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【初心者向け】高収入を目指せ!在宅ワークの基本から、求人情報の探し方、おすすめの仕事や税金についても解説

最近よく耳にする「在宅ワーク」という働き方は、主婦のお小遣い稼ぎや、収入UPを狙うサラリーマンの副業として人気急上昇中です。なかには高収入が狙える仕事も…。今回は在宅ワークの基本から求人情報の探し方、おすすめの仕事、稼ぐためのポイントなどについて、初心者の皆さんでも分かるように紹介していきたいと思います。

面倒な手続きや税金関係についても解説していきますので、これまで、「気になってはいたけど後回しにしていた」なんて方も、これを機にぜひ在宅ワークについて学んでみましょう!

在宅ワークとは

在宅ワークとは、ずばり、「家で仕事すること」です。

一般的に仕事は、勤務先に出向いて行うものですが、家にいながらにして仕事をするのが在宅ワークということになります。

となると、疑問に思うのは、「内職とどう違うの?」「自営業とは違うの?」ということではないでしょうか。

それらについても解説していきます。

 

▶在宅ワークと内職との違い

 

在宅ワークと同じように、自宅で仕事をする「内職」という言葉があります。

自宅で仕事をするといった点では在宅ワークとまったく同じですが、在宅ワークと内職には、実は根本的な違いがあります。

 

皆さんは内職と言われてどんな仕事を想像しますか?

コツコツと造花を作るなど、なにかパーツを組み合わせて雑貨や工業製品を作ったり、梱包したりといった作業を思い浮かべませんか?

 

そのイメージどおり、内職とは、委託者から原材料を受け取り、そのための機械や工具などの提供を受け家庭内で加工を行うことを指しており、「家内労働」と呼ばれることもあります。

とはいえ、これは世間一般であたりまえとして通じている「通念」であり、法律で定義されているわけではありません。

ただ、この内職を委託すること自体には、家内労働法という法律が適用されますので、れっきとした仕事として認められてはいます。

ちなみにこの法律には、おもに、委託者と内職をしている家内労働者との間で起きうるトラブルを防止するためのルールが書かれています。

 

いっぽうで、在宅ワークは、原材料の受け取りや加工といったことは一般的に行いません。

一般的にオフィスで行うような作業を、単純に自宅で行うことを指しています。

具体的には、パソコンやインターネット回線を使った作業ということになります。

 

▶在宅ワークとテレワーク、リモートワークとの違い

 

在宅ワークと似ている言葉として、ほかに「テレワーク」「リモートワーク」という言葉があります。

どちらも、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

 

テレワークとは、“遠くの、離れた”という意味の「tele」と、“働く”という意味の「work」をつなぎ合わせた言葉です。

つまり、“オフィスから離れた場所で仕事をする”ということです。

当然、自宅で仕事をする場合も、オフィスから離れて仕事をしているので、テレワークの一種ということになります。

言ってみれば、在宅ワークは広義ではテレワークと言えます。

しかし、テレワークという言葉は、あくまで“オフィスと離れた場所”という条件であり、自宅と限定しているわけではないので、出張先やレンタルオフィスといったところで仕事をする場合もテレワークとなります。

 

次にリモートワークについてですが、リモートワークは、“遠方の、離れた”を意味する「remote」と「work」がくっついた言葉です。

つまり、“(オフィスから)遠く離れた場所で仕事をする”という意味になり、テレワークと同義語ということができます。

企業や人により、どちらか一方が使われている場合と、両方使われている場合があるかもしれませんが、どちらを使っても同じことを指しています。

ただし、実はこれらは、英語をネイティブとするアメリカやイギリスなどでは通じない可能性が高いので、注意しましょう。

テレワークという言葉自体は1970年代にアメリカで生まれた言葉ですが、あくまで概念的な言葉として使われただけで、一般的な会話では、「working from home」など、別の表現が使われています。

 

▶在宅ワークと自営業との違い

 

ほかにも、似たような言葉として「自営業」があります。

自営業とは、個人がビジネスを営み利益を得る人自体を指します。

企業に所属し、サラリー(給料)をもらって働くサラリーマンと異なり、自分自身で得た利益を収入としています。

具体的には、レストラン経営者や美容室経営者などが挙げられます。

たしかに、個人が経営をするので、作業場が自宅になるケースも多いでしょう。

とはいえ、厳密にその場所は指定していないため、在宅ワークとは言えません。

そもそも、在宅ワークはおもに働く場所についての言葉ですが、自営業という言葉は、雇用されているか自分で経営しているかといった、所属、働き方を説明している言葉であり、次元が異なる言葉だといえます。

在宅ワークのメリット・デメリット

在宅ワークは男性、女性に関わりなく多くの方々に急速に広まりつつあります。

そこで、どのようなメリットがあるのか、学んでいきましょう。

 

〇 メリット1:無駄な時間を節約できる

 

一番の大きなメリットは、無駄な時間を節約できることです。

なぜなら、面倒な通勤がいらなくなるためです。

たとえば、始業時間が9時からだとします。通勤時間は30分だとしたら、毎日1時間はただ移動のための時間であり、給料も発生しない無駄な時間とも言えます。

しかも、始業時間ぴったりに到着するわけにはいかないので、混雑も考えて、10~15分程度は早めに出る方がほとんどではないでしょうか。

たとえば、時給1,800円の仕事をしている方であれば、ゆうに2,200円程度の給料分の時間を失っていることになります。

仮に、その分、働いたとしましょう。

20日勤務で、なんと44,000円にもなります。

44,000円も違いが出たら、大きいですよね。

もちろん、逆にその1時間を家事にあてたら、その分ゆっくりしたり、英語など自主学習にあてたり、有意義に過ごせるはずです。

 

〇 メリット2:好きな時間に好きな分だけ働ける

 

在宅ワークは、業務を行う時間を指定されていないものがたくさんあります。

一般的にパートやアルバイトは、就業時間が決められているものがほとんどですが、在宅ワークの場合、時間はもちろん、こなす分量も選べるものが多くあります。

自分の時間や家族との時間を大切にしたいというワークライフバランス重視派にぴったりと言えます。

 

