自宅でできる商品登録のお仕事探し|在宅ワーク
在宅ワークで仕事を探していると、「未経験者OK」「完全在宅」といったキーワードとともに、「商品登録」という募集が見つかることがあります。
今回は商品登録がどのような仕事なのか、その作業内容を説明するとともに、人気の理由、どれくらい稼げるのか、必要なスキル等を解説していきたいと思います。
商品登録の仕事って?
商品登録とは、ECショップやオークション、フリマアプリなどで販売する商品を登録する作業です。
現在、ほとんどの方が、オンラインサイトで買い物をした経験があるかと思いますが、商品名はもちろん、材料や産地などといった商品の詳細、値段など、購入を決断するに至るために必要な情報をチェックされたのではないでしょうか。
商品登録の仕事は、このような商品情報を、企業の担当者に代わって登録をする作業を行います。商品を販売するにあたって必ず必要な作業ですが、企業内の人材で賄えず外部の人に委託をするケースも頻繁に見受けられます。
商品登録の作業の流れ
商品登録の具体的な作業やその流れは依頼する企業によって異なりますが、主に以下のことを行うのが多いです。
・商品画像の加工
・商品の写真をアップ(動画の場合も)
・商品の仕様や特徴、値段などの入力
・商品のキーワードやタグの入力
・商品の説明の作成や入力(PR文作成の場合も)
オンラインショッピングサイトでは商品の写真が掲載されている場合が多いと思います。
商品の見た目がわからないと購入判断をしにくいので、なかには、1つの商品に対し5.6枚以上の写真が掲載されていることも多いですよね。
当然、商品登録の際写真もアップするのですが、写真自体は別のスタッフが撮影したものを送ってもらいアップするパターンが多いです。
しかし、案件によっては商品の特徴がわかるよう、またはより魅力的に見えるよう、トリミングや加工もお願いされる場合もあります。
ケースとしてはあまりないですが、撮影自体を業務として依頼される場合もあります。
また、その概要については、企業から送られてきたものをそのまま入力だけで済むことが多いですが、なかには、概要から説明文を作成したり、もっと積極的なPR文作成も依頼されるケースがあります。
商品登録は在宅できる?
商品登録の仕事は在宅で行うことができます。
なぜならインターネットを介して登録できる作業だからです。
商品販売に必要な情報はスプレッドシートを利用したり、ファイル共有サービスやメールなどでやり取りします。作業自体はインターネット回線さえあればどこからでもできますので、家でなくてもインターネットカフェや外出先でも可能です。
商品登録の仕事のメリットは?
商品登録の仕事には、5つのメリットがあります。
◆自宅でできる
前述しましたが商品登録の仕事は在宅で行うことができます。
したがって、外で働くことが難しい子育て中の主婦や週末などのすきま時間でできる副業を探しているサラリーマンやパート、バイトをしたい学生におすすめの仕事だということができます。
◆好きな時間に仕事ができる
商品登録の仕事は、作業する時間が決められていないことがほとんどです。
スーパーのレジや事務の場合、決められた業務時間に仕事をしなければなりませんが、商品登録の仕事は、締め切り日までに依頼された分の作業をこなして納品すればいいので、早朝でも夜でも、週末に作業してもいいのです。
◆好きな分量を調整できる
商品登録の在宅ワークは、こなした分だけ報酬が支払われる成果報酬制であることがほとんどです。おおまかな件数は割り当てられますが、仕事のボリューム自体は相談できるようになっています。
◆未経験者でもできる
商品登録の仕事は、経験を問われることはほとんどありません。
実際に多くの募集で「未経験者OK」「未経験者歓迎」と書かれています。
◆頑張れば頑張るほど稼げる
毎月決まった給与がもらえるサラリーマンとは異なり、成果報酬制である商品登録の仕事は頑張れば頑張るほど収入があがります。
モチベーションアップにつながりますね。
商品登録ってどれくらい稼げるの?
商品登録の仕事は、1件あたり〇円といった単価に対し、こなした件数で報酬が計算されます。とはいえ、仕事の依頼や計算を簡素化するため、1件あたりではなく、10件などまとまった件数での計算になることも多いです。
1件あたりの報酬額は、簡単なもので、1件あたり30~50円、やや込み入ったもので100~150円、登録以外の作業が入るなど手がかかるものだと200~300円といった形で、作業の重さ、難易度で変わってきます。
よく見るのは、1件あたり50円程度の簡単な作業のものです。
これを1時間あたり20件、1日あたり3時間、週に5日、月に20日こなしたとして報酬額を計算してみましょう。
1日あたりの報酬 20件×3時間×50円=3,000円
1週間あたりの報酬 3,000円×5日=15,000円
1か月あたりの報酬 3,000円×20日=60,000円/
1日あたり3時間仕事ができたとして週末以外仕事すれば、家にいながらにして6万円の収入が得られることになります。
ちなみに、慣れてくるとスピードもアップして同じ3時間でももっと量をこなせるようになるでしょう。仮に1時間あたり25件こなせるようになったとしたら、1日あたり3,750円、1か月で75,000円稼げることになります。
このように作業する時間は変わらなくても、スピードアップすることでより多くの報酬を獲得できるのも商品登録の魅力と言えますね。
商品登録にはどんなスキルが必要?
