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在宅ワーク未経験者が仕事を探す時の注意点は?気になる疑問を徹底解説!

「子どもが寝ている時間にちょっとお小遣い稼ぎをしてみようかな」
「親の介護があるので家を空けられないため、家でできる仕事はないかな」

このように、「家で」「空いた時間に」「自分のペースで」働きたいと考えた結果、在宅ワークに辿り着く主婦が増えてきています。フルタイムでオフィスに毎日通勤しているママ、パートに出て働くママなどは多く見かけますが、在宅ワークをしているママは外からでは分かりにくいことから、「本当にやっている人いるの?」と思われるかもしれません。小さい子どもがいても、空いた時間を在宅ワークに充てているママもいますが、「そんな大変なこと、できるの?」と思われるかもしれません。

しかし、近年在宅ワークで活躍する女性は急増しており、子どもを育てながら家で仕事をしている人も非常に多く存在しています。

在宅ワークは出勤する必要がなく、ちょっとした空き時間にできるので、主婦にとってはありがたい働き方ですが、特に初心者が在宅ワークを始める際には、いくつか注意しなければならないことがあります。本コラムでは、未経験者が気を付けなければならないことや、実際に未経験から在宅ワークを始めた筆者の経験などをご紹介してまいります。

「未経験者可」「スキル不要」の落とし穴

初心者が在宅ワークを始めようと思うと、やはり「未経験者可」「スキル不問」といった求人を中心に、当たっていくことになるでしょう。しかし、こういった文言は、初心者から見ればありがたいことのように思えますが、何も考えずに飛びついてしまうと、思うように収入が伸びないなど、意外な落とし穴にはまってしまう可能性があります。

「未経験者」と、「スキルを持たない者」は、イコールではありません。例えばブログやコラム、ニュースなどの記事を執筆する仕事をライティングと呼びますが、特に資格を要するものではないので、初心者でも始めやすく、人気があります。

ライティングの仕事については、「未経験者可」とされている案件が非常に多いです。これは、WEB媒体の記事需要が近年急増しており、ライターのニーズが急上昇しているためとも言われています。
しかし、未経験者でも文章が上手な人や、読者を惹きつける記事を書くことのできる人材は、存在します。そういった原石のような人材を求め、「未経験者可」と記載しているケースがあるようです。

一方で、「スキル不問」とされている案件は、どういった目的で人材募集をしているのでしょうか。それはおそらく、記事の質は問わず、とにかく記事を量産できれば良いという場合が多いでしょう。そういった仕事で書いた記事は、読まれることを目的としていないため、スキルは不要なのです。記事数や文字数をクリアできていれば、内容についてはあまり細かな指示が来ないということが珍しくありません。

それでも、スキルを特に持っていない人からすれば、「仕事があるだけありがたい」と思うかもしれません。しかし、本当にそれで良いのでしょうか?後にも述べますが、書いた記事にフィードバックがなければ、経験は積めても自分のスキルアップにはつながりません。また、一生懸命書いた記事は、やはり多くの人に読んでほしいと思うのではないでしょうか。

このように、「未経験者可」「スキル不問」と記載のある求人については、内容をよく確認し、どういった目的で人材募集がかかっているのかを理解してから応募することをお勧めします。

報酬を時給に換算すると

在宅ワークの仕事には、最低賃金という考え方が適用しないということも知っておきたいことのひとつです。そのため、異様に安価な案件も非常に多く、そういった案件に手を出さないように気を付けたいものです。

「でも在宅ワーク未経験なので、相場が分からず、安価なのかどうか見極められない」という人もいるでしょう。そういった場合は、時給に換算して考えてみることをお勧めします。

例えばライティングであれば、「一文字あたり0.3円」と求人に書かれていたとします。そして、自分が1時間に書ける文字数がだいたい1000文字程度であったとします。そうすると、時給に換算した場合300円となります(1000文字×0.3円)。これが安すぎるということは、一目瞭然です。しかも、ライティングの場合、依頼元の要望に沿った内容が求められ、必要に応じて、書き出す前にある程度の情報収集の時間も取ることになる可能性があります。その場合、1000文字を書くのに1時間では足りないかもしれず、時給はさらに下がってしまうのです。

「出勤時間が不要」「家でできる」というようなメリットを含めても、これでは割に合いません。時給換算をして、800円に満たない案件には手を出さないことが賢い選択と言えるでしょう。

「空いた時間を有効活用したいだけで、収入に関してはあまり気にしない」という人でも、決して自分の労力を安売りしてはいけません。依頼に基づいて仕事をする以上、その時間と労力に見合った対価を得る権利がありますし、安価な案件に手を出すことによって、そういった質の良くない仕事がさらに横行してしまうのも問題なのです。

詐欺に注意

在宅ワーク未経験者が注意しなければならないことのひとつに、悪質在宅ワーク業者による詐欺が挙げられます。手口はさまざまですが、前もって知っておけば対策可能なので、ここでいくつか紹介しておきましょう。

