在宅ワーク×派遣ってどう?メリットデメリットやおすすめの派遣会社を紹介
近年はリモートワークが普及し「本業に加えて副業に取り組む」「正社員×在宅勤務で働く」「フリーランスとして在宅ワークで収入を得る」など、働き方の選択肢が広がりました。それぞれにメリットデメリットがあり、どのような働き方を選ぶか迷う人も多いのではないでしょうか。
最近では、派遣社員として在宅で働きたいと考える人も増えているようです。しかし情報が少なく、選ぶべきか不安を感じているかもしれません。そこで本記事では「在宅ワーク×派遣」という組み合わせのメリット・デメリット、どのような求人があるのかについて詳しく解説します。
おすすめの派遣会社や選び方のポイントもまとめたので、ぜひ参考にしてください。さまざまな働き方のメリット・デメリットを理解することで、より最適な選択肢を選べるでしょう。
在宅勤務が可能な派遣求人の主な勤務形態3つ
在宅可能な派遣求人は増加傾向にありますが、一口に在宅勤務といっても形態は大きく分けて3種類あります。
- 完全在宅勤務
- 基本在宅勤務
- 一部在宅勤務
それぞれ解説します。
完全在宅勤務
完全在宅勤務は、文字通りすべての業務を自宅で遂行する形態です。データ入力やWebライティング、コールセンター業務など、パソコンとインターネット環境があれば実施可能な仕事が中心となります。
通勤時間がゼロになるため育児や介護と両立しやすく、地方在住者でも都市部の仕事に応募できる点がメリットです。一方で、職場のコミュニケーションもすべてオンラインとなるため、自発的に情報共有や相談していく姿勢が求められます。
基本在宅勤務
基本在宅勤務とは、週の大半を自宅で作業しながら必要に応じて出社するスタイルを指します。多くの企業では、ミーティングや情報共有のための来社日が設定されており、顔を合わせることでチーム内の疎通を深めるメリットがあります。
自宅での自由度が高い反面、出社日には通勤や対面でのコミュニケーションが生じるため、人付き合いが苦手な人にとってはプレッシャーに感じることもあるかもしれません。ただし、出社の頻度を明示している案件が多いため、家庭やプライベートとの両立がしやすい利点もあります。また「在宅中心だけど、必要なときは顔を出したい」という人にとっては、バランスの取りやすい働き方といえるでしょう。
一部在宅勤務
一部在宅勤務は、週に1〜3日程度在宅で働き、残りはオフィスに出社するスタイルです。午前中は在宅勤務で午後から出社する、出社不要な作業のみ自宅で取り組むなど使い分けることで、時間を有効活用できるでしょう。在宅勤務は不安だけど、育児や介護などでフルタイム出勤が難しいと悩む人に向いています。
ただし、在宅で可能な業務の範囲や出社頻度は派遣先によって異なるため、契約前に条件をよく確認してから検討しましょう。

派遣社員として働くメリットとデメリット
派遣社員には、他の契約形態とは異なるメリットとデメリットがあります。特に在宅勤務という働き方との組み合わせを検討している場合は、それぞれの特徴を理解しておくことが大切です。まずは、派遣社員として働くメリットとデメリットについて理解を深めておきましょう。
派遣社員として働く4つのメリット
派遣社員として働くメリットは、主に4つあります。
- さまざまな職場で経験を積める
- スキルや知識を幅広く習得できる
- 時給が比較的高い
- 派遣会社のサポートを受けられる
それぞれ解説します。
1.さまざまな職場で経験を積める
派遣社員として働く大きな魅力の一つは、多様な企業や職種で働く機会が得られることです。正社員の場合、一度就職すると長期間同じ企業で働くことが一般的ですが、派遣社員ならプロジェクト単位や契約期間ごとに異なる企業で働くことができます。
例えば「IT企業でWebデザインの経験を積んだあと、広告代理店でマーケティングに挑戦する」といった、柔軟なキャリアパスを描くことも可能です。変化に富んだ環境で働くことは、常に新しい刺激を受けながら成長し続けたいと考える人にとって、魅力的な選択肢となるでしょう。
2.スキルや知識を幅広く習得できる