〇 メリット3:出費を節約できる

 

在宅ワークに切り替えると、通勤のための服や靴にお金をかける必要も減ります。

自宅で仕事をする場合、カメラを使ってオンライン会議をするといった方でなければ、休日と変わらない普段着でも仕事することができます。

気温に応じて薄手のコートや厚手のコート、数枚を用意したり、服に合わせていろんな色やヒール、レインシューズ、ブーツなどと、何足も用意することもさほど必要でなくなります。

そういった意味では大幅に出費を減らすことができるのです。

また、美容室代やコスメ代も節約できるかもしれませんね。

物自体も減らせて、クローゼットや靴箱もすっきりするなんて隠れメリットもあるといえます。

 

〇 メリット4:子育て中や介護中でも仕事ができる

 

もうひとつ大きなメリットは、子どもや介護が必要な方がいて、外に働きにいけないという方でも働くことができるということです。

たとえば、保育園には預けずに、すきま時間などを利用して少しだけ働きたいといった方でも仕事が可能ですし、食事やトイレなどのときに介助が必要なご家族がいる場合も、それ以外の時間自宅で仕事して収入を得ることができれば、家計的にも助かりますし、気分転換にもなるのではないでしょうか。

 

また、幼稚園に通わせているママの場合、「10時から14時まではフリーになるけれど、お迎えや通勤のため、働けるのは実質3時間しかないから、つい躊躇してしまう」なんて声も聞きます。

通勤が不要であれば、少しでも多く働くことができますから、そんな幼稚園児ママにも在宅ワークはメリットがあるといえます。

 

〇 メリット5:仕事の幅が広がる

 

通勤が必要な場合、通勤可能な範囲で仕事先を探すことになります。

地方の方が、毎日飛行機や新幹線通勤で東京に行くなんてことをしている方はいないでしょうが、在宅ワークでよいのであれば、地方の方でも都内の会社で働くことも可能なのです。

そういった意味では、応募できる会社の種類が広がります。

諦めていた憧れの企業で働くなんてことができるようになるのです。

もちろん、逆も可能です。

都内の方が、沖縄や北海道などの企業で働くことも可能です。

それどころか、旅行中、リゾート先で仕事をするなんてこともできるので、長期の旅行に出かけることもできるのです。

 

〇 メリット6:人間関係の悩みが減る

 

仕事を辞める人の多くは、人間関係に悩んでのことだといわれています。

仕事自体は好きでも、上司や同僚と合わず、それがストレスとなって辞めてしまうなんて話はよく聞きますよね。

在宅ワークの場合、自宅で1人で仕事をするので、人間関係での悩みが起きにくいというメリットがあります。

余計な雑談が発生することがほとんどないため、周りに気を使ったり話を合わせることもなく、自分のペースで淡々と仕事をすることができます。

 

 

このように、いいことづくめに思える在宅ワークですが、実はデメリットもあります。

「こんなはずじゃなかった!」とならないためにも、しっかりと注意事項として理解しておきましょう。

 

〇 デメリット1:メリハリがつきにくい

 

在宅ワークは、生活の場である自宅での仕事となるため、気持ちをうまく切り替える必要が出てきます。

仕事を実際にはじめても、家のことが気になり片づけなどの家事をこなしてしまったり、テレビやインターネットを見てしまったり、なかには、思わずごろりと横になってしまうなんて方もいるようです。

結果、仕事が終わらないなんてことになりかねません。

始業時間と就業時間を決め、時間を区切って自分自身にメリハリをつけるとよいでしょう。

また、いくら在宅ワークだからといって、パジャマや休日用の服装で過ごすのではなく、お仕事モードに切り替わるよう、セミカジュアルな服やオフィス着に着替えてみるとメリハリがつきやすくなります。

 

〇 デメリット2:コミュニケーションがとりにくい

 

在宅ワークの問題点としてよく挙げられるのがコミュニケーションの取りにくさです。

オフィスワークであれば、わからないことはすぐに聞くことができますし、一緒に画面を見ながら会話をすることで、スムーズに解決できることが多いです。

いっぽうで在宅ワークの場合は、不明点はチャットやメールのみでやり取りを行うことがほとんどです。

文字だと説明に時間がかかり、聞きたいことがうまく聞けなかったり、誤解されて伝わるケースも多々あります。

また、問題が発生してすり合わせを行うときも、顔を合わせながら行うのと、チャットで行うのでは勝手が異なります。

 

 “相手に分かりやすい内容になっているか(要点がまとまっているか)”“失礼な文章になっていないか”、送信前にチェックするようにすると良いでしょう。

 

〇 デメリット3:疲れやすい

 

オフィスワークの場合、仕事に適したインテリアや設備が整えられています。

日差しで明るさが確保されていたり、十分な数の照明がついているのはもちろん、作業スペースがしっかりと確保できるデスクやオフィスチェアも置かれていることがほとんどです。

また、必要な文具、筆記具も揃えられているでしょうし、何より、業務を遂行するうえで必要なレベルのパソコンもアプリケーションも備えられているはずです。

 

いっぽうで、自宅に仕事専用の書斎をもっている方はほとんどいないと思います。

リビングの一角にデスクを置いている方もいるでしょうが、ほとんどの方はダイニングテーブルやリビングテーブルで仕事をしているのではないでしょうか。

不自然な姿勢で仕事をしていると、集中しにくかったり疲れやすくなってしまいます。

また、暗い室内で明るいパソコン画面を見ていると、目が疲れてしまいがちです。

 

仕事が長時間できるようなオフィスデスクやチェアを揃えたり、モニターの明るさ設定を調整したりと、工夫するようにしましょう。

 

〇 デメリット4:光熱費があがる

 

オフィスの場合、意識をしてなくても温度が適正に保たれていることがほとんどです。

自宅で仕事をしているときも、集中して仕事が進むよう、温度や湿度などに気を付けたいところです。

そうなると気になるのは光熱費です。

自宅で仕事をしていると、空調を使用する時間や量が増えることから、光熱費、そして上下水道代なども上がります。

 

その代わり、服飾費やランチ代など別の部分で出費が減る傾向にあるため、出費の損得は光熱費だけでなくトータルで考えると良いでしょう。

 