・登録料が請求される
仕事を受けるために、サイトなどに登録をするよう依頼される場合があります。問題なのは、この登録のために料金が請求されることです。仕事をするためにお金を支払わなければならないということは、基本的にはあり得ないので、こういったケースに直面したら、立ち止まって一度考え直してみましょう。

・有料の研修・教材を勧められる
「仕事を依頼する前に、この研修を受けてください」「この教材で勉強してください」といって、高額な受講費・教材費を請求されるケースもあります。「仕事を始めたらすぐに元がとれるので安心してください」というように、甘い言葉で受講や購入を進めますが、これも詐欺と思って良いでしょう。

パートやアルバイトなど外で働く時も、一定期間は研修を受けることが珍しくありませんが、その研修のために自分がお金を払うということはありません。むしろ、研修期間も賃金が発生します。在宅ワークも、基本的に考え方は同じですので、研修などのためにお金が請求された時には疑ってかかりましょう。

・仕事をしたのに報酬が支払われない
仕事をすることになり、期日までに納品したにも関わらず、あれこれ理由をつけて報酬が支払われないということもあります。どのような条件で報酬が得られるのか、支払いは毎月何日になされるのか、など、報酬支払いについては仕事を始める前にしっかりと確認をしておくことをお勧めします。

このように、いくつか手口が決まっていますので、知っておくと、いざ詐欺に遭いそうになった時に適切な判断ができるでしょう。

詐欺に遭わないためにすべきこと

詐欺に遭わないために、前もってできることはいくつかあります。

まず、その業者が実在するかどうかをインターネットで検索して確認をします。会社名で検索をし、電話番号や代表者名がホームページに明記されているかなどを調べましょう。

次に、個人情報は簡単に伝えてはいけません。悪質在宅ワーク業者は、証拠が残らないよう、メールなど文面に残るやりとりは好みませんので、個人情報をもとに、電話をかけてくるケースが非常に多いと言われています。
個人情報をうっかり渡してしまわないためにも、「資料請求をしてください」と書かれている求人には注意が必要です。資料請求をするために、名前や電話番号を伝えてしまうことがあるためです。条件が良すぎる求人についても、まずは疑ってかかることが大切です。

このように気を付けていたとしても、実際巧妙な手口などに引っ掛かってしまったら、どうすれば良いのでしょうか?

まず、脅迫されるような電話がかかってきて困るようでれば、夫や父親など、男性に対応してもらうと効果があります。それでも解決しない場合は、警察か国民生活センター(http://www.kokusen.go.jp/index.html)に相談しましょう。警察は、実際に詐欺に遭ってしまってからでないと動いてくれないケースが多いですが。国民生活センターは、「詐欺なのではないか」と確証が持てない場合も相談にのってくれます。

基本的に、一人で抱え込まず、誰かに相談することが大切だということを、念頭に置いておきましょう。

仕事を始める際に大切なこと

晴れて在宅ワークを始めることとなり、仕事をするようになったら、できれば長く続けたいと思うのではないでしょうか。合う・合わないという問題があるとしても、一度納得して始めた仕事ですから、うまく続けてスキルアップも目指したいと考えるのが一般的でしょう。

そのために、大切なことがいくつかあります。

まず、仕事を始めるにあたって、その目的や、「長い目で見た時に自分が将来どのようになっていたいのか」といったプランを持ちましょう。「とりあえずお小遣い稼ぎ」という目的でも構わないのですが、可能であれば「長期的に考えて、ゆくゆくはこのような仕事がしたい」「これが出来るようになりたい」など、目標があると尚良いでしょう。

優秀な人であればあるほど、仕事を続けていくうちに、「この先のキャリアが見えない」「私はずっとこの仕事を淡々と続けていくのだろうか」というような漠然とした不安に駆られ、それが原因でその仕事を辞めてしまうということが多くあります。明確な理由があって辞めるのであれば問題にはならないのですが、漠然とした不安から辞めてしまうのでは、少しもったいないですし、「こんなはずではなかった」と思うことになるかもしれません。

それを防ぐために、仕事を始める際には、「この仕事でキャリアを積んだら、ステップアップのために経験者を募集している別の仕事に切り替えよう」「この仕事を続けて、ゆくゆくはマネージャー職を目指そう」「月に○万円稼げるようになろう」など、長期的な目標を設定しておきましょう。

もちろん、仕事をしながら目標を探すのでも遅くはありません。いずれにしても、長期的なプランがあると、簡単に仕事を辞める道を選ぶことにはならないですし、どういった仕事をするか考える際にも役立ちます。

次に、スケジュール管理を怠らないようにしましょう。未経験の主婦が在宅ワークを始める際、陥りがちな失敗は、無理をしてしまって体調を崩してしまうことです。睡眠時間を削ってまで仕事をしてしまい、結果、仕事が続けられないほど体を壊してしまうのです。

