自宅でできる仕事におすすめの資格は?資格取得のための勉強方法もご紹介★
目次
自宅でできる仕事におすすめの資格をご紹介
在宅ワークをはじめとする新しいワークスタイルとして注目を浴びているクラウドソーシングや内職。それ以外にも、自宅でネイルサロンやエクステサロンを開業したり、行政書士として活躍する在宅ママもいます。
自宅でできる仕事の魅力は、やはり子育てをしながらでも、働けるという自由な就業形態にあります。
子供の急な発熱や、学校行事、さらには夏休みや冬休みなどの長期休暇にも、自宅でできる仕事なら簡単に対応することができます。
では、憧れの在宅ワークをするためには、一体どんな資格があると有利なのでしょうか?今回は、事業形態別に、自宅でできる仕事に従事したい方が取得しておくと良い資格についてご紹介していきます。
自宅でできる仕事におすすめの事務系資格
クラウドソーシングなどで、お仕事を探す際、まずほとんどの在宅ワークママが注目するのが事務系資格。
事務系の求人は、在宅で行なえるデータ入力や帳簿管理など、様々な案件があり、短時間で自宅で行なえる仕事も多いことから、子育て中の女性に人気があります。
では、事務系のお仕事を受注するためにあると便利な資格には、どんなものがあるのか?いくつか見てみましょう。
【日商簿記】
まず最初にご紹介する自宅でできる仕事に有利な事務系資格は「日商簿記」。簿記とは、企業の貸借対照表や損益決算書を作る際に必要となる帳簿作成の基礎知識です。
自宅でできるお仕事の中で、企業経営には、なくてはならない経理関係の書類を作成する事務ワーク。クラウドソーシングでも、定期的に求人があるのがポイントです。
自宅でクラウドワーカーとして事務のお仕事をしたいと考える方には、ぜひ、簿記・会計の資格を取得しておくことをおすすめします。企業が経理関連の事務仕事を依頼する場合に考慮するレベルとしては、日商簿記2級の資格が最低限必要です。
最低でも日商簿記3級を持っておくと、将来自分が何か他のお仕事で事業を立ち上げた時にも使うことができます。
自宅でできるお仕事をする際は、在宅ワーク・個人事業に関わらず自分で確定申告を行なう必要が出てきますので、そういった面でも、日商簿記の資格を持っておけば安心です。
【MOS】
続いてご紹介する自宅でできるお仕事におすすめの資格はMOS。「マイクロソフトオフィススペシャリスト」の略で、WordやExcelなどマイクロソフトのオフィスツールを操作できることを証明するための資格です。
自宅でクラウドソーシングをすることを考えると、必ずパソコンを使うことになります。その際に、あなたがどれぐらいのパソコンスキルを持っているかを企業にアピールできるのがMOSの資格です。
自宅でやるお仕事の中でも、特にプレゼンテーションの作成や、事務補佐などの案件に応募する際に役立つ資格です。また、MOSは民間資格ではありますが、世界共通の認定証が発行されますので、外資系企業での案件の他、海外で働く際にも使えます。
パソコン一台あれば、どこでも仕事ができる時代、MOS資格は、事務系のお仕事を受注したい方が最低限持っておきたい資格と言えるかもしれません。
【TOEIC】
続いてご紹介する自宅でできるお仕事におすすめの資格はTOEIC。今や企業の採用試験の一つの基準にもなっているTOEICは、英語によるコミュニケーションスキルを証明するのに有利な資格です。
自宅でできるお仕事だけでなく、子育て後に社会人として再スタートする場合にも、面接の際にアピールできるポイントとなります。
TOEIC資格は、自宅でできる在宅ワークのお仕事の中で、特に、翻訳・通訳に関連する案件を受注したい場合に、役立つ資格です。クライアントにもよりますが、800点以上の高スコアがあると、オンラインの英語講師などのお仕事にも採用してもらえるチャンスが広がります。
2020年の東京オリンピックに向けて、これからますます英語力が重視される傾向にあります。TOEIC資格は、持っておいて損はしない資格と言えるでしょう。
自宅でできる仕事におすすめのデザイン系資格
続いては、自宅でできるお仕事の中で、特にデザイン系の案件に有利な資格をご紹介してみます。
【Webデザイナー向けの資格】
まず最初にご紹介するデザイン系資格は、ウェブデザイナーになりたい方にぜひ、取得していただきたい資格です。
