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リモートワークとは?テレワーク・在宅勤務との違いは?メリットや課題を解説

公開日: 2018.09.18
最終更新日: 2022.07.21

リモートワークとは?テレワーク・在宅勤務との違いは?メリットや課題を解説

最近の働き方改革で時々耳にするようになった【リモート】

在宅ワークなら何となくわかるけど、リモートって一体どんな働き方なの?
そう感じておられる方も多くなっていることでしょう。

それで今回は、リモートという仕事の形態が一体どういったものなのか?
なぜリモートという働き方が魅力的なのか?
どんなことに注意して働けばよいのか?

こういったことを少し解説してゆきましょう。
もしかしたら、今の時流に乗って、自分にとっても、家族にとっても、又会社にとっても、大きなメリットをもたらせるかもしれません。

そもそもリモートワークって何を意味するの?

先ず【リモートワーク】の意味をお伝えすると
リモート;遠隔
ワーク;働く

この言葉から察すると、遠隔地で仕事をする人に当てはまります。
通常オフィスに出社して仕事を行いますが、ネットやメールなどを介して、自宅でもカフェでもどこでも仕事をすればよいのです。

確かに近年カフェなんかで仕事をされている方も多くなっていますが、もしかしたらその中にはリモートワークの方もおられるのかもしれませんね。

こういったことからすると、場所や時間にとらわれず仕事をこなせばよいわけですから、会社にとっても遠方から電車に乗って毎日出社する社員のために高額な交通費を支払う必要もなく、それでいて必要な業務はしてもらえるので、本当にありがたい制度です。

当の本人も、毎日の無駄な通勤時間を減らし、満員電車に乗って疲れ果てたりすることもなく、自分にとって慣れた業務をこなせて、会社に属している安心感もありますから、どちらにとってもウィンウィンの関係でいられるという訳です。

そもそもテレワークの意味とは?

テレワークとは、「telework」と表記され、「tele=遠くの、離れた」という言葉と、「work=働く」という言葉を合体させた造語です。

もともとアメリカで提唱された言葉ではあるものの、現代のアメリカでは「work from home」など別の表現が使われることが一般的です。

日本においては、本来の事業所とは離れたところで仕事をするといった意味で日常的に使用されており、ここ数年で幅広い年代にしっかりと定着した言葉と言えます。

自宅だけでなく、別の支店、サテライトオフィス、ネットカフェなどで業務を行うこともテレワークの一種です。

リモートワークの企業側のメリット・デメリットは?

▷メリット

 

・コスト削減ができる

 

通勤費が節約できることで、大幅なコスト削減に繋がります。

100人程度の規模の企業で、これまで1人あたり、月2万、3万円と支払っていた場合、なんと1ヶ月で2,300万円のコストを無くすことができるのです。

また、オフィスの光熱費も削減することができます。出勤人数が減るのであれば広々としたオフィスも不要であり、場合によってはより賃貸料の安価な郊外に本社を移すことも可能となるでしょう。

 

・優秀な人材を確保できる

 

子育てや介護を理由に離職する人を食い止めることができるようになります。

また、通勤時間を理由に働くことができなかった優秀な人材を雇用することが可能になります。

 

・緊急事態下でも安定運営ができる

 

地震などの災害により交通手段がなくなったときでも、それぞれの自宅で業務ができるので、ダメージを受けにくいと言えます。

また、感染症拡大によるリスクも受けにくいと言えます。

 

 

▷デメリット

 

・セキュリティ強化の必要性

 

これまで社内のみのセキュリティ対策で済んでいたものが、社員1人1人の自宅や移動中の行為、またはサテライトオフィスなどにおけるセキュリティにも万全を期す必要性が生まれます。

 

・勤怠やタスク管理強化の必要性

 

離れた場所で仕事をするため、オンラインで勤怠チェックができるシステム導入が必要となります。

また、実際に仕事をしているか問題なく進んでいるかも見えにくくなるため、今まで以上に従業員の管理をする必要性が生まれます。

 

・コミュニケーションの活発化

 

気軽に会話できない、相手の顔が見えないことで、スタッフ同士のコミュニケーションが難しくなります。円滑に業務をすすめるためには、チャットツールやオンライン会議システムの導入はもちろん、定期的な雑談時間をあえて設けるなどの工夫も必要です。

コミュニケーション不足によりモチベーションが低下したり、孤独感を得る社員が増える恐れがあるためです。

リモートワーク導入にあたっての課題とは?