派遣社員として働くことで、幅広いスキルや知識を習得できる機会が増えます。特に未経験の業界や職種にチャレンジしやすいため「自分の市場価値を高めたい」と考えている人にとっては有益です。
例えば派遣先で経理事務として働く場合、複数の企業で実務を経験することで、さまざまな会計ソフトの操作方法や業界ごとに異なる経理処理の特徴を学べます。また営業事務の派遣であれば、複数の企業での受発注システムや顧客管理方法を習得できるチャンスがあるでしょう。さらに派遣会社によっては、無料のスキルアップ研修を提供しているところもあり、積極的に活用すればキャリアの幅を広げられます。
派遣社員は比較的自由にキャリアを選択できるため、スキルを習得しながら自分に合った働き方を探すことも可能です。

3.時給が比較的高い
派遣社員の時給は、同じ職種のアルバイトやパートと比較して高めに設定されている傾向にあります。理由の一つとして、派遣社員が即戦力として期待されていること、専門性の高いスキルや経験を持っていることが評価されていることが考えられるでしょう。
例えば一般的な事務職のアルバイトが時給1,100円程度であるのに対し、派遣社員なら1,500円以上が提示されている求人も珍しくありません。そのため「短期間で効率よく稼ぎたい」「特定のスキルを活かして高収入を得たい」と考える人にとって、派遣社員は魅力的な働き方といえるでしょう。また残業代がしっかり支給されることが多いため、働いた分だけ収入を増やしやすいのもメリットです。
4.派遣会社のサポートを受けられる
派遣社員として働く際には、派遣会社からさまざまなサポートを受けられます。例えば「初めての職場で不安…」という場合でも、担当者が間に入って調整してくれるため安心です。
就業中のトラブル対応やキャリア相談などもしてくれるため、1人で悩みを抱え込む必要もありません。また一部の派遣会社では、福利厚生サービスや研修プログラムなども充実しており、自分自身の成長にもつながります。このようなサポート体制は、正社員にはない大きな安心材料といえるでしょう。
派遣社員として働く4つのデメリット
さまざまなメリットのある反面、デメリットといえる部分もあります。それが次の4つです。
- ボーナスや賞与はない
- 雇用の安定性に欠ける
- キャリアアップが難しい
- 社会的信用を得にくい
それぞれ解説します。
1.ボーナスや賞与はない
派遣社員には、基本的に正社員のようなボーナスや賞与は支給されません。なぜなら派遣社員に支払われる時給額には、前述した即戦力やスキルの高さが評価されているだけでなく、ボーナスや交通費などに相当する金額が含まれているためです。
ただし、派遣の方式や規定によってはもらえるケースもあるため、事前に確認しておくとよいでしょう。
2.雇用の安定性に欠ける
派遣社員は契約期間が決まっているため、正社員に比べて雇用の安定性に欠ける点はデメリットといえます。契約期間が満了すれば、次の仕事を探さなければなりません。「今の職場での仕事が気に入っているのに、契約更新されるかわからない……」と不安を抱える派遣社員も多くいます。
また派遣先企業の業績や部署の方針によっては、勤務評価が高くても契約更新が見送られる可能性があることにも留意しておく必要があるでしょう。次の仕事がすぐに見つかる保証はないため「契約が終了したら収入が途切れるのでは?」という心配を常に抱える人もいます。このような心配やリスクを回避するためにも、複数の派遣会社に登録しておく、スキルアップを図って選択肢を広げるといった対策を立てておくとよいでしょう。
3.キャリアアップが難しい
派遣社員は、基本的に契約期間内で決められた業務を遂行するため、社内での昇進や役職に就けるチャンスは少ないのが現状です。正社員であれば、企業の利益に貢献したり長年勤務したりすることで昇進や管理職への道が開かれますが、派遣社員の場合は同じ企業で長く働くことができないため、キャリア形成が難しいといえるでしょう。
またどんなに高いスキルを持っていても、基本的に裁量の大きな仕事は任せてもらえません。「もっと責任ある仕事に挑戦したい」と考える人には、物足りないと感じるでしょう。
