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専業主婦でブランクあっても再就職はできる!有利な資格や就活中の注意点など紹介☆

専業主婦の方にとって再就職をするということは、「気持ちのハードル」が高めなことかもしれません。私も出産前後2年ほどブランクが空いたときは、正直、再就職できるかどうか不安でした。

ましてやそれ以上ブランクのある専業主婦の方ならば、もしかすると再就職自体を諦めてしまう方がいらっしゃるかもしれません。また私のようにずっと仕事をしていて40歳手前で子どもを産んだいわゆる高齢出産の方の場合、再就職を考える際、年齢のことも大きなネックになるかもしれません。

ただ景気が回復してきている今、専業主婦で再就職したい方にとって、非常にチャンスであることは間違いありません!そんな中ブランクや年齢を理由に再就職を諦めるのはもったいないこと。

私は専業主婦の方の(もちろん良い意味での)要領の良さや考え方の柔軟さは、絶対に社会の中で活かされるために必要なスキルだと思っています。また子育て経験は、保育士や介護職などの直接的なスキルとしてだけではなく、会社の中の人間関係を円滑にするための素晴らしいスキルだと実感しています。

全国の専業主婦の皆さん、ぜひともその素晴らしい専業主婦のスキルを会社で活かしてみませんか?きっと企業で重宝されること間違いなしですよ。

目次

専業主婦が再就職先で重宝されるのは、要領が良いから

上記の通り、 私は高齢出産でした。つまり、長らく働いていたこともあり、専業主婦の凄さに気付くことがありませんでした。しかも私が出産までお世話になった職場は、専業主婦どころか結婚している女性が私以外いませんでした。

つまり専業主婦の方との接点が出産するまで全くなかったのです。やがて妊娠を機に退職。2歳頃まで専業主婦をして、やっと専業主婦の素晴らしさに気づきました。

私が一番感じた専業主婦の偉大さは、「要領の良さ」。これはおそらくどの専業主婦にも言えることだと思います。なぜなら、要領がよくないと育児と家事を同時進行することができないから。

おそらく専業主婦をしているうちに、自然と要領がよくなる感じなのでしょう。この「要領の良さ」は、仕事をするうえにおいてかなり重要なスキルになります。そこで次に専業主婦の「要領の良さ」の素晴らしさを事例を挙げて紹介していきます。

臨機応変に対応できる

例えば社内の共有パソコンで作業をしているとします。すると他の方が、「そのパソコンじゃないと作業に対応できない。しかも急いでいるから席を譲って欲しい」と言ってきたとします。

そのとき多くの専業主婦の方は「所要時間」を聞いてきます。席を譲る時間によって、その時間内でできる仕事を考えているのでしょう。

この臨機応変さは、赤ちゃんのお世話のなか家事をするために、お昼寝の平均時間から逆算して何をするのかを考える発想に共通しています。この辺りの対応の柔軟さは、主婦の方ならではだと思います。

業務を同時進行できる

私は「校正」の仕事をしています。それに付随して「原稿出力」も担当しています。例えば、原稿の量が多いときは、原稿の出力待ち時間を利用して、メールをチェックしています。あるいは出力の最中に、来たメールにサッと目を通し、返信に時間がかからないものは返信したりしています。

別に同時進行をしないと仕事が進まないわけではありません。ただ同時進行することで、時間短縮をして次の仕事に少しでも余裕を持たせようと思い、そのように対応しています。

私がこのような考え方を身につけたのも、やはり専業主婦時代のこと。赤ちゃんのお世話は、ほとんどが家事との同時進行でなければすべてが止まってしまいませんか?

例えば「背中におんぶをして“黄昏泣き”対策をしつつ、夕ご飯」を作ったり、離乳食を作るときは、「離乳食の具材をアレンジして、大人用の食事」を作るなど、赤ちゃんのお世話は家事と同時進行しないと、その日中には片付かないですよね?

