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アポインターの仕事内容とは?効率的にアポイントを取る方法

 

目次

アポインターとは?

 

アポインターとは、電話をかけて商品やサービスの案内をし、契約を結ぶためのアポイントを取るお仕事です。

対象となる相手は個人、企業のいずれかであることが多く、その商品やサービスにより電話をかける相手が変わってきます。

ほかに、テレアポやカスタマーセールス、コールスタッフなどという仕事もありますが、基本的に同じ職種です。どれも、電話をかけてセールスをするという業務になります。

 

 

アポインターの仕事内容とは?

 

 

企業の最終目的は、自社製品を購入してもらう、または契約をしてもらうことです。

その前に商品やサービスを売り込む必要があるため、アポインターに電話をかけさせてアポイントを取らせるのです。

つまり、アポインターにもっとも望まれることは、アポを取ることです。

電話をかける対象はリストで渡されることが一般的で、まずは、対象者にひたすら電話をかけていきます。

電話をかけて相手が応答した場合、商品やサービスの説明をするのですが、実際に自分が契約までを行うのではなく、興味を持ってくれた人に詳しい説明を別途するためのアポを取るところまでが仕事範囲となります。

詳しい説明は別の営業スタッフや社員がしてくれるので、また別の対象者にひたすら電話をかければ良いという仕事です。

なお、このアポインターの仕事の多くは、事務所でみな集まって架電をするといった場合もありますが、在宅ワークでできる場合が多いです。

 

アポインターはどれくらい稼げる?

 

 

アポインターがもらえる金額について解説していきます。

一般的にアポインターの報酬は、架電件数により決まることがほとんどです。

たとえば、1件架電するにあたり20円などといったような単価設定がなされていますので、かければかけるほど報酬が増える仕組みです。

なお、実際にアポが取れると、アポ1件あたり500円などとインセンティブがもらえることが多いです。

したがって、どんどん電話をしつつ上手にセールスをしてアポを取れるようになれば、それだけ1時間あたりの報酬(時給単価)が上がっていくイメージです。

 

仮に、1件あたり平均1分でかけるとします。架電1件あたり20円で設定されているのであれば、1時間あたり60本、つまり時給単価は1,200円となります。

仮にインセンティブが500円と設定されていて、60本かけたうち1本でもアポが取れれば、1,200円+500円=時間給1,700円となります。

もちろん、アポイントを2、3本取る人もいますので、その場合は一般事務などよりも多く稼げることになります。

 

 

アポインターに向く人って?

 

 

 

アポインターに向く人の特徴は下記のとおりです。列挙した全部の特徴を備えてなければならないというわけではなく、当てはまる数が多ければ多いほどアポインターに向くと言えます。

 

 

◆人と話すのが好きな人

 

アポインターは人と話すことが基本となります。

ですから、人と会話するのが好きという方に向いていると言えます。

とくに、相手がどのような方でも明るく話せる人には特に向いていると言えるでしょう。

逆に、話すことが苦になったり、淡々と一人で行う事務作業のほうが好きという方はアポインターに向かないと言わざるを得ません。

 

◆人にものを勧めるのが好きな人

 

アポインターはセールスの一種です。

商品やサービスの良いところを伝える仕事なので、普段からものを勧めるのが好きという方にむいていると言えます。

 

◆はきはきとした、丁寧な言葉遣いで話せる人

 

アポインターは、相手に説明をわかってもらう必要があります。

もごもごしていたり、早口だと相手に何を言っているのかわかってもらえないようでは、アポを取ることは難しいと言えます。

また、丁寧な言葉遣いができることも重要です。

とくに年配の方や企業をターゲットとしたセールスの場合、きちんとした話し方ができないと相手に不快感を与えかねません。さらに企業対象の場合は、ビジネスマナーに通じていることも求められます。

 

◆細かいことにくよくよしない人

 

