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パート・アルバイトが個人事業主扱いになると?保険や税金について解説
公開日: 2018.09.20
最終更新日: 2022.02.07
目次
主婦が扶養の範囲でパートと個人事業主ではどちらがお得?
クラウドソーシングサービスなどの登場やインターネットの普及により、ネットビジネスや在宅ワークで稼ぐ主婦が増えています。
在宅ワークを行う人は、税制上「個人事業主」に分類されますが、個人事業主になると、夫の扶養から外れる必要が出てくるのでは?と不安になる主婦もいらっしゃると思います。
主婦は、扶養に入ったまま個人事業主になることができますので、特に心配はいりません。
それでは、主婦が収入を得る方法として、パートタイマーと個人事業主はどちらがお得なのでしょうか?主婦がパートまたは個人事業主として稼ぐ場合に、払わなければならない税金の金額や、社会保険の扶養の範囲などについて、比較しながらご紹介していきます。
主婦が個人事業主またはパートで働いた場合の税金は?
主婦が個人事業主になったら「所得税」はどう払う?
もちろん、開業届を出していなくても、白色申告で確定申告をすることは可能ですが、その場合は、青色申告の特別控除65万円が引かれませんので、夫の扶養の範囲を越えてしまうリスクが高くなります。
主婦が個人事業主となった場合の住民税はどうなるの?
主婦が個人事業主となった場合は、確定した所得に対して住民税の支払いも行わなければなりません。
住民税の課税ラインは、居住する地域の市町村によって異なります。所得額は、必ずしも38万円からではなく、28万円、33万円などで住民税が発生するケースもあります。
仮に申告すべき所得が38万円以下となった場合でも、住民税のみを支払わなければならないという義務が発生しますので、この点は注意が必要です。
主婦が個人事業主となった場合の社会保険はどうなるの?
主婦がパートで働く場合は、年収130万円を越えると、夫の扶養から外れて社会保険に自分で加入しなければならないという状況になります。
では、個人事業主となった主婦の場合は、どうでしょうか?社会保険の取扱いについては、加入している健康保険の種類によって扱いが異なります。
国民健康保険、全国健康保険協会、健康保険組合、共済組合など、いくつかの健康保険がありますが、扶養に入っている配偶者が加入している保険に問い合わせてみるのが一番確実です。
個人事業主であっても、年収130万円を越えなければ、扶養の範囲に入ったままにできる保険もありますが、個人事業主という時点で、主婦でも扶養からは外れることになっている場合もあるようですので、注意が必要です。
主婦が個人事業主になったら国民年金はどうなるの?
国民年金の支払い義務についても、パート労働者の場合と同じで、年収130万円以下の個人事業主の主婦は、第3号被保険者として、夫の扶養の範囲に含まれることになります。国民年金については、収入から必要経費を引くことが可能です。
主婦が個人事業主となった場合に夫の税金はどうなるの?
夫の所得税から、配偶者控除の38万円を差し引いた所得に、所得税が課せられるということになります。住民税の控除額は33万円です。