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イラストレーターを目指す方必見!活躍の場は雑誌に止まらない☆気になる参考知識をご紹介♪

はじめに

子どもの頃、多くの方が一度は憧れるイラストレーターという仕事。ひと昔前は、活躍のフィールドが雑誌や絵本など、紙媒体が中心で限られていたこともあり、敷居の高い職業の一つでした。

しかしインターネットやソーシャルゲームが普及した今では、WEB上にもイラストレーターの活躍できる場ができたため、随分と比べてかなり身近な仕事になってきたようです。

今回はそんなイラストレーターについて、あらゆる角度からお伝えします。

 

そもそもイラストレーターとはどんな仕事をする人?

おそらく「イラストレーター」と聞いてまず思い浮かべるのが、「雑誌や絵本、書籍や教科書などの表紙や挿絵、カバーイラストを描く人」ではないでしょうか。

しかし先ほども少し触れましたが、現在のイラストレーターの仕事の領域は特にWEB上で広がっており、ホームページやソーシャルゲームなどインターネットの世界でも、多くのイラストレーターが活躍しています。

また身近なところでは、企業の広告やポスター、パッケージなど、イラストレーターの仕事は、私たちの生活の中に深く関わっているのです。

ではイラストレーターの仕事に就くには、どうすればいいのでしょうか?

イラストレーターになるためには:その1_学校は?

イラストレーターの仕事に就くには、まず「イラストレーションを教えてくれる専門の学校に行かなければ!」という考えが思い浮かぶかもしれません。

実際に、イラストレーションを教えてくれる専門学校や短期大学、大学などは全国各地にいろいろあります。でも「既に学校を卒業して何年も経っているし、今さらイラストレーションを学ぶことなんてできない…」という方は、必ずいらっしゃることでしょう。

そのような方におすすめなのが、通信講座になります。通信講座なら受講料もお手軽なうえに、自分のペースで自宅で学ぶことができるのでおすすめです。

しかし実は、専門学校や短期大学、大学や通信講座で必ずしも学ばなければ、イラストレーターの仕事に就くことができない訳ではありません。

では専門学校や短期大学、大学などに通学したり、通信教育を受ける意義はなにかといえば、「独学でイラストレーションを学ぶのが難しいから」だけではありません。

「素晴らしい先生からテクニックを学んだり、同じ道を目指す仲間と切磋琢磨し合い、自分を磨くため」だけでもなく、「そこで築いた人間関係が、仕事に役立つ可能性がある」からです。

ところで就職活動に臨むにあたり、他の人との差別化を図るため、資格取得を目指す方が多いですが、イラストレーターの仕事に就くには、必要な資格はあるのでしょうか?もしくは取得しておくべき資格はあるのでしょうか?

イラストレーターになるためには:その2_資格は?

イラストレーターの仕事に就くには、専門学校などで必ず学ばなければならないわけではないことはご紹介した通りです。また同様に、イラストレーターになるためには必ず必要な資格があるのかといえば、その答えは「ノー」になります。

つまり、イラストレーターには必須の資格はありません。とは言うものの、取得しておいたほうがより仕事の幅は広がると思われる資格はいくつかあります。

ただ、あなたが「昔ながらの紙媒体のイラストレーター」を目指すのか、「将来性のあるコンピューターグラフィックスのイラストレーター」を目指すのかによっても、おすすめの資格は変わってくるので、こちらでは紙媒体でもWEBでもどちらでも役立つおすすめの資格「色彩検定」をご紹介します。

色彩検定は文部科学省が後援し、公益社団法人の色彩検定協会が主催・認定している資格になります。文部科学省後援ということもあってか、受検者は学生が多いです。

しかし私は、社会人になってから取得しましたし、私の周りのイラストレーターやデザイナー、インテリアコーディネーターなどクリエイティブ系職種の方の多くは皆、私と同様に社会人になってから色彩検定を取得しています。

その理由はおそらく、色に関する知識や技能を理論的に学ぶことができるからではないでしょうか。以上のように、色彩検定は色に関わるあらゆる事柄に活かすことができる公私ともに役に立つ資格だと思いますので、ぜひ取得をおすすめします。

 

イラストレーターになるためには:その3_収入は?

