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イラストレーターの仕事の受注方法を伝授☆ブログ作りからスキルアップまでご紹介♪

絵を描くのが好きで、趣味で描いた自分のイラストが部屋の中に溜まっていませんか?パソコンの中に、あなたのイラストがたくさん眠っていませんか?実はあなたのそのイラストを、「お金を払ってでも欲しい!」と求めてくれる人がいるかもしれません。

しかしイラストが眠ったままで、自分が何もアクションを起こさなければ、もちろん何も起こりません。今活躍しているイラストレーターの中には、趣味でイラストを描くことから始まり、その後イラストを人目に触れさせているうちに、仕事に繋がったという人が少なくありません。

あなたにも、工夫次第でイラストレーターという仕事への道が開けるかもしれないのです。それでは、どうすればイラストを仕事にできるのでしょうか?そもそもイラストレーターという仕事ってどんな仕事?イラストを描くことが好きで、ゆくゆくはそれを仕事にしたいと思っている人は、イラストレーターの仕事を始めるコツを抑えておきましょう。

イラストレーターの仕事

街で目にするかわいいイラスト。インターネット広告の目を引くイラスト。ゲームや本に書かれている魅力的なイラスト。このどれもが、イラストレーターによって描かれているものです。イラストレーターの仕事は、例えば以下のようなものがあります。

【ゲームのキャラクター】
ソーシャルゲームのキャラクターを描く仕事です。ある程度設定が決まっていて、それに沿ってキャラクターを描く場合もありますが、キャラデザインから携わることもあり、イラストレーターとしてのセンスが求められます。

現在の流行は、乙女系やアイドル系の絵柄です。とても流行に敏感な世界なので、少しでも絵柄が古いと感じられると、依頼を受ける機会が減少してしますから、常に最新の感覚を身に着けておくことが重要です。

【小説の挿絵】
小説の表紙や挿絵を描く仕事です。特に表紙のイラストによって本の売れ行きが左右されることがありますので、一枚のイラストに様々なアイデアや工夫を盛り込むのがこの仕事です。

表紙に積極的にイラストを採用しているのは、角川スニーカー文庫などのライトノベル系の書籍です。また電子書籍の分野も表紙をイラスト化する傾向にあります。さらに辻村深月『かがみの孤城』や瀬尾まいこ『そして、バトンは渡された』のように、最近では流行作家の著作もイラスト調の表紙が多く採用されています。

【広告のイラスト】
新聞・雑誌・チラシ・ウェブサイト・・・色々な媒体に掲載されている広告のイラストを手掛ける仕事です。他の仕事と比べて、人目に触れることが多い仕事になりまので、イメージも湧きやすいでしょう。紙媒体であれば目を引くイラスト、ウェブサイトであればクリックしたくなってしまうようなイラスト、といったように、媒体に応じてお客さんの心を鷲掴みにするイラストが求められています。

身近な例では、JR山の手線の渋谷駅を始めとした各駅に巨大イラストによる広告が設置されて、注目を集めています。

【テレビ関連の仕事】
テレビ関連の仕事でもイラストは使われる機会は多くあります。詐欺被害の実例などを分かりやすく解説するフィリップボードや、タレントを似顔絵で表現することでインパクトのある映像効果を狙うといった活用をしています。

また女優の桐谷美玲さんが出演するホームメイトのテレビCMで、背景にイラストが効果的に使用されるなど、テレビCMの世界でもイラストが採用される機会が増えています。

イラストレーターの平均年収は約330万円(2016年時点:転職サイトDODAによる)で、比較的低めではありますが、フリーで活動しているイラストレーターは、努力次第で収入は変わってくるようです。

イラストの仕事をもらうには?

