未経験者でもライター業はできる!仕事に活きるスキルや執筆のコツを教えます☆
目次
ライター業は素人でもできる簡単なお仕事?
インターネットの爆発的な普及により、自宅で働く在宅ワーカーが増えています。
プログラマーやウェブデザイナーなど専門的な知識やスキルを持っていない方に、特に人気のある在宅ワークのお仕事として、よく知られているのが「ライター業務」。
一般的なライター業のイメージというと、取材やインタビューを行って、記事を編集作成する新聞記者や雑誌ライターなどをイメージされる方が多いと思いますが、クラウドソーシングサイトなどで募集されるライターは、インターネットに配信する記事を書く「ウェブライター」というカテゴリーに分類されます。
ウェブライターは、新聞記者や雑誌のライターと違って、取材などは行いません。その代わり、インターネット上やそれ以外のソースから得た情報を元に、記事を編集していきます。
ウェブライターに求められる資質は、情報検索をきちんとできる能力と、著作権にかからないように、オリジナルのコンテンツを再編できる能力の二つです。
また、ウェブライターの報酬は、紙媒体のライター業に従事する方に比べて非常に低い単価ですので、まとまった報酬を稼ぐためには、早く正確に記事を執筆できるスピードも重要となります。
今回は、クラウドソーシングで活躍したい人必見の「ライター業」について、必要となるスキルや執筆のコツ、そして稼ぐためのポイントなどをまとめます。
ライター業務ではどんなプロセスで記事を執筆するの?
クラウドソーシング上で募集されているライター業のジャンルは、美容・ダイエット・恋愛・芸能などのエンターテイメント関連の記事から、金融・不動産投資・医療など、専門性の高い分野までと様々。一つのジャンルだけでなく、多くのジャンルの記事を執筆できるライターが求められています。
特に、専門性の高いジャンルでは、税理士・会計士資格保有者や介護・看護の経験者など、スキルや経験のあるライターが募集されていますが、それ以外の一般的なコンテンツでは、主婦や学生など、ライター業未経験の方でも執筆できるコンテンツがたくさんあります。
ライター業務にはいくつかのパターンがあり、決められたタイトルとキーワードに沿って、情報を検索し記事を編集するようなケースと、記事のテーマ・構成などを一から自分で作り上げて執筆するパターンなどがあります。
これ以外にライター業務に含まれる作業としては、記事を寄稿するサイトによっては、画像の選定や見出しの設定、キーワードの設定やリンク設定など、関連業務が含まれる場合もあります。
クライアントによっては、編集チームを組んで、提出された記事を校正するシステムを採用している場合もあり、内容によって修正依頼が来た場合は、記事を再編集しなければなりません。
ライター業務の流れは、基本的に上記の2パターンで、純粋に記事執筆だけを行える案件の方が、記事を納品するまでの時間が短時間となり効率的です。
ライター業を始める人に必要な三種の神器
続いては、クラウドソーシングでライター業を始める方に必要な「三種の神器」をご紹介致します。
■パソコン
まず、ライターにとって絶対に欠かすことのできないアイテムがパソコンです。記事の執筆は、ワード・テキストの他、クライアントによっては、インターネット上の編集システムを利用して行います。
高機能なパソコンは必要ありませんが、スマホでの執筆を認めているクライアントは少ないので、仕事を受注する上でパソコンは必須アイテムと言えます。
働く場所を選ばないフリーランスのワーカーの場合は、断然ノートパソコンの購入がおすすめです。ノートパソコンとポケットwifiさえあれば、移動中の飛行機や旅行中など、どこでも仕事をすることができるようになります。
病院や銀行などの順番待ちだったり、主婦の場合は、子供の習い事の送迎待ち時間など、空き時間を使ってどこでも仕事ができるので、ノートパソコンの購入をおすすめします。
■Skype/Chatworkのアカウント
二つ目に持っておきたいライター業の三種の神器は、インターネットの無料通話システム「Skype」やクラウドワーカーのためのコミュニケーションツール「Chatwork」のアカウントです。
クラウドソーシング上で募集されているライター業務の中には、記事の納品や修正依頼などを、すべてChatworkで管理しているクライアントも少なくありません。
また、執筆に関連する打ち合わせや、研修中の指導などをSkypeで行うクライアントも多いので、通話システムとしてSkypeのアカウントも持っておいた方が安心です。
SkypeやChatworkのアカウントは、すべて無料で作成でき、PC上だけでなく、スマホのアプリでもダウンロード可能です。アプリを入れておけば、出先でも仕事の連絡が確認できるので、非常に便利です。
Chatworkでは、マニュアルなどの共有やタスク管理などを行える機能も搭載されており、すべての業務をインターネット上で完結することができるので、多くのクライアントがこのサービスを利用しています。
基本的な操作方法を理解しておくと、仕事受注の際にも、アドバンテージがありますので、まずは無料登録しておきましょう。
■銀行口座
最後に用意しておきたいライター業の三種の神器は、銀行口座です。クラウドソーシングを経由して、ライター業のお仕事を受注した場合は、報酬はすべて銀行口座に振り込まれる形で受けとります。
クライアントによって、取扱い口座などが異なりますが、大手クラウドソーシングサイトなどでは、登録する銀行によって、入金手数料が異なります。ゆうちょ銀行、楽天銀行などの取扱いが多いので、この2つの銀行口座を持っておくと良いでしょう。
入金確認をスムーズに行うためには、ネットバンキングを利用するのがおすすめです。ゆうちょ銀行も、登録しておけばネットバンキングが使えますので、事前に手続きをしておくことをおすすめします。
クラウドソーシングサイト経由で支払われる場合は、サイト利用料などの手数料を最大20%ほど引かれます。直接契約してくれるクライアントの場合は、サイト利用料は支払わなくて良いというメリットがありますが、中には悪質な業者もいて、支払いが行われないというリスクもありますので、ご注意ください。
ライター業を始めたい方が知っておきたいスキル4選
続いては、ライター業をこれから始めたい方に、知っておいて欲しいスキルを4つご紹介します。
■SEO対策
一つ目のスキルは、SEO対策です。英語ではSearch Engine Optimisation と書きますが、これは、Googleなどの検索エンジンで、執筆した記事が検索上位にヒットするために必要な「検索最適化」を意味する用語です。
せっかく執筆した記事も、多くの読者に読んでもらえなければ作成した意味がありません。サイトへのアクセス数を増やすために、ウェブライティングでは、SEOを意識したキーワードを盛り込んで記事を執筆することが重要です。
SEO対策キーワードは、クライアントがすべて選定している場合もあれば、自分で検索してテーマに合わせて追加するという場合もあります。
執筆する文章の中に、決められたキーワードを盛り込みながら執筆しなければなりません。クライアントによっては、SEO対策のために、キーワードの使用回数を設定している場合もあります。
ウェブライターには、決められたルールやマニュアルに沿って執筆できる能力が求められています。
■画像編集のやり方
ブログやキュレーションメディアなど、様々なクライアントがいるクラウドソーシング業界。ライター業務では、画像選定や画像設置を依頼されるケースも少なくありません。
使える画像のサイズが決められている場合は、フリーサイトの画像をそのまま使えない場合もありますので、写真を小さく縮小したり、トリミングする、あるいは、画像を明るく編集しなおすなど、多少の画像加工の知識があると便利です。
Photoshopを持っていない方は、無料で使えるGIMPイメージ・エディタがおすすめです。操作方法も簡単で、無料でダウンロードできますので、パソコンに入れておくと安心です。
■WordPressの使い方
最近では、個人事業主として、自分のブログやサイトを運営する方が増えており、wordpressを使った記事の編集を依頼する案件が多くなってきています。
wordpressはブログのようなコンテンツ・マネジメント・システム(CMS)のことで、ライターに採用された場合は、主に「寄稿者」あるいは「投稿者」の権限を与えられて記事執筆に臨みます。
太文字の表示や見出しの作り方など、基本的な操作は一般的なブログの編集画面と類似しており、ワードにも似ているので、このどちらかの操作方法が分かれば、ほとんどの場合は問題ありません。
ログイン方法は、クライアントから直接指定されたパスワードと、ユーザー名を入力して行います。
■基本的なhtml
WordPressで記事編集を依頼された場合に、稀にhtmlを使って記事をカスタマイズする場面も出てきます。
htmlとは、ホームページ作成の基本的なプログラミング言語で、リンクを貼る時には<a href/></a>、スペースを空ける時には<br></br>など、記事のコンテンツの前後を上記のようなプログラミング言語で挟んでホームページ上に正しく表示されるように指示します。
あまり重要度は高くないスキルですが、将来は自分でWordPressを使ってサイト開設を目標にしているライターの場合は、積極的に覚えておきましょう。
ライター業務をうまく進めていくためのコツ
ライター業務をうまく進めていくためには、とにかく短時間で、必要な情報を検索して、内容をまとめあげる力です。
クライアントによっては、SEOキーワードに合わせて、参考にすべき「ネタ元」などを提供してくれる場合もありますが、与えられた情報源だけでは、オリジナルの記事を執筆するのが難しい場合もあります。
しかし、いくつものサイトを同時に開いていると、どの情報を参考にしてよいのか分からなくなり、情報収集にばかり時間がかかって、まったく執筆が進まないというデメリットがあります。
筆者がおすすめする方法としては、検索した記事の中から、自分にとって最も分かりやすいサイト1件に絞り、それに沿って見出しを設定することです。
先に見出しを決めてしまえば、執筆する方向性も決まりますし、文字数が足りない場合は、最後に他のサイトから検索した情報を追加することで調整しやすくなります。
また、オリジナルコンテンツを作成するためのポイントとしては、日本語の語彙数を増やして、同じ内容でも違った表現や切り口で執筆するということです。
未経験者もチャレンジできる!ライター業で稼ごう!
ライター業に役立つスキルと執筆のコツなどをご紹介致しました。
文章を作成するというのは、誰にでも簡単にできそうなイメージがありますが、実際に取り組んで見ると、500字ほどのコンテンツでもなかなか難しいということが分かります。
しかしながら、ライター業務を続けていけば、文章を書くという作業に次第に慣れていきますので、執筆スピードも上がってきます。
未経験者でもOKの案件の中には、文字数も少なく、取り組みやすい案件もたくさんありますので、まずは、自分の興味を持てる分野から、ライター業にチャレンジしてみてくださいね!