アポインターのつらいところは、電話をしても話を聞いてもらえないことが多々あることです。

「いま忙しい」「興味がない」などという理由で、電話を切られてしまうこともありますし、1時間かけても不在やお断りばかりが続くことも十分あり得ます。

そこを気になり悩んでしまう方はアポインターに向くとはいえません。

あまりくよくよせず電話をかけ続けることができる人なら向いていると言えます。

 

◆とにかく稼ぎたい人

 

アポインターは、かければかけるだけ報酬が増えるうえ、成果=アポ件数によりインセンティブが加算されます。

頑張り次第で高額収入を得ることができるので、とにかく稼ぎたいという方こそ向いていると言えます。

 

◆副業やバイト・パートを探している人

 

アポインターは、在宅ワークでできる業務委託での募集が多いです。

しかも、電話をかける本数に応じて報酬額が決まる仕組みなので、ノルマが決められているのではなく、ある程度自分のペースで時間が決められる案件が多いです。

したがって、学生や主婦がすきま時間を活かして仕事をしたいといった場合や、サラリーマンをやっているが気軽に副業をしたいといったケースにぴったりの仕事と言えます。

 

アポインターに必要なスキルとは?

 

 

アポインターに特別なスキルは必要ありません。

「セールスなんてやったことないし、どう勧めればいいかわからない」と悩む方が多いようですが、対象リストは用意してもらえる上、どう話を切り出して、どうアポを取ればいいかなどはトークスクリプトが用意されているからです。

ただし、敬語や丁寧な物言いなど基本的なビジネスマナーを知っておくことが必要です。

また、相手の状況や性格によって多少トーンを変えたり、トーク内容も微妙に変えるなど工夫できるとより稼げるアポインターになることができます。

なぜなら、本来であれば興味を持っていただける相手だとしても、夕食を作っていたり、子ども世話をやいている忙しい時間帯にしつこくサービスを案内しては、効果が得られない=アポを取ることができない可能性があるためです。

読み取る力や思いやりや気遣いができるとなお良いと言えるでしょう。

なお、架電した場合の記録を残したり、アポの対応依頼をするのにパソコンを使うケースがほとんどです。難しい作業はありませんが、最低限のPC操作ができる必要があると言えるでしょう。

 

 

効率的にアポイントを取る方法とは?

 

 

◆明るくはきはきした声で会話を開始する

 

もっとも大事なのは相手に良い印象を与えることです。

そのためには、明るくはきはきした声であいさつすることが必要です。

 

◆メンタルを整える

 

「断られるかも」「話を聞いてもらえないかも」など不安な気持ちでかけると、声のトーンがどうしても低くなりすぎたり、ごまかすような口調になってしまいがちです。

自信をもって「あなたに得になるかもしれない話を提案させていただきたい」といった気持ちでかけると良いです。

 

◆最初の15秒程度で簡潔に用件をお伝えする

 

いくらアポを取ることが目的とは言え、いきなり長々と商品の説明を始めると相手に迷惑がられてしまう恐れがあります。なかには怒り出す方もいるでしょう。

まずは自分がどのような用件でかけているのか明確に伝え、誠意をもって対応しましょう。

 

◆話は簡潔にわかりやすくする

 

商品やサービスの長所を伝えたいあまりに、相手の反応を気にせずに一気に話をしてしまったり、細かいところまで説明し、一番伝えたいことが伝わらず話がわかりづらくなってしまうことがあります。

最低限伝えたいことを説明し、相手の理解や興味の持ち方を見ながら、話を進めていくと良いでしょう。

 

◆相手の立場にたったメリットの伝え方にする

 

商品がサービスの良い点をPRすることは重要です。

しかし、もっと重要なのは、それが相手にとってどのようなメリットを生むのかという点です。

たとえば学習教材のセールスをする場合、「この学習教材をやると20-30点あがる」「多くの人が利用している」「塾に行く場合の半分の値段で受講できる」などといった一方的なトークだけをしていては、たくさんのアポを取ることは難しいと言えるでしょう。

