在宅ワークの年収・月収はいくら?高収入を狙うためのポイントや職種を紹介
最近は時代も変わり、あくせく汗を流して長時間外で働くだけが、仕事、というだけではなくなりました。
家で勤務できる若いお父さんなんかも日中公園で子供を遊ばせているのを見かけたりすることもあります。
でも、年収がそこそこ稼げる状況でなければ、どんなに魅力的でも、なかなか今の仕事を辞めてまで踏み込む勇気が持てませんよね。
そこで今回は、厚生省のデータを参考にしながら、どのくらいが妥当路線なのかをご紹介しましょう。
それによって、ある程度の根拠をもとに、自信をもって在宅ワークに切り替えることも出来るかもしれません。
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在宅ワークでの一カ月の平均収入ってどのくらいが多いの?
厚生省のデータから分かるのは、一カ月あたりの手取りで一番多いのが、「5万円以下」が最も多く(27.7%)となっています。
次いで多いのが「10~19万円」(18.5%)で、6~9万円」(18.0%)、であり、9万円以下で45.7%という結果です。
年収で測ると、80%が100万円未満となってしまいます。
月収100万以上も夢でない、等よく耳にしますが、厚生省のデータを見る限りでは1.8%足らずですので、在宅ワークで沢山稼いでいる人は、全体の中から見るとごくわずか、という現実です。
そもそも、在宅ワークされている方が、主婦が多かったり、家庭や他のこととのバランスを保ちながらやってゆきたい、という当初の目的のもとで携わっている方が多いこともあるかも知れません。
そうなってくると、こなしていく仕事量自体が少ないので、年収月収に反映されないのは仕方ないともいえるでしょう。
ですので、平均的な月収からだけであれば、生活の足しにはできても、生活を在宅ワークでしていくことは少し難しくなります。
ただこれはあくまでも、平均ですので、自分が平均に合わせなくても当然いいのですから、参考程度にされてください。
でもこの情報を知っているだけでも、怪しい非現実的な宣伝文句に踊らされずに、現実的に在宅ワークの求人欄を見ることが出来るでしょう。
副業程度にされたい方には逆に魅力的ですね。というのも、自由に少なめに働かせてもらえるところはそんなに主婦のパートだとないですから。
在宅ワークで生活していけるほど稼ぐことって出来るの?
今までのところで、平均は知ることが出来ました。
でもどうせなら、本業にして沢山稼ぎたいけど…と考えてらっしゃる方も多いことでしょう。それで月収の比較的高い方のデータも参考にされてみてください。
厚生省のデータを見ると平均月収5万円以下が多いとしても、よく見ると月収30万以上のデータは以下の通りです。
・30~39万円;8.7%
・40~49万円;4.9%
・50~69万円;5.1%
・70~99万円;1.8%
・100万円以上;1.8%
となっています。
つまり、30万円以上が全体の合計で、22.3%にもなるのです。20~29万円の方はちなみに13.7%を占めているので、これを足すと、20万円以上が36%にもなります。
生活をしたり家族を養ったりするには、大体30万円以上必要かもしれませんが、夫婦で共稼ぎが出来るのであれば、20万円以上あれば結構やって行ける場合もあります。
20万円以上が全体の4割弱を占めているというのはすごいですよね。
こういった現実のデータを見る限りでは、仕事の内容や仕事量にも比例しますが、在宅ワークで生活したり、家族を養うことも決して絶対無理な目標ではないということも分かります。
でも、一体、どういう在宅ワークをすれば、収入を増やすことが出来るのでしょうか?次はその点をご紹介しましょう。
在宅ワークで収入の良い仕事にはどういうものがあるの?