▷勤怠管理が難しい

 

リモートワークの場合、会社に出勤をしないため、勤務開始時間と終了時間の管理がしにくいという問題があります。ただし、それは勤怠管理ソフトを導入すれば簡単に解決できます。

しかし、それでも問題となることは2つあります。

勤務時間内に実際に業務を行っているのかが分からない点、そして、終了したと報告しても実際には残業を行っている可能性がある点です。

 

▷コミュニケーションがとりにくくなる

 

会社にいれば、気軽に質問や相談、確認がしやすい環境にあります。

しかし、リモートワークの場合は相手の状況が見えないことから、チャットやメールなど文字を中心としたやり取りになりがちです。結果、齟齬が生まれやすく業務が思ったような結果に至らないことがあります。

 

▷生産性の低下

 

それぞれがリモートワーク下で仕事をしていると、生産性が落ちる恐れがあります。

会社であれば業務に集中しやすい環境が整えられていることが一般的ですが、自宅だとプライベート空間であるため余計なことに気を取られやすかったり、机や椅子など装備、静かさなどといた面での環境面が整えられていないためです。

 

▷評価をしにくい

 

営業コールセンターの受電等であれば業績を数字で表しやすいため、リモートワーク下での人事評価でも難しさは生まれにくいですが、数字で表しにくい業務の場合、なかなか適切な評価が難しいという問題があります。

結果、従業員のモチベーションが下がってしまうという恐れがあります。

 

▷データや資料の共有がしにくい

 

一般的な会社ではサーバーを設置しており、それぞれ認証されたパソコンからアクセスできるようになっています。

リモートワークで在宅勤務をする場合、自宅のパソコンを使うとなると、これまでの方法では同じ業務はできなくなります。

それぞれにパソコンを貸し出す、クラウドサーバーに移行するなど対策が必要となります。

なお、データではなく紙や実物で共有していたパンフレットや見本などは、自宅では見られなくなるという問題もあります。

 

▷セキュリティの問題がある

 

会社の場合、社内、もしくは外注の業者によりセキュリティ対策を施していることが一般的です。

いっぽう、リモートワークで自宅勤務をしている場合、それぞれのセキュリティ対策が管理しづらくなるという課題があります。

 

▷コストがかかる

 

リモートワークを遂行するには、リモートワークを円滑に行うためのソフトやサービスの導入が不可欠です。たしかに通勤費等はコスト削減できますが、リモートワーク導入や利用のためのコストが新たに発生することは否めません。

また、オフィスにおける光熱費は下がるものの、従業員宅の光熱費は増加します。

場合によってはリモートワーク費として手当が必要と言えるでしょう。

 

▷労災認定しにくい

 

リモートワークの場合も出社している方と同じように、労災保険法が適用になります。

しかし、実際には会社に勤務していたとしても労災認定は難しいときがあるものですが、リモートワークの場合さらに判断が難しくなるといえます。

リモートワークとテレワークの違いとは?

リモートワークという言葉は、冒頭でも説明したとおり、遠隔地で働くことを意味しています。私たちが日常的に使用しているリモコン=Remote controller(リモートコントローラー)という言葉からもイメージできるとおり、「遠く、離れた場所で仕事をする」といった意味合いになります。

テレワークという言葉も、遠くの、離れた場所で仕事をするといった意味合いですので、この2つは同じことを意味していると言えます。

 

もともとこういった働き方は、政府の推し進める「ICTの活用」「働き方改革」といった方針からも大いに推進されることとなりましたが、政府の発表や資料においてはテレワークという言葉に統一しているようです。

 

いっぽうで、一般的な企業や個人間では、この2つに特に区別を付けることなく使用しているケースがほとんどです。実際にリモートワークと表現しているところもあれば、テレワーク、または両方が混在している企業もあります。また、離れた場所というのが結局自宅であることがほとんどであるため、リモートワークもテレワークという言葉も一切使わず、「在宅勤務」という言葉のみが使われている企業も多いです。

いずれにせよ、相手や場面に応じて使い分けすれば良いでしょう。

リモートワークには4つの種類があることを覚えておこう

実はリモートワークには形態が4つに分類されています。
それは以下の通りです。

【フルタイム・リモートワーク】
これは既に正社員として企業に雇用されている会社員がすべての時間を会社ではなく遠隔地で業務に携わる人に当てはまります。

【ハイブリッド・リモートワーク】
これもフルタイムと同様、正規に雇用されているのですが、週の何日かをオフィスで、それ以外は自由に場所を問いません。

【リモート・アウトソース】
これは正規雇用はされておらず、すべてをオフィスではない場所から業務を果たします。

【テンポラリー・リモートワーク】
ネット環境を利用して、短い時間、遠隔で業務を行います。

以上の4つに分類されています。
こうしたことを考えると、ハイブリッド・リモート以外は、ほぼ出勤する必要が課されていないので、どこに引っ越して暮らそうとしても、問題はない、ということになります。

