在宅での事務代行とは?具体的な仕事内容や必要スキルなど詳しく解説します☆
在宅ワークの新しい働き方として「事務代行」があります。フリーランスでの事務代行に、ピンとこない人も多いのではないでしょうか。
事務業務イコールオフィスワークだったために、プロとして事務代行を在宅で請け負うことができるとは、まったく新しい働き方ですね。
また、「在宅秘書」などといったように、オフィス勤務でなくても秘書業務が実現できる世の中になりました。
女性の妊娠、出産、子育て、そして介護などのライフステージの変化に対応できる在宅ワークは、非常に注目を浴びています。
その中でも、これまでの経験やスキルを生かせる「事務代行」の仕事とはいったい、どんな仕事なのでしょうか。
今後、起こり得るあらゆるライフステージの変化にも、直面するいろいろな状況にも役にたつお仕事として興味深いですね。
ここでは、在宅ワークとしての事務代行について見ていきましょう。
在宅ワークのメリット
まず、在宅ワークとしてのメリットを挙げてみましょう。在宅ワークのいちばんのメリットは、自由な時間を持てるということですね。
通勤時間がないので、これまで通勤にかけてきた時間や労力を一切省くことができます。
朝、決まった時間に必ず家を出なければいけない、決して遅刻できないといったプレッシャーや、溜まった仕事をこなすのに早朝出勤を強いられるなんてこともあったのではないでしょうか。
このような、オフィス勤務時に費やした通勤の負担がなくなりますね。
また、家事や育児、或いは本業との両立が可能です。これは、オフィス勤務やシフト勤務時にはなかなか困難なことですが、在宅ワークは自分で時間を管理するのでその点が非常に自由です。
介護などで家をなかなか空けられないといった人にも、在宅ワークは向いていますね。
在宅ワークのデメリット
時間が自由な在宅ワークにおけるデメリットとは、いったい何でしょうか。
それは、納品や作業スケジュールを自己管理しなければいけない点ですね。オフィスのように、そばに上司がいるわけでもなく、同僚がサポートしてくれるわけでもない状況で、淡々と作業をこなしていくにはスケジュール管理が必要です。
自宅で作業となると、雑多に追われ、急用が入りなどといった作業の邪魔が入ります。それらを、上手に回避しこなすことで作業ペースを保つ努力が必要です。
もう一つは、経理の管理も自分で行います。源泉徴収や確定申告など、これまで会社任せだったことを自分で把握し、管理する必要があります。
また、仕事確保のアクションや営業も自分でやります。仕事を与えられるのを待っていては、なかなか稼ぐことは出来ないでしょう。
企業との出会い、企業との信頼関係を一から積み上げてはじめて収入につながります。
さらに、オフィス勤務などと違い、自宅で仕事を請け負うことで慢性的な運動不足などの健康を阻害する恐れがあることも事実です。
納品期日に追い込まれたり、根を詰め過ぎるなんてことがあるので、心身の健康を自分で管理しなければいけません。
プロの事務代行とは?
在宅におけるプロの事務代行とは、いったい何なのでしょうか。ひとつの新しい働き方として、会社に雇用されることのないフリーランスとしての事務代行があります。
企業と契約を結ぶ在宅事務代行と、フリーランスとしての事務代行があるのですね。ここでは、フリーランスとしての事務代行を見ていきます。
自宅で働けて、毎月安定した収入が得られるフリーランス事務代行は魅力的ですね。
具体的な仕事の内容は多岐にわたり、メール返信の代行、電話代行、資料作成、データ入力、データ整理、ホームページやSNS運用代行、秘書業務、営業、イベント事務局やセミナー事務局代行など。
基本的に、インターネットを利用して遠隔業務を行う在宅ワークです。インターネットの環境さえ整っていれば、請け負える仕事と言えますが、基本的社会のマナーや企業のルールに則って仕事を進めなければいけません。
また、手取り足とり仕事を教わるオフィスワークではないので、積極性や自発性、責任感などが要求されます。
また、このようなオンライン事務代行はチームで行うことが多いため、通常の在宅ワークとは少し異なり、長期的にチームで対応するのでチームワークやコミュニケーション能力も必須です。
企業や業務内容によりますが、完全在宅スタイルの場合と週1程度オフィスに出向くなど働き方もさまざまです。
在宅事務代行のメリット
通常の在宅ワークとは異なり、対面ほどはなくとも人とのやり取りが主な業務になるので、チームワーク感や仲間意識などが出来やすく、やりがいを感じながら仕事をすることができます。
完全在宅ワークの場合は、作業物納品のためにコツコツ一人で行うことがほとんどですが、事務代行は人とともに仕事をするのでワーカーとしてのスキルを積み上げやすいです。
自分の稼働時間や稼働日数は、都合に合わせて組み立てることがでます。
仕事の面でのミスは、チーム力でカバーし合える心強い場面があるなど、連携プレーが多いのがメリットです。
在宅事務代行のデメリット
通勤がなく、時間や場所を問わず自由に仕事ができる在宅ワークですが、事務代行は、やはり企業やオフィスの稼働時間は勤務時間になることが多く、クライアントやチームメンバーとのやりとりが多いので、完全自由とも言えません。
また、自分の行動が即チームに影響するため、責任感や自主性などが要求されます。
自分の稼働時間外もオフィスは動いているために、勤務時間、休憩時間などのメリハリが付きにくいのが特徴です。
毎日対面して仕事をするわけではなく、オンライン上での会話が主であるため、より伝わりやすいコミュニケーション能力が必要です。相手に誤解のないように仕事をすすめなければいけません。
どんなスキルが必要か?
事務代行の仕事に必要なスキルは、最低限の社会ルールとマナー知識と一般知識、そして基本的なパソコンスキルが必要です。
とくに、電話応対やメール送付の際のルールなど、社会常識程度が身についていれば仕事ができるでしょう。あとは、実地の体験によってスキルを積んでいきます。
また、ワードプレスやブログ、フェイスブックなどのSNS対応や運営代行などのスキルがあると求人の幅が広がります。
あとは、経理事務のスキルや簿記などの資格があれば経理事務代行として働くことができます。
これまでに、事務業務に携わってきた人や経験のある人で、結婚や出産などでやむを得ず辞めてしまった人は多いでしょう。
このような、いままでの経験や事務業が好きな人にとっては、好都合のお仕事だと言えます。
仕事の可能性とニーズが増えている事務代行
中小企業では、専任の事務や経理を雇わず、兼任で業務を行っている場合が多く、仕事が立て込む繁忙期や、規模の拡大によってフリーランスの事務代行を雇う選択をする企業が増えてきました。
一方で、働き方の多様化によってワーカーは、在宅ワークなどのフリーランスが増え、事務代行や秘書代行といった職業が増えてきました。
インターネットの普及も相まって、こうした時代の流れやニーズから、事務代行の求人をよく目にするようになりましたね。
事務代行は、信頼できる企業、信頼できるワーカーのマッチングが課題とされていますが、フリーランスといった身軽さと柔軟性が注目を浴びています。