イラストレーターの収入は、ご存じの方も多いと思いますが、本当に幅が広いです。まずイラストレーターの雇用形態ですが、大きく分けて「フリーランス」と「会社員」に分けることができます。

まず「フリーランス」ですが、収入の上下が非常に大きく、私の周りのイラストレーターから聞いた話によると、下は月に数万円という稼ぎの方から、上は年収が1,000万円以上の方がいらっしゃるそうです。

一方「会社員」の収入は、フリーランスほど幅広くないですが、平均月給は18〜35万円ほどとされています。この会社員のイラストレーターの収入の差は、会社の規模によるもので、規模が大きくなればなるほど収入は多くなるそうです。

安定した収入を求めるなら会社員がおすすめですが、残業は結構多いとのこと。確かに私も本業でクライアントから「害虫のイラスト」を頼まれた際、「意地悪そうだけど親しみすら感じるほどかわいらしく、一目見ればその害虫と分かるけれども、リアルなのはダメ」という非常に難しい注文をされたことがあります。

イラストレーターにその依頼を繋いだとき「え〜!?難しすぎる!!」と言いつつも、黙々と描いていました。ちなみにそのイラストは広告関連でしたが、急きょ入れるように指示されたものなので、本来の仕事ではありません。

いわばそのイラストレーターの本来の業務からすれば、“横やりを入れられたような”かたちのものでした。しかもそのイラストレーターは、虫が大の苦手。しかし業務である以上、ちゃんと対応しなければなりません。

ちなみに翌日出勤した際、その人の退社時間を見ると、定時から4時間は過ぎていました。

一方、フリーランスは「収入の格差が激しいから、本当に実力がある人かイラストを描くことが好きな人にしか進められない」とのことでした。また、「ママになったら、フリーランスがおすすめ」だそうです。

イラストレーターになるためには:その4_就職先は?

イラストレーターの就職先に関しては、「紙媒体」と「WEB系」に分けることができます。

まず「紙媒体」ですが、その中で有名なところとして、広告会社や出版社、新聞社などがあげられるでしょう。ただ、容易に想像がつくと思いますが、広告会社はもちろん、出版社や新聞社の正社員になれば、かなり狭き門になります。

その反面、求人サイトでよく見かけるのは、契約社員や派遣社員、アルバイトなどの非正規雇用のイラストレーターの募集です。以上より、紙媒体で会社員をいきなり目指すのは、難しいように思います。

一方、WEB系のイラストレーターは、このネット社会を反映してか、紙媒体に比べ求人は多いです。その中でも特に多いのは、近年のソーシャルゲームの人気の影響もあってか、ゲーム制作会社の求人だと思います。

そのような社会的背景もあってか、WEB系イラストレーターの求人の場合、アルバイトや派遣社員、契約社員といったような非正規雇用はもちろん、正社員の募集が多いのも特徴です。

ただ、紙媒体にしろ、WEB系にしろ、求人数の多さのような目先のことに囚われるのではなく、あなたが興味のある分野に進むことを強くおすすめします。

イラストレーターになるためには:その5_将来性は?

先ほども少し触れましたが、WEB系のイラストレーターの需要は、今後ますます伸びると考えられます。

その理由は言うまでも有りませんが、ソーシャルゲームで人気を博すには、魅力的なキャラクターデザインができるかどうかにかかっており、そのデザインを担当するのが、イラストレーターの仕事だからです。

しかもソーシャルゲームは、していない人を見つけるほうが大変なほど、大半の人がほぼ毎日やっています。またその人たちの目的の大きな一つが、「いろいろな種類のアイテムを集めること」です。そして、このアイテムのデザインも、イラストレーターの仕事になります。

