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早めの予防行動を!今日からできる8つの花粉症対策

毎年やってくる花粉の季節。この時期になると、くしゃみや鼻水、目のかゆみに悩まされている人も多いのではないでしょうか。花粉症は日常生活に大きな支障をきたし、集中力の低下や睡眠の質の悪化などにもつながります。

特に近年は花粉の飛散量が増加傾向にあり、これまで花粉症ではなかった人が発症するケースも。症状を悪化させないためにも、早めの対策が大切です。本記事では花粉症の基礎知識や今日からできる対策、おすすめの食べ物・飲み物など、花粉症に悩む人に役立つ情報をまとめました。病院を受診するべきタイミングにも触れているので、ぜひ最後までご覧ください。

目次

花粉症の基礎知識

花粉症は、花粉に対するアレルギー反応によって引き起こされる症状です。適切な対策を講じるためにも、まずは花粉症の基本について知識を深めておきましょう。

  • 原因とメカニズム
  • 花粉症になりやすい人の特徴
  • いつから対策を始めるべきか

それぞれ解説します。

原因とメカニズム

花粉症は、身体が花粉を外敵だと判断して過剰に免疫反応を起こすことによって生じます。そもそも花粉は植物が繁殖のために飛ばしているもので、スギやヒノキ、ブタクサなどの種類が代表的です。

これらの花粉が鼻や目などの粘膜に付着すると、身体は免疫細胞を活性化させて異物を排除しようとします。するとヒスタミンなどの化学物質が放出され、くしゃみや鼻水、目のかゆみなどの症状が表れるのです。これが花粉症のメカニズムで、花粉の大量飛散や粘膜への付着時間が長いほど症状が重くなる傾向があります。

種類によって症状が現れる時期は異なりますが、日本では特にスギ花粉が問題となっており、2月から5月頃にかけて多くの人が苦しんでいます。

花粉症になりやすい人の特徴

花粉症の発症には、遺伝的要因や環境要因が複雑に絡み合っています。花粉症になりやすいといわれている人の特徴は、以下のとおりです。

  • アレルギー(アトピー性皮膚炎、食物アレルギーなど)を持っている
  • 家族に花粉症の人がいる
  • 都市部に住んでいる
  • ストレスを抱えている
  • 喫煙の習慣がある
  • 睡眠不足や不規則な生活

これらの特徴にあてはまる人は、特に注意しましょう。

いつから対策を始めるべきか

花粉症対策は、花粉が飛散し始める前から始めるのが望ましいです。花粉の量は地域や時期によって異なりますが、スギ花粉なら早いところでは1月下旬から飛散し始めることがあります。そのため年が明けたら、こまめに花粉情報をチェックするとよいでしょう。

また花粉の飛散が始まってからでも、適切に対策することで症状を軽減できる可能性があります。具体的な対策は、次章で詳しく解説します。

今日からできる!8つの花粉症対策

花粉症対策は、日常生活のちょっとした工夫から始められます。ここでは、今日から始められる8つの対策を紹介します。

  1. メガネ・マスク・帽子を着用する
  2. 飛散量が多い日は外出を控える
  3. 洗濯物は部屋干しする
  4. 掃除機は毎日かける
  5. 肌を保湿する
  6. ワセリンを活用する
  7. ツルツルした素材の服を着る
  8. アプリを活用する

それぞれ見ていきましょう。

1.メガネ・マスク・帽子を着用する

花粉は目や鼻の粘膜に付着して症状を誘発するため、まずは入り口をブロックすることが大切です。メガネやマスク、帽子を着用して物理的にガードしましょう。

最近は花粉対策用のメガネが各メーカーから販売されており、一般的なメガネよりも側面まで覆う形状になっています。マスクもフィルター性能が高いものを選択すると、呼吸中に取り込む花粉の量を減らせます。さらに帽子をかぶれば頭髪への付着を抑えられるため、室内へ花粉を持ち込むリスクを減らせるでしょう。特に、つばの広い帽子は顔周りへの花粉の飛散を防ぐ効果が期待できます。

2.飛散量が多い日は外出を控える

花粉の飛散量が多い日には、できるだけ外出を控えましょう。花粉が多く飛んでいる日に長時間外にいると、その分だけ吸い込む量が増えてしまうからです。特に晴れて風が強い日は、飛散量がピークに達しやすい傾向があります。

