パソコンを使った内職は誰でもできる?初心者でも始められる2つの職種について紹介☆
近年、パソコンを使って内職をしている人はどんどん増加傾向にあります。定年して時間的に余裕ができた方、育児や介護があり外で働けないけれど自宅で少しでも副収入を得たい方、本業の合間に副業を始めたいと思っている方・・・そういった方々が手軽に始められるのが在宅ワークです。自宅にパソコンがあり、インターネット環境が整っていれば、誰にでも始めることができるのですが、一口で「パソコンを使った内職」と言っても、仕事の内容はどのようなものがあるのでしょうか。
本コラムでは、特に何か資格が必要という訳ではなく、基本的なパソコンスキルがあればチャレンジできる仕事を二つ紹介します。それは、データ入力とライティング。どちらも人気のある仕事で、報酬は難易度によって変わっていきます。「パソコンを使った内職を始めたいけれど、どんな仕事を選べば良いか分からない」という在宅ワーク初心者の方は特に必見です。
データ入力の内容と報酬
データ入力とは、文字通り、数字や文字などのデータをパソコンに入力していく作業です。手書き文字のデータ入力やチラシなどのテキスト入力といった単純作業の仕事から、自身の感想や体験談などを書きこむタイプのものまで幅広い種類のものがあります。報酬は文字数で定められていることが多く、難易度が高いものであればあるほど報酬も高くなります。
報酬が高いものとは、例えばデータに関連する他の情報を調べながら入力していく作業や、複数の資料に目を通しながら入力する作業など、単純に文字を入力していくだけではない仕事になります。当然こういった作業の方が時間もかかりますので、その分単価も高く設定されているということです。
データ入力のメリット
データ入力は、普段からパソコンをよく使っている人や、前職や本業でパソコン作業を人並みにこなしている人にとってみれば、敷居の低い仕事と言えるでしょう。応募するために特に資格が必要なわけではないという点も、始めやすいと言われている一因です。
また、データ入力は前述の通り、時給制ではなく出来上がった成果物に対して報酬が支払われることがほとんどですので、自分なりに効率よく作業を進めるための工夫などを凝らしていくようになります。そのようにしているうちに、自然と事務処理能力やパソコンスキルが向上していくことが期待できます。
納期さえ守ることができれば、作業時間は自分のペースで、自分の好きな時にできるという点もメリットではないでしょうか。クライアントなど相手とのやりとりがメインの仕事であれば、やはり仕事時間は平日の日中に集中しがちでしょうが、データ入力は早朝や夜などでも、自分の空いた時間に行うことができます。例えば育児をしながらの人であれば、子どもが朝起きる前、夜寝た後などに仕事を行うことができますので、時間を有効に使うことができます。子どもの急な発熱などで仕事ができない状況になってしまった時も、納期が近ければ仕事の依頼者に相談が必要ですが、そうでなければ、その日は作業をしないと自分で決めることもできます。
データ入力で他の人と差をつけるには
指示に沿って淡々とこなせばそれで良い、と思われがちなデータ入力という仕事ですが、キャリアアップや報酬アップも狙いたいところです。同じ仕事をしている他の人と差をつけるにはどうしたら良いのでしょうか?
