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乳児期とは?発達と特徴

【ライタープロフィール】

東京都在中。夫、私、4歳(年中)長男、0歳長女の4人家族。扶養範囲内で週3日のパート外勤と在宅ワークをかけもち。現在は育休中のため、在宅ワークのみを行う。

子育て中の仕事選びは、産前や独身時代の選び方とは別物と考えましょう

仕事を選ぶ時に重要視したいことは?

時間きっちりで完結する仕事、キャリアを積める仕事、隙間時間でできる仕事、報酬のいい仕事・・・

子育て中のママは、その優先順位に悩みと迷いを持つ方が多いのではないでしょうか?

私自身もそうでした。

子どもが産まれる前は「やりがい」や「好きな業界・業種」「キャリアアップ」を重視して選んでいましたが、出産後、子育てをしながらできる仕事を探してみると、なかなか思う仕事が見つからず、いざ仕事を始めてみても、両立の難しさを経験しました。

その理由は、仕事を選ぶうえでの優先順位がしっかり定まらないままであったことがひとつ。

そしてもうひとつは、産前や独身時代に重視していた条件にこだわり続けていたからでした。

仕事への変わらぬこだわりを持つことも大切ですが、子育て中の就業は稼働時間が限られています。

産前の働き方はとは別物と考えて、今の暮らしに合った優先順位で仕事を選んでみると、仕事と育児の両立をスムーズに実現できますよ。

~0・1歳の乳児期~在宅ワークで重要視したいのは”仕事量”と”期限”

私の場合、一人目の子どもが6か月の時に在宅ワークを始めました。当時の実体験を基に、在宅ワークを始める際に気を付けたいことをご紹介します。

1つ目は仕事量。久しぶりの社会復帰!と張りきって、多くの仕事を受けてしまうと仕事に追われることになりかねません。

子どもと過ごす大切な時間に仕事のことをモヤモヤと考えてしまったり、夜な夜な仕事をすることで睡眠不足や体調不良になったり。。依頼先の期待に応えようと引き受けすぎずに仕事量は理想の7割程度に抑えることをおススメします。

また、乳児の子育て期には予定通りにタイムスケジュールを進めることは難しいです。子どもはお昼寝をほとんどしない日もあれば、急に風邪をひいたりするものです。時間単位で細かく予定を立てすぎると、できなかったときに焦ったり罪悪感を持ってしまうことがありますので、数日単位で大まかに管理すると子どもとの時間もゆとりを持ってニコニコで過ごせると思います。そのためにも期限やノルマのある仕事については、余裕を持って受けること、さらに依頼先に事前に、家庭状況などを相談しておくと心強いですよ。

乳児期は、子どものお世話を最優先事項にして仕事を選ぶことをおススメします。

 

乳児期とは

生まれたばかりの赤ちゃんは、生後28日まで「新生児」と呼ばれます。 では、「乳児期」とは、一体いつからいつまでを指すのでしょうか。 その名前から「母乳またはミルクを飲んでいる」時期とイメージされる方も多いでしょう。
しかし、1歳に完全に卒乳してる子どももいれば、2,3歳まで飲んでいるという子どももいます。 そういった意味では、非常に曖昧な概念ですね。
なお、戦後間もなく制定された「児童福祉法」やその後公布された「母子保護法」では「1歳未満」を乳児期と定義しています。 つまり、生後29日以降1歳未満を指していると考えることができます。

乳児と幼児の違い

「乳児」と比較して使われるのが「幼児」という言葉です。 この2つにはどんな違いがあるのでしょうか。 最も大きな違いは、影響を受ける対象です。 乳児は、パパ・ママをはじめ、保育園の先生など、身近にいる大人たちから刺激を受けて成長します。 そしてまねをすることで、歩く、言葉を話すなどの基本的な行動ができるようになっていきます。
一方で、幼児は、身の回りの世話をしてくれる大人以外の人にも目を向けるようになります。 自分と同じような年頃の子どもたちを観察し、その違いにも気がつくようになるのです。 1歳未満から2,3歳の子どもまでが集まる児童館などに行くと、その違いは一目瞭然です。 おもちゃ、またはパパ・ママとだけの狭い世界で遊ぶ乳児に対し、幼児は、他の子とままごとをしたり、場合によってはケンカをしたりすることもあります。 そして大人たちから、謝ることを教わったりしながら、ルールや思いやりの気持ちを学んでいくのです。 言い換えれば、幼児期は、集団生活を行うための基礎を体得していく時期といえます。

乳児期の特徴とは

乳児期についてのおおまかな概念や、幼児期との違いについてはご理解いただけたと思います。
次に、乳児期には具体的にどのような行動が見られるのか、その特徴を、成長の順に説明していきます。
■周りの刺激に反応する
話しかけたり音を出したりすると、声や音のするほうに顔をむけます。 生後2,3カ月のうちは視力が発達しておらず、はっきりと見ることはできませんが、パパ・ママの呼びかけにほほ笑むなど、心の成長も見られます。
■興味のあるものに手を伸ばす
寝返りをうったり、おすわりが出来るようになると、おもちゃをつかんだり、遊んだりするようになります。 また、おもちゃなど、手にしたものがどのようなものかを確認するため、口に入れてしまうことがあります。
■パパ・ママへの愛情が高まり、人見知りもするように。
パパ・ママへの愛情が高まり、そばにいないと泣くことも。 逆に、知らない人が話しかけたり触れようとしたりすると、不安で泣き出すこともあります。(人見知り)
■「喃語(なんご)」が出るようになり、言葉も理解しはじめる
最初は、泣くだけだった乳児も、「あっあっ」などと「喃語」を発するようになります。 そして、人の言うことが理解できるようになると同時に、自分の気持ちを伝えようとします。 たとえば、絵本の中の食べ物や人物を指さし、意思を示します。 そして、徐々に「まんま(ご飯)」など簡単な言葉で欲しいものを伝えるようになるのです。
子どもにより成長の順番や時期が異なりますが、月齢が進むにつれて、意思を持ち、伝達ができるようになっていくのです。