ウェブデザイナーは、規程の資格がなくてもセンスがあればなれる職業とも言われていますが、実際は、グラフィックスソフトを使えるスキルや、プログラミング技術まで身につけている方も非常に多い業界です。
ウェブデザイナーは、自宅でできる在宅ワークの中では、かなり高収入な案件が多い人気のお仕事で、ウェブデザイナーを目指す方のほとんどが、最低でもフォトショップやイラストレーターを使いこなせる技術を持っています。
国家資格としては「ウェブデザイン技能検定」がありますので、第一歩としてこちらの資格を取得することをおすすめします。他にも民間資格ではありますが、アドビ認定エキスパート(ACE)などが人気の資格で、ウェブデザインのスキルを証明するために取得する方が多いようです。
【カラーコーディネーター】
続いてご紹介する自宅でできる在宅ワークにおすすめの資格は「カラーコーディネーター」。カラーコーディネーターは、色の特性や色が与える社会的な影響などを相対的に学び、ファッションやアパレル業界の他、美容など様々な分野で使える知識を身につけられる資格です。
カラーコーディネーターの資格だけで在宅ワークを受注できるわけではありませんが、将来自宅でネイルサロンを開業したい方や、子育て終了後にインテリア業界やファッション業界で働きたい方などに人気があります。
また、カラーコーディネーターの知識を生かして受注できるクラウドソーシングのお仕事の中には、広告デザインのお仕事があります。色の与える効果や、配色から受ける印象によって、よりインパクトのある広告をデザインしたりするのにも役立ちます。
カラーコーディネーターの資格を持っていれば、ウェブデザインを行なう際に、サイトの配色などをうまく行なうことができます。クライアントが求めているイメージに、色から近づけることもできますので、デザイン系のお仕事を自宅でやりたいと考えている方は、持っておくと便利な資格の一つと言えるでしょう。
自宅でできる仕事におすすめの財務系資格
自宅でできるお仕事におすすめの資格、事務系、デザイン系に続いて、財務関連の資格をご紹介致します。
【ファイナンシャルプランナー】
財務系資格の中で、もっともハードルが低いおすすめの資格と言えば「ファイナンシャルプランナー」。私たちの日々の生活に関わるすべてのお金に関連するプランを考える知識を得ることができる資格です。
実生活でも役立つお金の知識を学べるファイナンシャルプランナーは、最低でも3級を取得することが第一歩です。
ファイナンシャルプランナーの資格は、将来自宅を中心に保険業(生保レディ)などのお仕事をしたいとお考えの方にも役立つ資格です。就業時間も比較的自由な生保レディのお仕事は、昔から子育てしながら両立しやすいお仕事として女性に人気があります。
ファイナンシャルプランナー資格は、自分自身のライフプランを考える上でも、役に立つおすすめの財務系資格です。
【行政書士】
続いてご紹介する財務系の人気資格は「行政書士」。例えば、交通事故の際の損害賠償請求や、会社設立の書類など、私たちの暮らしには、様々な行政手続きを行なわなければならない場面が出てきます。
そんな時、クライアントに代わって様々な行政手続きを行なえるのが「行政書士」の資格です。行政書士の資格保有者は、遺言や相続の書類を作成することもできるため、部分的には弁護士などの法律系資格にも類似する部分があります。
もちろん、行政書士に依頼しなくても、企業や個人で行政書類を作成することは可能ですが、手続きによっては書類不備などが起こりやすいため、行政書士にすべて任せるという方も多いようです。
行政書士のお仕事は、自宅で開業できる場合が多く、クライアントとの面談は必要にはなるものの、基本的には、子育てしている女性にも続けやすい就業形態のお仕事と言えます。
行政書士資格の合格率は3%から10%とかなり低いので、自宅で勉強しながら資格を取得するのは、かなり難しいようですが、通信講座などを利用してコツコツ勉強している子育てママも多いようです。
【宅地建物取引士】
続いてご紹介する財務系のおすすめ資格は「宅地建物取引士」。通称「宅建」で知られている有名な資格は、不動産の売買を行なう際に必要な重要書類の説明などを行なう業務を請け負うことができます。