最近、世界中を旅行しながら自由を満喫したりエンジョイライフをされている方の話をよく耳にしますが、ハイブリッド・リモート以外であれば可能ということになりますね。

以上、リモートワークの働き方はわかりました。
ただ、それでもなお、出勤したい男性も多いようです。それで次に、リモートワークのメリットとデメリットを簡単にお伝えしてゆきましょう。

リモートワークのメリット

それにしてもどうして多くの人はリモートワークに飛び込んで働けるのでしょうか?
色々な理由があるかも知れませんが、結婚や何らかの家族の事情で退職せざるを得ない状況がきっかけになることがあるようです。

慣れた仕事環境で、効率も良く、上司や同僚との信頼関係もバッチリで言うことなし、という楽しい時に、急に結婚でパートナーが引っ越しで自分も付いていかなければならなくなった、という事態です。

そういう時、働いている本人もとても残念なのですが、実は会社側も大きな損失となるのです。
慣れた方がテキパキしてこなしてくれて、説明もする必要もなく、無駄な時間を浪費することなく出来ていた業務が急にストップしてしまいます。

新人を入れたとしても、教育には何年もかかり、しかもこんなに出来るようになるとは限りません。
非常な大手であれば、替えの人材も豊富かもしれませんが、中小企業であれば、それこそ死活問題です。

そのため、本人は出来れば続けたい
会社側もその人の技術だけはこれからも欲しい

こういった二つの思惑が上手に一致した場合は、慣れた会社で、リモートとしてスタートされる方が最近増えているのです。

これは非常に楽な働き方で、すでに信頼関係があるため、会社側も本当に安心ですし、お給料に関しても今までと同じ適用がされることもあります。

こういった、本人と会社側の双方のメリットで成り立つのがこのリモートワークと言えるでしょう。

更にメリットはあるでしょうか?

例えば上記の例からだけでもわかりますが、場所を選ばないため、一番自分が優先しなければならない分野を優先させることが出来ます。
仕事に対する見方、というものもありますが、大半は、仕事は経済的な必要のためにされていることも多いですよね。
勿論仕事を生きがいにされておられる方も大勢おられますが。

今は家族生活の難しい時代です。
日本も離婚がいたるところで見られます。
世代の断絶、なんかもよく耳にします。

そんな時に、単身赴任~なんてなってしまったら本当に大変です。
分かってはいても経済的にも今は一見豊かなようでお金のかかる時代です。
仕事を優先させなくては子供にも可哀想な思いをさせてしまう…

そういう時に、もしリモートワークを打診されたら本当にありがたいですよね。
家族のことのみならず、自分自身のことを考えても、本当に楽になれた仕事をこなせて経済的にも損失がありません。

本当にこの働き方は、願ったりかなったりです。
でも、いいことだけなのでしょうか?

そうではないはずですよね。
というのは、もしいいことずくめであれば、多くの男性陣があんな大変な思いをしてまで出勤し、残業し、ということもないはずだからです。

それで次に、リモートワークのデメリットも正直に幾つか挙げてみましょう。

リモートワークのデメリット

毎日出勤しなくてよい、というのはメリットです。
しかもお給料も減るわけではありません。

でも、毎日出勤したい方には逆にデメリット、になってしまいます。
気分転換が出来ません。
適度な運動もできません。

みんなで仕事の愚痴を言いながら、そして前進してチームとしてやってゆく達成感も味わえません。

毎日、家族のことだけ顔を合わせる、というのも刺激がない、と感じる人もおられることでしょう。
それで、ある方は会社側から、大変条件の良いリモートワークの提案をされて、そこの大手の誰もがうらやむ会社を辞めてしまい、比較的小さな中小企業に転職し、毎日大変な思いをしながら出勤されておられます。

それで、ある種の男性の方や、体力が有り余っている方も、リモートワークの働き方に、一抹の物足りなさを覚えて、好みでないと感じるようです。

なるほど、それも一理ありますね。
本当に十人十色であり、だからこそ社会も彩りや味わいがあるのでいいですね。

確かにすべての方がリモートワークになったとしたら、それこそつまらない世の中になってしまいます。

ではここまでで、リモートワークに伴う、メリットとデメリットの双方を垣間見ることが出来ました。
それでも色々考慮して、リモートワークに転向した場合の注意するべき点はあるのでしょうか?
次はその点からお伝えしてゆきましょう。

