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仕事探し中でも保育園に入園できる?筆者の体験談から詳しく解説します☆

保育園の探し方とは?

保育園の探し方とは?

 

保育園探しのポイント

 

「保育園を探す際になにかコツやポイントがあるの?」と疑問に感じる方もいるかもしれません。

しかし、保育園の探し方を抑えておかないと、実際に入園させてから「こんなはずじゃなかった!」などといった事態になりかねません。

実際に、通わせ続けるのにストレスを感じたり、場合によっては転園などということもあり得ます。

たとえば、保育園まで車での送迎を考えているのに駐車場がない、道もいつも渋滞であったら困ってしまいます。いっぽうで歩いて送迎の方は全く困らないはずです。

このように保育園探しは家庭の事情に合わせた探し方のコツがあるのです。

距離、延長の有無、施設の新しさ、イベントの有無など、自分の環境、要望に合った保育園探しが大事なのです。

保育園の探し方の前に、保育施設の種類を整理

保育園の探し方の前に、保育施設の種類を整理
 
そもそも保育施設には種類がある

 

 

保育園の探し方を知る前に、保育施設にはどのような種類があるのかを理解しておく必要があります。

おおまかに整理していきましょう。

 

▼認可保育園

 

認可保育園は、国や都道府県などによる公費と利用者の負担によって運営されている保育施設で、認可保育所とも呼ばれることもあります。

公立と私立の2種類が存在しますが、基本的に料金に差がないうえ、施設の広さなど、児童福祉法の基準を満たしていることが条件なので、安心感を持っている方も多いと思います。

また、料金も低価格で預けられるため人気が集中しやすく、多くの方が認可保育園に入れるための「保活」をしています。

ちなみに、両親ともに働いていることをはじめとして、認可外保育園に預けていることなど、さまざまな項目を設けた点数制で入学の優先度合いが決まります。

 

▼認可外保育園

 

認可外保育園は、児童福祉法の基準を満たしていない、または未認定の保育所で無認可保育園とも呼ばれています。

とはいえ、庭の広さが確保できないという理由のためだけに無認可となっているところも多く、けっして保育の質が悪いとは限りません。きちんと安全に運営されているところもたくさんありますし、24時間保育が可能だったり、英語など教育プログラムが充実していたりと、園独自の特色を出しているところもあります。

ただし、認可がないことから公費負担がないため、利用者の保育料から運営されることになるため保育料が高額になりがちです。

認可保育園の数が十分ではなく、待機児童が多いなどといった自治体では、認可外保育園に入った場合補助金を出しているところもあります。

 

▼認定こども園

 

最近増えているのが認定こども園です。

認定こども園とは、保育を行う保育園の機能と教育施設である幼稚園を合わせた施設で、「保育園と幼稚園のいいとこ取り」などと言われることもあります。

こちらは、認定基準をクリアしていないと認可がおりず、都道府県が申請受理や認可作業を行っています。

 

▼認証保育園

 

認証保育園とは東京都独自の制度で認定された保育園です。

国が定めた児童福祉法の基準からは外れているものの、東京都が定めた基準に達している保育園に対して付けられる名称です。

あくまで、待機児童が深刻化している東京都独自の制度であり、法的には認可外保育園扱いとなります。なお、利用者からの保育料だけでなく、東京都から補助金も受けているというメリットがあります。

自分に合った保育園は?認可・無認可・認証それぞれのメリット・デメリット

保育園の探し方の前に、保育施設の種類を整理

 

認可・無認可・認証保育園のメリット・デメリットとは

 

保育施設の主な種類が分かったら、次はそれぞれのメリット、デメリットについても学んでおきましょう。

 

認可外保育園のメリットは、何といっても保育料の安さです。

もちろん、国の基準をクリアしているということから、選ぶ際に安心できるということもあります。しかし、ほかの施設もそれぞれ良いところがあるので、それぞれを比較しながら見ていきます。

 

自分に合った保育園は?認可・無認可・認証それぞれのメリット・デメリット

※1 認証保育園は東京都独自の制度です。ほかに似たような制度で、千葉県市川市の簡易保育園、千葉県浦安市の簡易保育所といったものがあります。

※2 認証保育園のなかでもA型(駅前基本型)の場合は、駅前に設置されることが前提であるため

※3 認証保育園のなかでもB型(小規模・家庭保育所)の場合は2歳児までしか預けられないため

 