以上より、WEB系のイラストレーターの将来性は、輝かしいものといえるでしょう。

一方紙媒体のイラストレーターの将来性ですが、確かにWEB系イラストレーターのような勢いはないかもしれませんが、逆に、地に足がついた感じの将来性はあると思います。

おそらくニュースなどで聞いたことがある話題かもしれませんが、「少子高齢化」「若者の本離れ」「町の本屋さんの店じまい」「本の売り上げ減少」など本を取り巻く話題は、非常に厳しいものがあります。

そんな中微増ではありますが、唯一売り上げを伸ばしている本が絵本なのです。ちなみに、このような現象が起こっている背景として指摘されているのが、「絵本が子どものためではなく、大人が自分のために買うようになったから」売り上げが伸びてきているのだそうです。

それと似たような理由ではありますが、「絵本を読むためではなく、飾る目的で買う人が増えた」こともあげられています。つまり、絵本が「子どものための本」ではなく、「大人のための本」の要素も持ち合わせるようになったので、売れるようになったと考えられているのです。

そして絵本には必ずと言っていいほど、イラストが描かれています。ですから、紙媒体のイラストレーターも将来性はあると思うのです。

また、企業が商品を販売するために広告を出すというスタイルは、どんなに時代が進んでも基本は変わらないと思います。そして広告はWEB上で行うだけでなく、電車の広告や新聞のチラシ、ポスターや雑誌などで、今後も発信され続けることでしょう。

その紙媒体の広告を作るのが、言うまでもなくイラストレーターの仕事になるのです。以上より、紙媒体のイラストレーターも将来性があると言えるのではないでしょうか。

イラストレーターになるためには:その6_適正は?

どんな職業にも「向き・不向き」があるように、イラストレーターにも「向き・不向き」はあります。ではどのような人が、イラストレーターに向いているのでしょうか?

まずは「絵を描くことが好き」であることは大前提でしょう。次に意外と思われるかもしれませんが、「コミュニケーション能力」も、イラストレーターには必須条件だと私は思います。

なぜならば、先ほどの害虫の話を事例としてあげれば、害虫のイラスト1枚描き上げるのにも、企画とデザイナー、編集が関わってくるからです。

つまり、イラストはイラストレーターが個人で描くかもしれませんが、そこに至るまでにはさまざまな人の要望を聞き、アイデアを自ら出してよりよい作品に仕上げる必要があります。そのため、コミュニケーション能力は必要不可欠だと言えるのです。

あと「柔軟性」もとても大切だと思います。なぜならば、アイデアや発想とは、柔軟な考え方から生まれてくるからです。

イラストレーターになるためには:その7_やりがいは

「生みの苦しみ」ではないですが、イラストレーターにとって、一生懸命考えあぐねた末に、やっとの思いで描き出したものが世の中に出たときの喜びは、まるで手塩にかけて育てたわが子が立派に独り立ちしたようなものではないでしょうか。

しかもそんな“わが子”が世間で褒められているのを聞いたときは、まさに「天にも昇る」ような気持ちなのかもしれません。

以上のことこそ、イラストレーターという仕事のやりがいだと思います。あと自分の描いたイラストが広く世に知れ渡ったときも、仕事のやりがいを実感することでしょう。

またイラストレーターが仕事で関わった人たちから、「今回のイラスト、クライアントからも好評だったよ。ありがとう」というようなお礼の言葉をかけられたときも、「自分のイラストが人の役に立てた」とやりがいを感じる瞬間ではないでしょうか。

おわりに

いかがでしょうか?イラストレーターと言えば、雑誌の表紙や挿絵を描くだけでなく、絵本や広告のイラストを描いたり、ゲームのキャラクターやアイテムを描いたりと幅広く活躍していることがお分かりいただけたのではないでしょうか。

もしあなたがイラストレーターを目指しているのであれば、おすすめは「報酬の額に関わらず、さまざまなイラストレーターの仕事にチャレンジして、たくさん実績を積むこと」です。

まずは「イラストレーターとしての実績作り」から始めましょう。頑張ってください!

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