〇 デメリット5:運動不足になりがち

 

在宅ワークの場合、通勤がないことから大幅に運動量が減る傾向にあります。

もともと車通勤で歩いていないなんて方もいるとは思いますが、オフィス内だけの移動でも、歩くだけでなく、立ったり座ったりの動作もしているはずです。

いっぽうで在宅ワークの場合、座りっぱなしになる時間が増えます。

結果、足がむくんだり、運動不足で太ってしまったりなんてこともあり得るのです。

 

先に説明したように在宅ワークは身体も疲れがたまりがちなので、1時間に1回は、肩を回したり、立ったり座ったりの動作を行い、リフレッシュしながら仕事を進めると良いでしょう。

 

****

 

このように、在宅ワークには、メリットだけでなくデメリットもありますが、デメリットは対策などを行うことで防止できるものもありますし、全体的にメリットのインパクトのほうが大きいといえます。

在宅ワーカーの1日ってどんなもの?

在宅ワークをしている人は、どのような1日を過ごしているのか、3人の例をみてみましょう。

 

▶幼稚園児ママのケース

 

6:00  起床→朝ごはん・お弁当づくり

6:30 夫に食事を出す

7:00 子どもを起こす。夫の見送り

   子どもと一緒に食事

7:30  洗濯・子どもの支度の世話

8:30 家を出発(幼稚園に送る)

9:00  幼稚園出発

9:45 帰宅・片付け

10:00 在宅ワーク(2時間)

12:00 お昼ご飯

12:30 在宅ワーク(1時間)

13:30  幼稚園にお迎え

14:00 幼稚園出発

14:30 帰宅。片付け。子供におやつ   

16:00 子どもの習い事(その間、スーパーで買い物など)

17:00 子どもの習い事へお迎え

17:30  帰宅。洗濯物の片付けや食事の下準備

18:15  夕食と後片付け

19:00 子どもとお風呂

20:00  子どもとの時間(テレビを見たり、折り紙をする)

20:30 夫の食事の準備

21:00 子ども寝かしつけ

→夫との時間・メールチェックや幼稚園からの書類の確認など

23:00 就寝

 

<解説>

幼稚園に通い始めたとは言え、まだまだ子どものお世話に手がかかるため、あくまで幼稚園にいっている間だけ在宅ワークをしている幼稚園ママのパターンです。

1日あたり3時間程度、在宅ワーク時間を確保しています。

 

<体験談>

幼稚園の先輩ママにすすめられ、在宅ワークを始めました。子どもがまだ小さいので、働けるのはまだまだ先だと思っていましたが、幼稚園に行っている間の時間を生かして、無理なく仕事ができるので、すごく効率が良いと思います。

幼稚園ママとのつながりも大事にしたいですし、家事もしっかりやりたいので、わたしは週に3日だけにしています。それでも、1日3時間程度やっているので、1か月あたり3万円程度の収入になります。

そのうち、2万円は子どものために貯金をして、1万円は美容室代やコスメ代、お友達とのランチ代に使っています。

ちなみに、子どもが小さいので突発的な発熱やインフルエンザなどの流行性の病気にかかることが年に何度かあるのですが、自宅での仕事なので、子どもの面倒を見ながら仕事も可能ですし、その日は休むということもしやすいので精神的にもすごく楽です。

 

▶小学生児ママのケース

 

6:00  起床→朝ごはんの準備

6:30 子ども(2人)を起こす

    →家族みなで朝ごはん

7:00 後片付け・身支度

7:30  夫出勤・子ども登校

掃除・洗濯  

8:30 休憩

9:00  在宅ワーク3時間)

12:00 お昼ご飯

13:00  在宅ワーク2時間)

15:00 洗濯もの片付け・買い物など

16:00 子ども帰宅

    →宿題を見たり・習い事に連れていく

17:30 お風呂・食事の準備→子どもはお風呂に入る

18:30  食事と後片付け

19:30  お風呂(子どもはテレビを見たり読書をしている)

  →リラックスタイム(家族団らん・メールチェックなど)

21:00 子ども就寝・在宅ワーク1時間)・夫の食事の世話・寝る前の片付けなど

22:30 就寝

 

<解説>

歯磨きやお風呂・着替えなどのお世話が不要になり、少し余裕が出てきた小学生ママのパターンです。登校後はフリーなので、できるだけ手早く家事をこなしたり、子どもが寝た後の時間を活かして1日あたり6時間程度、在宅ワーク時間を確保できています。

 

<体験談>

在宅ワークを始めて2年目。最初は1日2時間程度からスタートして、いまは、1日6時間程度こなせるようになってきました。

わざわざ外出する必要がないので、フルに時間を活かすことができていると思います。

小学生ママとなると、パートに出ているママが多いですが、1日4,5時間という方がほとんどですので、私のほうが多く働けている分収入多いうえ、ほかの方が持っているような、人間関係の悩みがありません。

高学年になると子どもの受験などがあり、少し仕事できる時間が減るかもしれないですが、

在宅ワークの場合、時間は調整できるのも心強いところです。

あと、実は花粉アレルギーなので、外に出かけず働けるのはラッキーです。

雨が降っても雪が降っても影響しないので、在宅ワークを始めて本当に良かったと思っています。

 

▶サラリーマンのケース

 

-平日-

 

7:00  起床→朝食

8:00 出勤

19:00 帰宅

   入浴・食事・休憩

23:00 在宅ワーク1時間)

24:00 就寝  

 

-土or日曜のいずれか-

 

午前・午後のどちらか 在宅ワーク48時間)

 

<解説>

平日は一般的な会社に勤務(通勤)。帰宅後の1時間程度と、土日のどちらかの4~8時間程度を副業として在宅ワークをしている。

ボリュームはその週の依頼内容によって変わってくるが、家族との時間も大事にしつつ、

できる範囲で行っている

 

<体験談>

 

子どもの進学に伴いお小遣いを減らされたのをきっかけに、同僚に教わって1年前から在宅ワークをはじめました。現在の仕事で得たスキルを活かした仕事なので、スキルアップにもつながるし、同僚とたまに飲みにいったり、趣味のゲーム代や家族外食費にあてています。

在宅ワークをしていないと、おこづかいはランチや飲み物代に終わってしまうのですごく助かっています。

自分のワークスタイルを確認しよう

在宅ワークを始める前に確認しておきたいことは、自分のワークスタイルです。

さきほどの3人の在宅ワーカーの例をご覧いただくとお分かりいただけるように、家族構成や、それに伴う生活スタイルにより働き方が異なりました。

みな、自分がどの時間にどれくらいの仕事用がこなせるか見極めて、無理ないレベルで生活に取り入れていたといえます。

では、あなたの場合はどうでしょうか?