上の表から分かるとおり、認可保育園が、料金、サービスの質ともに安心できるということで、圧倒的に認可保育園を第一志望にする方が多いです。

妻がパートなどで働いても保育料にほとんど消えてしまうのであれば、働いてまで預ける意味も失われてしまうと感じる方が多いようです。

しかも、認可保育園は送り迎えの関係で近辺の地域の方が通わせているケースが多いです。

結果、同じ小学校にあがる可能性も高く、親子共々安心して通えるといったメリットもあるのです。

 

いっぽうで無認可保育園の良さは、入園させるのに保育理由が問われないことです。

週3日しか働いていない、短い時間しか働いていないなど、認可保育園には預けられない方でも預けることが可能だからです。

妊娠して体調が思わしくないから子どもを預けたいと考えている方もいます。

また、英語教育に特化したり、ピアノや絵画などプログラムが組まれていて充実した教育が受けられる園も増えていますので、「園が終わってからわざわざ習い事に送迎しなくても済む」「多少料金が高くても預ける意義がある」と考え、わざわざその園を選ぶ方もいます。

 

認証保育園は、A型B型とあり、A型の場合は駅前に設置されていることが条件なので、通勤ついでに預けられるなどのメリットがあります。

いっぽうでB型の場合は少人数型ということで、アットホームな雰囲気が魅力と感じる方もいます。また、保育園では、風邪やインフルエンザ、胃腸炎などの病気をもらってきやすいものですが、少人数であればその可能性も減るので、とくに身体が弱い子どもをお持ちの方は安心して通園させられると考える方もいるようです。

 

このように、それぞれ一般的なメリットのほか、各家庭の事情等でメリットを感じる場合もあります。

つまり、保育園選びは、それぞれの種類や特徴を理解し、自分の要望に合う保育園を探し出すことが重要だと言えるのです。

 

保育園探しは自治体の保育課や福祉課からスタート

保育園探しは自治体の保育課や福祉課からスタート

 

保育園探しは、まず自治体の窓口から

 

<STEP1:自治体の窓口に相談に行く>

 

保育園の種類や、それぞれのメリット、デメリットを理解したら、実際に保育園探しをスタートさせます。

でも、やみくもに探せばよいというわけではありません。

まずは自治体の窓口に出向いてみましょう。

保育園に関するアドバイスは、保育課、または福祉課で受けられることが多いです。

一覧表などが用意されていることがほとんどなので、まずはリストをもらってきましょう。

 

▼リストや資料を確認

 

リストをもらったら、募集人数、保育時間など最低限必要情報が書かれているかを確認しましょう。

仕事が終わるのが遅い方は特に、延長の有無も重要なポイントになります。

まれに土曜預けができない保育園もあるので、そのあたりの記載もあるかチェックします。

 

▼待機児童の数を確認

 

自治体により待機児童の数は異なります。

ほとんどの方は認可保育園を希望しますが、待機児童があまりにも多ければ難易度が高いことがわかるはずです。

場合によっては認可外保育園に預け実績を作るなどの「保活」が必要となります。

「待機児童はどれくらいですか?」「フルタイムワークしていても認可保育園に入れるのは難しいですか?」などと、自治体の窓口に方に率直に尋ねてみると良いでしょう。

 

▼点数のつけ方や優先順位について

 

もうひとつ確認したいのは、点数のつけ方や優先順位です。

認可保育園の入園については、保育が必要とされる状況に応じて確定に点数がつけられ、その点数の高い順から許可が下りることになっています。

「フルタイムワークなのか」「病気や障害などがあるか」などといった項目ごとに、両親それぞれ点数がつけられるのですが、ぞれぞれの枠が100点であり、両親合わせて200点満点となっています。

その「基準点数」以外に「調整点数」というものが設けられていて、内容により加点されたり、減点されてしまいます。

すでに就労しており、無認可保育園の預けている場合は加点になりますし、希望する保育園に兄弟がすでに保育中の場合も加点となります。

反対に減点となるのは祖母が同居している場合です。

祖母がいれば子育てを手伝ってもらえる環境にいると判断されるためです。

さらに自治体独自の優先順位が設定されている場合があります。

たとえば、同じ点数の家庭があった場合、「その自治体に長く住んでいる」「賃貸などではなく住宅を購入して住んでいる」「所得が低い」などといった家庭を優先するといったものです。

自治体によっては非公表の場合もありますが、優先順位の有無や内容については自治体の窓口で質問してみると良いでしょう。

 

▼穴場の保育園を聞く

 

