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わたしの子育て体験談!学習障害を持つ子供の子育てと仕事の両立について

私は、年子の女の子2人と3才下の女の子1人の3姉妹のワーキングママ。
仕事はもちろん好き♪子どもも「ムカッ」とする事はあるけどかけがえのない存在です。

そんな私ですが、数年前に仕事と子育ての両立が上手くできず大きな壁にぶつかっていて、仕事を続けられる自信を失っていたのです。

私の子どものうち、上の2人は「広汎性発達障害(現:自閉スペクトラム症)」と診断されています。
長女は、IQが高くこだわりが強いけど日常生活を送るのに問題は多くない。
次女は、IQは境界(ボーダー)。こだわりも強く、学習障害もあり、他にも社会で生きにくい特性を持っていて、特別な配慮や訓練が必要。
特に次女は、人とのコミュニケーションが上手く取れず本人も周囲も困惑していました。
幸い保育園の先生が次女に理解を示していて、小学校に上がるまでは孤立しながらもなんとか過ごす事ができ、療育も2週に1回・1時間と仕事の調整がしやすい環境ではありました。
それが、変わったのは小学校に入学してから。

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周囲の不満が、少しずつ溜まっていく。

今迄は、通っていたのが支援センターだったので仕事の調整がつかなければ日程の変更ができましたが、小学校では通級教室(※)での支援となり毎週決まった曜日・時間に子どもを指定の学校に送迎する必要がでてきました。
そうすると、突発的に急ぎの仕事やMTGがあっても断る事が多くなり会社での印象が少しずつ悪くなってきました。
同時に、三女の喘息が悪化し、ほぼ毎月入院が必要になるなど仕事に穴をあける事が増えてしまい、初めは「大変だね」と言ってくれた人たちも「あなたの子ども。なんとかならないの?」と言われるようになりました。
私としては、自分が出来る精一杯の事をしていた「つもり」でしたが、一人の穴がどれだけ周囲に負担を掛けているのか改めて考えされられました。

自分だけが大変なんじゃない。みんなも大変なんだ。

周囲から、厳しい事を言われて改めて自分の置かれている立場、責任を考えさせられました。
チームワークが大切な仕事なのに、子どもが大変だからと休みや早退・遅刻をしていたら。就業時間中に学校の先生と電話をしていたら。
その間の仕事は、「だれ」がやるのか。
もし、私がその「だれ」かだったら、快く仕事を変われるのか。

そう考えると、自分が今までどれだけ周囲に甘えていたのかと、自分が恥ずかしくなりました。
子育てをしているのは、自分だけじゃなく一緒に働く人達も同じ。私と同じ立場の人はいないけど、みんなだって仕事と子育ての両立は大変なんだ。
『私だけが、大変なわけじゃない。』
そのことに気付けた私は、現状を変える為に行動を始めました。

自分の状況を、隠さないで話す勇気。

私が何故よく休むのか。

まず、この理由を周りに包み隠さず話しました。

・次女に障碍があるから、その支援を受ける為に毎週送迎が必要な事。

・三女の体調が思わしくないので、病院に行く回数と入院が増えている事。

このような状況の中で、私の希望はもっとみんなに負担を掛けずに一緒に働きたいと思っている事。そして、そのために先輩ママの知恵を貸してほしい事をお願いしました。

すると、今まで厳しい目を向けていた先輩ママが子どもの状況を心配して声を掛けてくれるようになりました。

そうすると、自然と私も今自分が困っている事を隠さずに話せるようになり、入院の付添をしてくれるサポートがあったり、子どもタクシーを使って送迎の時間の短縮が出来るなどのアドバイスを貰う事ができ、仕事に穴をあける時間を少なくする事が出来るようになりました。

もちろん他にも、仕事を早く終わらせる工夫や、在宅勤務などに働き方を変えたり、自分の仕事は責任を持って自分で終わらせる工夫もするようにして、周囲に過度な負担がかからないようにしました。

そして、フォローをしてくれたら「ありがとう」と感謝を伝える事も必ずしました。

失った信用を取り戻すには、時間はかかりました。
それでも感謝の気持ちを伝える事・相談してアドバイスを貰ったら実行する事・自分の仕事に責任を持つ事。これを忘れずに仕事をする事で、「あなたの子ども。なんとかならないの?」とは言われなくなりました。

人は自分に余裕が無い時は、周囲の様子を理解することが難しくなりがちです。

でも大変な時だからこそ、自分の知らない所で周りの人がフォローをしているかもしれない。と考える事が大切だと私は思います。そして、感謝の気持ちを相手にしっかり伝える事も忘れてはいけません。

今、私と同じような悩みを抱えているなら、周りの人に感謝の気持ちを伝える事から始めてみてはどうでしょうか。
きっと、解決の糸口がつかめると思いますよ。

※通級学級とは、小学校や中学校の通常の学級に籍をおいて、比較的軽度な障害を有する児童に対して、その障害にあった特別な指導を行うクラスです。

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