 

現在、専業主婦なら、日中の数時間で在宅ワークができるでしょう。

赤ちゃんがいる方なら、赤ちゃんがお昼寝している間や、夜寝た後の数時間がチャンスだといえます。

また、平日にパートをしている方が、ダブルワークで収入を増やしたいという方は、土日に数時間だけ在宅ワークをするといったパターンもあるでしょう。

 

いずれにせよ、自分の生活パターンのなかで、何時ごろ、どれくらいの時間を在宅ワークにあてはめられるのかをチェックしておきましょう。

自分ができること・やりたいことを確認しよう

つぎに、自分ができること、そしてやりたいことを考えてみましょう。

在宅ワークの選び方は、新しい仕事を探すときと一緒です。

基本的には、自分ができる仕事を探します。

在宅ワークには、さまざまな仕事がありますが、おもにパソコンを使って作業する仕事がほとんどです。

とはいえ、さまざまな種類の仕事があり、接客が中心の仕事もあります。

そのなかで、自分が持っているスキルや過去の経験を活かせる仕事、かつ、「やってみたいな」と感じる仕事のイメージを膨らましておきましょう!

実際に在宅ワークを探してみよう!

では、実際に在宅ワークで働くことができる求人の探し方をご紹介していきます。

在宅ワークの探し方はおもに3つあります。

 

▶クラウドソーシングサイトで探す

 

クラウドソーシングとは、“業務を受けてくれる人を探している企業”と“業務受けて収入を得たい人”とを結ぶ、マッチングサービスです。

一般的に企業が人材を募集するときは、人材募集サイトに募集を掲載するものですが、人を雇うのではなく、一部の業務をアウトソーシングしたいという企業が増えているのです。

クラウドソーシングサイト上には、さまざまな業務がジャンル別に紹介されていますので、自分がやりたい仕事が見つかるでしょう。

流れとしては以下のようになります。

 

  • クラウドソーシングサイトに登録をする

登録をしないと実際の仕事一覧を見ることができないサービスもあります。登録自体は無料でできるところがほとんどなので、利用したいサイトが見つかったら、まずは登録してみることがおすすめです。

  • 仕事を探す

ジャンル別から探すこともできますし、「ライター」「プログラマー」「経理」など、やりたいことがはっきりしているなら、キーワード検索も便利です。

  • 応募する

クラウドソーシングサイト上からメッセージを送信します。

その際には、応募要項にしたがって必要な情報、資料を添付して送信します。

  • 仕事をする

依頼を受けたらさっそく仕事を開始します。

なお、仕事内容によりますが、実際に仕事を開始するにあたって事前説明をしてくれるところが多いです。

なかには、動画、または書面で用意されているものもあります。

その際はとくに顔を合わせたり話すこともなくお仕事がスタートします。

データの受け渡しや、質問などのやり取りは、チャットツールやスプレッドシートなどを利用することが多いです。

  • 支払いを受ける

仕事をした分、支払いが行われます。クラウドソーシングサイトの場合、企業から直接受け取るのではなく、クラウドソーシングサイトから支払いを受けとる仕組みです。派遣社員と同じようなものだとイメージしていただければ大丈夫です。

クラウドソーシングサイトによりますが、その後、自分の銀行口座に振り込んでもらうときは、所定の手数料がかかったり、支払いタイミングが決められています。

とはいえ、月に1度の銀行に振り込まれるのが一般的な給料と異なり、指定に応じて、月に2回など振り込みしてくれるところもあるなど、より自由度が高いといえます。

 

なお、クラウドソーシングを利用する場合、登録料自体はかかりませんが、仕事の報酬額に対して手数料がかかります。

クラウドソーシングサイトによりますが、5~20%程度で設定されていることが一般的で、

とくに1件あたりの受注額がと小さいと20%と手数料が大きくなる傾向にあります。

ということは、報酬額が1万円の仕事を請け負ったとすると、2,000円が手数料として引かれることになり、自分のところには入るのは8,000円ということになります。

実際に振り込まれる際には、さきほど説明した振込手数料がさらに引かれることになります。

 

▶在宅ワーク求人情報サイトで探す

 

新卒以外の方が般的な仕事を探す場合、多くの方が求人情報サイトを見るのではないでしょうか。

正社員、パート、アルバイトなど雇用形態の違いにより、見るサイトは使い分けするとしても、そこではたくさんの求人が探せるからです。

しかし、在宅ワークで可能な仕事を探すとなると、在宅ワークを専門的に取り扱う求人情報サイトがおすすめです。

出勤不要の完全在宅ワークができる仕事がたくさん見つかるからです。

 

なお、クラウドソーシングサイトと同じようにジャンル分けされていることがほとんどなので、自分に合った仕事を簡単に見つけることができるはずです。

 

こちらの流れは以下のとおりです。

 

  • 求人情報サイトに登録をする

登録は無料です。登録をしなくても募集を見られることがほとんどですが、応募するにあたっては登録が必要です。

  • 仕事を探す

ジャンル別で探すか、キーワード検索で探していきます。

  • 応募する

求人情報サイトの画面上から応募ができることが多いです。複数企業とやり取りする場合も一元管理できて便利です。

  • 仕事をする

正式に依頼を受けたら、仕事を開始します。クラウドソーシングと同じように、面談や事前説明はある場合とない場合があります。

  • 支払いを受ける

支払いは直接企業から受けます。

クラウドソーシングとは異なり、直接企業との契約・支払いを行うこととなるので、手数料がかかることはありません。

 