以上のことから「将来的に管理職を目指したい」「専門性を高めてキャリアアップしたい」という人にとっては、必ずしも派遣社員が最適な働き方とはいえないかもしれません。将来的に正社員を目指したいのであれば、直接雇用が目指せる「紹介予定派遣」制度を活用するのも一つの方法です。
4.社会的信用を得にくい
派遣社員は、収入や雇用の安定性が正社員に比べて低いため、社会的信用を得にくい点もデメリットです。例えば住宅や車など高額なローンを組みたいと考える場合、不利になる場合があります。
そのため、今後大きな買い物を検討している場合は、貯金を蓄えたり正社員への転職を検討したりなど、長期的な計画を立てるとよいでしょう。また派遣社員として社会的信用を向上させるためには、同じ派遣先で長期間働く、安定した収入を確保する、派遣先企業と信頼関係を築くといった努力が求められます。
在宅勤務のメリットとデメリット
次に、在宅勤務のメリットとデメリットについて解説します。それぞれの契約形態や働き方の特徴を把握したうえで選択すれば、理想のライフスタイルを実現しやすいでしょう。

在宅勤務のメリット4つ
在宅で働く主なメリットは、次の4つです。
- 働く場所が自由
- 通勤が不要
- 育児や介護と両立しやすい
- 業務に集中しやすい
それぞれ見ていきましょう。
1.働く場所が自由
在宅勤務の大きな魅力は、働く場所の自由度が高いことです。勤務先から許可が出れば、自宅だけでなくカフェやコワーキングスペースなど、自分が快適だと感じる場所で仕事に取り組めます。例えば「今日は気分を変えて海辺のカフェで仕事をしてみよう」といった選択肢も可能です。
特に地方や海外に住んでいる人にとっては、就業場所に縛られないことでキャリアの選択肢が広がるでしょう。これまで都市部でしか得られなかった仕事も、オンラインであれば地方にいながら携われるチャンスがあります。
2.通勤が不要
「朝の通勤ラッシュが原因で、仕事が始まる前から疲れてしまう」と感じている人は少なくありません。在宅勤務になれば、通勤時間はゼロになります。毎朝の満員電車や渋滞から解放されることで、身体的・精神的な負担が大幅に軽減されるでしょう。
朝の時間を有効活用し、ゆっくり朝食をとったり運動したりも可能です。また仕事が終わったあとも、すぐにプライベートの時間として活用できるため、日々の満足感も高めやすくなります。
3.育児や介護と両立しやすい
在宅勤務は、育児や介護と仕事を両立させやすい働き方として注目されています。特に小さな子どもがいる家庭や家族の介護が必要な場合、出社せずに自宅で仕事できるのは大きなメリットです。
「子どもを保育園に送ったあと、すぐに仕事ができる」「親の介護の合間に仕事を進められる」といったように、柔軟にスケジュールを調整できる点が在宅勤務の強みです。また、急な体調不良や家庭の事情で外出が難しいときでも仕事を継続できるため、家庭とキャリアを両立しやすくなります。
ただし、仕事と家庭のバランスを取るためには一定の工夫が必要です。子どもがいる場合は作業時間を決める、家族に協力してもらうなど仕事に集中できる環境を整えましょう。
4.業務に集中できる
在宅勤務は自分で仕事環境を整えられるため、業務への集中力も高まりやすいといわれています。「オフィスだと周囲の雑音や話し声が気になってしまう」という人には特に効果的でしょう。生産性向上にもつながります。
また休憩時間も自分で調整できるため、疲れたときに適度なリフレッシュ時間を挟みながら効率よく作業を進めることが可能です。
在宅勤務のデメリット3つ
在宅で働く主なデメリットは、次の3つです。ただし対策を立てることで、減らせるケースもあります。
- 仕事環境を整備しなければならない
- コミュニケーションがとりにくい
- プライベートとの境目が曖昧になりやすい
それぞれ見ていきましょう。
仕事環境を整備しなければならない
在宅勤務するには、自分に適した仕事環境を整える必要があります。オフィスと違って企業がすべての設備を用意してくれるわけではないため、自分でデスクや椅子、パソコンや通信環境を準備しなければなりません。
