世帯の平均収入は約328万円です。
全世帯の平均収入約546万円と比較すると、120万円近く収入が少ないという結果になります。
母子世帯の収入は、正社員・契約社員・パートといった就業形態によっても、大きな差があると考えられます。出典:厚生労働省「2022年 国民生活基礎調査の概況」
Q.シングルマザーは月にいくらあれば生活できる?
A.2022年の調査によると、母子家庭の平均生活費は約20~23万円です。
これは子どもの年齢によって異なる傾向があります。
ただし、前出の「2022年 国民生活基礎調査の概況」によると、母子家庭のうち「生活が苦しい」と回答しているのは75.2%にのぼります。
これは全世帯の54.4%%よりも、20ポイント余り高い結果となりました。
このことから、現在の収入では足りないと感じている世帯が多いことがうかがえます。
シングルマザーにおすすめの仕事
まずは、シングルマザーにおすすめの仕事を8つご紹介しましょう。
資格が必要な仕事や、資格がなくてもできる仕事など、さまざまな分野で多くのシングルマザーが活躍しています。
医療職
看護師や薬剤師などは資格が必要とされますが、シングルマザーにとっては働きやすい仕事であると考えられます。
看護師は病院やクリニックなど、働く場所によって労働条件や環境が変わります。
また、保育園や老人ホームなど、看護師が必要とされる場所は多様です。
医療関係の仕事の中には、特別な資格が不要な職種もあります。
たとえば看護師をサポートする看護助手、クリニックの受付や医療費の計算などを行う医療事務などは、資格がなくてもできる仕事であり、シングルマザーにおすすめです。
介護職
介護職は近年、年々需要が高まっており、年齢や性別を問わず、未経験でも始められる求人が数多くあります。
夜勤がある職場も多いため体力勝負の面がありますが、やりがいを感じながら長く働ける仕事です。
資格が必須なわけではありませんが、資格を持っていれば活躍の場が広がります。
働きながら資格を取得していけるのも魅力です。
おすすめの資格としては、介護職員初任者研修・認定介護福祉士・ケアマネジャー(介護支援専門員)などが挙げられます。
保育士
保育士は待機児童の問題もあって、求人の多い仕事です。
資格を持っていれば、仕事を探すのに困ることはないでしょう。
子育ての経験が活かせるため、シングルマザーに向いている仕事だといえます。
保育園以外でも、児童福祉施設をはじめ、保育士を必要とする職場は数多くあります。
資格を持っていない人は、保育補助として保育士の補助的な仕事をするのもおすすめです。
保育助手として実務経験を重ねながら、国家試験を受けて保育士の資格を取るという道もあります。
事務職
事務職は企業で事務全般を担当する仕事です。
一般事務・経理事務・営業事務・労務事務など、ジャンルは多岐にわたります。
仕事の内容も職場によってさまざまですが、比較的残業が少なく、勤務時間の融通が利きやすい職場が多いことから、シングルマザーに向いている仕事であるといえるでしょう。
必要とされるのは、最低限のパソコンスキルです。
デスクワークが中心ですので、体力に自信のない人にもおすすめです。
ただし、求人に対して応募数が多くなるケースもあるため、採用されるために自己アピールがきちんとできるよう準備しましょう。
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コールセンター
コールセンターの仕事は、テレフォンオペレーターとして顧客からの電話に対応するのがメインです。
中には、電話ではなくメールやチャットでやりとりする場合もあります。
デスクワーク中心で体力的な疲労が少なく、女性が大勢活躍している職場です。
働く時間帯を調整しやすく、残業もあまり発生しないため、シングルマザーにとって働きやすい職場だといえます。
求人によっては「クレームへの対応が多い」「こちらからセールスの電話をかける」といった精神的負担の大きい職場もあるため、応募する前に仕事内容を確認しておきましょう。
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工場や軽作業
