手に職をつけたい働くママに☆オススメの資格や職業をご紹介!
女性の社会進出が当たり前の事となっている今日この頃、キャリアアップと育児を両立したいと考えているママ達も多いのではないでしょうか。
しかし働く女性達は、妊娠・出産などのライフステージの変化に伴い、キャリアを一時中断せざるを得ない状況になることもあるかと思います。
また、ご主人の転勤に合わせて生活をしていて、ひとつの場所で長くキャリアを培うことが困難なケースも。そうすると、また仕事に復帰できるか、仕事を続けられるのかどうか、とても不安ですよね。
そんなママ達には、手に職をつけることがオススメです。手に職というと少し大げさな言葉で、躊躇してしまう方もいらっしゃるでしょう。
専門の学校に通って、はたまた弟子入りを行なって、長い時間をかけてスキルを身につけなければいけないのでは!?
いえいえ、実は、そんなに大変なことではありません。忙しいママ達でも、手に職を持てる可能性は十分にあります!
このコラムでは、手に職をつけることのメリットと、ママ達にオススメの職業についてご紹介させて頂きます。
ママが手に職をつけることのメリット
そもそも、手に職とはどういう意味でしょうか。
webで公開されている日本語表現辞典によると、職業または職能を自分のものとすること、とのことです。また、生計を立てるための仕事、あるいは、仕事につくための技能や資格を獲得すること、ともあります。
つまり、仕事を持ってスキルを身につけることと、資格を得ること、ということですよね。
手に職というと、何年もかけて修行を行うの職人や、特別な資格が必要な専門家をイメージする方もいるかもしれませんが、必ずしもそうである必要はないということです。
今まで仕事に就いていたママは、そのスキルを活かしてのばせば手に職をつけることになります。また、そうでない方も、これから資格を得ることができれば手に職を持てます。
忙しいママでもチャレンジできる資格は、探してみると思ったよりもたくさんあるものですよ。
それでは、ママが手に職を持つと、一体どのようなメリットがあるのでしょうか。
まず1つめは、先ほど申し上げたライフステージの変化に左右されることなく、仕事を続けられる可能性が高くなることです。
妊娠しても仕事を続けようと思っていたけれど、つわり等の体調不良が続きお休みをすることになった。
産休・育休明けに仕事復帰しようと考えていたけれど、保育園が見つからずに、なかなかスケジュール通りに動くことができない。
転勤族の夫についていく暮らしだけど、キャリアアップも諦めたくない。そんなときに手に職を持っていれば、仕事を続けることに対する不安は軽減されるのではないでしょうか。
体調が変化したり、環境が変わったとしても、手に職をもっていること、つまり、持っているスキルや資格は変わりません。それに、どんなときでも、どんな場所でも、手に職を持っていれば、自分の能力をハッキリ示すことができますよね。
2つめは、手に職を持っていることが、心の余裕や自信に繋がるということです。
例えば、妊娠中は仕事よりもママの体や赤ちゃんのことを優先するのが大前提ですよね。しかし、仕事をお休みしたらキャリアに傷がついてしまいそうで、無理をして仕事を続けてしまうママもいるかもしれません。
手に職を持っていれば、自分の仕事やキャリアに対する自信から、そのようなことも起きにくくなるのではないでしょうか。例え今働いている職場を失ったとしても、手に職を持っていれば、自分は引く手あまただと思えるからです!
