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プログラマーの仕事は在宅でもできるの?未経験でもなれる!仕事内容を解説
公開日: 2018.07.25
最終更新日: 2019.11.13

そもそもプログラマーとはどんな仕事?
プログラマーの仕事は、「プログラム言語」を駆使してコンピュータープログラムを組み、システムやソフトウェアを作ることです。
このシステムやソフトウェアは、身の回りのあらゆる場面で使われています。例えば、企業で使う物流・金融システム、テレビやスマートフォンなどの電子機器などが挙げられます。
通常は、システムエンジニア(SE)が仕様書を作成し、それに基づいてプログラマーが作業を進めていきます。
仕事は、プログラムを組んだら終わりではありません。仕様書通りに作成した場合でも、不備などにより正常に動かない場合もあります。
このような不備を「仕様バグ」と言いますが、この仕様バグを見つけるのもプログラマーの大事な仕事なのです。
プログラムを組み終わってもテストを何度も繰り返し、仕様バグを修正していくことでシステムが完成します。時には何か月も費やしてテストをすることもあるので、忍耐力が必要とされる仕事でもあります。
また、システムエンジニアからもらう仕様書に、全てのことが事細かに記載されている訳ではありません。
プログラマー自身が仕様書の内容を速やかに理解し、頭の中でプログラムに変換しなければいけないことも多いため、読解力も必要となります。
経験が浅いうちは、「プログラムを正確に組む」などの基本的な仕事が中心になりますが、ベテランになると業務の幅が広がります。
例えば「仕様決め」などの、システムエンジニアが行うような内容までを担う場合もあります。
職場によっても異なりますが、一般的には、経験を積むほど「プログラマー兼SE」のような役割になる傾向があります。
在宅ではどんな仕事(案件)がある?
プログラマーは、基本的にはパソコン一つでできる仕事ではありますが、実際に在宅でもできるものなのでしょうか?
また、どのような案件があるのでしょうか?詳しく見ていきたいと思います。
オフィスに常駐して作業をする「常駐案件」に比べると、「在宅案件」はかなり少ないと言えます。企業が、初めて取引をするプログラマーに対して、在宅での仕事を発注することはまずありません。
まずは常駐案件を受け、発注元の企業と信頼関係を築き、その後で在宅勤務を提案した方が通りやすいでしょう。
次に、具体的にどのような案件なら在宅での作業が可能か、ご紹介します。
【データ分析】
最近注目されている案件です。データ分析ができるエンジニアは「データサイエンティスト」と呼ばれ、企業から重宝されます。
IT業界では、これまで各種システムで得られた膨大なデータをどう生かすかが重要視されています。そのため、データ分析のスキルが求められているのです。
このスキルを持っているプログラマーであれば、在宅案件の獲得も可能でしょう。ただし、データ分析には高度なスキルが必要とされます。
これからプログラマーを目指す方は、将来を見据えてデータ分析の勉強もしておくといいのではないでしょうか。
【スマホアプリ開発】
スマートフォンのアプリやゲームなどの開発は、今後も成長が見込まれる分野です。
そして、スマホアプリの業界は小規模な会社が多く、在宅勤務などの柔軟な働き方が認められやすい傾向があります。
ただし、アプリやゲームの開発はシステム開発とは異なる面が多く、未経験者が受注するのはかなり厳しいでしょう。経験者であれば、スマホアプリ関係を中心に在宅案件を探すことをおすすめします。
企業向けや個人向けのシステム、WEBサイトなどのシステム開発であれば、在宅のプログラマーの募集はあります。
中小企業やベンチャー企業、個人事業主たちからの、HPや予約システムなどを作りたいというニーズが非常に多いためです。
専門業者に依頼すると料金が高くつくため、個人で受注できる人を探しているというケースも多いのです。クラウドソーシングサイトなどで、そのような案件を探してみましょう。
さらに、スタートアップ(新しいビジネスモデルで急成長している)企業から仕事をいただくというのもおすすめです。
というのも、スタートアップ企業は柔軟な発想で経営をしており、在宅勤務などの多様な働き方に寛容であることが多いからです。
このような企業を探し、営業をしてみるのもいいかもしれませんね。
どのくらい稼げるもの?
在宅プログラマーでも受注できる案件についてはお分かりになったかと思います。さて、ここで気になるのは「年収」です。
将来にわたって需要のある職種とは言え、在宅で実際にいくら稼げるのか?