▶インターネット検索で自分で探す、または知人から紹介を受ける

 

クラウドソーシングサイトや求人情報サイトを頼らずに、インターネット検索で探す方法法もあります。

ただし、効率よく情報を集めるには、先に説明した2つの方法のほうが圧倒的に有利と言えます。

仕事をするうえで必要な情報が掲載されているうえ、それぞれの募集条件の書き方が統一されているので比較検討しやすいです。

また、実際に応募する際、一元管理できて便利だというメリットもあります。

 

なお、募集のなかには、トラブルが発生しそうな仕事も存在しています。

とくに「簡単」「データ入力」「高収入」などと甘い言葉で誘いつつ、実際に応募してみると、その募集はすでに人が決まってしまったなどといって、違う仕事を紹介されるような事例もあります。

そのため、未経験者、初心者の方の場合は、クラウドソーシングサイトや求人情報サイトで探すほうがおすすめです。

 

ほかに、知人から紹介を受ける方法もあります。

すでに同じ企業から仕事を請け負っている知人であれば、実際やってみたときの印象などの情報も受け取れるため、始める前と後のギャップが少なくて済みます。

ただ、知人には合っていても自分には合わないなんてこともあり得ます。

結局辞退する、辞めるとなったときに関係がこじれるようなリスクがないか検討したうえで紹介してもらいましょう。

在宅ワークを見つけるなら、このサイト

続いて、在宅ワークを実際に探すときにおすすめのサイトをご紹介していきます。

 

〇 クラウドワークスクラウドソーシングサイト)

 

クラウドワークス

 

出典:クラウドワークス

 

クラウドソーシングサイトとして草分け的な存在であるクラウドワークス

現時点で50万件近く案件がのっているなど掲載件数も多いので、そのなかから自分に合う仕事を見つけることができるでしょう。

なお、仕事の種類には、「プロジェクト方式」「コンペ方式」「タスク方式」があります。

コンペ方式の場合、応募して採用された場合にのみ報酬が発生するといったスタイルなので、プロジェクト方式かタスク方式のほうがおすすめです。

なお、タスク方式は応募は不要で、タスクをこなしていき納品したら報酬がもらえるという方式ですが、単発で終わってしまうので再び仕事を探すことになります。

安定して仕事や収入が欲しいという場合は、プロジェクト方式から探すと良いでしょう。

 

〇 ランサーズ(クラウドソーシングサイト)

 

ランサーズ

出典:ランサーズ

 

クラウドワークスと同じくクラウドソーシングサイトとしての草分け的な存在であるランサーズ。クラウドワークスと同じように圧倒的な案件数を誇るサイトであり、とくにIT関係の案件数が多く、サポート力にも定評があります。

登録すると、スキルや希望に応じたおすすめの仕事を定期的にお知らせしてくれます。

また、プロフィールを見た企業から逆アプローチもあり、依頼を受けやすくなるのもポイントです。

 

〇 ママワークス(在宅ワークに特化した求人情報サイト)

 

ママワークス

出典:ママワークス

 

在宅ワークに特化した求人を探したいときに特におすすめなのがママワークスです。

すきま時間を活かして働ける簡単なものから、フルワークで働ける本格的なものまで、さまざまな案件が掲載されています。

ママワークスといっても、女性向けの仕事しかないわけではありません。

実際に男性会員も多数います。

もっともおすすめしたいポイントは、登録料だけでなく仕事を受注したときでも手数料がかからないことです。

クラウドソーシングサイトのように20%手数料を払うとなると、報酬額に対し実際の収入額ががくんと減ってしまいます。

仕事を得るためとは言え、ずっと手数料がとられていると痛手になります。

ママワークスの場合は、企業から仕事を受けることがきまったら、直接その企業とやり取りを行うため手数料もかかりません。

その企業との仕事を打ち切り、別の企業の仕事を受けることも可能ですし、在宅ワーカーにとって使い勝手が良いサイトと言えるでしょう。

また、在宅ワーカー初心者に役立つコラムも充実しています。

そういった意味では、初心者や未経験者にとって強い味方となるはずです。

おすすめの在宅ワークを知ろう

在宅ワークをいざ探してみようと言っても、どんな仕事があるかよく分からないと思います。

そこで、在宅ワークでおすすめの仕事をご紹介していきます。

 

《過去の経験を活かせる仕事》

 

・経理業務

請求書の作成や台帳への記帳のほか、入金の確認を行ったり、決算処理など、一般的な企業の経理を在宅ワークで行います。過去に経理経験がある方や、簿記の資格を持っていることが条件となることが多いです。

 

・人事業務

求人情報の作成や、応募者とのやり取りなど採用に関する業務や、人材育成のための研修の準備、日程調整などを行います。

過去に経験がある方が歓迎条件に書かれている場合が多いですが、未経験でも受け入れているところもあります。

 

・営業事務

営業をかけるためのリストの準備や、営業結果や進捗などを入力したり、顧客と簡単なやり取りを行うなど、営業サポート業務を行います。

営業事務経験者が優先されますが、未経験者でもOKとしているところも多いです。

 

《PCスキルを活かす仕事》

 

・資料作成

パワーポイントやillustratorなどを使用し、プレゼン資料や説明マニュアルなどを作成する仕事です。とくに資格は必要とされませんが、経験の有無や実際に作成したサンプルなどの提出が求められる可能性があります。

 

・コーディング

おもにWebデザイナーからの指示にしたがい、Webサイトのページ作成を行います。Webデザイナーがいない場合には直接クライアントとすり合わせしつつページを作成、または更新していきます。

とくに資格は不要ですが、過去の経験やポートフォリオを求められることがあります。

 

・プログラミング

システムエンジニアの指示にしたがい、アプリ開発などのためのプログラミングを行います。

とくに資格は不要ですが、過去の経験やポートフォリオを求められることが多いです。

 

《クリエイティブな仕事》

 

・DTP

DTPソフトやillustratorなどを使用し、チラシやパンフレットなどのデザインを作成する仕事です。実務経験が求められることがほとんどです。

 