ですから、きっと専業主婦の方なら自然と物事を同時に進める考え方が身についているはず。ですから、再就職しても器用に業務をこなすことができるのです。

場の空気を柔軟にできる

会社で働いていると、いろいろな社員の方がいらっしゃいます。その社員の数だけ、考え方も異なります。すると当然のことながら意見が対立する事態が発生し、職場の空気が悪くなることもあるでしょう。そんなとき専業主婦の方の対応によって、場の空気が柔らかくできることがあります。

その理由は、専業主婦の方は子ども同士のケンカに慣れており、悪くなった場の空気の調整の仕方が分かっているからです。この能力は、結婚をして子どもを産み育て、何事にも柔軟に対応できるようになった専業主婦の特長だと私は思います。

子育てで培われた豊富な人生経験があるから、場の雰囲気を自然となごますことができるわけです。

専業主婦が持っておいた方が良い資格とは?

専業主婦には立派なコミュニケーション能力と家事のスキルがあります。それらでも再就職活動に臨めるとは思います。ただそれらをさらに強化し、自分自身でも自信をもって再就職活動できるようになるものと言えば、やはり資格になります。ここではとくに専業主婦が持っておくと再就職に有利な資格をご紹介します。

パソコン系の資格

事務職での再就職をお考えの専業主婦の方ならば、絶対と言っていいほど持っておきべき資格と言えば、このパソコン系の資格。そのパソコン系の資格の中でも特に「マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)」がおすすめ。

なぜならば、会社で事務処理をするために使われているパソコンのソフトといえば、たいていが「Word」や「Excel」だと思います。「マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)」は、その「Word」や「Excel」を開発したMicrosoft社が主催している資格です。つまり「Word」や「Excel」を開発した会社が、パソコンスキルを証明してくれるわけです。

ですからたいていの会社で実際に使用しているソフトのスキルをそのソフトを製造している会社自身が証明してくれる資格として、「マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)」がおすすめというわけです。

よって「事務職を目指しているけれど、何の資格を取っていいのかわからない」方はぜひ「マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)」の資格取得を目指してください。

しかもこの資格、世界に通じる国際資格。さらに資格試験は、毎月1~2回ペースで開催されています。つまり。「マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)」は、「資格取得を目指しやすい国際資格」という素晴らしい資格なのです。

保育系の資格

保育系の資格もいろいろあります。一番有名な資格と言えば、「保育士資格」。しかもこの資格は、通信講座で受験資格を得ることが可能です。さらに保育士資格は、国家資格になります。

しかし、こちらの資格の試験は年に一度しか開催されません。おそらく「年に一度はちょっと厳しいな」と思う方もいらっしゃることでしょう。

そのように保育士資格取得に自信がない方、あるいは時間的に厳しい方には、同じ保育系の資格の中でも「チャイルドマインダー資格」をおすすめしたいと思います。

こちらの資格は合格率が70%。養成講座はおよそ3~6か月ほどとなり、養成講座修了後資格試験を受験するという流れになります。しかもこちらも通信講座での受講も可能です。あとこちらの資格は自宅で保育をすることもできます。もし興味がある方はぜひ「チャイルドマインダー」で検索してみてください。

福祉系の資格】

福祉系の資格で専業主婦の方に特におすすめなものは、今非常に注目されているだけではなく将来性もあり、なおかつ自分の将来の備えにもなる「終活アドバイザー」。

こちらは民間の資格です。合格率は非公開です。ただ受講期間内であれば、もし不合格であっても何度でも再受験にチャレンジできるそうです。

一昔前までは「しゅうかつ」と言えば「就活」を思い浮かべる方がほとんどだったと思います。しかし今では「しゅうかつ」と言えば「終活」を思い浮かべる方がかなり多くなってきました。

マスメディアで活躍している芸能人の間でも「終活」をしていることを公言している方がかなり多いこともあり、近年市民権を得てきたようです。

ちなみにこの試験を受けるためには指定の通信講座を受講する必要があります。その通信講座には、教材として実際のエンディングノートがついています。つまり受講を進めていくうちに自分のエンディングノートまで作成できるわけです。

最近では20代の方でも終活用のポートレートを撮っている方もいらっしゃるそうです。特に近年、さまざまな天災があり、老若男女を問わず多くの尊い命が失われました。高齢化社会はますます進んでいくことでしょう。

つまり「終活」はこれらの事実から考えると、一時の流行ではなく、一般的な活動になってくることは間違いありません。そんな中、「終活アドバイザー」の活躍の場は葬儀社にとどまらず、葬儀業を営んでいる他業界でも必要とされることと考えられます。

「終活アドバイザー」は、特に人生経験が豊富な専業主婦の方にうってつけの職種だと思います。これからの需要を考えてみても、取るなら「今でしょ!?」な資格の一つと言えるのではないでしょうか。

専業主婦が再就職で気をつけるべきこととは?

