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在宅ワークは環境づくりから始めよう!

在宅ワーク初心者必見!パソコンのセキュリティ対策の注意点をご紹介

公開日: 2018.04.12
最終更新日: 2019.12.12

在宅ワーク初心者必見!パソコンのセキュリティ対策の注意点をご紹介

現代では、仕事をするスタイルに変化が見られてきました。家にいながらでも仕事ができる在宅ワーカーも、少しずつですが増加してきています。それにともなって心配になってくるのが、インターネット環境のセキュリティ対策についての問題です。

会社で仕事をしているのであれば、会社側がきちんとしたセキュリティ対策をしているのが“当たり前”ですが、自宅での仕事では私物のパソコンを使って仕事をするので、ウイルスだけでなく情報漏洩などにも注意をしていかなくてはいけません。
もし、私物で使っているパソコンから情報が漏れてしまうと、ウイルス感染をして会社側にもウイルスをまいてしまう可能性があり、大変な自体を招きます。
在宅で仕事をしているからこそ、セキュリティ対策は万全にしていかなくてはいけないのです。厚生労働省のホームページでも情報管理システムに対してセキュリティ対策の重要性を謳い警告しています。

自身がウイルス感染してしまったことによって会社側にも被害が出てしまえば、無意識の内に“被害者”ではなく“加害者”になってしまうことだってあるのです。そうならないようにするためにも、在宅ワークを始める前にきちんとしたセキュリティ対策を用意してから始めるようにするように心掛けてください。

安全に仕事をするための対策について

では、実際にどのような対策をしておくことが良いのでしょう?在宅ワークは職場が定めるガイドラインやポリシーに従って行動することが原則として考えられています。その点などを踏まえながら、安全に在宅ワークができるための対策をご紹介していきます。

◆セキュリティ機能付きのUSBや適切なクラウドサービスを利用する

USBの中には、データ暗号化やウイルス対策機能を備えたUSBもありますので、多少値がはったとしても、仕事をする上での必要経費だと考えてみれば安いと思います。
クラウドサービスを利用の際は、職場のポリシーに従った上で担当者と相談し、業務を行う上で適切かつ必要なサービスかをきちんと選定し、サービスの運用元などを調べた上で信頼できるものを選ぶようにしましょう。

また簡単のことかもしれませんが、クラウドサービスを利用する時はIDやパスワードを使いまわししないようにすること、第三者に推測されにくいIDとパスワードを設定すること、これだけでも十分にセキュリティ対策として役立ちます。

◆業務で使用する私物端末にもセキュリティソフトやアプリをインストールしておく

在宅ワーカーだけでなく、職場で私物の端末が業務利用として許可されている場合、セキュリティソフトやアプリをインストールし、最新の状態を保つように更新をきちんとしていくようにしましょう。ウイルス感染や不正アクセス、不正アプリの侵入などネット上の脅威によるリスクを下げることが出来ます。

また、OSやソフトも適切に更新しましょう。業務で使用するすべての末端は提供元から更新プログラムが提供されたらすぐに適用し、セキュリティの穴を修正するようにしましょう。職場から貸与されている末端については更新プログラム適用のタイミングを支持されることもありますので、職場のルールに従うように心掛けましょう。

◆末端の盗難や紛失対策をしっかり行いましょう

もし盗難や紛失にあったとしても慌てないようにするために、セキュリティソフトやアプリ、端末本体に備わっている盗難・紛失機能の使い方をあらかじめ確認しておくようにしましょう。

端末本体にデータを保存している場合は、データの暗号化(保護機能)が有効になっているかを確認してください。万が一のことが起きたとしても、リスクを最小限に食い止められるよう、事前の対策をきちんと対処しておくだけでもだいぶ違います。もちろんですが、置忘れや盗難防止のために外出先では端末を手元から離さないように気をつけることが1番ですよ!

◆第三者による画面の覗き見を防ぐ対策を考えましょう!

スマホなどではよくプライバシーフィルムを装着していますが、パソコンやタブレットにも装着するようにしましょう。また、使用する時は周囲の状況を確認する癖を付けるようにしましょう。電車など第三者に見られてしまう可能性がある場所での作業は極力避け、安心して業務ができる場所を選択するようにしましょう。

◆社内システムに安全にアクセスする

外部(外出先など)からインターネット経由で社内システムにアクセスする時は職場が指定するアクセス方法で行いましょう。

※通常は外部から社内ネットワークにつないで情報をやり取りする場合は、通信内容の盗み見や改ざんを防ぐために、VPNソフトやアプリを利用するようになっています。

◆より安全なネットワークを選択する

キャリアが提供しているモバイルデータ通信に対応していない端末では、職場から貸与されているモバイルルーターやスマホによるデザリング、または必要なセキュリティ対策製品などが導入された家庭内ネットワークを利用するようにしましょう。公衆Wi-Fiを利用する時は、必ずVPNを利用し通信内容保護するようにしましょう。