軽作業とは、工場や倉庫の中で行う、簡単で覚えやすい仕事を指します。
指定された商品を集めて包装するピッキングや、シール貼り、検品など、身体的負担の少ない業務が中心となります。
未経験でも始めやすく、短い時間からでも働きやすいため、シングルマザーにもおすすめです。
正社員ではなく、アルバイト・パート・派遣社員としての契約が多い分野なので、自身が求める雇用形態に合った求人を選びましょう。
家事代行
家事代行サービスは、高齢の方や日頃忙しい方に代わって、家事を行う仕事です。
料理・掃除・洗濯・買い物・家の中の整理収納など仕事の内容は幅広く、普段行っている家事全般がそのまま仕事に活かせます。
働く曜日や時間帯などの自由度が高く、シングルマザーにとっておすすめの職種だといえるでしょう。
隙間時間を利用した副業にも向いています。
家事代行を始めるのに必要な資格は特にありません。
しかし、ハウスクリーニング技能士・クリーニングインストラクター・調理師などの資格を取得すれば、より活躍の幅が広がるでしょう。
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営業職
営業職は、商品やサービスの販売・契約を行います。
年齢や性別に関係なく実績が評価されるため、シングルマザーにもおすすめの仕事です。
中でも保険営業や不動産営業は女性が多く活躍する分野で、平均年収も高い傾向にあります。
コミュニケーション能力に自信がある人ならば、高収入が期待できるでしょう。
関連する資格を取得すると、専門職としてさらなる活躍が期待できます。
保険営業ならファイナンシャルプランナー、不動産営業なら宅地建物取引士の資格を取得するのがおすすめです。
シングルマザーが仕事を選ぶときのポイント
シングルマザーとして働く場合、どのような点に気をつけて仕事を探せばよいのでしょうか。
ここでは、仕事選びのポイントを7つご紹介します。
契約形態をどれにするか
同じ仕事に就く場合でも、正社員・派遣社員・契約社員・パートなど、契約形態はさまざまです。
どのような形態で就職するかによって、収入・勤務時間・福利厚生・働き方の自由度に、違いが生じます。
たとえば、正社員は雇用期間が定められていないため、将来の不安が少なく、安心して働けます。
昇給やボーナスがあり、勤務先によっては住宅手当や家族手当などの福利厚生も整っています。
その一方で、就業時間が長くなり残業が発生するおそれもあるほか、業種によっては異動や転勤もあるため、働き方の自由度を制限されることが多いでしょう。
正社員として責任の重い仕事を担った場合、子育てに時間を力を注ぐことが困難になるおそれがあり「こんなはずではなかった」と後悔することにもなりかねません。
仕事と家庭のバランスがとれるかどうか、事前に情報を集めておくのがおすすめです。
収入は十分に得られるか
生活に困らないだけの十分な収入が得られるか、確認しておくことも重要なポイントです。
せっかく子育てに時間がとれる仕事を選んでも、経済的に厳しい状況になれば、余裕のない暮らしを送ることになってしまいます。
まずは、自分と子どもが生活するために必要な金額を計算してください。
そして、それに見合った額の収入を条件に、仕事を探しましょう。
できれば、今だけでなく将来子どもに必要になるであろう学費も見据えて、必要な金額を準備しましょう。
子育てに理解をしてもらえるか
シングルマザーとして働く場合、子どもの体調不良のため、急に仕事を早退したり休んだりすることがあります。
時には、どうしても参加しなくてはならない学校行事もあります。
そのようなシングルマザーとしての事情を理解してくれる職場を選ぶことも、大事なポイントです。
子育てに理解のある職場を見極めるには、自身と同年代の女性や子育て中の社員が多い職場を選ぶのが重要です。
同じ境遇の人がそばにいるというだけで、心的負担は軽減されます。
産休や育児休暇のある企業ならば、その取得実績が高いかどうかも確認しましょう。
子育てに理解のある職場かどうかの、判断材料となります。
勤務時間と自分の生活リズムが一致しているか
