主婦がダブルワークする時の注意点は?無理なくトライして収入を増やそう♪
はじめに
現代では専業主婦と言われている方々はごく一部の方々と思われます。そもそも日本における専業主婦という概念は高度経済成長時に命名された固有名詞であります。
グローバルで見るとある程度の育児を終えたら主婦さんは働くことが普通であります。日本においてはバブル崩壊において家庭の大黒柱である旦那さんの収入だけでは家庭を切り盛りする事は難しくなってきました。
むしろ旦那さんの収入だけで家計を支えていた日本社会がこれまで恵まれていた時代であったことでしょう。
しかしながら、主婦さんは一つのパートだけでは家計の支えにしかなりません。
パートと言っても週に3日の1日4時間程度労働だけでは、自分のおこずかいにもなりません。これだけ頑張っているのだからどうせならダブルワークをして自分の自由になれるお金を確保しておきたいものですよね。今回は、そんな主婦さんたちのダブルワークについてコラムを執筆していきたいと思います。
そもそもダブルワークをするべきか?
今の自分の現状を整理してダブルワークに臨むのが好ましいでしょう。もしすでにパートで働いているのであれば、その待遇を活用するのが一番です。
現在の日本社会は、少子高齢化による人手不足になっています。景気も向上していて、アルバイトやパートの待遇から正規社員に登用する動きが活発化しています。確かに正規社員になるとさまざまな制約がありますが、もしパートでこだわるのであれば、時間帯や日数を増やしていくのもありだと思います。
また、時給のアップを要請してみるのもありかもしれませんよ。なぜなら、先に述べたように今の日本社会は人出不足で人材の流動がとても激しくなっているので、雇用主からすればあなたが辞めてしまっては大ダメージにつながりますので、時給アップには応じてくれる可能性は大いにあると思います。また、ダブルワークは体力と時間管理との勝負ですので、これらを自分自身で管理できる人が望ましいと思います。
ダブルワークのメリット
主婦がダブルワークするメリットとして挙げられるのが、複数の収入源を持つことでリスクを分散させることという事です。たとえば先にも述べましたが、人手不足が近年のどの企業・店舗でも課題となっていますが、あまりの人手不足の為に倒産したり閉店したりします。そのようなリスクの為にも、ダブルワークをしておいたほうが良いでしょう。
また、たとえ一つの職場の人間関係や適性の不向きによるストレスなどを抱えてしまっていても、そちらに見切りをつけてもう一つの方に専念できるというのもあります。逆に、様々な職場を行き来することで、人脈ができて色々な人の話やコミュニケーションなど、とても刺激のあるライフを送れると思います。
ダブルワークにて注意点は?
まずどちらかをメインとサブに分けるべきです。「メイン」と「サブ」という表現は職場の同僚には表現としては失礼になるので、自分の心の中でとどめておきましょう。
さて、なぜメインとサブに分けて明確化しなければならないのかと言いますと、メインの仕事については自分自身一週間の中で最も力を費やす仕事、もしくはとてもお気に入りの仕事として働いて、サブの方はそのメインの隙間時間に行くという考え方で仕事を取り組みましょう。サブの方は急用ができても、融通の利く理解ある職場にしておくといいですね。
また、その他にも様々な注意点が必要です。実際にダブルワークと言っても「副業」や「兼業」と同じ扱いになりますので自分自身の会社(雇用先)が副業や兼業を就業規則や雇用契約で認めているかをチェックする必要があります。また、年末調整や確定申告なども一定以上の収入を年間で超えてしまうと旦那さんの扶養から外されてしまい年間所得が落ちてしまう可能性があるので注意が必要と言えます。
申告漏れは後々めんどくさいですが、きちんと職場に確認する事と万が一でも過去5年間はさかのぼって申告する事(追納)ができるのでいままでダブルワークしてきて見落としてしまった主婦さんの皆さんはこれを機に過去の収入を確認してみましょう。追納に関しては確定申告の時期(2月~3月)ではなくても大丈夫ですので税務署にいって源泉徴収票と他に収入があった証明書など持参していきましょう。
最後に
働く主婦さんにとってダブルワークは仕事のスキルや人脈、ライフスタイルを豊かにするものではありますが、家事や育児、介護といった時間にも追われることになります。
近年では副業(ダブルワーク)を認めている企業が増えてきているのでとても始めやすいですが、具体的な法整備がなされていないのが現状です。そのため本業に支障が出たり、家族との関係が薄れてしまっています。また税金や社会保険の関係なども絡んでくることから、ストレスをためたり体調管理が行き届かなくなることもありますが、きちんと家族や周囲の支えが必要となってきます。
稼いだお金は家計の為とは言え体があっての仕事ですから、何事も無理はせずに気長に頑張っていきましょう。