「ノートパソコン1台あれば可能と思っていたけど、長時間作業すると肩こりや腰痛がひどくなった」という人も少なくありません。特に快適に作業できるデスクと椅子がないと、作業中の姿勢が悪くなって健康に悪影響を及ぼす可能性も。
またWi-Fi環境や、ネット回線の安定性も重要です。オンライン会議中に回線が途切れるといった問題が発生すると業務に支障をきたすため、通信環境の整備も忘れずに整えましょう。

コミュニケーションがとりにくい
在宅勤務では対面での会話がなくなるため、同僚や上司とのコミュニケーションが難しくなるケースもあります。特に、テキストやオンライン会議だけでは細かいニュアンスや感情を伝えにくく、誤解が生じることも。
「直接聞けばすぐ解決するのに、チャットだと時間がかかる…」と不便に感じる人も多いでしょう。コミュニケーション不足が続くとチームワークに影響を与えたり、孤独感を感じやすくなったりする可能性もあります。
プライベートとの境目が曖昧になりやすい
在宅勤務では、仕事とプライベートの境界線が曖昧になりやすいという課題があります。例えば「気づいたら夜遅くまでパソコンに向かっていた」など、自分自身でオンオフを切り替える意識を持たないと生活リズムが崩れる可能性も。
また自宅というリラックスできる空間だからこそ「ついテレビを見てしまう」「集中力が続かない」といった問題が生じることもあります。これらの課題を克服するためには、自分なりのルールを設けたり専用スペースを確保したりするなどの工夫が必要です。
派遣×在宅勤務が可能な仕事8選
テレワークやオンライン会議ツールの普及により、在宅勤務が可能な派遣求人も増加傾向にあります。どのような仕事が募集されているのか、実際に掲載されている派遣求人をリサーチしました。募集が多かった主な仕事は、次の8つです。
- 事務
- システムエンジニア
- プログラマー
- データ入力
- 人事・総務
- テレオペ
- 営業
- ライター
それぞれの仕事内容を解説します。
1.事務
従来は、在宅勤務が難しいとされていた事務。しかしクラウドサービスの普及に伴って書類のペーパーレス化が進み、在宅可能な業務が増えてきました。業務はオフィス勤務と同様に、資料作成やデータ整理、スケジュール管理やメール対応などが中心です。
またオンライン会議ツールを活用すれば、社内のミーティングにもリモートで参加できます。「事務経験を活かせる仕事がしたいけど、家庭の事情で出社が難しい」と悩んでいる人にとって、在宅で事務仕事ができるようになったことは大きなプラスといえるでしょう。ただし、企業によっては在宅勤務と出社のハイブリッド勤務を求められる場合もあるため、契約内容を事前にしっかり確認することが大切です。

2.システムエンジニア
システムエンジニアは、在宅ワークの代表的な職種の一つ。プログラムの設計やシステムの開発・運用といった業務は、インターネット環境が整っていれば場所を選ばず対応できるため、完全リモートで働くことが可能です。
派遣求人のなかでも比較的多い傾向にあり「オフィスに出社しなくても、エンジニアとしてのキャリアを積みたい」「自分のペースで作業を進められる環境がほしい」と考える人に最適です。
3.プログラマー
エンジニアを含め、IT業界は常に人材不足といわれています。そのため、プログラマーも求人数が多い職種です。主にシステム開発やアプリ制作、Webサービスの構築などを担当し、与えられた仕様書に基づいてプログラムを作成します。
プログラマーも、基本的にパソコンとインターネット環境があればどこでも対応可能です。特にWeb系のプログラミング言語(JavaScript、Python、PHPなど)を扱う案件は在宅向きで、フルリモートの派遣案件も増えています。
ただし、プログラマーの仕事は技術の進歩が速いため、常に新しい言語やフレームワークを学び続ける必要があります。オンライン講座などを利用し、スキルアップを怠らないようにすることが大切です。
4.データ入力