このことは、妊娠中に限ったことではありません。
育児中に赤ちゃんや子供たちと一対一の生活をしていると、社会から取り残されたような不安を覚えてしまうこともあります。そんなときでも手に職を持っていれば、自分はいつでも社会に出て仕事ができるという自信が生まれます。その自信があれば、心に余裕を持って育児を行うことができますよね。
あっという間に成長していく子供たち。赤ちゃん時代や子供時代は、本当に一瞬一瞬が宝物で、見逃せないものです。焦りを持ちながら育児を行うよりも、いつでも仕事復帰できるから大丈夫!と、大きく構えていた方が、良い思い出がたくさん残せるのではないでしょうか。
そして最後に3つめは、自分の都合に合った働き方が選べるということです。
手に職を持っていれば、独立開業やフリーランスという働き方も選択できます。そうすれば、仕事を行うペースやお休みの取り方など、全て自分の裁量で決めることが可能ですよね。
フリーランスとして働ければ、場所や時間に左右されずに作業ができることもあります。そしてもちろん、働き方は独立開業やフリーランスの二択に限ったことではありません。
自分のライフプランに合わせて、最も良い働き方を選択できるようになります。まだ子供が小さいうちは、フリーランスとして在宅で働いて、手がかからなくなったら、企業の求人に応募して社員として働く、なんてことも可能です。
子供の成長に合わせて行動範囲を決められる事は、育児も仕事も両立したいママにとってピッタリだと思います。
手に職がつく仕事とは?
専門の学校に通えば資格への道が開けますが、経済的な余裕がないとそういうわけにもいきません。仕事をしながら手に職がつく方法はないのでしょうか。
今、社会的に注目されている介護福祉士は、介護の現場で実務を積むことで資格を得る道が開けます。国家資格である介護福祉士は3年の実務経験と実務者研修を修了すれば受験資格を得ることができます。
美容師は専門の学校を終了する必要がありますが、通信課程だと働きながら資格を得ることが可能です。3年間美容師として見習の仕事をしながら、1年に何回かある授業を受けたり、レポートを提出したりすることで国家資格である美容師の受験資格を得ることができます。
建築士は建築系の学校を卒業していなくても、実務経験があれば受験資格を得ることができます。現に美術系の学校を卒業して1級建築士になった人は大勢います。設計事務所や工務店に勤務して建築の実務を7年間経験したら、2級建築士の受験資格を得ることができます。
電気工事士は受験資格がないので誰でも受験可能です。ただし技能試験があるので、電気工事関連の仕事に就いて実務経験を積んだ方が試験対策としては有利になります。近年女性の受験者が増えている資格のひとつです。
宅地建物取引士や行政書士も学歴に関する受験資格はありません。非常に難易度の高い試験ですから、実務を行っている会社や事務所で働くことで受験勉強に生かすことができます。合格をすれば独立することも可能です。
手に職をつけたいママにオススメの資格
(1)セラピスト
セラピストとは、治療や療法を行う人物のことです。治療院やマッサージ店、エステサロンなどで仕事を行います。
理学療法士や鍼灸師、柔道整復師なども、広い意味でとらえるとセラピストになります。
人と関わることや、お話をすることが好きな方にピッタリの資格です。痛みや疲れを抱えたお客様を癒して笑顔にすることができます。
サロンに通って施術を行う他に、自宅で開業をするという方法もあります。人気セラピストになれば、高収入を目指すことも夢ではないでしょう。
(2)ネイリスト
ネイリストの仕事は、お客様の爪や手を美しく見せるために様々なお手入れを行うことです。
女性に人気の仕事で、セルフネイルを行うことが得意でネイリストになったという方もいらっしゃいます。
マニキュアを行う印象の強いネイリストですが、実はもっと様々な事を行っている仕事です。
爪の形を整えて表面の手入れを行う「ネイルケア」や、ネイルのデザインや装飾を行う「ネイルアート」、マニキュアを塗ることは「カラーリング」と呼ばれています。
ネイリストひとりひとりの個性を仕上がりに活かすことができるので、やりがいを持って働くことができます。
(3)アロマテラピスト
アロマテラピストの仕事は、天然植物から抽出したエッセンシャルオイルを使用して芳香療法を行うことです。
芳香療法とは、エッセンシャルオイルや植物に由来する芳香を用いて、病気や外傷の治療、病気の予防、心身の健康やリラクセーション、ストレスの解消などを目的に行われる治療です。