勤務時間が自身の生活のリズムと合っているか、という視点も仕事選びには重要です。
子どもが小さいうちは、保育園の送り迎えに時間を割かなくてはなりません。
また、子どもが保育園や学校から帰ってきて家にいる時間や、睡眠時間なども考慮する必要があります。
契約形態が正社員であってもパートであっても、仕事と生活のリズムが合っていなければ、暮らしにひずみが生じます。
長く勤めるためにも、応募の際は遠慮せず担当者に確認しておきましょう。
自分の資格やスキルを活かせるか
仕事を探す際には、自身の持つ資格やスキルを活かせる仕事かどうかも重要なポイントになります。
資格が活かせる仕事であれば、より高い収入が見込めるでしょう。
また、自分のスキルが役に立つ仕事であれば、仕事に対する心的負担が軽減されるうえ、やりがいも生まれます。
どのような資格やスキルを持っているかを自分自身で把握し、企業に対して積極的にアピールしていきましょう。
資格を取得できるか
働きながら資格が取得できるかどうかも、注目したいポイントです。
資格のない状態で働き、実務経験を重ねながら資格を取って、スキルアップできます。
先にご紹介したように、保育補助として勤務しながら国家資格を取って保育士になる道もあります。
介護職に従事して、働きながら資格を取って介護福祉士になる方法もおすすめです。
准看護師として勤務しながら看護師の国家資格を取得すれば、昇給や転職にも有利になるでしょう。
託児所があるかどうか
子どもが小さいうちは、勤務中に保育所や学童に預ける必要があります。
そうした施設が近くにない、あるいは定員オーバーで利用できない場合でも、職場に子どもを預けられる場所があれば心配ありません。
勤務中に「子どもが急に熱を出した」といったことが起きても、すぐ迎えにいきやすく、安心です。
医療関係や家事代行など、女性が多く活躍する職場には、託児所が完備されているケースが多いでしょう。
求人の詳細に「託児所完備」と掲載されていることがありますので、注目してみてください。
託児所は職場の中にある場合や、外部の託児所と連携している場合があります。
シングルマザーが仕事を始める前に準備すること
ここでは、シングルマザーが仕事を始める前にしておいたほうがよい準備を、5つご紹介します。
自分の資格やスキルを棚卸しする
仕事を探すにあたり、まずは自分が持っている資格・スキル・これまでの経験を振り返り、整理してみましょう。
このような資格やスキルの棚卸しは、自分の強みを活かせる仕事は何か、改めて考えるよい機会となります。
仕事のブランクがある場合は特に、これまでに積み重ねた経験や実績を職務経歴書にまとめてみることをおすすめします。
持っている資格だけでなく、Word・Excel・illustratorなどの使えるアプリケーションソフトもリストアップして、アピールできるようにしましょう。
自分の強みについて考える際は、就職のプロであるキャリアアドバイザーに相談するのもおすすめです。
自分自身では気づかなかったスキルを、発掘できることもあるでしょう。
自分が働ける時間を考える
自分が働ける時間を確認することも欠かせません。
シングルマザーは「自分が家庭を支えなければ」という気持ちが強く、知らず知らず責任感とプレッシャーに追い込まれてしまいます。
精神的・身体的に潰れてしまわないように、自分のキャパシティを理解しておきましょう。
1日の勤務時間や働ける時間帯、業務量などを心得て、それを超えることのないよう自己管理してください。
職場までの距離も重要です。
通勤に時間がかかりすぎると、それだけで体力を消耗してしまいます。
自宅から無理なく通勤できる距離を把握し、その範囲内で仕事を探しましょう。
譲れない条件を決める
続いては、勤務時間・休日・業務内容などの基本的な条件のうち、重視したい事柄を整理します。
そしてその中から「これは譲れない」という条件を抜き出しましょう。
基本的な条件としては、次のような内容が挙げられます。
- 勤務時間
- 休日
- 業務内容
- 給与
- 雇用形態
- 勤務地
- 残業や休日出勤の有無
希望する条件の優先順位をあらかじめ決め、最優先させたい条件を明確にしておくことで、就職後の条件面でのトラブルが防げます。