データ入力の仕事は、パソコンを使って情報をシステムに入力する業務が中心です。具体的には企業の顧客情報をデータベースに入力したり、アンケート結果を集計したりする業務が一般的。特別な資格や高度なスキルが不要なため、初心者でも始めやすいのが特徴といえるでしょう。
在宅可能な派遣求人も多く、コツコツと作業を進めるのが得意な人に向いています。またタイピングの正確さとスピードが求められるため、ブラインドタッチができると有利です。
「未経験から派遣で在宅ワークを始めたい」「地道な作業が得意」といった人におすすめですが単純作業が多いため、長時間同じ業務を続けることが苦手な人には向かないかもしれません。
5.人事・総務
人事・総務の仕事も、クラウドシステムの発展により在宅で対応できる範囲が広がっています。主な業務は企業にもよりますが、採用活動のサポート、給与計算、勤怠管理、契約書作成などです。
特に採用業務では、オンライン面接のセッティングや応募者の管理をリモートで実施する企業が増えており、在宅勤務の派遣求人も多くなっています。企業のバックオフィスを支える仕事として、細かい作業が得意な人に向いているでしょう。
「人と関わる仕事が好き」「事務スキルを活かしたい」と考える人におすすめですが、機密情報を扱うことが多いため、セキュリティ対策を徹底する必要があります。
6.テレオペ
テレオペ(テレフォンオペレーター)は、電話を通じて顧客対応する仕事です。コールセンターやカスタマーサポートセンターなどで、商品やサービスに関する問い合わせ対応、注文受付、クレーム対応などを行います。「人と話すのが好き」「困っている人を助けたい」という人におすすめです。
在宅勤務の場合は、企業が用意したシステムやツールを利用して自宅から顧客対応します。
必要な機材は、企業から貸与されることが多いです。丁寧な言葉遣いやコミュニケーション能力、商品やサービスに関する知識などが求められます。またストレス耐性や、冷静な判断力も必要です。派遣先企業で研修やマニュアルが充実しているケースも多く、未経験からでも安心して始めやすいでしょう。
7.営業
営業職は商品やサービスを顧客に提案し、契約を獲得する仕事です。従来は顧客先を訪問する外勤営業が一般的でしたが、近年ではオンラインでの営業活動も増えており、在宅可能な派遣求人も見られるようになりました。「人とコミュニケーションを取るのが得意」「目標達成意欲が高い」という人に向いています。
在宅での営業は電話やメール、Web会議システムなどを活用して顧客との関係を構築、商談を進めていくため、営業スキルに加えて、ITツールを使いこなす能力も求められます。
また自己管理能力や、高いモチベーションを維持する力も必要です。成果に応じてインセンティブが支給されることもあり、がんばりしだいで高収入を目指せる職種です。
8.ライター
派遣求人としては多くありませんが、ライターも完全在宅勤務が可能な職種です。ライティング対象はオウンドメディアのコンテンツやメルマガ作成、求人票や商品紹介文の作成など多岐にわたります。
「文章を書くのが好き」「自分の言葉で情報を発信したい」という人に向いているでしょう。またライティングスキルだけでなく、校正・編集やSEOスキル、Webマーケティングなどのスキルを持ち合わせていると仕事を獲得しやすいでしょう。
派遣会社を選ぶ7つのポイント
派遣会社は多く存在しており、それぞれに特徴があります。選ぶポイントは、以下の7つです。
- 自分に合う仕事があるか
- 求人数は豊富か
- フォロー体制は整っているか
- 福利厚生が充実しているか
- 未経験OKの仕事が多いか
- 仕事紹介までのスピードが速いか
- 口コミや評判が良いか
順番に詳しく解説します。どの派遣会社に登録しようか迷ったときの参考にしてください。
1.自分に合う仕事があるか
派遣会社を選ぶ際、まず確認するべきは自分に合った仕事があるかどうかです。派遣会社によって得意とする職種や業界が異なるため、自分のスキルや経験、希望条件に合った求人があるかをチェックしましょう。