平成27年4月1日から「宅健建物取引士」と呼ばれているこの資格は、子育てが落ち着いたら不動産業界で働きたいと考える方におすすめの資格です。
宅建建物取引士の資格があれば、自宅で不動産関連事業を開業することも可能で、不動産の売買・賃貸の仲介などの業務を行なうことができます。
宅建建物取引士の試験は、合格率が15%から17%とかなり狭き門で、なかなか合格できない資格として知られています。
しかしながら、受験資格の制限もないので、主婦で時間があるという方なら、コツコツ勉強すれば資格取得も夢ではないと考えます。
宅建建物取引士の試験の難易度は、日商簿記2級と同等と言われています。2つのライセンスを同時に取得しようと頑張っている子育てママさんも多いようです。
【公認会計士】
続いてご紹介する財務系のおすすめ資格は「公認会計士」。自宅で行なうというよりは、企業に属して会計士として働く方が一般的ですが、独立開業して自宅で働くことも可能なお仕事です。
企業運営において会計監査は必ず受けなければならないものですので、公認会計士は、景気の良し悪しに左右されず、定期的に案件のある安定したお仕事です。
公認会計士資格の取得を希望する場合、以前は大学卒業資格がなければ、受験することができませんでした。しかし、2006年からは受験資格が変更になり、大卒資格がない方でも公認会計士資格を受験することが可能となっています。
公認会計士資格は、かなり難易度の高い資格ですので、何年も浪人する学生さんも少なくありません。家事や育児の片手間に勉強して資格取得するには、かなりハードルが高いかもしれませんが、取得できれば、確実にキャリアアップになる有益な資格です。
自宅でできる仕事におすすめの美容系資格
続いては、自宅でサロンやお教室などを運営してみたいという方におすすめの資格をご紹介していきます。
自宅でできるお仕事として、最近30代から40代の女性に人気を集めているのが、自宅サロンや自宅教室といったビジネス。習い事や美容関連の開業資格を取得すれば、基本的に誰でも自宅で開業することができます。
開業資格は、難易度の高いものから、低いものまで色々ありますので、どんな資格があるか見てみましょう。
【ネイリスト】
まず、最初にご紹介する開業資格は「ネイリスト」。女性が自宅開業しやすいネイリストのお仕事は、座学と実技試験の両方を受講することで開業資格が取得できます。
資格取得後は、認定された機材や材料などを導入して、自宅の一室を使って開業する方も少なくありません。
特に、最近では、ジェルネイルを使ったアートネイルが人気で、資格取得後も、新しい技術を常に学んで行く必要がある業界です。自宅で気軽に始められるお仕事ではありますが、一番大変なのは、やはり顧客確保です。
資格だけでなく、技術やセンスも問われる人気の開業資格と言えるでしょう。
【エステサロン】
続いてご紹介する自宅開業資格は、エステサロン。ネイリストと並んで、女性が開業しやすいお仕事の一つです。
フェイシャルやボディエステなど、様々な施術方法を学び、研修が終わったら資格取得が可能です。
客商売ですので、やはり顧客獲得が一番難しいのと、日中よりは、平日の夕方以降や土日など、顧客となる方が来店される時間が不規則ですので、主婦にとっては就業時間があまり好ましくないかもしれません。
【ベビーマッサージ】
続いてご紹介する自宅開業の人気資格は「ベビーマッサージ」の資格です。子育て中のお母さんが、自宅で開業できる人気の資格で、企業が運営するベビーマッサージの講座で体系的に学びます。
自宅教室の他、育児関連の施設でお仕事をする機会もあるお仕事です。
【ポーセラーツ】
ハンドメイド好きな方に、人気の資格と言えば「ポーセラーツ」。白い磁器に転写シートなどを張り付けて、オリジナルの食器を作る習い事の講師になれる資格です。
ポーセラーツは、日本にいくつかの協会があり、そこの講座を受講して資格取得します。資材の仕入れもすべて同じ所から管理されることになりますので、自宅教室を開業するならある程度資金が必要です。
また、ライセンスの更新手数料などが毎年かかる場合がほとんどですので、本当にこのお仕事が好きで、開業したいという方でなければ、取得するのはあまりおすすめしません。
自宅でできる資格取得の準備とは?