専業主婦の方が、自信をもって再就職に臨んでいただける理由は、お分かりいただけたかと思います。ただせっかく高いスキルをお持ちの専業主婦の方にも、気を付けるべき点はいくつかあります。それらは以下の通りです。

履歴書と証明写真の扱い方について

履歴書は本当に書くのが大変ですし、証明写真は撮りに行くのが面倒ですよね。私も履歴書で何度も同じことを書くのは面倒でしたし、証明写真を撮りに行くときは、気持ちを固めたうえで臨んでいました。なぜならば、証明写真を撮るときはスーツを着なければならず、スーツを着慣れていない私にとってそれは苦痛だったから。

しかし私自身が履歴書を見る立場になったとき、非常に驚いたことがあります。それは「履歴書や証明写真を使い回ししている方がいること」。

百歩譲って、証明写真を使い回ししたくなる気持ちは、(してはならない行為ですが)分からなくもありません。証明写真を撮るのは、手間がかかるうえにお金もかかりますから。

ただ最近の証明写真の進化は目覚ましいです。例えば、ある自動証明写真機の場合、その機械のアプリをダウンロードしたうえで撮った証明写真を登録すれば、次回以降登録した証明写真をプリントアウトすれば良いだけのものがあります。

ちなみにダウンロードは無料。ご存じの方も多いとは思いますが、基本、証明写真は2〜3カ月までのものが使用可能。それ以降は再度撮り直しをしなければなりません。ただ2〜3カ月までの使用期間とは言え、その間はわざわざスーツを着たうえで証明写真を撮らなくていいのですから、楽ですよね?

あと履歴書ですが、おすすめはやはり手書き。手書きの方が手間はかかりますが、「手間も惜しまないほどの誠意がある」と応募先の企業はみてくれます。ただ、子どもが小さくて、落ち着いた環境で履歴書が書けない、という方もいらっしゃると思います。そのような方は、履歴書専門のアプリをダウンロードしてはいかがでしょうか?

こちらもダウンロードは無料です。最近は勤務型の仕事はもちろん在宅ワークでも、「履歴書をPDF化して送ってください」という企業が多いです。そんなときにこの履歴書専門アプリは、非常に便利。ただ特に正規雇用での採用を希望されている場合は、履歴書か職務経歴書のいずれかは手書きにされた方がいいのではないかと思います。

最後に履歴書専門アプリを落とせる環境ではない方は、最近のアルバイト専門のフリーペーパーは、冊子の一番後ろ辺りのページに一枚、履歴書の原本が付いています。そちらを利用すれば、履歴書を買う必要はありません。

面接官について

履歴書を送り、無事面接の連絡がきて、いざ面接となったときにも注意するべきことがあります。それは「基本面接官は自分より年下の方が対応する場合が多い」ということ。

専業主婦は、出産はもちろん、一人の人間を育て家事も担っているという本当にすごいことを毎日当たり前のようにしている方になります。

ただ子どもを産み育てていると、必然的に自分が“親”という立場になります。ですから、自分より年下の方から臆することなく質問をされたり意見を言われたりすることは、普段の生活の中では殆どないはずです。

しかし一企業の中で面接の回数を何回するのかにもよりますが、基本ご自分より若い方が面接官に遠慮なくいろいろなことを言われるわけです。おそらく「何でこんな若者にいろいろ聞かれなければならないの!?」とか「おそらく子育て経験もなさそうな青二才になんでこんなことを言われなければならないの!?」とか思うことがあるかもしれません。

しかし面接官をしている方が例え若い方でも、その企業の中では「面接をするのにふさわしい人物」として認められた上で行なっているわけです。また人事が面接官ではない場合、たいていご自分の希望職種で勤務している方が面接をしているはず。

つまり入社後は、自分の先輩、あるいは上司になる可能性が高い方になります。ですからもし自分より若い方に面接をされても「こんな雰囲気の方と一緒に働くのか」という第三者的な気持ちで面接に臨むのが良いかもしれません。

専業主婦が再就職で心して臨まなければならないこととは?