それでは、実際イラストの仕事をもらうには、どうすれば良いのでしょうか。

最も簡単で手軽な方法は、イラストレーター向けのお仕事紹介サイトに登録し、仕事を探すことです。自分の作品性や個性を生かし、「あなたのイラストが欲しい!」と言ってくれる人を探しましょう。

次に挙げられる方法としては、出版社が開催しているコンテストに参加することです。コンテストで受賞すれば、賞金がもらえるほか、イラストレーターとして活躍する場を保証してくれる場合もありますので、チャレンジしてみる価値はあるでしょう。

また、最近では、自身のブログやツイッターなどのSNSにイラストを載せて発信するやり方も増えてきています。ブログなどに載せたイラストを見て、「同じタッチで○○をテーマにしたイラストを描いてもらえませんか」と声がかかるかもしれません。発信力が強ければ強いほど、ブログやSNSを見た人から仕事の依頼がくる確率が高まります。

ブログ作りのイロハ

中でもブログを作って発信するのが効果的と言われているのですが、ではどのようなブログを作り、何を載せればいいのでしょうか?必須な要素はこの3つです。

【ポートフォリオ】
ポートフォリオとは、自分の過去の作品を一覧にまとめて見やすくした作品集です。仕事を依頼したい思っている人は、「こういったタッチのイラストがいい」というイメージを持っていることが多く、そのイメージに合ったイラストを探しています。ポートフォリオで自分のイラストのタッチや個性をまとめておけば、「イラストがイメージに合う!」と思ってくれた人が仕事を依頼してくれる確率が高まります。

【料金表】
料金の記載がないと、仕事を依頼したいと思っても躊躇してしまう人が多いかもしれませんので、しっかりと価格設定をして提示しておきましょう。価格設定ですが、有名なクリエイターが仕事を受ける場合と、無名のクリエイターが仕事を受ける場合とでは、同じ仕事でも値段は変わってきますし、依頼者によっても依頼金額は異なってくるでしょう。

では、イラストレーターとしてまだ仕事をしたことがない人が、料金表を作成する場合、または見積もりを提示する場合、その価格設定はどのようにすれば良いのでしょうか?

考え方は至ってシンプルです。まず、自分が納得できる基準額というものを設定しましょう。自分がどのようなスタイルでイラストレーターの仕事をしたいのかを踏まえて、月にどれぐらいの収入を目指したいのかを考えてみてください。本業としてやっていきたいのか、副業として始めたいのか、またはお小遣い稼ぎ程度で良いのか、自分のスタンスによって目指す月収は異なってきます。目指す月収が決まったら、日給を割り出し、一日の労働時間を決めて、それから時給を出します。自分の時給が決まったら、あとはそのイラストの仕事をするためにかかる所要時間を予測して、時給×時間で料金を出すことができます。

例えば、本業としてイラストレーターの仕事をしようと思っており、月収40万円を目指す場合。
月の稼働日数は22日。
そうすると日給は18,000円ほど。
一日の労働時間は8時間。
18,000円(日給)÷8時間=2250円。
この2250円というのが、自分の希望時給です。

一枚のイラストを描く仕事を受ける場合、そのイラストを描く時間や、依頼者とのやりとり、事務作業にかかる時間などを予測して、例えば全ての作業に5時間かかると踏んだ場合、
2250円(希望時給)×5時間=11,250円
となります。これが見積もり価格です。

もちろん仕事が毎日安定して入った場合の計算ですから、少し余裕を持たせて日給を高めに設定するなど工夫は必要ですが、このやり方であれば、毎回価格設定に迷うことはありません。自分の基準額をはっきりと決めておくことで、値段交渉などもしやすくなります。

ここで、値段交渉についても抑えておきましょう。自分の見積額を提示し、それよりも安価な額でお願いしたいと言われたら、どうしたらよいのでしょうか。一件でも多く仕事を受けたいという気持ちから、依頼者の依頼金額に合わせようと考える人が多いかもしれませんが、必ずしもそれが得策という訳ではありません。安請け負いは、あまりしない方が良いのです。自分の基準額をせっかく設定したのですから、それを簡単に崩す必要はありません。