自宅でできる仕事につくために、有益な資格を業務別にご紹介してきました。
資格取得のために、勉強したいという方も多いと思いますが、子育てママはやはり自宅で勉強するのが基本となります。そこで、自宅で資格取得のためにできることをいくつかご紹介してみたいと思います。
自宅で資格取得の勉強をされる方は、通信講座を受講する方が多いでしょう。
自宅で資格取得の勉強をしたいけど、一人で続けるのが大変という方にもオススメなのがサポート力のある「キャリカレ」です。分からないことを質問できる講師陣が充実しています。
自宅での勉強には限界があるという方には、教室で受講できる「資格の大原」がおすすめ。専門学校ならではのノウハウを使って、短時間で確実に資格取得ができると評判です。
資格取得のネックになるのが、やはりそれにかかるコストだと思いますが、お金の面で不安がある方は、割引制度が充実している「たのまな」が人気。無料で参加できる体験講座などが豊富にあり、275もの講座があるのが魅力です。
継続割引制度を使えば、2講座目の受講料が10%オフ。他にも、ペア割引などうれしい特典が満載です。
また、資格取得に不合格だった場合、次年度の教材を無料でプレゼンとしてくれるサービスもあるようです。家計のことも考えつつ、賢く無料制度を利用して資格を取得したいものです。
もちろん、費用を抑えて資格取得を目指すなら、独学が一番です。通信講座のコースは、往々にしてコース料金が高いのが特徴です。自分で、参考書などを購入してコツコツと自宅で勉強する子育てママも少なくありません。
日商簿記やTOEICなどは、市販の問題集なども数多く出版されており、図書館などにも、専門のコーナーが設けられているところがほとんどです。
家では、なかなか勉強がはかどらないという方は、図書館などを利用して資格取得の勉強をするのがおすすめです。図書館はエアコンも完備されていますので、快適な勉強環境が整っていておすすめです。
自宅でできる仕事をするためにまずは資格を取ろう!
自宅でできるお仕事のために、役に立つおすすめの資格をご紹介してきました。
比較的難易度が低い事務系資格から、なかなか取得が難しい財務系資格まで、自宅でできるお仕事のために使える資格には様々なものがあります。
美容サロンの運営や、習い事教室の開業などは、開業資金も必要となりますので、資格取得だけでなく、開業にかかる資材などのコストをコツコツと貯金していくことも必要な準備と言えるでしょう。
資格取得の前に、まずは、どんな仕事があるのか?子育てしながら自宅でやれるのか?あるいは、子育てが一段落してからやりたい仕事なのか?キャリアデザインを考えることも重要です。
また、一日の生活の中で、資格取得のために勉強する時間をどうやって捻出するか?実際に資格を取得できたら、お仕事を始めるために、どのような準備が必要か?などもしっかりと計画しておきましょう。
子育てしながら資格取得するのは、なかなか大変なことではありますが、勉強時間が限られているからこそ、かえって効率的に時間を使って学ぶという方も少なくありません。
コツコツと一人で頑張れるという方は、独学でも大丈夫ですし、自分は意志が弱いと感じる方は、教室で講座を受講できるコースなどを探してみるのも良いかもしれません。
資格を取得することで、一人でも多くの方が、自宅にいながら自分のやりたいお仕事に従事し、充実した毎日を送られることを心から祈っています。