◆家庭内ネットワークを適切に保護する

ホームルータやルーターにつながっている、各機器の管理画面に入るためのIDとパスワードを初期設定のままにしている場合は、第三者に推測されにくいものに変更しましょう。各機器の製造元からファームウェアの更新プログラムが提供されたら、速やかに適応することが重要です。もしファームウェアの自動更新機能を備えている場合は、設定をONにしておきましょう。

知っておくべき脅威と注意点

ではここで実際に注意しておきたいポイントについてお話していきたいと思います。

◆業務データの持ち運びや共有する時の注意点

データの持ち運びや外部とのデータ共有をする時によく用いるUSBやクラウドサービス。誤った使い方をしてしまうと情報漏洩につながる恐れがありますので、注意したいポイントです。
また、USBなどは持ち運びやデータのやり取りが簡単にできるのが利点ですが、その反面、盗難・紛失の危険性が大きく、個々でも情報漏洩につながってしまう危険性があります。
それだけではありません。USBを他のパソコンを介してウイルス感染をしてしまうこともあるのです。感染してしまったUSBを感染に気づかず利用し続けてしまえば、社内中に感染してしまうことも…。これらのことを踏まえて、USBの取り扱いには厳重に注意していきましょう。

同様にクラウドサービスを理由する時も同様です。個人判断で勝手にクラウドサービスなどを利用して、何らかの原因でサービスから情報漏洩だけでなくデータ消去されてしまうなんてことも考えられます。この場合、利用者自身の責任も問われてしまうことがあります。その際、発生した損害の程度や規模によって会社のビジネスに影響が及ぶこともあります。
クラウドサービスを利用する場合、職場のポリシーを確認し、必要に応じて承認を得るなど適切に利用するようにしましょう!

※フリーメールもクラウドサービスの一種。個人利用のフリーメールで業務上のやり取り、業務データを自身宛に送ることは避けましょう。

◆私物末端の利用における注意点

社外勤務時には使い慣れた私物パソコンやスマホ、タブレットを使って仕事をしたい!それは誰しもが考える自然なことだと思います。ですが、職場の許可もなく私物の末端を業務に用いることは厳禁です。

通常、職場で貸与する末端にはセキュリティ対策がきちんととられています。一方、私物末端のセキュリティ対策は個人の知識やモラルに依存しています。
私物末端を職場で無断に業務利用していることで、重要なセキュリティ事故やトラブルを引き起こしてしまう可能性もあります。

また、カフェなどで使われている公衆Wi-Fiを利用する場合も注意が必要です。セキュリティ対策が万全でないWi-Fiや、悪意がある第三者が設置した偽Wi-Fiスポットに接続してしまう恐れがあります。もし、偽Wi-Fiスポットに接続してしまうと、Wi-Fiにつないだ末端の通信内容を盗み見されてしまうことだけでなく、詐欺サイトへ誘導されてしまう危険もあるのです。
簡単に誰でも利用できる無料Wi-Fiスポットにだからこそ注意していかなくてはいけません!この偽Wi-Fiは正規のWi-Fiスポットの周辺に同名または似た名称のSSIDとして設置されていることも想定されます。こうしたことを防ぐためにも、公共のWi-Fiスポットには十分気をつけて利用するようにしましょう。

◆公共の場で仕事をする時と家庭内ネットワークを利用する時の注意点

よく電車の中やカフェで仕事をするためにパソコンやタブレットを開いている人を見かけますが、この時注意してほしいのが周辺の人たちからの“のぞき見”です。第三者に見られてしまうことで、業務上の機密事項、取り扱っている個人情報、業務ツールにログインする時に使用している認証情報を知られてしまうことだってあります。もし、そのことで会社に不利益を生じさせてしまったり、信頼を失墜させてしまうようなトラブルになってしまった場合は、当事者として責任が問われてしまうことだって考えられます。

また、在宅で仕事をしている人は特に注意してほしいことなのですが、家庭で使っているネットワークを利用して仕事をする場合、インターネットをつないでいるホームルーターのセキュリティを万全にしておく必要があります。
もしこのホームルーターに不備があった場合、第三者によるネットワークへの不正侵入、ネットワーク内の機器の不正なサイトへの誘導やウイルス感染などの被害あう危険性があります。家庭内ネットワークを通じて社内のネットワークに侵入するための踏み台にされてしまうことだって考えられてしまいます。このような事態を防ぐためにも家庭内ネットワークのセキュリティ対策もきちんと整えておかなくてはいけないのです。

そのパソコン、大丈夫?

