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子どもの障碍と向き合う為に、「自分スタイル」で働く。

公開日: 2017.11.16
最終更新日: 2017.11.16

子どもの障碍と向き合う為に、「自分スタイル」で働く。

気になっていた、次女の発達の遅れ

「次女ちゃん、言葉が出ないみたいで・・・。」
忘れもしない、次女が年中に進級したばかりの4月。
担任の先生から、私に救いの一声が掛かりました。
前から、この子は長女に比べて何をするにも遅い。言葉もあまり話さない。
私とは意志の疎通ができるけど、他の人とはトラブルばかり。
でも、健診では「問題ないですよ。気長に待ちましょう。」と言われていて、どうしたらいいのか悩んでいました。
そんな時に、担任の先生がお友達と意志の疎通が出来なくて、本人も周りも困っているから、支援センターに行ってはどうかと提案されました。
そこから、私は仕事と支援・育児の両立をする為に働き方を大きく変える必要がでてきました。
後々、わかったのですが障碍名は「広汎性発達障害(現:自閉スペクトラム症)」。
もともと持っている特徴に由来した、学習障害・睡眠障害など二次障害もありました。

支援センターに通うのに必要なのは、時間。

日中、子どもと一緒に支援センターに行くためには仕事をどうやって進めるか考える必要がありました。
子どもが生まれてからは基本的に在宅で働いていましたが、作業時間は平日の9:00~16:00などの日中のみ。しかも、支援センターは平日9:00~17:00と仕事をする時間と被っていました。
困った私は、「時間が被っているのは仕方がない。だったら、出来るだけ短時間で仕事を終わらせて、支援センターに行く時間を作ればいいんだ♪」と思い、仕事を短時間で終わらせる為に自分仕様の簡単な作業ツールを作って活用するなどの工夫をして作業時間の短縮に成功。
その結果、仕事を終わらせてから支援センターに行く事も、朝は支援センターに行き午後から仕事をして保育園へお迎えに行く事も出来るようになり、仕事に穴をあける事がなく、子どもの支援も出来るようになりました。
しかし三女が生まれ、その子が月一回は入院するほど病弱だった為に、その工夫だけでは仕事を続ける事が難しくなっていました。
 
それならばと、夜間に近所のドラックストアへ働きに出る事にしたのですが、三女の入院の付添・次女の支援センターへの通所・長女の育児・家庭と、祖父母の力を借りてもすべてをこなす事は出来ず、体調を崩してしまったのです。
身体だけではなく、心も限界にきた時に「業務委託だったら、自分のスケジュールに合わせて働けるかもしれない。」と思い、求人雑誌を読み漁り一つの会社に出会いました。
そこは、業務委託、出来高制、勤務時間・休みは自分で決められるとあり、ココだったら「自分スタイル」で働けると思い、応募。そして、契約を結ぶ事ができました。
 
ここが、現在の私の「自分スタイルで働く」働き方の原点です。

子育ては子ども一人一人に合わせた完全オーダーメイド。

だからこそ、ママが子どもに合わせた働き方が大切になってきます。
私は、会社側に出産・育児の理解があれば育児と仕事の両立なんて簡単にできる。と思っていたのですが、それは大きな間違いでした。
自分の責任を果たせない人には、会社は大事な仕事を任せてはくれません。
業務委託なんだから」という甘えもあり、子どもの事で急な休みが続いたある日、仕事を貰えなくなってしまったのです。
その時初めて、「自分スタイルで働く」とは自己中心的に働くとは違う事だと気付き、失った信用を取り戻すために、仕事の進め方を1から考え直しました。

私が初めに行ったのは業務の見直し

①会社に行かなければ出来ない仕事。
②自宅で出来るけど、作業時間の制約がある仕事。
③納期はあるけれど、作業時間の制約がない仕事。
④ネットとPCがあれば、どこでも出来る仕事。
業務を大きく4つに分類して、自分が主に出来る仕事がどれなのかを選別し、③④の仕事なら子どもが入院しても、支援センターに通所しても自宅で空いた時間に出来るので、その仕事を任せてもらえないかと会社に交渉をして担当させてもらいました。
余談ですが、この私の交渉がきっかけで、在宅ワーカー制度が会社に生まれました(^^)
 
また、仕事時間を最小限に抑える為にExcelでマクロを作り業務時間の大幅短縮、お客様が直接入力できるフォーマットを作成し提供する事で校正回数の削減など、時短の為の便利ツールを作る事で出社時間の削減を実現しました。
(しかも、出来高制だったのでこなせる件数も増えて収入が2倍以上にもなりました♪)

整理と効率化で“楽”をしよう!

障碍を持っている子どもの育児は、自分だけでは難しく支援の手が必要です。
でも、支援を受けるためには、そこに掛かる時間の確保も必要です。
だからこそ、働き方・仕事の進め方を工夫する事が大切になります。
 
今、時間が足りなくて仕事が思うように出来ないなら、自分が出来る事・出来ない事を整理するのがポイント。
出来ない事は、残念だけど他の人にお願いしましょう。
次に、出来る事の効率を上げる為に工夫をします。
「工夫なんて、どうやったらいいかわからない・・・。」という悩みは、webで検索して解決しましょう。
日々、webには新しい情報が掲載されます。自分と同じ悩みを解決する方法は、思っているより簡単に見つかります。便利なツールはとにかく使うのです♪
それを、繰り返して行うことで仕事も早く終わりますし、信用も得られるようになります。
(そして、余裕が生まれたら少しだけ新しい仕事もやってみてください。仕事の幅も増えて、収入も増えますよ★)
 
大変だから頑張るのでは仕事は続きません。大変だから楽する方法を考えて仕事をしちゃえばいいんです。
それが、ママだけでなく子どもの笑顔にもつながりますよ(^^)
 
 
※余談※
次女は小学校中学年から特別支援教室に在籍。今は中学校ですが、将来に備えて学校・支援センター・児童相談所・病院など多くの支援を頂いており、相変わらず通所は月に何件もあります(-◇-)。
ですが、自分の出来る範囲で仕事を請ける事・常に効率を考えた工夫をする事で、少し余裕を持った時間が過ごせています。

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