どうしても外出が必要な場合は、花粉の飛散量が比較的少ない時間帯を選ぶのがおすすめです。飛散情報をチェックし、外出のタイミングを調整しましょう。また帰宅後は、玄関先で衣服や髪についた花粉を払い落とし、手洗い・うがい・洗顔を徹底することで、室内への花粉の持ち込みを最小限に抑えられます。

3.洗濯物は部屋干しする

花粉の時期に洗濯物を外に干すと、衣類やタオルなどに大量の花粉が付着しがちです。そのまま室内に取り込むと、部屋の中にも花粉が広がってしまう可能性があります。そのため、花粉が多い時期は部屋干しがおすすめです。

ただし、部屋干しの方法によっては乾燥に時間がかかるだけでなく、衣類にカビや雑菌が繁殖する可能性もあります。ポイントは、風通しの良い場所を選ぶこと。リビングや寝室など比較的広いスペースで、除湿機や扇風機を併用すると効率良く乾かせます。

また最近は、部屋干し用の洗剤や柔軟剤も多く販売されています。部屋干し特有の嫌な臭いを抑えるだけでなく抗菌・防臭効果も期待できるため、積極的に活用するとよいでしょう。

4.掃除機は毎日かける

花粉は、玄関先や換気などを通じて室内にも入り込みます。床やカーペットの上に付着した花粉が舞い上がると、再び鼻や目に付着して不快感を覚えることがあるでしょう。そのため、こまめに掃除機をかけるのも有効な手段です。ただし急いで掃除すると、かえって花粉を舞い上がらせてしまう可能性があるため、ゆっくり丁寧にかけましょう。掃除機をかけたあとはモップや濡れ雑巾で床を拭くと、より確実に花粉を除去できます。

5.肌を保湿する

花粉症の症状緩和には、肌の保湿も大切です。肌のバリア機能が低下すると花粉などのアレルゲンが皮膚から侵入しやすくなり、かゆみや湿疹などの症状を引き起こす可能性が高まります。特に花粉シーズンは空気が乾燥しがちなため、化粧水や乳液などでしっかりと保湿して肌のバリア機能を高めましょう。

6.ワセリンを活用する

ワセリンは、皮膚を保護する用途で広く使われている油性の保湿剤です。鼻の入り口や目のまわりなどに薄く塗ると、花粉が直接粘膜に触れにくくなるメリットがあります。外出前や就寝前に塗るのがよいでしょう。ただし厚く塗りすぎるとベタつくため、薄く伸ばすのがポイント。

鼻水が多く出る場合は都度塗り直しが必要になることもありますが、刺激性が少ないため比較的安心して使えます。敏感肌の人は、事前にパッチテストをしてから使うのがおすすめです。

7.ツルツルした素材の服を着る

毛羽立った素材の衣類は花粉が付着しやすく、室内に持ち込むリスクが高くなります。そのため、ツルツルした素材の服を選ぶのがよいでしょう。具体的には、ポリエステルやナイロンなどの化学繊維でできた衣類がおすすめです。これらの素材は表面が滑らかで静電気が発生しにくいため、花粉が付着しにくい特性があります。

反対にウールやフリース、コーデュロイなどの表面が粗い天然素材や起毛素材は、花粉が付着しやすいためシーズン中は避けたほうが無難です。

8.アプリを活用する

花粉の飛散情報チェックや、症状を記録して適切な対策を提案してくれるスマホアプリも増えています。自分がどの環境や条件で症状が強く出るのか分析する手がかりになるため、対策の精度を高めるうえで役立つでしょう。

また最近では、スマホに触れるだけでアレルギー症状の軽減が期待できるアプリも登場しました。方法は、症状を感じたときに約4分スマホの上に指を置くだけ。東洋医学をベースにしているようです。実際に試しましたが、対策中は少しだけ指がピリピリする感覚がありました。

つらい症状を緩和したいけど、薬に頼りきりになるのは嫌だという人におすすめです。現在モニターを募集しているので、興味のある人は試してみてはいかがでしょうか。

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花粉症で悩む人におすすめの食べ物・飲み物6選

花粉症のつらい症状を和らげるには、身体の内側からのケアも欠かせません。ここでは、花粉症に悩む人におすすめの食べ物と飲み物を6つ紹介します。

  1. ヨーグルト・納豆・キムチなどの発酵食品
  2. きのこやごぼうなど食物繊維を含む食べ物
  3. オリーブオイル・亜麻仁油・えごま油
  4. 青魚
  5. 緑茶
  6. ルイボスティー