・Webデザイン

Webサイトのデザインを行う仕事です。

画面構成、画面遷移などを作成します。クライアントへのプレゼンテーションなども含むことも多いです。

特に資格はありませんが経験やポートフォリオが求められることが多いです。

 

《未経験でも始めやすい仕事》

 

・ライティング

Webサイトに掲載されている記事を作成する仕事です。

おもに、解説記事やブログを担当しますが、なかにはインタビュー記事を行うような案件もあります。

未経験でもOKとされていることがほとんどなので、はじめて在宅ワークをするという方にもおすすめです。

ただし、文を作成するのが苦手な方にはむきません。

書くにあたっては下調べが必要なことが多いので、好奇心旺盛な方がむいているといえます。

 

・セールスライター

Webサイトやチラシに掲載する文言を作成します。売れるための文章を書く必要があるので、文章力があるだけではつとまりません。

コピーライターと呼ばれる場合もあります。

 

・カスタマーサポート

お客様からの問い合わせに電話やチャットでお答えする仕事です。

カスタマーセンターでの経験があると良いとされていますが、回答のためのマニュアルがあるので、未経験者でも気軽に始められる職種と言えます。

  それほどPCスキルが求められなので、パソコンはそれほど得意ではないが、「人と話 すのが好き」という方にむいています。

 

・出品登録作業

オークションやフリマサイトに商品を登録し出品代行を行う仕事です。

商品の写真など必要なデータは送られてくるので、それらをもとにひたすら出品登録を行っていきます。

基本的にパソコンが求められる場合もありますが、スマホでできる案件もあります。

在宅ワークを始めるのに必要なものとは

仕事を開始する前に、用意しておかなくてはならないものについて説明します。

実際に仕事を開始してからやろうとすると、間に合わないものもありますので、事前にチェックしてください。

 

〇 パソコン

 

在宅ワークは、パソコンを使う業務がほとんどです。

なかには、スマホでできるものもありますが、アンケート回答やポイサイトなどではなかなか稼ぐことは難しいため、パソコンを用意することが重要です。

なお、家族と共有のパソコンでも構いませんが、好きな時間に使えないという状況は避けたほうが良いでしょう。

仕事には締め切り日が設定されているものがほとんどですが、家族が使用していてパソコンが思うように使えず締め切り日までに仕事が終わらなかった、なんてことでは困るからです。

相手企業に迷惑をかけてしまううえ、仕事を依頼してもらえなくなる恐れもあります。

また、パソコンがあっても古くて動作が遅いというのであれば、思い切って買い替えを検討したほうが良いです。

思ったようにパソコンが動かないと仕事が進まず収入は増えませんし、ストレスの原因にもなります。

 

〇 アプリケーションソフト

 

仕事によって必要なアプリケーションは異なりますが、事務系の仕事はとくに、WordやExcel、PowerPointが必要とされることが多いです。

ほかにもデザイン系の仕事の場合は、illustratorやPhotoshop、動画編集系の仕事の場合は動画編集ソフトなどを自分で用意するよう求められることが多いです。

そう聞くと、「え?仕事をするのに企業側で用意してくれないの?」と疑問に思うかもしれません。

後の項で詳しく説明をしますが、実は、在宅ワーカーのほとんどは雇用ではなく個人事業主として仕事を受けることになります。したがって、パソコンや業務に必要なアプリも、特段説明がない限り、自分自身で用意することになります。

在宅ワークの仕事や報酬の仕組みを知っておこう

ここまで説明を読んできて、在宅ワーク自体や探し方を理解されてきたと思いますが、ここで改めて在宅ワークの仕事や報酬の仕組みで理解しておいていただきたいことを説明します。

 

〇 在宅ワーカーのほとんどは業務委託

 

業務委託とは、企業とは雇用関係を結ばずに、特定の仕事を行うことで報酬をもらう方法です。

サラリーマンはもちろん、パートやアルバイトの場合は企業と雇用契約を結び、時給や月給、または日給制で働きますが、在宅ワーカーの場合、雇用契約を結ばず、おもに個人事業主として業務を委託され、その遂行をもって報酬が支払われるという仕組みです。

 

〇 在宅ワークの報酬は、時間単価制と固定報酬制とに分かれる

 

時間報酬制とは、作業した時間に応じて報酬が支払われる仕組みです。

いっぽうで、固定報酬制とは、決められた成果物を納品すれば、その分の報酬が支払われるというものです。

つまり、作業した時間に関係なくその報酬額がもらえるので、同じ仕事量でも早く終わらせれば、それだけ短時間で多く稼げたことになるのです。

頑張った分だけ稼げるとあって、多くの在宅ワーカーがこの仕組みで働いています。

 

〇 業務委託が切れしまっても失業手当はもらえない

 

業務委託は雇用とは異なり、仕事がなければ報酬も支払われず、収入の道が途絶えることになります。

したがって、案件を継続してもらえなければ、再び別の求人を探し応募して仕事を得る必要があります。

もともと一定期間のプロジェクトではない限りは、企業側も同じ方に継続して仕事を依頼するので、そこまで不安視する必要はありませんが、長く同じ仕事をしたいという方は、応募する前に期間に終わりがあるかないかを確認することをおすすめします。

 

なお、業務委託の場合、委託されていた仕事を失ってしまっても雇用保険の対象にはなりません。雇用保険はあくまで雇用保険加入者を対象としており、業務委託はその対象にはならないためです。結果、失業手当をもらうことはできせんので、覚えておきましょう。

 

〇 固定報酬制の業務委託の場合、未完了だと報酬はもらえない

 

固定報酬制で仕事を請け負ったにもかかわらず、依頼内容どおりに仕事を終えることができなかった場合は、いくら途中まで終わらせていても、その分の支払いも受けられない可能性が高いです。

たとえば、ライティングの仕事を、1記事1万円で請け負ったとします。

途中まで書いたが、事情があって半分までしか書き終えられなかった場合、それを提出したとしても5,000円支払ってくれるかというと、答えはノーということです。

あくまで、依頼したとおりの記事を提出した場合に1万円という約束なので、半分だけ提出したとしても仕事は未完了扱いとされ報酬は支払われないことになるのです。

あくまで原則であり、半分支払ってくれる企業もあるかもしれませんが、基本的には依頼がきちんと遂行されたときのみであることを理解しておきましょう。

在宅ワークを快適にこなすには?