リモートワークに向いている職種と理由・特徴

リモートワークができる職種の条件は何でしょうか?職種によって向き・不向きがあると思います。まずは簡単にリモートワークに適した条件を話していこうと思います。

◆その場でなくてもできる仕事

仕事を進めるのに場所の制約があるかないかが重要です。工場など機材などの環境が揃っていないとできない大工やアパレル店員などは不向きですね。

◆評価システムが明白

仕事の図り方が明確であることが大切です。リモートワークに似ている。
※①ホワイトカラーエグゼンプションは勤務時間という概念がない管理職向けの制度で、定められた成果が出せればどこで働いていても良いのですが、リモートワークは非管理職の従業員にも適応される制度ですので、定められた勤務時間分きちんと働かなくてはいけません。実際に働いていることがわかり、評価できる、成果が出る仕事の方がリモートワークには最適であると言えるのでしょう。

◆時間管理がしやすい

ここも重要なポイントです。仕事時間が細切れにならず、実働時間が毎日同じものほどリモートワーク化しやすいのです。つまり毎日同じ時間に始業して、同じ時間に終業できる仕事は向いているということになります。もちろん法律や就労規則上必要な休憩時間は取らなくてはいけませんが、開始から終了までの勤務が連続している仕事とも言い換えることができます。

では次にリモートワークに適した仕事とは何かを紹介していきます。

ITエンジニア

一言にITエンジニアと言っても多種多様ですが、ここで適している部類と言えるのはインフラ系、いわゆるカスタマー・エンジニアやデータセンターといった特定の場所との結びつきの強い職種が挙げられます。

デザイナー

デザイナーは基本的に自分の能力を売りにしている職業です。顧客の望むタイミングで顧客を満足させる成果を提供できるのであればどこで作業に取り組んでいても問題はないと言えるでしょう。勘違いしてほしくないのは「一歩も外出しない」ということではないということです。衣服・住宅といったデザイナーだと、打ち合わせなどに参加しなくてはいけないこともあります。

ライター

こちらの職業も先に紹介した2種の職業同様リモートワーク向きの職業です。もちろん取材などで外出はしますが、執筆などの主な部分の作業は在宅で行うこともでき、時間管理もしやすい職業でしょう。

◆マーケター

市場調査の結果を専門的な知識を駆使し、分析してマーケティング戦略を立案することが主な内容です。この職業に必要な能力は①市場調査力②ユーザーニーズの分析力③新規格の作成力を使います。この3つの能力を発揮できるのであれば場所は関係ないということなのです。

その他(コンサルタント・Webディレクターなど)

上記の職業以外にもコンサルタント・WebディレクターやWebデザイナーなどが存在します。すでにリモートワークを取り入れ就業している企業も増えつつあります。傾向などを見てみても、働く場所への依存度が低く、成果物・納品物が電子的な物である特徴が多く見られました。逆に言い換えてしまえば、商品として取り扱うものが物質的なものはリモートワークに不向きという結論に至るのでしょう。

リモートワークに従事するなら情報交換の徹底を

最初は慣れた仕事で、上司や同僚も既知の仲であったり、気合も入っていたりして、質の向上を図れるかもしれません。

でも時を経るうちに、自己流になってしまったり、質が低下していても気が付かない、という現状にも陥りかねません。
それで、情報をいつも会社側から伝えてもらったり、色々こちらサイドで工夫が必要になってきます。

例えば、仕事は都会で緊急感溢れるタイプのものかも知れないのに、自分は業務はこなしているものの、田舎の島で悠々自適にエンジョイしていたとしましょう。

仕事自体こなしているものの、今の都会での生活に求められる、ニーズが分からなくなってしまう、ということもあり得ます。
ですから、時々は出社、まではしなくても、というより会社側が要請していないわけですから出勤しに行く必要はないのですが、都会の空気を吸いに行く等、少しあえての気分転換を図ったりする必要も時として生じるかもしれません。

そのようにして、自分自身のアンテナを敏感にし、会社では毎日知らず知らずに味わっていた雰囲気を思い出し、頭脳・知性の両面を衰えさせない工夫をすることは大切です。
自分でしなかったら、結局、質が落ちたということで、仕事の継続も難しくなるからです。

まとめ

今流行りのリモートワークにも色々な落とし穴があることも分かりました。
でも、客観的に考える時、こんなに効率の良い、無駄のない、バランスのとれた働き方はない、といっても過言ではありません。

それで、もしチャンスが訪れたなら是非思い切ってトライされ、新たな自分の可能性を広げてみられてくださいね。
あなたの人生、応援しています!

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