商品登録の仕事は、未経験でもOKとしている募集が多いですが、実際にどのようなスキルが必要なのか不安に思う方もいるでしょう。
しかし、実際に商品登録には難しい知識やスキルは必要とされないことがほとんどで、おもに以下のようなことができれば、どなたでも商品登録の仕事を始めることができます。
◆必須スキル◆
・パソコンの知識
商品登録にはパソコンを使用することが条件になっていることが多いです。
タイピングができること、チャットやメールなどの操作ができれば、とくに難しい操作はありません。登録作業に関してもたいていはマニュアルが用意されています。
・ビジネスマナー
商品登録をする上で、企業の担当者や他のスタッフとやり取りすることがあります。
したがって、一般的なビジネスマナーを知っている必要はあります。
といっても、あくまでも指示を受けたり、報告をしたり、不明な点があれば質問するくらいなので、これまで社会経験を積んだことがある方なら特に問題ないでしょう。
◆あったほうがいいスキル◆
・画像編集の知識
登録する写真をトリミングしたり、背景を消したり、色調を変更したり圧縮処理するなどといった画像編集スキルがあると選べる仕事の幅が広がります。
もらった写真をアップするだけの案件より単価がアップすることが多いので、簡単な補正等ができるとその知識が役に立ちます。
・アプリケーションや簡単なhtmlに対する知識
商品登録の仕事では、オンラインショッピングサイトに直接登録をする場合と、ExcelやGoogleスプレッドシートなどに入力する場合があります。
後者の場合はExcelやスプレッドシートに対する知識が必要ですし、前者の場合、基礎的なhtmlの知識を求められることがあります。
とはいえ、マニュアルが用意されていることも多いので、あると役に立つといった理解で大丈夫です。
・コピーライティングスキル
商品登録の仕事でも、画像や仕様だけでなく、週品を説明する文章作成も含められる場合があります。さらに、商品が売れるようにPR文にすることを求められることもあります。
そういった仕事の場合、単価も高くなる傾向にあります。
したがって、文章を作るスキルやコピーライティングスキルがあるとより稼げるようになると言えます。
商品登録の仕事はどんな人にむく?
商品登録の仕事は、このような方にむきます。
◆単純作業でも根気よく続けられる人
わりと単純作業となるので、飽きずに続けられる人に向いています。
◆集中して続けられるうえ、効率よくこなせる人
成果報酬制なので数をこなさないと報酬は増えません。
「どうやったら効率よくこなせるか、早くこなせるか」考えながらこなせる人なら
より多く稼ぐことができるので、商品登録の仕事に向いていると言えます。
◆調べる力やコミュニケーション力がある人
商品登録の仕事は在宅ワークであることがほとんどなので、わからないことがあっても上司や同僚に口頭ですぐに確認できる状況にありません。
わからないことは自分でマニュアルやインターネットで調べることが基本となりますし、それでも解決できない場合は、チャットなどで質問する必要があります。
わからないことをそのままにして商品を販売してしまってはトラブルを引き起こしかねませんので、責任感がない方には向かないとも言えます。
商品登録の仕事を見つけるには?
商品登録の仕事は、業務委託案件のマッチングサービスを行うクラウドソーシングサイトや「ママワークス」のように、在宅ワーク案件を主に取り扱う求人情報サイトで見つけることができます。
前者は企業とのやり取りや売り上げ管理をクラウドソーシングサイト上でできる代わりに、報酬額に対して20%程度の手数料がとられます。
どちらが良いかは個人の感覚かと思いますが、手数料の有無、その割合に関しては比較検討をすることをおすすめいたします。
商品登録の仕事は増えている
BtoC、つまり消費者向けのEC市場規模は年々増加傾向にあります。
2013年と比較すると2022年の市場規模はなんと2倍になっています。
※出典:経済産業省「電子商取引に関する市場調査の結果を取りまとめました」
とくに、食品、生活家電、衣類、生活雑貨などの物販系分野については堅調な伸びです。
書籍にいたっては5割を超える額の取引がすでにECサイト上で行われているという結果となっています。
インターネットでショッピングを行うことは、ワークバランスを重要視したり、コスパ意識の高い若い世代にとって非常に理にかなった行動ですから、当然、多くの企業はオンライン販売を取り入れることになります。
次にEC化率が高いのが「生活家電、AV機器、PC・周辺機器等」ですが、こちらも約42%とEC化率が高まっていることがわかっています。
このような状況のなか、さらに多くの企業がインターネット販売を推し進めていくことでしょう。これまでは自社サイトのみでの販売だったのを、楽天ショッピングモールでといったように販路の拡大といったケースも多くみられます。
いずれにせよ、商品登録の仕事は今後も案件が拡大していくと思います。
商品登録の仕事に少しでも興味があったという方は、ぜひこれを機会にチャレンジしてみませんか。