それぞれ解説します。普段の食生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。

1.ヨーグルト・納豆・キムチなどの発酵食品

発酵食品は腸内環境を良好に保ち、免疫バランスを整える効果が期待されるといわれています。腸内環境が整うと免疫機能が正常に働き、花粉症の症状緩和につながります。

ヨーグルトや納豆、キムチなどの発酵食品を毎日の食事に取り入れてみましょう。朝食や夕食時など、継続して摂取することがポイントです。ただし、人によってはアレルギー反応を起こす場合もあるので、自分の体質に合わせて摂取しましょう。

2.きのこやごぼうなど食物繊維を含む食べ物

食物繊維は腸内の善玉菌のエサとなり、腸内環境の改善に役立つ栄養素です。きのこ類やごぼう、アボカド、さつまいもなどに多く含まれています。腸内環境が整うことで、免疫系が適切に機能するサポートが期待できるのは前述したとおりです。

なかでもごぼうは「イヌリン」という水溶性食物繊維を含み、腸の蠕動(ぜんどう)運動を促す働きが強いといわれています。きのこ類も低カロリーながら食物繊維やビタミン類を多く含むため、日常的に取り入れやすいでしょう。味噌汁や炒め物など、さまざまな料理で使いやすいのが魅力です。

3.オリーブオイル・亜麻仁油・えごま油

オメガ3脂肪酸を含む油には体内の炎症反応を抑制する効果があり、花粉症の症状緩和に有効です。特に亜麻仁油やえごま油に含まれるα-リノレン酸は、体内でEPAやDHAに変換されて抗炎症作用を発揮します。

オリーブオイルに含まれるオレイン酸も炎症を抑える効果があり、アレルギー症状の緩和に役立つでしょう。日常的に摂取することで体内の炎症バランスが改善され、アレルギー反応が起こりにくい体質に変わっていく可能性があります。サラダのドレッシングやパスタのソースなど、加熱しない料理に使うのがおすすめです。特に亜麻仁油やえごま油は熱に弱いため、加熱せずサラダにかけるなどして食べましょう。

4.青魚

青魚に含まれるEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)などのオメガ3脂肪酸には体内の炎症を抑える作用があり、花粉症などのアレルギー症状の緩和に効果が期待できます。代表的な青魚はサバやイワシ、サンマやブリなどです。

週2〜3回を目安に摂取するとよいでしょう。日常的に魚を食べる習慣がなく忙しい人でも、缶詰をストックしておけば簡単に取り入れられます。

5.緑茶

緑茶に含まれるカテキンには、抗アレルギー作用があるといわれています。カテキンは花粉に対する過剰な免疫反応を抑制する効果があり、花粉症の症状緩和に役立つ可能性があります。

目安として、1日に2〜3杯程度飲むのがおすすめです。飲み過ぎは、カフェインの過剰摂取になるため避けてください。特に就寝前の飲用は控えめにし、睡眠に影響が出ないようにしましょう。

6.ルイボスティー

ルイボスティーは、南アフリカ原産のルイボスという植物を原料としたノンカフェインのハーブティーです。ケルセチンやルチンといったフラボノイド類が含まれており、抗アレルギー作用や抗炎症作用があることが知られています。

カフェインが含まれていないため、就寝前や妊娠中の人でも安心して飲めるでしょう。味にクセが少ないので、普段の水分補給としても取り入れやすいお茶です。

症状がひどい場合は病院で治療を!受診するべきタイミング

食べ物や飲み物による対策は、あくまでも補助的なものです。症状が重い場合は、医療機関への受診をおすすめします。特に以下の状況が見られる場合は、早めに受診しましょう。

  • 日常生活に支障をきたしている
  • 市販薬を使用しても症状が改善しない
  • 目が開けられないほどかゆい
  • くしゃみや鼻づまりで眠れない
  • 症状が日々悪化していると感じる

医療機関であれば、症状の程度や個人の体質に合わせて適切な治療を提案してくれます。症状がひどい場合は我慢せず、受診を検討しましょう。

まとめ

花粉症を軽減するためには、早めの予防行動が大切です。帽子やメガネなどのアイテム活用や食生活の見直し、こまめな掃除などできるところから始めてみましょう。症状が重い場合は、医療機関への受診も検討するのがおすすめです。適切な対策で、花粉症の時期を乗り越えましょう。

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