案件によってさまざまではありますが、目安としてご説明します。
在宅プログラマーは、当然ながら受注した案件の量によって年収が異なります。
会社員とは違い、毎月決まった給料がもらえるわけではありません。自ら営業し、仕事を取ってこなければ収入は得られないのです。
案件の内容や量にもよりますが、月30~70万円の収入を得ることも可能です。つまり、年収400万円以上も可能であり、努力次第で会社員よりも稼ぐこともできます。
ちなみに、会社員のプログラマーの平均年収は、男性が450万円、女性が350万円となっています。所属する会社や部署によって年収は変わりますが、大企業になればなるほど年収も高くなります。
高収入を目指す方には、スマホアプリの開発案件は人材不足で需要が多い上、高単価なのでおすすめです。
案件の要件定義や開発メンバーとして参加した場合、70万円以上の収入が得られることもあります。
ただし、実際の運用経験や理解力、メンバーやクライアントとのコミュニケーション能力などが求められますので、初心者であればやめた方がいいでしょう。
また、ゲームアプリの開発など高度なスキルが必要な案件であれば、1案件あたり300万円以上の報酬を受け取れるという場合もあります。
専門スキルや知識、長年の経験を持っていると、年収1,000万円を超える在宅プログラマーもいるようです。
「在宅勤務でもガッツリ稼ぎたい!」という場合は、クライアントの新規開拓が必須となります。受注した仕事をきっちりこなし、実績を増やしていけば、営業がしやすくなります。
クラウドソーシングサイトではプログラマーの仕事は比較的高単価ですので、そういったサイトを利用するのも一つの手ですね。
ただ、在宅プログラマーの中には、年収400万円未満の方も多くいらっしゃいます。
年収の多さよりも働きやすさや自由さを重視している方や、家庭の事情で働く時間が確保できないなど、理由はさまざまです。
自分の時間を100%自由に使える場合は、上記のような高単価の仕事をどんどん受注することも可能でしょう。
しかし実際、在宅勤務で会社員並みに稼ぐことはなかなか難しいことです。
在宅勤務は24時間いつでも仕事ができるため、つい働きすぎてしまったり、自己管理ができず納期に遅れてしまうなどのトラブルも起きやすい傾向があります。
最初から高単価の案件を狙うのではなく、まずは自分の身の丈に合った案件を選び、徐々にステップアップしていくといいでしょう。
未経験から在宅プログラマーになることは可能?
結論から言えば、可能です。プログラマーとして働くために必要な資格は特に無く、意欲さえあれば誰でもなることはできます。
また、理系出身でなくてもOKですし、専門学校で学んでいなくても問題はありません。全くの未経験でも、専門知識や技術を学ぶことで、プログラマーとして活躍することはできます。
最近では、個人が趣味でHPを作ったり、ゲームをプログラミングすることが昔よりも簡単にできるようになりました。
プログラミングがより身近になったことで、プログラマーへの敷居も低くなったのです。
プログラミング関連の書籍はたくさんありますし、インターネット上に無料教材も載っていますので、独学でスキルを習得することもできます。
しかし、短期間で習得したい場合には、学校に通った方がいいでしょう。社会人や主婦が通いやすい時間帯に授業がある学校も多いので、気になる方はぜひ調べてみてくださいね。
また、在宅プログラマーに向いている人として、下記のような特徴が挙げられます。
【黙々と作業ができる人】
パソコン画面に向かって、ひたすらプログラム言語を打ち込んでいく…。その作業の繰り返しですので、地道な作業が苦手な方であれば難しいでしょう。
同じ作業をしていても飽きない、むしろ時間を忘れて没頭できる、という根気強い方はプログラマーに向いていると言えますね。
【孤独な作業も苦にならない人】
在宅勤務ですから、当然作業は一人で行います。家でパソコンに向かってひたすら作業をするため、ずっと孤独な時間を過ごすことになります。
1日中誰とも会話することなく孤独に仕事をこなさなければならないので、体力的にも精神的にも消耗の度合いは大きくなるでしょう。
ずっと家にいても平気な人、一人だけの作業でも苦にならない人であれば問題ないですね。
【プログラミングが好きな人】
大前提ではありますが、「プログラミングを好きかどうか」は非常に大切な要素です。プログラマーは決して楽な仕事ではありません。
案件によっては、タイトな日程で納品しなければならず、昼夜を問わず作業をするということもあり得ます。好きでなければ続けることは難しいでしょう。