子育てと仕事を両立させるために、この作業はきちんと行いましょう。
子どもの預け先を複数考える
いざというときの子どもの預け先を、考えておくことも必要です。
実家・保育所・託児施設など、預けられる場所をできれば複数見つけておきましょう。
子どもが未就学児であれば、託児施設は比較的見つけやすいのですが、小学生以上の子どもとなると預け先はそう多くありません。
学童施設も存在しますが、夜間は対応していないことがほとんどです。
預け先が確保できない場合、子どもが小学校低学年のうちは夕方早めの時間に退社できる職場を選ぶことをおすすめします。
国からの手当や支援を確認する
シングルマザーの家庭においては、公的な手当や支援を有効活用することが必要です。
利用できる手当や支援、その支給要件を確認し、手続きを行いましょう。
シングルマザーの家庭が利用できる主な手当・支援・減免制度は次のとおりです。
詳細は区市町村の窓口で確認してください。
- 児童扶養手当
- 児童育成手当
- ひとり親家庭住宅手当
- ひとり親家族等医療費補助制度
- 母子家庭の住宅手当
- こども医療費助成
- ひとり親控除
- 保育料の免除、減額
- 電車やバスの割引制度
収入を増やしたいときにできること
子育ての時間を確保したい。
でも、そのために仕事を減らすと収入が減ってしまう。
シングルマザーとして働く中で、そのようなジレンマに陥ることがあります。
ここからは、少しでも収入を増やしたいときにできることをご紹介しましょう。
手当を活用する
子どもを育てるうえで活用できる手当はさまざまです。
自治体によっても異なります。
何も手続きせずにいると活用できない場合もあるため、自分が利用できる手当を調べ、忘れずに手続きしてください。
前述したシングルマザー向けの手当や支援以外にも、子育て世帯全般を対象とした制度があります。
主な手当は次のとおりです。
- 児童手当
- 生活保護
- 遺族年金
- 乳幼児や義務教育就学児の医療費制度
- 障害児福祉手当
- 特別児童扶養手当
子どもは社会全体で守り育てる存在です。
手当を活用する際に、ためらうことはありません。
市区町村や福祉事務所の窓口で、積極的に情報収集をしましょう。
資格を取得する
シングルマザーとして働くには、柔軟な働き方ができる職場や、シングルマザーに対する理解のある職場で働くのが理想です。
しかし、そうした条件のよい求人は応募の倍率が高く、採用されにくいのが現状です。
そのような場合は、資格の取得をおすすめします。
資格を持つことによって「よりよい条件で働ける」「活躍の幅が広がる」といったメリットがあります。
おすすめは、次の6つの資格です。
- 医療事務
- 登録販売者
- 介護職員初任者研修
- 作業療法士
- 歯科衛生士
- 保育士
働きながら取得できる資格や、通信講座で学べる資格もあります。
ぜひ就職に有利に働く資格を目指してください。
兼業や副業をする
収入を少しでも増やすには、仕事の空き時間や隙間時間、在宅中などに兼業や副業をするのもおすすめです。
シングルマザーの兼業・副業に向いている仕事は次のとおりです。
- 家事代行サービス
- アンケートモニター
- データ入力
- Webライター
- Webデザイン
- イラスト作成
- ハンドメイド販売
- ネットオークションやフリマサイトでの販売
特別な資格がなくてもできる、短時間で効率的に稼げる仕事がおすすめです。
ただし、在宅での副業は仕事とプライベートの境目が曖昧になりがちで、子育ての時間が削られるおそれがあります。
時間の管理をしっかりと行い、体力に無理のない範囲で働きましょう。
副業に適した在宅ワークを見つけるなら、クラウドソーシングサービス「クラウドワークス」がおすすめです。
未経験者におすすめの求人も数多く掲載されていますので、登録してみてはいかがでしょう。
自身の持つスキルや経験を活かして在宅ワークをするなら、クラウドソーシングサイトの「ココナラ」もおすすめです。
どのような仕事が求められているのか、検索してみてはいかがでしょう。
シングルマザーが活用できる制度
