記帳代行の在宅ワーク!仕事内容や必要なスキルを紹介
まずは、記帳代行という仕事について、具体的な内容を見ていきましょう。 仕事の内容は、会計事務所などが行う顧客企業の記帳(請求書や領収書を元に、仕訳を会計ソフトに入力する)のサポートです。 本来は企業の経理担当者が記帳を行うところを、処理件数が膨大にある場合などに、会計事務所に外注しているのです。 今までは、記帳代行の仕事は会計事務所で雇うパートさんが主に担っていました。
記帳代行ってどんな仕事?
まずは、記帳代行という仕事について、具体的な内容を見ていきましょう。
仕事の内容は、会計事務所などが行う顧客企業の記帳(請求書や領収書を元に、仕訳を会計ソフトに入力する)のサポートです。
本来は企業の経理担当者が記帳を行うところを、処理件数が膨大にある場合などに、会計事務所に外注しているのです。
今までは、記帳代行の仕事は会計事務所で雇うパートさんが主に担っていました。
しかし、現在はインターネットが普及し、自宅にパソコンがある方がほとんどですので、在宅で記帳代行の仕事がやりやすくなっているのです。
一般的な仕事の流れは、次の通りです。
「会計事務所のサーバーにアクセス」→「サーバー内の請求書、領収書を見ながら仕訳を記入」→「間違いがないかチェック」→「納品の報告」
毎月だいたい同じような請求書・領収書が出てくるので、仕訳入力も決して難しくはありません。過去の入力内容を見て、同じように処理することができます。
会社によっては決算処理も任される場合もありますので、自分のレベルに合わせて仕事を選ぶといいでしょう。
どのくらい稼げるもの?
仕事の内容が分かったところで、次は一番気になる収入面について見ていきましょう。
収入については、月に5万円程度の方が多いようです。多い方だと月25万円という方もいらっしゃいますが、最初はなかなか思うように稼ぐことは難しいでしょう。
出来高制の場合は、「1か月分を1週間以内に」というように、まとまった量を渡され、納期までに終わらせるという形になります。
そして、「1行あたり20円」といった単価設定があり、入力した行に応じて報酬が決定されます。
そして経理のスキルをお持ちの方であれば、決算処理を任せられることもあります。
こちらは会社ごとに処理内容が異なるので、処理に何日かかるか分からないやっかいな面はありますが、「1件あたり1万円」のように単価が高く設定されています。
会社ごとに決算期が異なるので、決算処理を効率的にこなしていけば、まとまった収入を得ることもできますね。
一方、会社で働くパートさんのように、時給制の働き方もあります。
完全在宅OKという会社もあれば、「週1日は必ず出社する」というルールの会社もあり、働き方は多種多様です。
時間帯は「10~17時で週3~5日勤務」のように一般的なパートタイマーと変わりありませんが、時給は高めです。
「時給1,500円で1日5時間、週5日勤務」のような会社もありますので、勤務時間がしっかり確保できるのであれば、フルタイムのパート並みに稼ぐことは十分可能です。
経理未経験でもできる?
ここまで読んでいただき、「興味はあるけれど、未経験者は採用されないのでは…」と思われた方もいらっしゃるでしょう。実際、未経験でも記帳代行の仕事はできるのでしょうか?
結論から言えば、未経験者でもできます。
実際は、募集要項に「会計事務所や税理士事務所での勤務経験がある方」や「簿記の資格をお持ちの方」といった条件があることがほとんどです。
しかし、Excelやメールが問題なく使えるパソコンスキルをお持ちの方であれば、簡単な作業から始めてステップアップを目指すことができます。
ただ、全く簿記の知識がないよりはあった方が仕事を覚えやすいですし、スキルアップにもなりますので、始める前に多少は勉強しておくべきでしょう。
また、パソコンとインターネット通信環境さえあれば、他に用意するものは基本的にはありません。
案件によっては、自宅のプリンターで資料を印刷することがあるので、できればプリンターがあった方がやりやすいと言えます。
そして、作業に集中するための空間を整える必要があります。特に記帳代行の仕事は、企業の機密情報である経理書類を扱うため、厳重な管理をしなければなりません。
子どもや他の家族が常に出入りするような場所での作業は避けるべきでしょう。
どこで仕事を探すの?
記帳代行の仕事を始めてみたいと思っても、一体どこで仕事を探したらいいか悩みますよね。
仕事を探す具体的な方法として、主に下記の3つが挙げられます。
- クラウドソーシングサイト
在宅ワークを探すなら、まずは「クラウドソーシングサイト」がおすすめです。クラウドソーシングサイトというのは、様々な企業もしくは個人が仕事の外注先を探すサイトのこと。
経理やテレフォン秘書のような事務系から、WEBデザインやプログラミングのような専門職まで、掲載される仕事は多岐に渡ります。
記帳代行の依頼も常にどこかの会社が募集していますので、自分の条件に合うものを探してみましょう。
現在では数多くのクラウドソーシングサイトが登場しており、中には主婦向けのものもあります。まずは複数のサイトに登録しておき、間口を広げておくと受注につながりやすいですよ。
もしくは、経理業務の代行に特化したマッチングサイトもあります。より確実で安全に仕事を始めるのであれば、そういったサイトを見てみるのもいいでしょう。
- アルバイトなどの求人サイト
アルバイトやパートの求人サイトにも、意外と在宅案件は載っています。
検索条件で「在宅」をチェックして探してみると、全国各地の案件が出てきます。記帳代行の仕事は所在地を問わない場合もありますので、住んでいる都道府県以外でも探してみることをおすすめします。
- 会計事務所のHP
会計事務所のHP上で直接、在宅ワーカーを募集していることもあります。
まずは、自分が住んでいる地域の会計事務所HPの求人情報をチェックしてみてはいかがでしょうか。
報酬単価など詳しい条件までは載せていない場合が多いと思いますので、疑問点などはメールで気軽に問い合わせてみましょう。
もしくは、前職で会計事務所などに勤めていたのであれば「在宅で働かせてもらえないか」と交渉してみるのも一つの手ではありますね。
まとめ
ここまで、記帳代行の仕事について、その内容や収入、仕事の探し方などをご紹介してきました。
在宅ワークの最大のメリットと言えば、場所も時間も選ばずに仕事ができることです。
記帳代行の仕事は「所在地を問わない」ことがほとんどです。つまり、東京に住んでいながら北海道や九州の会社と契約して働くことも可能なのです。
そして働く時間帯も自由。出来高制を採用している会社であれば、納期を守りさえすれば、早朝でも深夜でも好きな時間に働くことができます。これは子育て中の主婦には嬉しいポイントですよね。
特に経理経験者であれば即戦力になるので採用されやすいですし、未経験者でも始めやすい仕事です。
コンスタントに稼げる在宅ワークですので、少しでも興味が湧いたのであれば、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか?