パート主婦は要注意!最近よく聞く「150万円の壁」って何のこと? | 在宅ワーク・内職の求人・アルバイト情報なら主婦のためのママワークス

パート主婦は要注意!最近よく聞く「150万円の壁」って何のこと?

2018.11.08
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今年もあっという間に年の瀬になってしまいました。
年末になるとパート主婦にはあまりわからないもののよく聞く、年末調整やら扶養控除のメリットのために仕事量の調整など、税金のお話です。

2018年度から扶養控除制度の改正で、少し多めに働けるようになったとも聞きますね。
でも時々聞くのが、逆に損をするから、今まで通りの方がよい、等、本当こんがらがってしまいます。

それで今回は、最近よく聞く「150万円の壁」って何なのか?すこしだけご紹介してみますね。
パート主婦にとって、忙しい時間の合間を縫ってお仕事をしているのですから、出来るだけ働いた分はきちんともらえるように手取りは減らしたくないものですよね。

「150万円の壁」って何のこと?

これは配偶者控除制度によって、妻の給与所得の年収の上限のことを指しています。
つまり、今までよく聞いていたのは、「103万円の壁」ではないでしょうか?
これが簡単に言うと、2018年1月以降に額が引き上げられた、ということになるわけです。

今までは妻の所得が103万円以下であれば、夫の所得には配偶者控除として38万円の所得控除が受けられるようになっていましたよね?
ですから、パート主婦であれば、年間103万円を超えないように調整しながら働いていた方がほとんどであったことでしょう。

それが女性の社会進出の向上を後押しさせるために、日本の政府が配偶者控除制度の改正に踏み切りました。
その一環として、夫が所得控除38万円を受けられる妻の年収の上限を、103万円から150万円に引き上げた、という訳です。
そのため、今まで「103万円の壁」から「150万円の壁」といわれるようになったわけなのです。

ではこれからは政府の後押しで制度も改正されたことだし、パート主婦にとってはガンガン稼いで手取りを増やして年収上限の150万円までギリギリ働こう!と思われる方も多いことでしょう。
実はその思い込みが危険で、要注意、なのです。
改正されたのは、配偶者控除制度だけ、ということがネックになってしまうのです。

その点に関しては、これからお伝えしてゆきましょう!

「150万円の壁」まで働くと逆に損をする???

ここが要注意なのです。
先ほど少しだけ触れましたが、改正されたのは扶養控除制度のみとなっています。

では何が現状のままなのでしょうか?
・所得税
・社会保険
・住民税
以上に挙げたものは、特に変更されていないということなのです。
ということは何を意味するのでしょうか?

仮に、妻がギリギリの150万円まで年間働いたとしましょう。
確かに、ご主人様は所得控除として、今まで通り満額の38万円を控除分として受けることが出来るでしょう。
なのですが!ここが盲点なのです。

先ほどの3点が変更されていないので、妻自身がそれらを自身で支払う義務が称してしまう、ということになってしまいます。

例えば
・所得税
ボーダーラインは現在まだ103万円のまま
・住民税(地域によって異なる)
こちらも変更されていないので今まで通り年収93〜100万円がボーダーライン
・社会保険
夫の会社の社会保険の扶養に入れるのは106万円、または130万円のまま、となっています。

この健康保険や厚生年金などを含む社会保険料に関しては、妻が勤務する会社の規模によって、そのボーダーラインは106万円か130万円になるかが変わります。
ということは、うっかり、今度の改正で「103万円の壁」から「150万円の壁」まで上がったから、沢山働いたとしても、上記が全部妻が支払うことになると年間数十万は引かれてしまいます。
そうすると、働いた分だけ手取りが増えることもなく、税金の
めにほとんど働いた分は引かれてしまうと考えた方がいいようになっています。

住民税に関しては金額も少しですから、たとえ103万まで働いても特に問題はないことでしょう。
それは所得税も然りです。
となると、本当に残念ではあるのですが、中途半端に増やしてしまうと逆に扶養から外されたりと、損ばかりになってしまい、働き損が出てくるということになってしまいます。

そのため、確かに扶養控除制度の改正後は「150万円の壁」というものもありますが、元々正社員ではないパート主婦にとっては、今まで通りの方が無難であることの方が多いのです。

もしも「150万円の壁」を超えて働きたい場合は控除を受けられないの?

勿論控除はそれなりにあるのでご安心を!

ただ妻の年収が「150万円の壁」を超えてしまうと、配偶者特別控除の対象になります。そして、この配偶者特別控除というのは、妻の年収と夫の年収が上がるに比例して、控除額は下がっていく、という仕組みです。

そのため、控除は受けられますが、受け取れる額は下がるうえに、130万円を超えると妻自身が支払う義務が出てくる社会保険料も発生してくるため、働いた分だけの手取りが受け取れるわけではなくなることを覚えておきましょう。

効率良いのは結局どれくらい働くこと?

こういったことを念頭に置くならば、一番効率だけを考えるなら、結局のところ、現状維持が一番良い、ということになります。配偶者控除は満額受け取れますし、社会保険料・所得税に関し、負担が無いからです。
それでも、妻の勤務先は、もう少し働いてもらいたいと思っていることもありますよね。

そういう時には、せめて「130万円の壁」を超えなければいいかもしれません。
130万円未満であれば、社会保険料の負担がなく、夫の会社の社会保険の扶養に入れます。
他の税は妻本人から引かれてしまうかもしれませんが、社会保険料の負担が一番大きいので、勤務先の要求の兼ね合いも考えてそのように調整できるかもしれません。

でも、もう少し働いて、手取りを増やさないとやれない、ということであるのであれば、「150万円の壁」は突き破り、160万以上稼ぐことに専念されるとよいですよ!
簡単に言うと、103万円を超えた場合は、130万円未満に抑えるか、160万以上にしてガンガン稼ぐことにするか、のどちらかが肝要なのです。
例えば年収が150万円という中途半端ですと、社会保険料の20万円が差し引かれます。
結局手取りは130万円未満に抑えた場合と変わらない事態になってしまうのです。

これではいわゆる働き損ゾーンになるわけです。
ですから、この働き損ゾーンを避けるためには、160万円以上稼ぐことが肝要である、ということになります。

ただし、160万円以上働かいたからといって、働いた分だけの手取りにはなりません。
そのことを念頭に置かれると、無駄がどうしても許せないのであれば、やはり103万円を目安に働くのが良いですよね。

夫の社会保険の扶養に入れるボーダーラインの違いって何のこと?

これからは、少しのミニ知識をお伝えしましょう。

先ほどから、「130万円の壁」も大切であることをお伝えしていますが、それはどうしてだったか?覚えておられますか?
これは夫の社会保険の扶養に入れるボーダーラインの妻の年収の壁のことです。
これは結構「150万円の壁」よりも重要度もある意味、あるかも知れませんね。

ですがこの「130万円の壁」というのも、妻の勤務先でそれが「106万円の壁」にもなり得るので非常に要注意なのです。
妻の勤務先の会社の規模によって、そこが変動してしまうのです。
これは一体どういうことなのでしょうか?

これは妻の勤務先が以下の通りですと年収106万円を超えると勤務先の社会保険への加入が必須となるということです。
・501人以上(厚生年金の被保険者数)の従業員のいる企業
自分はパートだしあまりそんなの関係ないとは思わないでください。
意外や意外、実は奥様の方が、ご主人様よりも大企業にお勤め、ということはよくあることなのです。

パート主婦は結構、大手チェーン店で働いていますよね?
イオンであったり、大手の家電量販店であったりと、していることも多々あります。
ご主人様よりも、ある意味大手にお勤め、ということはあるのではないでしょうか?

こうなると夫の社会保険の扶養に入れるかどうか、が130万ではない場合もあります。
それで、自分の勤務先がどうなのかを把握しておくのも大切です。

年収130万円の壁を超えても、自分の勤務先で社会保険に加入できるかはわからない

ここも要チェックです。
夫の扶養から外されても、自分の勤務先で社会保険に加入してくれるだろうと思い違いをしている場合もあります。

そう思って安心していたら、夫の社会保険の扶養から外されたあげくに、自分の勤務先では社会保険に加入してもらえず、自身で国民健康保険や国民年金に加入し支払う義務が発生しているかもしれません。

大手ですと、106万円を超えた場合、そこで社会保険に強制加入となり、夫の社会保険の扶養からは外されてしまいますが、それでも大手は強制でも加入させてくれますから、この点では安心なのですが、中小企業で中途半端に働いてしまうとこういったことが生じてしまい、手取りは働いても全く変わらないのです。

ですから、「130万円の壁」ということを決して忘れないで働くことが肝心です。

扶養控除制度の改正をさほど意識せず現状維持で!

働けるだけ働ける環境や体力があるのであれば、「150万円の壁」など悠々と超えて、沢山稼いだ方が当然いいのですが、なんといっても主婦、というのは、実はそれだけでも大事なお仕事を持っているわけですから、それとの両立を図りながら、を希望されるのであれば、現状維持がやはりおすすめ、といえるでしょう。
というのも、中途半端に多めに働いてしまうと、夫の扶養から外されてしまって、その分を全部働いて、手取りは全然変わらないからです。
働いた分が全く反映されないって、疲れ倍増ですよね。

年収が103万円に抑える働き方は、大体の月収が8万円少し超えるくらいです。
それはどのくらいでしょうか?

時給千円だとすると
1日5時間×4日≠  20,000×4週≠8万円
主婦であれば1日5時間を週4日って、結構忙しいですよね?
そのほかに、主婦は買い物・掃除・洗濯・子供のお世話…挙げれば切りがないでしょう。

もしこれを103万円から160万円以上にするとなると、つまり働き損ゾーンをワープして働かないと意味がないので、そうなるわけですが、そうなったらどうなりますか?

年収が約60万以上アップさせなければなりません。
60÷12≠5万円を1か月にアップさせる計算です。
先ほどの今働いている仕事時間+5万円分
つまり、今よりも1か月50時間増やす計算となります。

そうすると1週間、12から13時間増やすことになります。
それで頑張る!のもいいですが、忘れてならないのは、それが今まで通り全て手取りになるわけではない、という現実です。

結構きつくありませんか?…

まとめ

現実を踏まえると、仕事が大好きであれば、沢山働いて、多少の損が出てもいいのでしょうが、結構無駄も覚悟しないといけないということですよね。

沢山働くと主婦の場合は弊害も出てきます。
手作り弁当が出来なくなったり、節約が出来ずに、直ぐに買ってしまったりと、働くとこういった面でのデメリットもあるでしょう。

これからもバランスを考えて、扶養に入りながら現状維持も知恵の道かもしれませんよ!

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