パソコンを用いた在宅ワークを行うにあたって、クライアントのなかには契約書とともにパソコンに関する誓約書の提出を求めて来られるところがあります。
その主な内容は、「在宅ワーク用パソコンは個人のものか」「在宅ワーク用パソコンは、鍵のあるところに保管されているか」「在宅ワーク用パソコンのセキュリティ対策は万全か」など、結構事細か。
ただこれらの質問内容は、在宅ワーク用パソコンに対するものとして至極当然のことばかり。逆に言えばこれらの質問をクリアしていたら、在宅ワーク用パソコンのセキュリティ対策はクリアレベルと言えるでしょう。

思わぬところにある落とし穴

例えば最近のパソコンには、もともとセキュリティソフトの体験版が入っているものもあります。それを使用すること自体は良いのですが、“体験版の期限切れ”には要注意。
 
ただ最近のセキュリティソフトの体験版の中には、期限が切れる日までをカウントダウンして教えてくれるものもあります。このタイプだと有効期間を告知し続けてくれるので、もし期限切れをしても使い続ける心配はないと思われます。
しかし有効期限日のカウントダウン対応をしないソフトの場合は、くれぐれも注意が必要です。では体験版の期限が切れたら、どうすればいいのでしょうか。
 
その場合は、体験版から有料版のセキュリティソフトに切り替えて使い続けるか、別の有料版のセキュリティソフトを使用するか、無料のセキュリティソフトを使うか必ず選択してください。なおこのセキュリティソフトに関しては、次回詳しくご紹介する予定です。
 
パソコンのセキュリティがされないと、パソコン自体が使えなくなる危険性が。とにかく細心の注意が必要です。

家族こそパソコンのセキュリティ面では“要注意人物”

在宅ワークは通勤の煩わしさがなく、通勤が困難な方にとって非常にありがたい働き方。その一方で在宅ワークには、“家族”という仕事上では“業務に関係のない人物”が最悪の場合、ビジネス上での秘密を閲覧する危険性があります。だからパソコンは、最低限「在宅ワーク用」と「それ以外のもの」に分ける必要があるというわけです。
 
例えば家族用と在宅ワーク用のパソコンが同じだと、家族が出張先や旅行先にパソコンを持って行くとその間仕事ができません。しかも出先で無料のWifiを使用した場合、クライアントの機密情報が漏れないとも限りません。
 
とにかく「在宅ワーク用パソコンに家族を近づけない」「家族のパソコンと在宅ワーク用パソコンは分ける」という2点は必ず押さえておきましょう。

パソコンのセキュリティ対策は在宅ワークの第一条件

自宅は落ち着くし、居心地が良いところ。しかしそんな場所だからこそ、在宅ワークをする際は「目配り・気配り」が大事です。中でも注意しなければならないのは家族。
 
小さいお子さんはもちろん、その他の家族でも要注意。本人に全く悪意なく在宅用のパソコンを触って中のデータを消去してしまったり、ウイルスメールを開いてパソコンを初期化せざるを得ない状況にしてしまったりと、結構想定外のことをいろいろと引き起こすことがあります。
 
私が在宅ワークでお世話になっているクライアントの多くは、業務委託書締結の際「在宅ワーク用パソコンの保管は、鍵の付いてある場所ですること」「在宅ワーク用パソコンは、それ専用であること」「セキュリティソフトを必ず入れること」を明記した誓約書にサインすることを求めて来られました。今となっては当然のことだったと思います。
 
パソコンのセキュリティは在宅ワークならではの気をつけるべき点。社会人としてきちんと対応したうえで、在宅ワークに臨みましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

身近で使用しているUSBや公衆Wi-Fiでもウイルス感染してしまうなんて考えてしまうと、簡単に外で仕事をすることが怖くなってしまうかもしれません。ですが、きちんとしたセキュリティ対策や、ウイルス対策をしてくこと、パソコンや端末を使用する時の環境を意識しておけば簡単にできる対策もあります。
あまり身構えずに、まずは自宅のネットワーク環境が現在どのような状態であるかを確認し、必要に応じて設定や更新をしていけばいいのです。心構えや意識を変えるだけでもセキュリティ対策の第一歩となりますので、まずは自分でできるものから確認していくようにしましょう。たとえトラブルが起きてしまっても慌てず、自分で解決しようとせず、会社にきちんと相談しましょう。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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