まずは、仕事の依頼者と密に連絡を取り合うことです。基本的にはメールやスカイプ、チャットワークなどオンラインで連絡を取ることが多いのですが、レスポンスを早くすることや、丁寧なやりとりを心掛けましょう。依頼者からの信頼を得ることができると、急な仕事が入った時に任せてもらえることもあるかもしれません。
また、入力ミスなどがないように最終チェックを怠らないことも大切です。データの保存形式やフォーマットなどは、指示内容に沿ったものか?という細かなチェックを毎回しっかりすることで、依頼者からは「安心してこの人に仕事を任せられる」と思ってもらえ、今後の報酬アップにも繋がるかもしれません。
単純作業の仕事だからこそ、丁寧に、ミスのないよう、相手に信頼される仕事をしたいものです。
ライティングの内容と報酬
次に、ライティングという仕事についてみていきましょう。ライティングは、特定のテーマに関して、ウェブに投稿する記事を執筆する仕事です。様々なジャンルがありますので、自分で得意な分野を選ぶことも可能です。また、知らない分野でも、調べながら記事にしていくことで、自分の知識も増えていくので楽しくキャリアアップしていけるでしょう。
ライティングの報酬は、文字単価で設定されていることが多く、案件にもよりますが1文字あたり0.8~2円あたりが相場です。文字数は200文字~といった小規模のものから、10,000文字以上のものまで幅広くありますが、初心者の方はまずは少ない文字数のものからチャレンジしていくことをお勧めします。文字数の多い記事の場合、情報収集の時間や執筆時間に時間がかかります。文章が長い分、論理展開にも注意が必要ですし、最後にどのようにまとめるかといったことも、力の見せ所です。いくつも仕事をこなしていくうちに、読みやすい長文が書けるようになると、高い報酬も狙えます。
記事の書き方のコツ
評価の高い記事が書けるようになると、報酬アップにも繋がりますし、各方面から記事執筆依頼がもらえるようになるでしょう。そのためには、良い記事を書くコツを抑えておく必要があります。ここでいくつかコツをご紹介しましょう。
【読み手が読みやすい文章を】
誤字脱字がないのはもちろんですが、文章の構成がしっかりしていて、読みやすい文章を心掛けましょう。また、事例や根拠を取り入れると、より説得力のある文章に仕上がります。執筆の流れですが、まず必要な情報を集め、文章の流れを考えて、その後自分の言葉で執筆を開始します。書いている途中で「ここの情報がもっと欲しいな」と思うところが出てくることがあるので、その際にはまた情報収集に戻ります。書きあがったら、最後に目を通してみて、誤字脱字がないか、論理の飛躍などがないか、チェックしましょう。自分の文章をできるだけ客観的に見直すことにより、読みやすい文章が仕上がります。
【色々な記事を読んでみる】
自分が担当している分野と同分野の他の記事を参考に読んでみて、良い部分を盗んでいきましょう。これは、コピペをしてくださいという意味ではありません。文章の流れや、論理の展開など、読み手が引き込まれるような記事には参考になる手法が盛りだくさんです。
【オリジナルの文章を】
ライティングの仕事は、記事に自分の知らない情報も盛り込むため、色々と調査をしてから書き始めることになります。そこで、参考文献の文章をそのままコピーしてしまうのは絶対にNGです。既存の文章を自分の表現に変えて、同じ意味合いのオリジナル文章を作り出すという「リライト」という仕事も存在しますが、こちらもコピーとは全く異なりますので、注意しましょう。
また、知らない情報を調べる際にはWikipediaを使いがちですが、企業のサイトを覗いてみるとさらに有意義な情報が得られる確率が高いです。企業のサイトは、読みやすく、知りたい情報がうまくまとまっていることが多いので、是非活用してみてください。
パソコンを使った内職を始める際に気を付けたいこと
データ入力、ライティング、どちらの仕事にも言えることですが、仕事を探す際には求人サイトを利用することが多いでしょう。その際、登録料などが不要の無料サイトから始めましょう。中には、仕事を紹介する見返りとして、高額な登録料を請求してくる詐欺まがいのサイトがありますので、注意が必要です。
また、応募後に企業から連絡があって、トライアル記事の作成依頼を受けることがあります。指示に沿って記事を書き、その出来によって、採用するかどうか判断するものです。このトライアル記事の執筆作業には報酬が伴わないことが多いですが、練習と思ってしっかりと臨みたいところです。ただし、このトライアルの結果、不採用となり、「研修を積んでまた次回のトライアルに挑戦してください」と、高額な研修費を払わされる場合があります。仕事をするためにお金を払うというのは本末転倒ですので、こういったことにも注意したいところです。
さいごに
データ入力もライティングも、「パソコンを使った内職を始めたい」と思っている人にとっては手軽に始められる仕事です。副業としても、主婦のお小遣い稼ぎとしても人気の仕事ですので、是非挑戦してみてはいかがでしょうか。
ただし、在宅ワークをする時は、自分のスケジュール管理と体調管理を怠らないように心がけましょう。自分の一日のスケジュールの中で、どれぐらいの時間を仕事に充てられるのか、無理のないスケジュールを立てることが長く続けるためのコツです。また、企業の社員のように有給休暇があるわけではないため、体調を崩してしまっては仕事ができず収入も途絶えてしまいます。在宅ワークで無理をして、本業に支障がでてしまっては意味がありませんので、くれぐれも気を付けましょう。