例えばエンジニアやプログラマーなどIT系を希望しているなら、IT業界に強い派遣会社を選ぶことで希望の仕事が見つかりやすくなります。「事務職が得意だけど、未経験の業界にも挑戦したい」という人には、幅広い業界で求人を扱っている派遣会社がおすすめです。
また希望の職種だけでなく、自分のスキルレベルや経験に合った求人があるかどうかもポイントです。未経験歓迎の案件が豊富な派遣会社もあれば、即戦力を求める案件が中心の派遣会社もあります。自分の状況に合った派遣会社を選ぶことで、スムーズに仕事を見つけやすくなるでしょう。
2.求人数は豊富か
求人数の多さも、選ぶうえで重視したいポイントです。求人数が多いほど、自分に合った仕事を見つけやすくなります。「たくさんの選択肢から自分にぴったりの仕事を選びたい」という方には、大手派遣会社がおすすめです。
ただし、求人数が多くても自分に合う仕事がなければ意味がないため、求人の質にも注目しましょう。
3.フォロー体制は整っているか
就業中のフォロー体制が整っているかも、大切なポイントです。就業後のサポートが手厚い派遣会社を選ぶことで、安心して働けます。「職場で困ったことがあっても相談できる人がいない」「契約更新のタイミングで何も連絡がない」といった状況にならないように、派遣会社の対応力を事前に確認しましょう。
具体的には定期的な面談の実施、職場でのトラブル対応、キャリア相談の有無などをチェックするのがおすすめです。派遣社員としてのキャリアを長く続けるためには、派遣会社のフォローが欠かせません。
4.福利厚生が充実しているか
福利厚生の充実度も、派遣会社選びでは欠かせないポイントです。例えば有給休暇や社会保険への加入制度だけでなく、健康診断やスキルアップ研修なども福利厚生として提供されている場合があります。他にも映画館や、レジャー施設の割引サービスなどを受けられることも。働きながらプライベートも充実させたい人には、大きな魅力となるでしょう。
また主婦・子育て向きの福利厚生が充実している派遣会社を選ぶことで、育児と仕事の両立も実現しやすくなります。
5.未経験OKの仕事が多いか
未経験者向けの求人を多く取り扱っているところもあれば、経験者を優遇する求人が多い派遣会社もあります。「経験やスキルに不安がある」「未経験から新しい仕事に挑戦したい」という人は「未経験OK」の求人が多い派遣会社を選ぶとよいでしょう。
また、研修制度が充実している派遣会社を選ぶのもおすすめです。例えば、パソコンスキルの研修や資格取得支援を提供している派遣会社であれば、スキルアップを目指しながら仕事を探すことができます。
6.仕事紹介までのスピードが速いか
「すぐに働きたい」と考える人にとって、仕事紹介までのスピードは重要なポイントです。登録してから実際に仕事が紹介されるまでの期間は、派遣会社によって異なります。一般的に大手の派遣会社は求人数が多く、仕事紹介までのスピードが速い傾向にありますが、企業とのマッチングに時間がかかるケースも。
派遣会社のWebサイトで「即日紹介可能」などの情報を確認したり、担当者に「いつ頃から働けますか?」と質問したりして、仕事紹介までのスピードを確認しましょう。複数の派遣会社に登録し、比較検討するのも有効です。
7.口コミや評判が良いか
実際に利用した人の口コミや評判も参考になります。特に「担当者の対応が丁寧か」「就業後のフォローがしっかりしているか」「希望の仕事を紹介してもらえるか」といった点をチェックするとよいでしょう。
「良い求人があると思って登録したのに、対応が悪くて後悔」「契約更新の相談をしたかったのに、連絡がなかなか取れなかった」といった口コミが多い派遣会社は注意が必要です。反対に「親身になって相談に乗ってくれた」「希望通りの仕事をすぐに紹介してもらえた」という評価が多い派遣会社は、安心して働ける可能性が高いでしょう。
在宅勤務が可能な求人を探せる!おすすめの派遣会社5選
働き方の多様化に伴い、在宅勤務可能な派遣求人も増えてきました。なかでもおすすめの派遣会社は以下の6社です。
- アデコ
- スタッフサービス
- テンプスタッフ
- リクルートスタッフィング