良い方法は、値下げをする代わりに交換条件を提示することです。納期を伸ばしてもらう、依頼件数を増やして大量発注にしてもらう、今後もリピートして仕事をもらう、依頼額に合わせた内容に変更してもらうなど、その仕事の内容に応じて条件を考えてみましょう。例えば大量発注にしてもらえば、単価の価格が下がっても、最終的な収入額は増加しますし、依頼額に合わせた内容に変更してもらえば、自分の設定した基準額を崩さずに済みます。また、イラストにクレジットを入れてもらうことなども良い案です。クレジットを入れてもらえば、その作品の制作者が一目瞭然なので、作品を目にした他の人や企業から、別の仕事の依頼がくる可能性も考えられるためです。

価格交渉は実際に仕事の依頼を受けてからですので、まずはブログに料金表を記載するために、自分の基準額を設定してみてください。

【お問合せ】
仕事の依頼や質問を受けるため、自分のメールアドレスをブログに記載しておくというのも大事なのですが、お問合せフォームというものがブログにあると、尚良いでしょう。直にメールをするという行為が、問い合わせのハードルを少し高くしてしまう場合があるためです。実際に、「メールで届く問い合わせよりも、お問合せフォームから届く問い合わせの方が、数が多い」という話をよく耳にします。

メールアドレスを記載する場合も、送られてきたメールを見逃すことがないよう、それ専用のメールアドレスを作成し毎日チェックするなど、管理を怠らないようにしましょう。せっかくのチャンスを逃してしまわないよう、気を付けたいものです。

ブログで仕事を受注するには

ブログの土台ができたら、次はどのような記事を、どのような頻度で投稿していけば良いのかを考えます。ここで、ブログで仕事を受注するためのコツを抑えておきましょう。

まず、イラストで分かりやすく情報をまとめた記事をアップしてみましょう。ただ単にイラストを張り付けて、テーマ・料金・制作期間などを記すだけではアピール力が足りません。何等かの情報を記事にまとめる際、イラストがあると分かりやすく楽しんで読むことができる場合が多いですが、そういったコンテンツを実際に作成してアップするのです。実際に自分のイラストを使うとこういった記事が書けますよ、とアピールすることによって、依頼者にもイメージが湧きやすいのです。

更新の頻度ですが、とにかく数が多いに越したことはありません。SEOを意識してコツコツと記事数を多くしていくことにより、検索で上位のほうに出て来やすくなります。

検索結果の上位に躍り出るためには、数だけでなく、もちろん内容も重要です。検索されるであろうキーワード(例えば「イラスト」「イラストレーター」など)を記事の中に散りばめていきましょう。その際、複数のキーワードに焦点を充てて、ニッチを確実に拾えるよう工夫することも有効です。

依頼者がどのようなキーワードで検索をかけるか予測をして、そのキーワードをたくさん盛り込んだ記事を数多くアップし続けることによって、検索結果の上位に自分のブログが出てくるようになってくるということです。一日二日で仕上がるということはありませんので、焦らず長期間続けていきましょう。

駆け出しイラストレーターに必要なもの

まだ無名の駆け出しイラストレーターが、これから仕事をたくさん受注していくためには、ブログを作って更新して、それで終わりという訳ではもちろんありません。駆け出しイラストレーターの心構えや仕事を受けるための工夫を、ここで紹介していきましょう。

【締め切り厳守】
どのような仕事もそうですが、締め切りがしっかり守れない人には、提出されたものがどれだけ魅力的な成果物であっても、リピートして仕事を頼もうとは思いません。イラストレーターの仕事も同じです。締め切りを守るということは当然のことのようですが、それは自分の仕事状況を管理することができている証拠であり、とても重要なことなのです。駆け出しのイラストレーターであれば特に、締め切り厳守をして相手の信頼を得たいものです。

【実績を積み重ねる】
実績がたくさんある方が、仕事の依頼も来やすいです。そのため、まずは実績を積み上げていくことに注力しましょう。無料で仕事を引き受けて、口コミで広めてもらうという方法もあります。また、無料でイラストをダウンロードできるようにする、漫画を描いて公開してみるなど、まずは認知度を上げるために活動してみましょう。最初からかっちり金額を取ろうとしても、無名の場合は難しいことが多いです。