ここからは、シングルマザーが活用できるさまざまな制度や支援についてご紹介します。
金銭的に困った場合や資格取得を目指したい場合に役立ちます。
支援の内容や利用の条件などを確認したうえで、ぜひご活用ください。
時短正社員制度
時短正社員制度は、正社員として働きながら、勤務時間を従来より短くできる制度です。
この制度を利用した場合、勤務時間は原則として6時間となるため、子どもの保育園へのお迎えや家事との両立に役立つでしょう。
フルタイムで勤務していたときと同様に、社会保険や家族手当などのメリットがそのまま継続します。
はじめから時短正社員として採用されることはなく、主にフルタイムで勤務していた社員が利用する制度ですが、中にはパートの従業員が時短正社員として採用されるケースもあります。
時短正社員はフルタイムの正社員よりも収入が低くなるため、子育てが落ち着いたら再びフルタイムに切り替えてもらうのがおすすめです。
正社員登用制度
正社員登用制度とは、契約社員・パート・アルバイトなどの雇用形態から正社員を目指せる制度です。
この制度を導入している企業では、最初のうちは契約社員やパートとして勤務し、子育てが落ち着いて時間に余裕ができたら正社員として登用してもらうことも可能です。
職場の雰囲気や仕事内容を把握したのちに、正社員として働くことを検討できるため、雇用する側とされる側の間でミスマッチが起こりにくいと考えられます。
「いずれは正社員に」と考えている方は、正社員登用ありの求人を探してみてはいかがでしょう。
ただし、正社員登用への基準は企業によって異なりますので、応募する際に確認しておきましょう。
自立支援教育訓練給付金
高等職業訓練促進給付金とは、母子家庭の母または父子家庭の父が対象となる教育訓練を受講し修了した際に、その経費の一部を支給する制度です。
母子家庭や父子家庭の親の、雇用の安定と再就職の促進を目標としています。
受講できる講座については「教育訓練給付制度」のWebサイトで検索できます。
20歳未満の子どもを養育する母子家庭・父子家庭が対象で、利用に際しては細かな条件があります。
詳しくはお近くの自治体の窓口で確認してください。
出典:こども家庭庁「母子家庭自立支援給付金及び父子家庭自立支援給付金事業について」
高等職業訓練促進給付金
高等職業訓練促進給付金は、資格取得を目指すひとり親を支援する制度です。
資格取得を目指して修行している期間中、生活費の支援として月額10万円が支給されます。
対象となる資格を定めるのは各自治体です。
たとえば、看護師・保育士・介護福祉士・理学療法士・作業療法士・歯科衛生士・助産師・調理師、といった資格が挙げられます。
地域によって異なりますので、申請する場合は事前に自治体の窓口で相談してください。
出典:こども家庭庁「高等職業訓練促進給付金のご案内」
母子父子寡婦福祉資金貸付金
母子父子寡婦福祉資金貸付金は、20歳未満の子どもを扶養している母子家庭の母または父子家庭の父を対象に、貸付を行う制度です。
貸付金は、事業の開始や継続・子どもの修学資金・親の技能習得資金・住宅資金などに利用できます。
貸付には上限額や条件が定められていますので、利用する際は前もって確認しましょう。
事前審査の結果、貸付できない場合もあるため、注意が必要です。
申請や詳細については、各自治体の福祉担当窓口までお問い合わせください。
出典:男女共同参画局「母子父子寡婦福祉資金貸付金制度」
まとめ
本記事では、シングルマザーにおすすめの仕事や、仕事探しのポイントをご紹介しました。
よりよい条件で働くには、仕事に活かせる資格を取得するのがおすすめです。
働いて実務経験を重ねつつ、資格を取る方法もあります。
在宅で副業をする人も少なくありませんが、子育てと仕事の両立という本来の目的を見失わないように、時間の管理をしっかり行いましょう。
また、シングルマザーのための公的な手当や支援もありますので、積極的に情報を集めて活用してください。
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どのようなお仕事があるのか、求人を検索してみてはいかがでしょうか。