乳児期の発達で大切なポイント

乳児期の発達において、大事なポイントはなんでしょうか。 子育てをするうえで知っておきたい、基本的な項目をお伝えします。
■自分は安全だという「基本的信頼感」をもつ
乳児期の発達において土台となるのが「基本的信頼感」を築くということです。 簡単にいうと、満足感や安心感を得るということ。 母乳などでおなかを満たしてあげる、泣いたら抱っこしてあげる、おむつを替えてあげるといった身の回りの世話をすることで、赤ちゃんは「自分は安全だ、愛されている」と、基本的信頼感を持つようになるのです。
■自分を認識する
生まれたばかりの赤ちゃんは、自分の意思で自由に手足を動かしているわけではありません。 しかし、月齢が進むにつれて、自分や自分の体の認識を始めます。 一般的には、3カ月くらいになると、自分の手をじっと見つめるようなしぐさが見られるようになります。そして徐々に、自分の意思をもって、自由にものをつかんだりできるようになるのです。
■世界が3つに広がる(共同注意)
最初、赤ちゃんは、「ママと自分」または「(1つの)ものと自分」といった2つの関係です。 それが、発達するにつれ、ママがりんごを見ていると自分も見るといった行動ができるようになります。つまり、3つの関係に広がるのです。 それを、心理学的にいうと「共同注意」とよびます。
■相手の心を理解する(心の理論)
先の共同注意ができるようになると、他の人の意図を理解するということができるようになります。 そして、理解したうえで、それに応じた行動が取れるようになるのです。(心の理論)

乳児期の言葉の発達過程

人間だけが持つと言われる「言葉」。 その言葉を話せるようになるまでには、いくつか成長の過程を踏む必要があります。
生まれたばかりの赤ちゃんは、泣くだけです。 2カ月くらいたつと、「あー」とか「くー」などの声「クーイング」を発するようになります。 音を出す筋肉や声帯が発達したということです。
生後5,6カ月くらいになると「あーあー」「あうー」といった喃語が出るようになります。 クーイングとの違いは、2つ以上の音が入っているということです。 この喃語自体には意味はありませんが、言葉を発するための発生練習といったところです。
9カ月くらいになると、共同注意ができるように。 繰り返しですが、共同注意とは人が見ているものを見るといった行動です。 ママが見ているりんごを見るといった行動は、一見当たり前のことに見えても、乳児にとっては大きな前進です。 また、人の意図を理解し、言葉を意味のあるものとしてとらえるようになります。
共同注意の特徴に指さしがありますが、人の指さした方向や見るといった「反応としての指さし」から始まり、11ヶ月頃には、自分が示したいものを指さす「自発的な指さし」ができるようになります。 1歳頃になると「まんま」「ぶーぶ」といったような簡単な言葉(一語文)が出るようになるのです。
発達の時期は子どもによって差がありますが、進む過程はおおむねこのようになります。

乳児期に気を付けたい食物アレルギー

乳児期にあらわれやすいアレルギーのひとつに食物アレルギーがあります。 一般的に、自分の子どもにアレルギーがあるかどうかは事前にわかりませんので、与える食べものには細心の注意を払う必要があります。 具体的には、初めて与える食べ物については、少しだけ食べさせて様子を見るといった行動です。 それと同時に、アレルギーが出やすい食べものについても、勉強しておくことが必要です。
アレルギーが出やすい食べものを与えるときには、いつも以上に注意をして見る、また、アレルギーが出やすいほかの食べ物を同時に与えないようにしましょう。 万が一症状が出た場合に、どちらが原因か特定が難しくなるからです。
■乳児にアレルギーが出やすい食べ物とは?
乳幼児に食物アレルギーを発生させる原因となる食べ物は主に、鶏卵、牛乳、小麦粉などで、その割合は9割5分を越えています。(独立行政法人国立病院機構相模原病院発行 平成30年食物アレルギーに関連する食品表示に関する調査研究事業報告書より)  ほかに、落花生、メロン、キウイなどのフルーツ、カニ、エビなどの甲殻類やそばなどがあります。 なお、1歳未満の子どもにハチミツを与えると、乳児ボツリヌス症という病気にかかることがあります。 アレルギーではありませんが、そもそも、月齢に応じた食べ物を選ぶことも重要です。
区や市町村で行われている離乳食の勉強会への参加や、育児書を参考に離乳食をすすめるようにしましょう。
■こんな症状が出たらアレルギーかも?
では、具体的にどのような症状が出たら、アレルギーの可能性があるのでしょうか。
特に多く見られるのは肌の症状です。 肌に赤みが出たりポツポツと発疹が出たり、ひどいときにはじんましんとして現れます。 また、それらの症状が出なくても、せきをし始めたり、「ぜーぜー」とぜんそくのような息づかいであったりすれば、アレルギーを疑うべきでしょう。 おう吐や下痢といった症状で現れることもあります。
■アレルギーなのか、ほかの病気なのか迷ったら?
そもそも乳児期はまだ体も弱く、せきや鼻水が出たり下痢をしたりするのは、珍しくありません。 風邪や体調不良が原因であることも考えられます。 食物アレルギーの場合には、食後30分から2時間以内にその症状が出ることが多いです。
食後しばらくは注意して観察するようにしましょう。 もし先に説明したような症状があったら、自己判断でその食べ物を避けるといった行動ではなく、医療機関を受診することをおすすめします。

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