実際に在宅ワークを始めた方が口々にするのが、「在宅ワークが思ったように進まない!」「在宅ワークは疲れる!」ということです。

もちろん、なんの問題も感じることなく在宅ワーカー上級者になっていく方もいますが、ほとんどの方がこのような悩みを感じるようです。

そこで、気になるのは「在宅ワークを快適にこなすにはどうすればいいのか」という問題です。

それには、在宅ワークの環境づくりがポイントとなるのです。

 

〇 専用デスクを確保できているか?

 

在宅ワークの多くがパソコンを使って行う仕事です。

そのパソコンを置いて仕事をする専用デスクがあることが望ましいです。

しかし、多くの方がダイニングテーブルやリビングテーブルで代用しているようです。

「机なら一緒でしょ」「置くスペースがないもの」といった理由があるのでしょうが、専用デスクを用意することで仕事がはかどるようになったという声がたくさんあるのです。

 

リビングテーブルは、ソファに座ったときちょうどよい高さになっていることがほとんどであり、ソファに座ってパソコンを操作するのには適していないことがほとんどです。

ダイニングテーブルの場合、作業スペースは十分にありますが、食事のたびの片づける必要があり、手間がかかります。

いっぽうで、パソコンの大きさに合った専用のデスクを用意すれば、快適に仕事をすることができますし、無駄が生まれず効率的に進めることができます。

 

また、長時間同じ姿勢で仕事をするわけですから、デスクに合う椅子も必要です。

疲れを軽減させてくれるような背もたれがあるタイプがおすすめです。

とくに首まで支えてくれるハイバックチェアであれば、疲れを感じにくく長い時間集中して仕事を行うことができるでしょう。

また、熱がこもりにくいよう、メッシュ素材にするなど、素材にもこだわると良いでしょう。

腕を支えてくれるひじ掛けがあると、肩こり防止にもなります。

オンラインショッピングサイトでは在宅ワークにぴったりなデスクやチェアが販売されているので、ぜひチェックしてみてください。

 

〇 専用スペースを確保できているか?

 

在宅ワークをしている方で専用の書斎を持っている方はそう多くはないでしょう。

しかし、完全に個室ではなくても、寝室にデスクを置くなど、静かに集中して仕事ができるような場所に、仕事用のスペースを置くことがおすすめです。

もともと自宅は生活の場であり、くつろぎの場でもあります。

仕事用に設計されたオフィスとは異なり、集中して仕事をするのにむいていない場所とも言えるのです。

生活に関するものがあちらこちらにあって自然と目に入ってしまうので、実際に仕事をしていると、途中で気になって片付けを始めてしまったり、ネットやテレビを見てしまったりといった声を聞きます。

となると、そういった生活に関するものが、できる限り視界に入らないようにすることがポイントです。

寝室にスペースがあれば、そちらにデスクを置く方も多いです。

同居家族がいたとして、リビングで談笑していても、声が届きにくく集中できる環境が確保できるためです。

寝室にスペースが確保できない場合は、リビングの一角にデスクを置くなどといった対策になりますが、その際は、壁を向く形にしてできるだけ余計なものが目に入らないようにしたり、パーティションで疑似的に空間を区切るなどしてできるだけ個室を演出すると良いでしょう。

確定申告の手続きを確認しよう

在宅ワークを始めたら、確認しないといけないことが、確定申告の手続きです。

「確定申告って聞いたことはあるけど、いったい何?」なんて方も多いと思いますが、ごく簡単に説明すると、税金に関する申告手続きのことです。

在宅ワークをして収入を得たら必然的に税金の支払いが発生するためです。

 

〇 確定申告が必要な場合と不要な場合

 

「収入を得たら税金を支払う」というのは基本ルールですが、実は、確定申告が必要なケースと、そうでないケースがあります。

現在、働いていて給料をもらっているかどうかでも異なってくるので、順番に説明をしていきます。

 

▶現在サラリーマンやパート、アルバイトなどで給与所得がある方の場合

 

在宅ワークによる年間所得が20万円を超えたら、確定申告が必要となります。

サラリーマンやパート、またはアルバイトの方は、年末に「年末調整」を行いますが、それは本業で得た所得に対し支払ってきた所得税を、本来の税額を調整するための手続きです。

副業により年間20万円を超えた所得を得た場合には、必ず自分自身で確定申告を行うようにしましょう。

「副業がばれると困る」「所得税を払いたくない」などとして申告を行わないと、無申告加算税や延滞税など罰則が課されることになります。

 

 

▶現在専業主婦などで給与所得がない方の場合

 

年間所得が48万円を超えたら確定申告が必要です。

所得税は、稼いだ分に対してかかる税金ですが、48万円の基礎控除が設けられているため、超えない場合は確定申告が不要になるのです。

言い方をかえると、1か月あたり4万円弱であれば、確定申告は不要ですし、税金もかからないことになります。

「え?では、それ以下に抑えたほうがいいの?」と疑問に思う方もいるかもしれませんが、それは違います。

所得税は累進課税であり、課税される額が194万9,000円までは、わずか5%しか、かからないためです。

つまり1か月あたり8万円、年間で96万円を稼いだとしても、支払う金額は以下のようになります。

 

(年間所得)(基礎控除) (課税対象となる所得)

96万円 -  48万円  =  48万円

 

(課税対象となる所得) .(税率)   (所得税)

48万円       ×    5%   =   2.4万円

 

 

所得税が2.4万円が高いと思うかは人によると思いますが、所得税を支払わなくて済むように年間所得を48万円以下に抑えるほうが得かということ、そうではないと思います。

年間48万円を超えなければ確かに所得税はかかりませんが、96万円から所得税の2.4万円をひいても93万6,000円は手元に残る計算になります。

 

 

なお、税率5%というのは、課税所得96万円の場合での税率です。税率は課税所得額により異なります。詳しくは下記の表を参照してください。

 

所得税税率

出典:国税庁「No.2260 所得税の税率

 

〇 経費を計上しよう

 