知識や技術は後から身につけることができますので、まずは仕事をいくつかこなし、在宅勤務に慣れていくといいのではないでしょうか。
また、プログラマーに必要な能力として、「論理性」が挙げられます。物事を論理的に考えられる能力、ということです。
理系の方であれば得意な思考ですが、文系の方でも論理的思考を身につけることはできます。普段から、物事を筋道立てて考える癖をつけるなど、色々と工夫してみましょう。
さて、スキルを身に着けた後はどうやって仕事を受注するか、という問題があります。
仕事をもらう方法はいくつかあります。
【知っている企業から受注する】
在宅プログラマーは、以前働いていた会社やクライアントからの紹介で仕事をもらっていることがほとんどです。
発注する側からすると、今までの実績や信頼関係もあるので、安心して任せることができます。
また、一度取引があった企業に認めてもらえたら、他の仕事を紹介してもらえることもあります。自分からも積極的に営業し、紹介してもらうことを目指しましょう。
【WEBサイト経由で受注する】
最近は、フリーランス向けのビジネスマッチングサイトや、クラウドソーシングサイトがいくつもあります。これらのサイトのメリットは、自分の好みに合う案件を簡単に検索できることです。
まずはいくつかのサイトに登録して、情報収集することから始めてはいかがでしょうか。
ただ、人気の案件は応募件数が多く、競争率が高くなります。採用されるためには、実績や技術はもちろん、コミュニケーションスキルも重視されます。
地道に努力をしつつ、上手にアピールしましょう。
あるいは、自分のブログやSNSで「在宅プログラマー」としてアピールするのも効果的です。なるべく色々なところにアンテナを張っていた方が、受注できる確率も上がります。
未経験からいきなり在宅勤務を始めるよりは、最初は企業でプログラマーの経験を積み、その後フリーの在宅プログラマーとして独立する方が現実的ではあります。
会社勤務をしている場合は、副業として在宅プログラマーを始め、軌道に乗ってきたら完全に在宅勤務に切り替えるという方法もありますね。
在宅プログラマーの将来性について・・・
プログラマーは在宅での勤務は可能ですが、現状では会社のデスクに出社してのプログラミングの仕事の方が圧倒的に多いと言えます。
それは、営業やシステムエンジニアやデザイナー、ディレクターなどさまざまな技能を持った同僚とのコミュニケーションが必要だからです。また、ハイスペックなパソコンが必要であったり、会社内の自社ネットワークでないとアクセスできないといった問題もありました。
しかし、近年の「働き方改革」において、パソコンを使った事務職を始めとするさまざまな仕事でテレワークや在宅勤務を推進する動きが出てきています。
コミュニケーションツールもスマホや専用アプリで可能になり、パソコンも一昔前までとは違い、ハイスペックパソコンの値段も個人で入手できる程に値下がりしています。クラウド環境などのインフラが整ってきており、自社サーバーにもプライベート回線でアクセスが可能になり、徐々にではありますが在宅でのプログラマーが増加傾向にあります。
現在、日本ではすべての職種で人手不足となっており、特に習得するのに難しいプログラミングの仕事も例外ではありません。新規に在宅ワークとしてのプラグラミングの求人や案件も増えてきているので、将来的には出社型から在宅型のほうに割合が増えていくと予測されます。
まとめ
いかがだったでしょうか?在宅プログラマーについて、いくつかの切り口でご紹介してきました。
専門職のイメージが強いプログラマーですが、未経験者でもなれるということが分かりましたね。また、案件によっては在宅で働くことも十分可能です。
プログラマーのスキルは専門性が高く、習得するまでは難しいものですが、将来性のある仕事です。
今後もプログラマーの需要は高まることが予想されます。その一方で、これからは海外の優秀な人材がライバルにもなってきます。
日々スキルを磨き、付加価値の高いプログラムを組めるようになる必要があるでしょう。
プログラマーは決して楽に稼げる仕事ではありませんし、在宅でコンスタントに受注するにはある程度の技術や経験が必要になります。
まずは焦らず、自分のペースで少しずつ経験を積んでいきましょう。一つ一つの案件を丁寧に納品していくことで、次につながります。
未経験からでも努力次第で収入アップが可能な職種ですので、気になる方はぜひチャレンジしてみてください!