人気のない、狙い目の保育園を聞くのもポイントです。

難易度が高い地域に住んでいるが、なにがなんでも認可保育園に入れたいという場合は、人気のない保育園を選ぶというのも有効手段だと言えるからです。

保育園の質が悪いというわけではなく、「施設が若干古い」「駅から少し遠くてアクセスが悪い」などといった理由で人気があまりない場合があります。

そういった保育園があるかどうかは、窓口の方に質問してみることがおすすめです。

 

▼窓口の方に顔を覚えてもらう

 

自治体の窓口でリストをもらったらまずはひと段落ですが、その後、質問や相談が出てくる場合もあり、複数回訪問するといった方も多いです。

相談する際に何度も事情説明をするのは疲れるはずです。

顔や名前を憶えてもらい同じ方に担当してもらえると精神的にも時間的にも楽になるので、印象付けることも一つの手です。

また、相談がスムーズになるだけでなく新しい情報や有効な情報がもらえる可能性もあります。

ただし、困っていることをやたらアピールしたり、無理なお願いをしたりをするのは避けましょう。

 

<STEP2:保育園ごとの違いを調べる>

 

リストを見て保育園ごとの違いをチェックします。

保育園によっては、18時半に終わってしまう、または19時までやっているなど運営時間が違うため、何時までやっているのかもチェックすると良いでしょう。

また延長料金は保育園によっても異なりますので、合わせて調べておきたいものです。

「1分過ぎただけで延長料金を取られた!」など不満を述べる方も多いですが、どの保育園でもルールに従い料金を課しているので、時間が過ぎれば延長料金を支払うのは当たり前と言えます。

1回あたりの延長料金に大差はなくても、何度も利用すれば1カ月当たりの出費も変わってくるため、仕事の都合で延長になりがちな方は、特に重要項目と言えます。

なお、教育を重要視したい方は、認定こども園や教育プログラムが充実している認可外保育園も視野に入れてみましょう。

英会話教室に週1、2回1万円払って通わせるなら、インターナショナル保育園にいれるほうが、手間がかからずトクだという考え方もあります。

また、そういった保育園では送迎バスを運行している場合もあり、忙しい共働き夫婦でも無理なく通わせられるということもあります。

なお、リストや公式サイトなどでは分からない点は、実際に問い合わせをするなどして調べることも必要です。

おむつの持ち帰りをルールとしている、お布団や着替えなどを自分で保育室まで運ばせることがルールとなっているなど、いろいろ細かい点もあります。

逆に認可外保育園などのなかには、入り口で渡せば先生が全部やってくれるというお任せ保育園もあります。

実際に通わせると、毎日の手間が不便に感じることになるので、細かいところまで調べておくと後悔が少なくて済みます。

 

<STEP3:周りのママから情報を集める>

 

保育園の雰囲気や細かい情報は、地域のママから集めることができます。

小さな子どもやその親が集まるリトミックなどのイベントや、自治体が解放している子育てサロンや、子育て支援センターなどでは、たくさんのママが集まっています。

そのなかには、すでに上の子を保育園に預けている育児休業中のママもいて、実際の保育園の雰囲気や細かいルールについて、いろいろと情報を聞き出すことができるのです。

とくに、園の雰囲気や先生の質については自治体の窓口の担当者からは聞き出せないことなので、この作業は非常に重要だと言えます。

 

 

<STEP4:保育園に実際行ってみる>

 

狙いの保育園を決めたら、その保育園に実際通わせることができるか、行ってみることがおすすめです。

歩いて通うことになる場合は実際に歩いてみたり、自転車の場合は、自転車置き場の有無も併せてチェックしましょう。

できれば、実際に送迎する時間がおすすめです。

通勤時間に行ってみたら思ったより車の行き来が激しかったり、夜間は照明や人通りが少なく危険を感じたり、ということもあるためです。

また、その際には子どもを連れていく、または子どもも一緒に歩いていくことをおすすめします。

道が狭く子どもには危険だったり、途中公園や森があって、子どもが寄り道をしようとしたり、1人では気がつかないこともあるためです。

また、保育園では見学会や保護者への説明会の日程を設けているところがあります。

気になる保育園については、必ずチェックしましょう。

ライタープロフィール

東京都在中。夫、私、4歳(年中)長男、0歳長女の4人家族。扶養範囲内で週3日のパート外勤と在宅ワークをかけもち。現在は育休中のため、在宅ワークのみを行う。

保育園と仕事を同時に決めることは困難、という現実

「仕事を始めたいけど、保育園が決まっていない。とはいえ、就業してないと保育園に入園できる可能性は低いし、いったいなにから始めればいいの?」

長男が1歳の時、外勤の仕事を探そうと動き始めた時に感じたことです。保育園と仕事を同時に決めることはかなり困難。。他の人はどうしているのかと、区のハローワークや保育園相談に行っても、納得のいく解決案は見つからず八方塞がりの状態でした。同じような悩みで、仕事を始めることに足踏みをしている方もいるのではないでしょうか?