さきほどの話にもつながりますが、面接も無事クリアして入社後、上司や先輩が業務に関して指導してくださいます。その際、「こうなるだろう」と頭の中で想定していた方が気持ちが楽になることがあります。それは次の通りです。

年下の上司について

おそらく直接的な上司は、年下の方の可能性が高いと思います。そして多分指導に際して、厳しいことを遠慮なくおっしゃることでしょう。もしかすると、失言ともとれるような内容のことを言われるかもしれません。

ただそんな場面で、平常心を保つのは非常に難しいことでしょう。私も本職では上司は独身の年下の女性。上司ではなく直接的に指示を仰ぐのも同じく独身の年下の女性。ただ私の場合、その方々が矛盾した発言をすることもなく非常に優秀なので、何かあれば相談して業務に取り組むようにしています。

ただ私の場合はおそらく恵まれた職場環境のパターンでしょう。もし私とは真逆の平常心を保つのが厳しい環境の場合は、同じ職場の方の中からそのような人物を見つけることが一番良いかもしれません。

あと人事に相談するのもありだと思います。私の勤務先も小さな会社ではありますが、入社して一カ月後に人事が来て近況調査のため面談をしてくれました。そこで心境を吐露してみてはいかがでしょうか?

ただ子育ての中理不尽なことや大変な思いを抱えながら、何度も困難を乗り越えている専業主婦の皆さんなら、寛容な気持ちで乗り越えられることが多いと思います。頑張ってください!

年上の同僚について

年齢が上の同僚で、自分と仕事に対する考え方や姿勢が異なり、そのうえ要領があまり良くなく、むしろ自分がフォローしなければならない場合、これも辛いものがあると思います。

しかもその方が同じ専業主婦の立場であった場合、気持ちの持って行きかたが難しいかもしれません。ただこういう状況もよくあることです。

こういう人間関係は基本あることで、なければラッキーくらいの気持ちで臨んだほうがいいでしょう。ただこのパターンも経験豊かな専業主婦の皆さんなら、きっとこのように考えて対応するのではないでしょうか。

それは習い事や学校のクラスのお母さんの中でもそんな人、いるいる!!と。そしてそういうタイプなら、こう接すれば良いと分析してうまくやっていけるのが、専業主婦の凄さです。

私もこのタイプの年上の同僚はいます。ただ上記のように年上の同僚とは、私の周りで近いタイプの人に当てはめて臨機応変に接するように心がけています。

だから専業主婦は会社に必要

以上のように今の社会は専業主婦のコミュニケーションスキルを必要としているように思います。それはもちろん、普段の専業主婦としてのスキルを必要としている「介護」や「家事」、「保育」や「調理」の分野では、専業主婦の方は高い実務経験の持ち主として認められることでしょう。

いずれにせよ、専業主婦の方は働ける環境にあり、ご自分が働きたいと望んでいるのであれば、自信を持って再就職活動に臨んでいただきたいと思います。

私が本職の業務をしていてつくづく思うのが、「今の社会は、専業主婦の経験を必要としている」ということ。多くの専業主婦の方が普段の生活の中で日常品を購入する際選択している赤ちゃんのおむつ、粉ミルク、毎日の献立と調理、使っている洗剤の種類、実店舗型のスーパーに行くのかネットスーパーを利用するのかどうかなど、企業はその情報を非常に知りたがっています。

また私の本職では、子どもがいる専業主婦を集めて食品の意見交換会をしたり、ある年代の専業主婦を集めて洗剤の品評会をしたりと、専業主婦限定で会議の参加を求められることがあります。

ただそれらの会議に参加をすると、専業主婦の方が日常品を購入する際、なぜそれを選択したのかが知りたいという企業の思惑がよく分かります。日常品をメインで購入・使用するのは専業主婦。その意見を反映させれば、企業の売り上げが伸びるから。

専業主婦の皆さん!専業主婦の素晴らしいスキルをぜひ社会のために役立ててください。きっと皆さんの頑張りが企業のパワーになること、間違いなし!ですよ♪

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