自宅でコツコツ、というのではなく、家族を養ったり生活を本格的に支えたり仕事を自宅で拡大してゆきたい、ということであれば、本業に出来るタイプの、資格や技術、ある程度の経験が求められてくるものが必要となってきます。
ですので、今まで会社でずっと行っていた経験を生かせるタイプのお仕事や以前取っていた資格などを生かせたら最高です。
具体的にはどういったものがあるのでしょうか?次にその点をご紹介していきます。
【web関連】
これは鉄板です。というのも在宅ワークとは基本的にPCは絶対必要ですし、それ関係で得意分野があれば求人欄はいつでも募集があります。
例えば、システム開発やプログラミングですが、会社での豊富な経験がある人を常に求めてきます。
即戦力が求められる分野です。ですので、今まで会社でやっていて、これからはフリーランスでやってゆきたい方には本当にぴったりです。収入は見つけてきた仕事にもよりますが、数十万~の世界です。
家族も当然養えますし、かなりの年収を見込める在宅ワークの一つです。ただここで注意したいのは、在宅ワークの場合、自分で営業をかけてゆく必要がありますから、求められる技術があるだけでは難しいのです。
最初に安くても経験を積んで、慣れてきたころに、一番いい条件のところに絞っていくのが良いでしょう。割の良い仕事を定期的に比較的くれる事業所を見つけるに越したことはないのですから。
【翻訳業務】
これも非常に高収入を見込める職種です。
今は世界もグローバル化していますので、以前は英語さえできればという感じでしたが、言語の幅も広がってきました。そして、昔からよくある英語やフランス語などは高い技術が当然求められてきますが、アジア系の言語などは比較的間口は広く、物凄いスキルがないと雇ってもらえないという訳でもありません。
ただこの仕事は、単に外国語を訳すだけではなく、日本語の表現力も求められてきます。ですから、外国語のみならず、日本語においても豊富な語彙力がなければ、つとまりませんし、雇ってもらえないので、これは要注意です。
月収は当然こなした量でばらつきが出てきますが、数十万円には多くがなっているようなので、生活は楽にしていけます。
仕事は紹介、翻訳会社に登録したり色々あります。この世界はとにかく品質が大切ですから、まず実績を積んで、質を上げてゆき、そして、一番良い待遇のところに決めると、仕事を探さなくても定期的に入ってくるようになります。
【CADオペレーター】
これも鉄板です。技術職になりますから、当然高収入は見込める在宅ワークの一つです。
設計した図面をもとに、発注や組み立てを行うために、営業能力も必要です。それで、技術はあるけど、営業はしたくないのであれば、大きな会社のコネがもともとあれば、仕事を回してもらいやすいので、そういった方法をするのが楽かもしれません。
それで、サラリーマンをしているときに培った人脈を使ったりするのも一つの手ともいえるでしょう。
パートくらいの収入でいいから、直ぐに稼げる仕事ってあるの?これは沢山あります。
最初に取り上げましたが、月収5万円以下は平均的に多いわけですので、普通の主婦が家庭の責任とバランスを持たせながら在宅で仕事している方もたくさんいるということです。具体的には、接客業や肉体労働以外なら、大抵見つけられるでしょう。
資格がなくても直ぐに出来るものとしては以下の通りです。
・テレアポ業務
・記事作成
・データ入力
・商品モニター
結構、近年挙げればきりがないほどです。
ただ、安定して収入を得たいというのであれば、テレアポ業務や在宅コール対応はいいでしょう。
一件あたり金額も決まっていますし、時間も融通が利きます。やればやるだけ、それが収入に直ぐに反映されますし、高いスキルが求められる訳でもありません。
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残業なしを選べたり、仕事開始日も指定できたりするため、プライペートを重視したい方もAdeccoではぴったりのお仕事が見つかるはず。
主婦がパート程度の収入が欲しい時に、特に資格がないのであれば、品質重視が求められてくる仕事を選んでしまうと少し負担がかかってしまうことも考えられます。
というのは、子育ての合間にしてゆくわけですから、その時間だけサクッとこなせて、時間が来たら直ぐにやめられるものがいいからです。
品質が悪くて、一生懸命やったのに収入に反映されないとなると、家庭での責任もあるのに大変です。その辺を考慮に入れて、主婦の立場の方が年収をある程度確実に得たいのであれば、高収入というより、確実性を選択して、コツコツされた方が、結果的には、高収入につながります。
まとめ
それぞれの今置かれている立場、持っている資格、技術、今の自分のライフスタイルの中での目標、こういったことを踏まえてゆくと、今の自分の中での年収を設定しやすく、無理な夢を追うこともないでしょう。
今は昨年の働き方改革の影響もあり、在宅ワークはより取り見取りです。この上昇気流にのって、一番良いお仕事を見つけて安定させるまで頑張ってみてください。
なんでも最初、という時期はあるものです。そして変化の時期は大変でも人生を大きく変えるチャンスです。自分で自分の人生を舵切をして、今までと全然違う景色を見ることを応援しています!