香りの持つパワーはとても大きく、奥が深いものだと言われています。
誰もがストレスを抱える現代社会、健康志向の高まりと共に需要も増えていく仕事でしょう。
(4)心理カウンセラー
不登校児や引きこもり、摂食障害者、心的外傷後ストレス障害者など、心に病を抱えた人々のカウンセリングを行う仕事です。
その内容は、行動療法や精神分析など、心理療法に基づくものになります。
また、自宅開業などフリーランスで働く他に、精神科や心療内科、教育機関、福祉介護施設、企業内カウンセラーなど、様々な就職先があります。
働き口を探す際に、持っておいて損は無い資格だと言えるでしょう。
(5)インテリアコーディネーター
居心地の良い空間を作るために、住空間のコーディネートを行うことがインテリアコーディーネーターの仕事です。
家族構成やライフスタイル、好みや予算など、人それぞれのニーズに合った空間を生み出します。
住宅メーカーや不動産会社、設計・デザイン事務所、インテリアショップに家具メーカーなど、活躍できる場所も様々です。
仕事で役に立つのはもちろんですが、普段の生活にも活かすことができるので、人気の高い資格です。
手に職をつけたいママにオススメの職業
(1)ライター
雑誌、フリーペーパー、書籍、webなどの記事執筆を行うことがライターの仕事です。
取材ライター、専門ライター、コピーライターなど、様々な種類があります。
最近では、スマートフォンの普及やwebメディアの発達により、webライターをメインに行なっているライターが増えているようです。仕事を受注して実績を積み重ねていけば、高収入を目指すこともできます。
文章を書くことが得意であれば誰でもチャレンジできるという点も人気のポイントです。
(2)webデザイナー
webサイトやバナー広告など、webメディアのデザインを制作します。
webデザイナーになる為には、専門学校などに通うことが必要だと思われています。しかし、実際はwebデザインの実力さえあれば、学歴などは関係ありません。
かくいう筆者も、webデザイナーとして企業に勤めていた経験がありますが、webデザインやフォトショップの使い方などは独学で行なっていました。
今後、web社会はますます発展していくと言われています。求人も増えている、注目のお仕事です。
(3)システムエンジニア
システムエンジニアは通称SE呼ばれ、システムの設計・開発・テストを手がけています。プログラマと混同しがちですが、システム開発の過程で担当する仕事が違います。
プログラマはプログラミングでプログラムを作り、実際に動かすことを行いますが、SEは設計やテストなどを行うのが仕事です。
比較的お給料の高い仕事のため、高収入を目指している方にオススメです。
さいごに
ライフステージの変化に翻弄されず、好きな仕事を続けられること。それは、働くママたちにとって、大きな課題だと思います。安定して仕事を持ち続けるには、いったいどうしたら良いのでしょうか。
ここで少し、筆者である私の話をさせて頂きたいと思います。私が就職活動を行なっていた時代は、いわゆる就職氷河期と言われていた時代です。
その頃は、周りの友人たちも含めて全員、藁をもすがる思いで就職口を探していました。人気を集めていたのは、大手企業や公務員。
とにかく、急に仕事を失うことのないように、安定をイチバンに考えている印象が強かったです。そんな中、学生たちを戒めるように、こんなことを言った方がいました。
「本当の安定とは何なのか?それは、強いものに属することではない。ひとりでも充分に社会を渡っていけるような実力を身につけることだ。」
そして私もママになった今、その言葉の意味を実感しています。何かに属して守られているだけでは、安定した生活は望めません。結局は、属しているもののペースに合わせて生きていかなければならないからです。
何にも左右されず、自分や家族のことを優先できる生活を送るためには、自分自身が強くならなくてはいけません。手に職をつけることは、その強さに繋がると思います。しっかりした自分を持っていれば、周りに振り回されず、安定して仕事を続けることができるのではないでしょうか。
さいごに、ひとりでも多くのママたちが、仕事も育児も諦めずに充実した毎日を過ごせるよう、心から願っています!
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