【顧客との接触をなるべく多く】
一度仕事を依頼してくれた顧客は大切にしましょう。今後も仕事を依頼してもらえるよう、コンタクトをとり続けておくと良いでしょう。また、まだ仕事の依頼には繋がっていないけれど、これから依頼をくれるかもしれないという人がいたら、その人との接触をなるべく多く持ちたいものです。そうすると、その人が「イラストを描ける人、いないかな」と探し始めた時に、「あ、この人がいたな」と思い出してくれるようになります。

このようにして、まずは認知度を上げるために活動し、信頼を構築します。一度得られた信頼は、簡単には崩してはいけません。締め切り厳守の精神で、いただいた仕事は互いに気持ちよく進められるよう努力しましょう。

イラストレーターのスキルアップ

イラストレーターとして仕事を始めるからには、スキルアップもしていきたいと思うでしょう。イラストレーターになるために必要な資格が特にあるわけではないのですが、「勉強してスキルアップを目指したい!」と思っているのであれば、関連した資格を取得してみると良いでしょう。資格を持っていると、契約の際に有利になるなど、「取っておいて良かった」と思う場面も出てくるかもしれません。

「Illustratorクリエイター能力認定試験」は、コンピューターでイラストを描くために必須の画像編集ソフトIllustratorの技術認定試験です。求人の条件でよく「Illustratorが使える人」という項目を目にしますが、自己申告で「使えます」と言うよりも、この資格があれば説得力があり、優先して採用してもらえるかもしれません。

Illustratorと同じく、イラストレーターには必須の画像編集ソフトPhotoshop(R)の技術認定試験、「Photoshopクリエイター能力認定試験」もあります。「Illustratorクリエイター能力認定試験」も「Photoshopクリエイター能力認定試験」も、年齢など関係なく誰でも受験することが可能です。

また、「CGクリエーター検定」というものもあります。映画やアニメ、ゲームなどで最近使われることが多いCG。それを手掛けるデザイナーやクリエイターを対象とした検定です。イラストにCGを取り入れたい、ゆくゆくはCGも使いこなしていきたいという人には、お勧めです。

色彩検定やカラーコーディネート検定試験も、候補として挙げられます。どちらもイラストには欠かせない「色」に関する知識を問う試験ですが、主婦や年配の方にも人気があり受験層がかなり広いとされる色彩検定に比べ、カラーコーディネート検定試験の方が学術的・工業的に強く、専門性の高い内容になっています。

まとめ

イラストレーターとして仕事を始めたいと思ったら、まずは行動に移すことです。どんな仕事もそうですが、待っていても仕事が降ってくるわけではありません。かといって、熱心に営業をすることが全てでもありません。インターネットが普及している今だからこそ、時代に合った仕事の探し方があるのです。

最後に、イラストレーターとしてイベントや勉強会などに参加する機会があったら、仕事仲間や顧客を探すのではなく、気の合う友人をどんどん見つけ、交友を深めましょう。仕事仲間や顧客という意識を持ってしまうと、仕事以外の用事でコンタクトが取りにくくなってしまい、結局その後一度も会わなかったということになりかねません。一方、気の合う友人の場合、その後も、仕事の話抜きで長い付き合いができます。他の業界の人であれば新鮮な刺激を受けることができますし、同じ業界の人であればそのうち仕事にも繋がる可能性があります。人脈というのは、そういったところから作られていくものなのです。

「最初はイラストを仕事にするつもりはなかったけれど、趣味で描いているうちに仕事へと繋がった。」「最初はお金を払ってもらうほどではないと思って無償でイラストを描いていたけれど、気が付いたら自分のイラストの価値が上がり、本業に至るまでになった。」「出向く先々で気の合う友人を探し、交友を深めていたら、その友人から仕事を依頼されるようになった。」こういった話は珍しいことではありません。何事も、最初は種まきからと思って、目先の利益に囚われず、小さなことから始めてみましょう。きっと新しい世界が待っているはずです。

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