所得税は所得に対してかかる税金です。

収入に対してかかる税金ではありません。

収入とは、入ってきたお金のことをいい、所得とは、収入から経費を引いた利益のことを言います。

つまり、在宅ワークで得た収入が年間48万円を超えていても、経費がかかっていて、その経費を引いた額をひいて48万円以下となれば、所得税はかからないことになります。

 

たとえば、52万円の年間収入があったとします。

しかし、在宅ワークをするために、専用デスクや筆記具、書籍などを購入し、5万円支払ったとします。

その場合は以下のような計算になります。

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(一年間の収入) (経費)   (年間所得)

  52万円   - 5万円 =   47万円

 

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年間所得は基礎控除である48万円を下回っているので、所得税は発生しないことになります。

所得税が発生する場合でも、経費を計上することで節税対策となりますので、しっかりと経費を計上することがおすすめです。

ちなみに経費には以下のようなものが挙げられます。

 

・パソコンなど必要な備品、文房具、書籍代など 

 

〇青色申告をすれば、さらに節税対策に

 

順調に収入が増えてきたら検討したいのが、青色申告です。

確定申告を青色申告を行うと、最大で65万円の控除を受けられるためです。

青色申告をするには、複式簿記での記帳することが求められますが、仕入れ、販売などを行わない一般的な在宅ワークをしているのであれば、記帳はさほど難しくはありません。

「どうしても簿記は無理!」という方は、青色申告ソフトの利用がおすすめです。

なかには、スマホアプリでも対応しているものもあります。

経理ソフトとしてもっとも有名なのは、「freee」と「弥生」です。

画面にしたがって入力していくと、自動で青色申告に必要な書類が作成される仕組みです。

なお、青色申告をするには、個人事業主として開業届と青色申告承認申請書を事前に提出する必要があります。

在宅ワークに慣れてきて収入が増えてきたら、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

在宅ワークだといくら稼げる?

そもそも、在宅ワークではいくら稼ぐことができるかというと、仕事やその量によります。月2,3万円程度の方もいますし、30万円以上稼ぐ方もいます。

例をとって考えてみましょう。

乳幼児ママで、赤ちゃんがお昼寝をしている間や夜寝た後の時間だけ在宅ワークをしているケースで、お昼寝1時間、夜21~23時までの2時間、計3時間を月20日間仕事したとします。

時給換算にして1,200円の場合、1日3,600円で、1か月あたり72,000円となります。

しかし、同じ仕事を、1日6時間業務に従事できる小学生ママの場合、月収は144,000円となります。

プログラミングやwebデザインなど高度な知識がいるものでは、時給換算でより高額になってくるので、サラリーマン平均年収を超えることも可能です。

在宅ワークで高収入を得るためには?

在宅ワークで高収入を得るためには3つポイントがあります。

 

ポイント1:時間報酬制ではなく、固定報酬制を選ぶ

 

時間報酬制の場合、1時間あたりの報酬額が決められている以上、その金額以上のお金を稼ぐことはできません。

1日は24時間と決まっており、また、1日あたり仕事にさける時間も限られているため、おのずと稼げる限度額は定まってしまいます。

寝る間を惜しんで働く時間を拡大するよりも、1時間あたり稼ぐ金額をあげることが重要です。

そういった意味では、固定報酬制を選ぶことをおすすめします。

なぜなら、固定報酬制の場合は、仕事量に対して報酬額が決められているのであり、かける時間で計算されているわけではないためです。

その仕事を3時間かけて終わらせても、1時間で終わらせても、報酬額は変わらないので、短時間で終わらせれば時給換算で高く稼げることになるのです。

1つ例を挙げます。

ライティングの場合、1文字あたり〇円という文字単価で報酬額が決まります。

5,000文字の記事作成を依頼されたとして、それを5時間で終わらせることができたら時給1,000円ということになります。

しかし、同じ5,000文字の記事を4時間で書き終えたとしたら、1時間あたり1,250円稼いだことになります。

 

もう1つ例を挙げます。

オークション出品など出品登録系の在宅ワークは、1件あたり100円など、件数あたりの金額となっている場合が多いです。

1時間に10件終わらせた場合は時給換算で1,000円ですが、15件登録ができれば、1時間あたり1,500円稼いだことになります。

このように、固定報酬制の場合は、努力次第で時給をあげることができるのでおすすめです。

とはいえ、最初慣れないうちは早く終わらせるのは難しいですし、早くやりすぎてミスが多く仕事を打ち切られたら元も子ともありません。

最初は時間がかかっても、慣れにより仕事は早くできるようになるので、頑張って続けてみましょう。

 

ポイント2:比較して仕事を選ぼう

 

同じ仕事でも、企業によって報酬額の設定は異なります。

気に入った求人があっても、同じような内容でほかにより報酬額が高いところがないか探してみましょう。

先に説明したとおり、クラウドソーシングサイトや在宅ワークに特化した求人情報サイトであれば簡単に比較ができます。

もし、そのとき良い条件のところが見つからず、仕事を始めたとしても、常日頃からより良い条件のところを探すと良いでしょう。

 

ポイント3:スキルアップして報酬額の高い仕事にチャレンジしよう

 

在宅ワークにはさまざまな仕事がありますが、プログラミングやwebデザインなど、報酬額が高いものもあり、自宅にいながら仕事をしたとしてもかなりの報酬額が期待できます。

とくに、プログラミングに関する求人は件数も多く、仕事が見つけやすいです。

プログラミングはオンラインスクールでも学べることもあり、最近、専業主婦やサラリーマンの副業としても人気急上昇中です。

これまでの知識や経験を活かすことも良いですが、高収入を得たいという方は、スキルアップして高額案件を受けられるようにすることもおすすめです。

まとめ

今回は、在宅ワーク未経験者や初心者むけに、解説をしてきました。

慣れないうちは、効率よく仕事をしたり、高収入を得ることは難しいかもしれません。

しかし、慣れてくれば一般的なパートやアルバイトのように稼ぐことができます。

スキルアップをしながらより難易度の高い仕事を受けることで、高年収も期待できるといえます。

まずは、自分に合った仕事を探すことから始めてみましょう!

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