- 在宅派遣
それぞれの特徴を解説します。
1.アデコ
アデコは、スイスに本社を置く世界最大級の人材サービス企業、アデコグループの日本法人です。外資系企業やグローバル企業の求人に強く、英語力を活かせる仕事も豊富。「グローバルな環境で、スキルアップを目指したい!」という人におすすめです。
在宅勤務が可能な求人も多数扱っており、オフィスワークやIT、クリエイティブなど幅広い職種があります。また、キャリアコンサルティングにも力を入れており、派遣社員一人ひとりのキャリアプランに合わせたサポートも充実しています。キャリアアップ支援制度も充実しており、eラーニングや資格取得支援などを利用することで働きながらスキルアップを目指せるでしょう。
2.スタッフサービス
スタッフサービスは、リクルートグループの総合人材サービス会社です。事務職やITエンジニア、販売や医療など幅広い分野の求人を扱っており、求人数は業界トップクラス。「豊富な求人のなかから、自分に合った仕事を選びたい」と考える人におすすめです。
また福利厚生も充実しており、社会保険、有給休暇、健康診断などに加えて、スキルアップ支援制度や、各種割引サービスなどを利用できます。さらにスタッフサービスと無期限の雇用契約を結び、派遣先企業で働く「ミラエール」という制度もあり、雇用の安定性を重視する人にもおすすめです。
3.テンプスタッフ
テンプスタッフは女性に人気の派遣会社として知られており、在宅勤務が可能な事務職や秘書、営業アシスタントの求人が充実しています。「家庭と両立しながら働きたい」「フルリモートで柔軟に仕事がしたい」と考えている人におすすめです。
福利厚生やスキルアップ支援が充実しており、例えば働くうえで必要なスキルを学べる無料eラーニング学習システム「L-TEMP」や、資格取得支援制度などが整っています。特に、登録スタッフ向けのキャリア・コンサルティングが好評で「今後の働き方について相談したい」といった要望にも対応してくれます。
4.リクルートスタッフィング
リクルートスタッフィングは、リクルートグループの派遣会社です。大手企業や優良企業の求人を多数扱っており、高時給の求人も豊富。「大手企業で働きたい」「高収入を目指したい」という人におすすめです。
在宅勤務が可能な仕事の選択肢も豊富で、ITエンジニアやWebデザイナー、マーケティング職など、専門性の高い求人が充実しています。またサポート体制や福利厚生も充実しており、派遣社員として働くのが初めての人でも安心して働けるでしょう。
5.在宅派遣
在宅派遣は、株式会社キャスターが運営する在宅勤務に特化した派遣サービスです。他の派遣会社と比べてもフルリモートの求人が多く「完全在宅で働きたい」「在宅勤務に特化した派遣会社で効率的に仕事を探したい」という人に最適。
職種も事務職やカスタマーサポート、マーケティングやエンジニアなど幅広く取り扱っています。また未経験OKの求人も多数掲載されているため、新しい仕事に挑戦したい人にもおすすめです。
派遣会社登録から就業までの5ステップ
派遣社員として働くまでの一般的なステップは、以下のとおりです。流れを把握しておくことで、就業開始までの計画を立てやすいでしょう。
- 派遣会社に登録
- 説明会・ヒアリング
- 仕事紹介
- 面談・職場見学
- 就業開始
それぞれ解説します。
1.派遣会社に登録
派遣社員として働くためには、派遣会社への登録が必須です。複数の派遣会社を比較し、自分に最適な派遣会社に登録しましょう。登録は無料のため、効率的に素早く仕事を見つけるためにも複数の派遣会社に登録するのがおすすめです。
登録方法は派遣会社によって異なりますが、多くの場合はWebサイトからオンラインで登録できます。かかる時間は15〜30分程度。氏名や連絡先といった基本情報の他、希望する職種や勤務条件、これまでの職歴やスキルなどを入力します。完了したら、派遣会社からの連絡を待ちましょう。
2.説明会・ヒアリング
登録後、多くの派遣会社では説明会やヒアリング(面談)を実施します。派遣の仕組みや就業までの流れ、給与の支払い方法、福利厚生などについて詳しく説明してくれるため、初めての派遣でも安心です。
