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人手不足の壁を超えて─在宅ワーカー活用で業務効率をアップ

泉昌宏税理士事務所

泉昌宏税理士事務所

泉昌宏税理士事務所
代表 泉 昌宏氏

取材:2025.10.01

泉昌宏税理士事務所は、会計書類や税務書類の作成、税務相談、経営コンサルティングを柱とする税理士事務所である。代表の泉昌宏氏は、税理士として20年以上のキャリアを持ち、2023年に独立。従業員は2名、在宅ワーカー5名が活躍中。

独立から1年、在宅ワーカーとの出会いが業務改善の転機に

清田 まずは、泉昌宏税理士事務所の事業内容について教えてください。
お客様がご自身で決算書や申告書を作成するのは難しいことが多いので、私たちは記帳代行から最終的な税務申告書の作成までをサポートしています。大きく分けると「会計・税務書類の作成」「税務相談」「コンサルティング」の3つです。
清田 泉さんご自身のこれまでのご経歴についても教えてください。
税理士として20年以上この業界に携わっています。以前は別の税理士法人で19年間勤務し、最後は代表社員を務めていました。その後、独立し、2023年の10月に事務所を立ち上げました。当初は人手が足りず、業務が回らないという課題がありました。

お客様はいるのに人手が足りず、採用活動も思うように進まない。そんな時、税理士の会合で「人が足りなくて困っている」と話したところ、同業の方から「ママワークス」という在宅ワーカーのサービスを紹介してもらったんです。
清田 それが「ママワークス」との出会いだったわけですね。
正直、在宅ワークという働き方自体も初めて聞きました。その場で紹介を受けてから10分ほどで担当者に連絡が入り、その日のうちに翌日の打ち合わせが決まるというスピード感で進みました。あの時は本当に助かりましたね。
人手不足の壁を超えて─在宅ワーカー活用で業務効率をアップ

在宅ワーカー5名体制で業務効率を向上、柔軟な働き方を実現

清田 現在、どのような業務を在宅ワーカーに依頼されていますか?
現在、在宅ワーカーは5名おり、主に会計入力をお願いしています。お預かりした会計資料は、必ず宅配業者の手渡しで送付しています。税務のデータは紛失が許されませんから、そこは徹底しています。
清田 在宅ワーカーの方はどのようなツールを使用されていますか?
専用の会計ソフトを使っていて、これはクラウド型ではなく、事務所にサーバーを置くタイプです。各在宅ワーカーのパソコンにソフトをインストールし、事務所の端末にリモート接続して遠隔で入力作業してもらっています。

以前はクラウド型のソフトで入力してもらい、それを移行する方法を取っていましたが、手間が多くチェックも煩雑だったため、途中で切り替えました。今の方式の方が、バックアップ体制も整っていて安全です。
清田 在宅ワーカーの募集はいかがでしたか?
ママワークスさんに掲載記事を作ってもらい、修正を加えてサイトに掲載しました。すると、40名近い応募が来て「これはすごい」と驚きましたね。応募通知が鳴り止まないくらいの勢いでした。2回目以降は一次面接をママワークス側にお願いし、最終面接だけ自分が担当する形にしました。
清田 かなり反響があったのですね。合否判定で重視されたポイントはありますか?
会計事務所での経験があり、当事業所のソフトを使える方を条件にしました。実際、会計ソフトの操作は事務所ごとにクセがあるので、「科目の呼び出し方」などを面接でさりげなく聞き、実務経験を確かめました。
清田 在宅ワークを進める中で、困ったことや大変だったことはありましたか?
一番困ったのは、夏休みなどの長期休暇にお子さんがいる方の稼働が減ることでした。普段は順調に作業してもらえているのですが、休暇期間中は急に連絡が減ることもありました。今後はその点を事前に確認しておくようにしています。
人手不足の壁を超えて─在宅ワーカー活用で業務効率をアップ

業務負担の軽減と人材確保のスピードを実感、次の目標は10人体制へ

清田 ママワークスを導入して感じた効果や、良かった点を教えてください。
一番は、業務の負担が確実に軽くなったことです。体感で言えば、120%で回していた業務が100%程度に落ち着いたという感じですね。もちろんまだ改善の余地はありますが、導入前とは比べものにならないほど余裕ができました。

また、応募数の多さと人材の質にも驚きました。「会計事務所で働いていました」という経験者が多かったんです。こんなに即戦力が集まるのかと感動しました。自分で面接を進めるのは大変でしたが、ママワークスの担当者が一次対応してくれたおかげでスムーズに進められました。
清田 サポート面でもメリットがあったのですね。
そうですね。ママワークスの担当者には本当によくしてもらっています。使い方が分からないときもすぐに対応してくれましたし、毎月の定例打ち合わせでは「こういう活用の仕方がありますよ」と具体的な提案ももらえました。外部の力を借りることに最初は抵抗もありましたが、今では頼ってよかったと思っています。
清田 今後の展望についても教えてください。
まずは、在宅ワーカーの方をもう少し増やしたいです。現在5名ですが、できれば10名くらいの体制にしたい。小さなお子さんがいる方も多いので、お子さんが成長された方など、さまざまな働き方の人をバランスよく決定したいと思っています。

今月から、カスタマーサクセスの方が新しく入ります。マニュアル作成をお願いし、今後はその方が在宅ワーカーとの連携や確認を担う体制を整える予定です。これが実現すれば、私自身の工数もさらに減り、全体の生産性が高まると期待しています。
清田 最後に、在宅ワーカーの導入を検討している企業へのメッセージをお願いします。
最初は不安もあると思います。でも、やってみると本当に助かります。在宅ワーカーさんは優秀な方が多いですし、ママワークスさんのサポートも手厚い。最初の1回は戸惑うこともあるかもしれませんが、ママワークスの担当の方に相談しながら進めれば必ず形になります。人材を確保する側としては、信頼できる人を選び、資料の取り扱いやルールをしっかり整えることが大事ですね。そこさえ意識すれば、在宅ワーカーは大きな戦力になります。
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