そういったことを未然に防ぐために、スケジュール管理が重要です。まず仕事を始める前に、自分の一日を振り返り、どの時間帯をどれぐらい仕事に充てることができるのかを把握しましょう。子どもが学校に行っている間なのか、子どもが寝ている間なのか。そして、これまでその時間に家事をしていたとすれば、その家事はいつやることにするのか。

このように考えると、自分が一日のうち何時間ほど仕事に充てられるかが浮かび上がってきます。逆に、それ以上仕事をする場合は、睡眠時間を削ることになるので、納期が迫って致し方ない場合などは仕方ないですが、日頃から無理のあるスケジュールを組まないよう気を付けましょう。

主婦の場合、家のことや子どものことなど、在宅の仕事以外にもすべきことが山ほどあるでしょう。それらと仕事をどのように両立させていくのかが、長く続けるためのポイントでもありますので、最初から意気込んで無理をするのではなく、まずは短時間から始めてみることをお勧めします。家事や育児に加えて仕事も頑張っていると分かると、家族も応援してくれることでしょう。

未経験から在宅ワークを始めたママ

筆者も、約1年前に未経験から在宅ワークを始め、現在ライティングの仕事を中心に仕事をしています。4歳と1歳の子どもがおり、上の子が幼稚園に行っている間、下の子の昼寝時間を主に仕事に充てています。

在宅ワークを始めたのは、下の子が産まれて2カ月後のことでした。信頼できる求人サイト「ママワークス」の存在を知り、自宅で空いた時間にできる仕事はないかと探し始めたのがきっかけです。産後しばらくは、どうしても家にいる時間が長くなるので、赤ちゃんの昼寝時間を有効活用したいと考えていました。

「ゆくゆくは在宅の仕事をフルでできるようにしたい」という目標は、今でも変わっていません。そのため、自分に合う仕事はどういったものかということを見極めるため、ライティン以外の仕事にもチャレンジしています。

【筆者の一日のスケジュール】
6:30 起床 自分の身支度、洗濯
7:30 子どもを起こす
8:45 上の子幼稚園へ登園
10:00~12:30 下の子と児童館へ(お昼も済ませる)
13:00~14:30 下の子が昼寝中に仕事
14:45 上の子降園 夕飯作り、洗濯物の取り込み、子どもと遊ぶ
17:00 入浴
18:00 夕飯
20:00 子ども就寝
20:00~就寝まで仕事

今は子どもが小さいので、仕事時間は一日2~3時間が限度ですが、下の子がもう少し大きくなれば保育園の一時保育に預けることも可能ですし、3歳になれば幼稚園に入ります。その時にはもっと長時間集中して仕事ができるよう、今から種まきをしているという状況です。

子どもはいつか、自分の手を離れ、どんどん自立していきます。その時になってから仕事を探すということも可能ではありますが、今から少しずつでも種まきをし、スキルを磨いて経験を積んでいけば、子どもが大きくなった頃にスムーズにフルタイム勤務へとシフトできるだろうと考えています。

このように、小さい子どもを育てながらでも、無理なく自分のペースで働けるというのが在宅ワークの魅力のひとつでもあります。そして、「未経験者でも可」という求人は山ほどあり、そこから自分の興味のある分野に絞っても、決めきれないほどかもしれません。それほど、主婦の力を必要としている企業が多いという証です。

在宅ワークを始める前は、「一日2時間程度で何ができるんだろう」と懐疑的だった自分も、今では2時間あれば1~2本の記事が書けます。これを週5日続ければ、ある程度まとまった収入にもなりますし、どんどん自分の自信につながっていくのです。そして、依頼してくださる企業の方も、自分の力を必要としてくれているということを肌で感じますので、そうすると責任感も芽生え、より頑張ろうと思えます。

未経験者でも、既に述べた注意点などを押さえておけば、このように楽しく充実した在宅ワークライフを手に入れることができるということを、知っておいていただきたいと思います。

さいごに

大切なのは、数年先の自分を想像してみることです。今は家事と育児で手一杯でも、数年後はどうでしょうか?自分はどうなっていたいですか?そのために、今からできることは何だと思いますか?

このように自問自答した結果、「資格を取得しよう」「英語を勉強しよう」「起業について学ぼう」など、明確なプランが出てくるかもしれません。在宅ワークは、そのうちの一つの選択肢です。
新しい世界に飛び込むには、勇気と労力が必要です。在宅ワークを未経験で始める際にも、同じことが言えるでしょう。不安もあれば、希望もあって、複雑な気持ちになることでしょう。

しかし、少しでも普段触れない世界に触れることによって、自分の視野は確実に広がります。もし「在宅ワーク」という選択肢が浮かび上がり、チャレンジしてみようと思ったら、本コラムを参考に、楽しく安全に、まずは始めてみましょう。あなたを必要としている人は、たくさんいるはずです。

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