対象リストのお子さんの学習レベルや親としての悩みを聞き出し勧め方を変えることで、格段にアポイント率を上げることができるようになります。

 

◆電話をかけるタイミングを工夫する

 

子育て世代が対象の場合、夕食どきや土日の早朝などは避けたほうが良いでしょう。

企業の場合でも、朝は忙しいことが多いので避けたほうが良いですし、終業間際も迷惑に思われることがあります。

かける相手によりタイミングを見計らってかけることが大切です。

 

◆しつこくしすぎない

 

いくらアポを取りたいからといって、相手が断っているのに無理に話を続けようとしたり、食い下がることは避けたほうが良いです。

かえって悪い印象を与えてしまいます。

相手が忙しくてとりあえず断っているのか、明確な理由があって断っているのかなど状況を見極め、場合によっては、別のタイミングを見計らって再度かけるくらいの気持ちで対応する音をおすすめします。

 

◆相手の話にも耳を傾ける、相づちを打つ

 

アポを取るためにこちら側の伝えたいことをひたすら主張するアポインターがいますが、かえって逆効果になりかねません。

むしろ相手がいろいろお話をしてきたら、チャンス到来と言えます。

相手がそういう考えをもっているのか、何を困っているかうまく拾って、じっくりとセールスにつなげていきましょう。

きちんと相手も話を聞いているということをアピールするために、しっかりと相づちを打つのも必要です。

 

▽上級技~<事前調査をする>

 

とくに企業が相手の場合、電話をかける前にその企業の事前調査を行うことを強くおすすめします。

なぜなら、単純に「●●という商品についてご案内させていただきたくお電話しています」などと自己紹介するよりも、次のように相手の事情に合わせたトークをするほうが成功の確率があがるためです。

 

(例)

「御社は〇〇という事業を始められたかと思いますが、その際の××に関してはどう工夫されているのでしょうか。」「〇〇にあたっては私も多少勉強させていただいたのですが、△△という問題が発生する傾向にあると分かりました。もし御社も同じような問題に遭遇しているようでしたら、弊社の●●がお役にたてるのではないかと考え、お電話した次第です」

 

相手の事情や状況を事前調査し、悩みどころを推測することにより、より話を聞いてもらいやすくなります。

 

アポ率をあげるトーク例とは?

 

 

繰り返しになりますが、アポを取るには、相手からうまく悩みを引き出し、相手の立場にたってメリットを伝えていくことが大事です。

学習教材のアポインターのトーク例をご紹介します。

 

………………………… ここから …………………………

 

<アポインター>今日は学習教材の案内をさせていただくためにお電話をしています。

<対象者>うちはやりませんのでいらないです。

<アポインター>そうなんですね。参考までにお伺いしたいのですが、学習塾に行かれているから…ということなのでしょうか?

<対象者>いや、うちは勉強をしない子なんで、無駄になるだけだから…。

<アポインター>そういうご事情だったんですね。部活が忙しいとかですか?

うちもそうだったのですが、多くの方が、部活やゲームばっかりでなかなか机に向かってくれないという悩みを抱えてる方が一番多いのですが…

<対象者>そうです。うちもまさにそれで、部活で疲れてるといってゲームばかりで…。

<アポインター>悩ましいですよね。でも、やらないと勉強がわからなくなってしまうから、ますます勉強嫌いになっちゃう、嫌いだから勉強をまったくやらなくなって、また嫌いになる…という悪循環になってしまうんでしょうね。

