子供に家事を教えて時短生活をしよう!教え方のポイントもご紹介!
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【ライタープロフィール】
奈良県在住。夫、私、10歳(小5)長男、7歳(小2)次男、5歳(年長)長女の5人家族。ライティングを中心に在宅ワーク中。
家事を時短する目的とは
1人暮らしであっても家事はとても面倒な作業ですが、結婚して家庭を持つと、家事にかかる苦労や労力はその倍となります。また、近年パートや内職、在宅ワークなどを取り組んでいる主婦の方も多く、同時に子供の事や家の家事をこなすとなると体がいくつあっても足りません。
そこで、一番の方法は「家事の時短術」です。専業主婦が減って共働きになった要因は、経済の衰退の他に白物家電製品の普及や性能の向上にもあると思います。自動掃除機ロボットや空気清浄機、乾燥機付洗濯機など、近年ではさらに時短生活ができる便利な家電が登場してきました。これらは家事における「スピード向上」、「効率向上」、「節約」、「合理化」を満たすことができて魅力的ですが、一方で機械内部の掃除やフィルターの交換、水の補充など日々のメンテナンスなども行わなければならず、基本的な家事の負担とは裏腹に手間も生じてしまいます。
ここで、なぜ家事の時短生活をするのかを立ち止まって考える必要があります。
家電製品は必ずしも家事の時短ができるものではなく、家事の手間を減らす目的としているという点です。家事の時短の目的は、日々の生活をコンパクトにして快適な生活や暮らしを維持していくことが大前提です。すべての家事を家電製品に任せたり、自分一人がすべて抱え込んだりではなく、家族のみんなで協力して家事を分散させれば、家庭内の余分な仕事を肥大化させずにストレスフリーな生活が送れると思います。
今回は、お子さんに家事を教えて、理解を得られるようなコラムをご紹介します。
子供に家事を続けてもらうコツ①~家庭の状況を教える
もし裕福でモノや時間に余裕があると、それが基本となって、生活の基準が「裕福」なまま成長してしまいます。しかし、家庭が裕福であっても、子供が将来にわたって裕福な生活が得られるという保証はどこにもありません。
もし、子供に家庭内の手伝いを必要としていない場合であっても、子供の成長や英知、自立を促すためには家事はとても大切な事です。
もし家計に余裕がなく、お母さんが家事に時間が取れない状況で働かなければいけない場合は、このことを正直に伝えてあげてください。子供は無理して家事や仕事をしているお母さんを見ていて、幸せなわけがありません。何か一つでも家庭内の洗濯や家事を手伝ってくれるだけでも、子供にとってもは家族の一員としてお手伝いができているという自信にもつながります。
とは言え、全ての家事を押し付けるのは子供の感受性の成長に影響が出てしまいます。子供も友達と遊びたいという気持ちを押し殺してまで、家事に専念してしまうほど押し付けてしまいますと、学校でのいじめや成績などに影響が出てしまいますので、あくまでバランスよく「裕福」でもないけれど、それほど「貧乏」でもないという事を伝えたうえで、家事のお手伝いをお願いしておくことがベストです。
子供に家事を続けてもらうコツ②~ご褒美を挙げる
毎日の家事に対して、子供に何もご褒美なしでやらせているのは、さすがに問題があります。時には頑張ってくれたお礼として、「お菓子」や「おもちゃ」、「遊園地などのお出かけ」、時には「お金」などをご褒美として与えてみるのが家事を続けてもらう最大のコツともいえるでしょう。
仕事でも働いた分への対価をもらうのが通常の権利でもあります。これを子供のうちから身に着ける事で将来にあたって効率よく、自分にとって何が「意義がある事」か「無駄な事」であるのかを判断させる訓練にもつながります。もちろん、ご褒美としての報酬がすべてではありませんが、「頑張ればいつかは報われる」という感情は必要なものです。
ひとつひとつのお手伝いにご褒美を与えるまではいかなくても、お子さんのお手伝いがお母さんの「楽をする」に終わらないようにするために、このことは心がけるようにしましょう。
子どもに家事を教えると時短と自立につながる
家事時間を短くしたい。ママたちの永遠の課題ですよね。
今は大変だけど長い目で見るととっても楽になり、お子さんの自立につながる方法があるんです。
それは、“お子さんに家事を教えること”
できるようになるまでは大変ですが、慣れてくればお子さんのほうから進んでやってくれることも。
今回は、お子さんに家事を教えるポイントについて書きたいと思います。
幼児期は最初に家事を教えるいいチャンス
幼児期はママのすることをなんでもマネしたがりますよね。特に3歳半過ぎぐらいになると、お手伝いをやりたがる子が多くなります。
そこで「危ないし、邪魔だからあっち行ってて!」と言いたくなるのをぐっとこらえて、ちょっと見習いさせてみませんか?
