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「HRユニット」導入で感覚採用から脱却。理念経営を支える人材戦略

M's relation

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代表 宮本 崇弘 氏

取材:2026.02.12

M's relationは、石川県金沢市に拠点を置く解体工事業者である。代表を務める宮本崇弘氏は、内装解体からスタートし、現在は住宅やビルなど幅広い解体工事を手掛けている。従業員は2名。「HRユニット」の実行体制として、アイドマ・ホールディングスからアサインされた在宅ワーカー3名が採用業務を担う。創業から5年目を迎える同社は、事業拡大に伴う人材確保を課題とし、「HRユニット」を導入した。今回は、創業の背景と現在の採用戦略、そして今後の展望について話を伺った。

解体業界のイメージを変える。綺麗な施工への理念

清田 M's relation様の事業内容についてお聞かせください。
宮本 石川県を拠点に、家屋やビルなどの解体工事を専門に手がけています。2022年の設立から間もなく5年目を迎えます。私は以前、大工として建築の現場に立っていましたが、紆余曲折を経てゼロから再出発することになりました。手元にあるのは自分の知識と技術だけ。その強みを最短距離で価値に変えられる仕事が解体業だったのです。
清田 創業時から掲げていた理念について教えてください。
宮本 解体業界には「汚い・危ない・荒い」というイメージがあります。しかし私は、その印象を変えたいと強く思いました。解体は“壊す”仕事ですが、だからこそ現場は常に整然としていなければならない。近隣住民への挨拶や清掃の徹底、粉じんや騒音への配慮など、施工品質はもちろん周囲への気遣いまで含めて仕事だと考えています。解体工事は壊す仕事ですが、現場は常に綺麗であるべきだと考えています。近隣の方が安心できる環境をつくることが、弊社の責任だと思っています。
清田 事業が拡大する中で、どのような課題が見えてきましたか。
宮本 案件は着実に増えましたが、同時に人材確保が大きな課題になりました。地方の建設業界では慢性的な人手不足が続いており、地元の縁や紹介だけでは安定的な採用が難しいのが現実です。さらに、私自身が現場・営業・経営を兼務していたため、採用活動に十分な時間を割けませんでした。理念に共感する人材を採用したいという思いはあるものの、判断基準が曖昧で、結果的に感覚に頼る場面も少なくなかったのです。
「HRユニット」導入で感覚採用から脱却。理念経営を支える人材戦略

採用の考え方を見直す 「HRユニット」導入の背景と運用

清田 「HRユニット」導入の決め手は何だったのでしょうか。
宮本 採用を「作業」ではなく「設計」として捉え直せる点でした。SNSでサービスを知りましたが、話を聞く中で、自社の理念や将来構想を整理し、それに基づいて採用基準を構築するというアプローチに共感しました。これまで私は「良さそう」「頑張ってくれそう」という感覚で判断することがありましたが、それでは組織として再現性がありません。
清田 「HRユニット」導入後、どのようなプロセスを踏まれましたか。
宮本 まず、事業の方向性と求める人物像を徹底的に言語化しました。「綺麗な施工」を体現できる人材とは何か。技術力だけでなく、近隣配慮やチームワークへの姿勢など、評価項目を具体化しました。そのうえで採用ターゲットを明確にし、求人原稿の改善や媒体選定の見直しを行っています。
実務面では、アイドマ・ホールディングスからアサインされた在宅ワーカー3名が、求人媒体の管理、応募者対応、データ整理、外部業者との調整を担当しています。私は最終面接と意思決定に集中できる体制になりました。在宅ワーカーの方が実務を担ってくださることで、私は理念との適合性という最も重要な判断に集中できています。
清田 具体的な変化は感じていますか。
宮本 応募対応のスピードが向上し、選考プロセスも標準化されました。現在は新たに複数名の参画が見込まれており、体制拡充の目処が立っています。何より大きいのは、採用の判断に迷いがなくなったことです。以前は感覚に頼る部分がありましたが、今は理念との一致を基準に判断しています。迷いが減りました。
「HRユニット」導入で感覚採用から脱却。理念経営を支える人材戦略

採用を経営戦略へ昇華 組織づくりの軸が明確に

清田 「HRユニット」を活用することで、経営面にはどのような変化がありましたか。
宮本 最も大きな変化は、無駄なコストを削減し、経営の意思決定をスピードアップできたことです。以前は効果の出ない媒体に月額費用を払い続けてしまうこともありましたが、HRユニットの視点でシビアに精査していただくことで、「損切り」の判断が明確になりました。また、専門的なアドバイスを受けることで、社会復帰を目指す方々を受け入れる新たな人材確保ルートの開拓など、これまでにない戦略が打てるようになったことも収穫です。
清田 今後の展望についてもお聞かせください。
宮本 2年後の法人化を目指しており、将来的には解体だけでなく建築士事務所としての登録も行い、「作る」事業も再開したいと考えています。解体から土地活用までワンストップで提案できる体制を作りたいですね。売上1億円の継続も一つの指標ですが、それ以上に利益率を重視し、健全な経営を続けていきたいです。
清田 最後に、同じように人材確保や経営に悩む方へメッセージをお願いします。
宮本 私のように感覚で動くタイプにとって、客観的な視点でアドバイスをくれるパートナーの存在は不可欠です。ママワークスの担当者さんのように、こちらの想いを汲み取って実行に移してくれる方と巡り会えたことは、大きな財産になりました。自分一人で限界を感じているのなら、外部の力を借りて戦略的に進めることが、結果として事業の成長を加速させる近道になるのではないでしょうか。
「HRユニット」導入で感覚採用から脱却。理念経営を支える人材戦略
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