その後は希望条件や適性についてのヒアリングが行われます。「週に何日働きたいか」「フルタイムか時短勤務か」「どのような職種に興味があるか」など、具体的な希望を伝えましょう。また「未経験だけど大丈夫か」「ブランクがあっても働けるか」といった悩みがあれば、このタイミングで相談するのがおすすめです。
3.仕事紹介
ヒアリングが終わると、担当者が希望やスキルに合った仕事を探して紹介してくれます。なかには、自分が予想していなかった職種や企業を紹介してくれるケースもあり「候補にはなかったけど私の強みが活かせそう」と新たな発見があることも。
紹介された仕事に興味があれば、その旨を派遣会社に伝えましょう。なければ断ってOKです。一度持ち帰ってじっくり検討することも可能ですが、人気の高い求人は即募集終了になるケースも多いため「これだ!」と思ったら早めの応募がおすすめです。
4.面談・職場見学
応募した求人先企業とのマッチングが成立したら、次は面談や職場見学です。「顔合わせ」と呼ばれることもあり、派遣先の担当者と直接会って仕事内容や職場環境について確認します。派遣会社の担当者が同行してくれるケースも多く、うまく話せなくてもサポートしてくれるので安心してください。疑問点や不安なことがあれば、遠慮せずに質問しましょう。
5.就業開始
派遣先企業とあなたの双方で合意が得られれば、就業開始となります。就業開始日には、派遣会社の担当者が同行してくれる場合も。最初は慣れない環境に戸惑うこともあるかもしれませんが、派遣先の業務や職場のルールに少しずつ慣れていきましょう。
就業後も派遣会社の担当者が定期的にサポートしてくれるため、困ったことがあればすぐに相談できます。
派遣以外にも!在宅ワークが探せるおすすめサイト3選
現在は働き方が多様化しており、フリーランス向けの在宅ワーク案件はもちろん、完全在宅勤務の正社員求人も増えてきました。派遣という契約形態にこだわりがない人は、他の働き方も選択肢の一つとして視野に入れてみてはいかがでしょうか。ここでは、在宅ワークが探せるおすすめのサイトを3つ紹介します。
- CXO Works(シーエックスオーワークス)
- ママワークス
- ReWorks(リワークス)
それぞれの特徴を解説します。
CXO works(シーエックスオーワークス)
引用:CXO works
専門性の高い仕事や、これまでのキャリアを活かして経営層に近い立場で仕事したいと考えているなら「CXO works(シーエックスオーワークス)」がおすすめです。難易度は高いですが、やりがいのある案件をメインに掲載しています。フルリモートOKの業務委託案件が豊富なため、副業を探している人にもおすすめです。
ママワークス
引用:ママワークス
子育て中のスキマ時間を有効活用したいと考えているなら「ママワークス」で探してみてください。時間や場所の制約がなく、週1からOKの案件も豊富なため、自宅にいながら無理なく収入を得たいと考えている人に最適です。主に主婦(夫)をターゲットにしたサイトですが、年齢性別問わず利用できます。お役立ち情報も多数掲載されており、初めて在宅ワークに挑戦したいと考えている人に使ってほしいサイトです。
ReWorks(リワークス)
引用:ReWorks
在宅勤務かつ安定した契約形態で働きたいと考えているなら「ReWorks(リワークス)」がおすすめ。ITやデザイン、マーケティングなどさまざまな業界・職種のフルリモート可能な正社員求人だけを集めた転職支援サイトです。
自宅で簡単に受けられるキャリア相談はもちろん、無料のオンライン講座や報酬を受け取りながらトレーニングを積める有償トレーニングなどサポートも充実。転職活動が初めてでも安心して進められます。
まとめ
「在宅ワーク×派遣」の魅力は自由度の高さにあります。しかし、メリットばかりではなくデメリットといえるポイントもあるため、両方を理解したうえで自分に最適か検討することが大切です。本記事を参考にして最適な働き方や派遣会社を見つけ、理想のライフスタイルを実現してくださいね。