学校の勉強に追いつけている子は、勉強を嫌がらないので、部活があってもささっと復習して学力的に高いレベルをキープし続けてるんです。

成績も良いからモチベーションがアップしてさらに勉強に励むという好循環になっています。

なので、逆に言うと、授業に追いつけるように対処すれば、いま勉強を嫌いといっている子もその好循環にもっていくことができるんです。

<対象者>そうなんですか?でも、うちの子本当にやらなくて…。

<アポインター>皆さんそうおっしゃいますね。

確かに、追いつくために毎日1時間机に向かわなきゃいけなかったら、ほとんどの子どもが脱落します。でも、10分程度動画を見るだけの教材だと、続けるのがそう難しくないんです。

実際に、勉強をしてくれるようになった、成績があがったというお子さんがたくさんいます。

<対象者>え?たった10分で?そんな教材信じられないですが…

<アポインター>1つの単元を10分構成でまとめた解説動画なんです。そもそも、日本の学校の授業は板書が中心で進むのが遅いですし、皆が理解できるようにすすめているため、1つのことを学ぶのに1時間かけているという事情があるのです。

でも、それがかえって子どもたちに「授業はつまらない、退屈だ」と思わせてしまっている可能性が高いんです。

ですから、私どもの教材では、お子様の集中力を途切れさせることのないよう簡潔にまとめて10分動画にしています。もちろん、基礎的な部分の説明だけにしているため、物足りないと思う子も出てくるのですが、あえて無理させないように作っています。

それが続かせるコツだからです。

<対象者>なるほどね。なんかよさそうですけど、ほんとにそんなので成績あがりますか?

<アポインター>おっしゃるとおり、それだけで成績をあげるのは実は難しいです。

そのため、理解をしたか確認をしたり、知識を定着させるため問題も用意しています。

ただこれも、5問のみで、10分もあれば余裕で解けるようにしています。つまり合計20分ですね。

短いですが、まずは、「わからない」「苦手」をなくす、モチベーションをアップさせることが、勉強をしないというお子さんには何より重要だからです。

<対象者>まぁ、そうですね。でも、たかがそれだけで成績があがるかは、やっぱり怪しい気が…。

<アポインター>皆さんそうおっしゃいますね。

実は、そこもポイントでして、1つの単元あたり10分動画を「基礎編」「応用編」と2つ用意しているのです。ですからさらに上を目指せるような仕組みにしています。さらに、添削サービスや、わからないことが出た場合、オンラインで質問受付もできる体制をとっています。

<対象者>あ、そうなの?え、でも値段って結構しますか?

<アポインター>オンライン質問などのサービスを受けるかどうかによってお値段は変わってきますが、月々2,000円からで、学習塾や家庭教師を利用されるより断然お安く済みます。

よろしければ、詳しい担当から再度お電話させていただき、お子さんの学習状況をお聞きして学習プランを一緒にたてさせていただきますが、どうなさいますか?

<対象者>あ、そう?聞くだけ聞いてみようかしら…

 

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あくまでこちらは一例ですが、対象者の悩みをうまく引き出しながら、無理なく誘導をしています。

ただしこれは、勉強をしないお子さんをお持ちの方向けのトーク例です。

勉強の習慣があるけど成績がいまいちあがらないお子さんをお持ちの方には、「わかっているつもりで実は基礎力が十分についてない可能性があります。そういったお子さんは、まず学校の授業を10分程度おさらいしてから問題を解かせるのが効果的なんです」といったように、違ったトークに変えていきます。

 

このように、ターゲットによりトークを工夫することがアポ獲得の重要ポイントになります。

 

アポインターにチャレンジしてみよう

 

 

いかがでしたか?

アポインターは、「電話をかける仕事」と考えると、単純作業、誰にでもできる仕事と言えますが、トークスクリプトを読み上げるだけでなく、自分なりに工夫しながら会話をしていくことで、アポを獲得、インセンティブを得ることができる仕事でもあります。

やりがいを感じてセールス力がアップすれば、さらに高収入を得ることができますので、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

 

なお、アポインターの仕事は、ママワークスなど在宅ワークを多く取り扱う求人情報サイトで見つけることができます。

ぜひ一度チェックしてみましょう。

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