掃除機をかける、洗濯物をたたむ、浴槽の掃除などは教えると幼児でもできるようになります。
最初は9割ママがやることになっていても、お子さんにとっては「ママと一緒にママみたいなことができる」と思えることが楽しいと感じています。
楽しいという気持ちを体験してもらったら、少しずつお子さんがやる割合を増やしていくといいでしょう。
ちなみに、浴槽の掃除は範囲を決めて「ここを5回こすってね」と説明し、最終的には浴槽全部を網羅できるようにこすらせると上手にできるようになります。
小学生は興味をそそる家事へと上手に誘導しよう
小学生になると徐々にお手伝いを面倒くさがったり、お駄賃を要求してきたりと少しずつ扱いが厄介になってきます。
でも、少しずつ高度な家事を手伝えるようになり、慣れてくれば任せることさえできるようになるなど、小学生は頼れる戦力になる可能性を秘めています。
ここは褒めることなどでモチベーションを上げつつ家事参加してもらいたいところ。
掃除、洗濯、食事作りなどなんでもいいので、お子さん自身が興味を持ってやってくれそうなことをさせてみましょう。
5年生になれば家庭科の授業もはじまり、調理実習もあります。食事作りはこの時期を目安に始めてもいいかもしれません。
長い目で見て時短&自立に!
子どもにとって未体験のことを1から教えるのは時間もかかるし大変ですが、できるようになると、「お願いね!」の一言で任せて、お子さんが手伝ってくれている間にママはまた別の家事をこなすこともできます。
そして、ママとして一番ありがたいのは、この時期に子どもが家事を覚えることによって、学校や社会生活で役立ち、自立につながること。
将来お子さんが一人暮らしをしたり独立する時も安心ですよね!
【ライター:にゃんこ】
子供に家事を続けてもらうコツ③~同じことを繰り返さない
誰にでも向き不向きや好き嫌いはあると思います。それは、順応性の高い子供でもいえます。毎日同じような家事をやっていては、楽しみを持つことは難しくなってくるでしょう。また、最初に与えた家事が不向きであったり、嫌いな作業であったりすると、せっかく家事を続けてもらおうとした計画が台無しになってしまいます。
そこで、数日から一週間おきに家事の内容を変えてみるのも良いかもしれません。
まずは、簡単で安全なお風呂掃除やフローリングの掃き掃除などから始めてみるのがお勧めです。単調な作業ですが、意外にも初めてのお手伝いなので、喜んでくれるという意見が多くあります。その後は、少し体力のいるゴミの分別やゴミ捨て、庭の雑草抜きやガーデニング作業などを経験して、徐々にレベルアップしていくのが基本です。
最終的には夕食の買い出しや簡単なお料理を作ってもらうのも良いかもしれせん。包丁を使うような料理は、小学校の高学年から取り入れていくのが良いかもしれませんが、料理は向き不向きが大きく左右されてしまいます。最初に挫折してしまうと、その後ほとんど作らなくなってしまいますので、お子さんが好物なものを作ることよりも、お母さんが一番得意とする料理提案して、わかりやすく手順を紙に書いてあげることも大切です。
いろいろな家事を体験させて、一番作業効率がよさそうなものを多く手伝ってもらうようにしましょう