私の場合、この翌年に2歳児クラスへの保育園入園が決まりました。そして、それから就職活動をして外勤パートの仕事を決めたのです。どうして入園ができたのか?私の実体験からご紹介します。

保育園探しと仕事探し、どちらが先が良いのか?

結論から申し上げますと、仕事探しを先にしたほうが良いでしょう。

保育園の入園に関しては都市部と郊外(地方)では大きく異なります。郊外では少子高齢化で保育園が店員割れしているところもありますので、役所に足を運び情報を仕入れたほうがいいでしょう。

一方都市部では順番待ちの状況があります。保育園探しと仕事探しを同時に進行することは心身ともに負荷のかかることですので保育園探しの方は情報収集程度に留めて置き、審査基準に大きく関わってくる仕事探しを最優先に進めることがお勧めです。

都市部ではこうした状況であるのを踏まえて認可外ではありますが職場に保育施設も併設している企業もあります。こう言った企業に的を絞りながらも仕事探しを進めていくのが良いでしょう。

保育園に入園できた要因は、在宅ワーク?

当時、保育園に入れた理由の一番の要因は「わずかでも在宅ワークをしていたこと」ではないかと思います。

私は、長男が6か月の時から在宅で週に数時間の仕事を始めていました。

その際、子どもを自宅別室で見てもらうために、区のファミリーサポート制度を利用したり、一時保育を行っている保育園を数回利用していたことなども、入園決定の一因になっていたかもしれません。

また、保育園を選ぶ際には募集人数が多い園を選んだこと、育休明けで競争率が高いと思われる01歳児クラスではなく2歳児クラスで応募したことも要因としてあるかもしれません。

保育園に預けるために必要な就業時間はどのくらい?

保護者がお子さんを保育園に預ける理由の多くは「自宅で保育する時間がない」でしょう。

これは「就労している」という事が大きな要因となります。正社員でなければ預けられないのでは?という意見がたくさんありますが、そんなことはありません。保護者の就労時間が「1カ月の勤務日数、一日当たりの勤務時間」が基準のポイントとなりますのでパートや派遣社員など就労形態は特に問題ありません。

そこで保育園に預けるためにはどのくらいの就業時間が必要なのかを見ていきます。

保育園の入園手続きにおいて「基準指数」と「調整指数」と言うものが存在します。就労時間に関する指数は「基準指数」の方で計算されることになります。

基準指数は父と母の各々の状況を点数化していきます。居宅外労働では以下のように点数化されていきます。

①月20時間以上実働7時間以上【20点】
②月20時間以上実働6時間以上7時間未満【19点】
③月20時間以上実働5時間以上6時間未満【18点】
④月20時間以上実働4時間以上5時間未満【17点】
⑤月20時間以上実働7時間未満で月64時間以上【15点】
⑥月16時間以上実働7時間以上【17点】
⑦月16時間以上実働6時間以上7時間未満【16点】
⑧月16時間以上実働5時間以上6時間未満【15点】
⑨月16時間以上実働4時間以上5時間未満【14点】
⑩上記以外で月64時間以上【14点】

夫婦二人がフルタイムで働いている場合20+20で基準指数は40点になります。

他にも「介護を要する家族がいる」、「市内在住」、「待機期間が長い」など挙げられますので基準指数と調整指数を逆算して一度合計してみると良いでしょう。そこから逆算しては働く時間を調整することもできますので制度をしっかり理解しておくことはとても重要となります。

できることから一歩ずつ。まずは何かしらのアクションを

保育園への通園が決まったときに思ったことは、可能性の大小にとらわれず、小さくても今できることをやってみるものだなあ、ということ。

例えば、お散歩時に近所の保育園や幼稚園をリサーチしてみる、就業中の友人に仕事の話を聞いてみる、子どもを一時保育に預けてママも子どもも一人時間の練習をしてみる、求人サイトへの登録をしてみる。。ひとつ動いてみると、わが子(家)に合いそうな保育(幼稚)園情報が入ってきたり、お友達から仕事の紹介が来たり、求人サイトの登録先から仕事のオファーを受けたりと、次の縁へつながったりするものです。まずはインターネットで調べてみるだけでもOK、このページへ辿り着いたことも次のステップへのひとつのご縁かもしれませんよ。

ライター 石井佳苗

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