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子供を育てる親の言葉や声かけのフレーズ

公開日: 2018.10.03
最終更新日: 2020.04.27

子供を育てる親の言葉や声かけのフレーズ

ママも人間ですから、他意なく思ったことをそのまま発言してしまうことがあるのは、当然のことでしょう。

ただママには「大したことのない言葉」であっても、ママが「世界の全て」である子どもにとっては、その発言が「最終警告」並みに心に重くのしかかることも。

ここでは「ママの言葉が子どもに与える影響」についてご紹介したいと思います。

環境条件による子どもへの適切な声かけ

子どもに対して適した言葉をかけるには声掛けをする「環境」もとても大切なポイントにもなります。では実際にどのような環境が良いのかをここでは紹介していきます。
◆時間的な環境:主体的な遊びを保証する
幼稚園や保育園では1つのクラスに複数の子どもが一緒に生活しています。0~2歳児保育では「一人一人と関わりあうこと」が主体になってきます。ですが、この時期に全員が同じことをするように時間帯で区切る保育だったらどうなるでしょう。一人と関わることより、次の段取りに気をとられてしまいます。 ですが、子ども自身が好きな遊びができる子どもが中心とされた保育であれば、保育者は必要を感じた時にそばに行き、関わることで言葉での関わりとなります。
◆物理的な環境:興味に沿った設定をする
例えばですが、教室にブロックしかおもちゃがなかったとしたら、子どもたちも最初は飛びついても次第に飽きて手持無沙汰になってしまい、保育者のところへ集まってくると思います。そうなってしまうと、保育者は全員に関わることに忙しくなってしまうことでしょう。 ですが、興味に沿った多様な物がそろっている環境であれば、子どもたちは手持無沙汰にならずにおもちゃを手に取って遊ぶことができます。子どもたちを森の中に連れて行ったら、子どもたちは 保護者のところに集まることもせず自由に遊んでいることでしょう。なぜなら「周囲に保育者よりも興味が持てる環境が用意されている」からです。 おもちゃや自然と触れることも「対話」となります。子どもが物に対して「対話」している時はそっと静かに見守ってください。
◆人的な環境:三項関係を意識しておく
保育者が子どもと関わる時には「三項関係」が重要となってきます。三項とは【物的環境(物・自然・人)を真ん中にした子どもと保育者の人的関係性】のことを指しています。子どもと大人の関わりは「二項関係」と言い、新生児期には重要です。 ※「環境を通した保育を行う」これは保育所の保育指針や幼稚園教育要領の総則1章にも記載してあります。 家族や保育士などの周りの人たちの環境として、三項関係を念頭に保育者は子どもと興味の対象について対話することを意識しておくと良いでしょう。人間の脳は興味のあることと関連していることから学び、成長していくのです。

子どもの脳を育てる声かけ

先程ご紹介した3つのことを前提として子どもたちへ声をかけていくのですが、その中で心掛けてほしいことがあります。次は心掛けてほしいことについてご紹介していきます。
◆ポジティブな言葉をかける:【言葉のかかわりはポジティブで具体的に】
生まれたばかりの0~2歳児に対して「○○をしてはいけないよ!」と注意しても、子どもたちは「一体何を求めているの?」と想像することすらできません。そういった否定的表現よりも「○○しようね」と、するべきことをポジティブ・具体的に伝える方が「どうしたらいいか」がはっきりとわかり、学びことができます。 また、「いい加減にして!」や「まったくもう!」などの自分の不満を言わないよう意識しましょう。否定的な言葉では子どもの脳は育ちません。 【例】 こぼれちゃうでしょ? → コップはテーブルの真ん中に置こうね!
◆自己決定できるように話しかける:【くみ取りながら、対話するような形で】
保育者が保育の目的としていることは「子どもが自立し、自分が人生の“主役”となって生きていくためのサポート」をすることです。そのサポートに必要なのは、保育者や親の思いどおりに子どもを動かすことではありません。子どもが【自主的に選択し、行動できるように促す】言葉なのです。例えばごはんの時間になった時に「片付けて」ではなく「ご飯できたけど、どうする?」と聞いてみる、まだ遊びたいようであれば「まだ遊びたいね」と、一度その気持ちを受け止めましょう。一度受け止めてから「じゃぁ終わったら来てね」というように自分で“終わりの時間”が決められるようにします。 このように子どもを主体とすることで、子どもを急かす・待たせる必要がほぼなくなります。そうすることで食事中の「どっちが早く食べられるかな?」という早くさせるような言葉かけではなく、「人参だね!どんな味がする?」など子どもの“気づき”につながるような会話ができるようになります。 【例】 みんなでトイレに行く時間だよ! ↓ A君、そろそろトイレに行ってみる? → ん~ん! → そっか、まだいいのね?
◆子どもに合わせた応答的かかわり:【子どもと大人が会話のやりとりをすること】
保育指針、こども園要領では0~2歳児を対象に何度も「応答的なかかわり」という表現が登場してきます。応答的なかかわりというのは ・子どもの関心があることに対して ・子どもの横に並んで(三項関係) ・子どもがこちらに注意を向けた時に会話する ということです。ですので、子どもが集中して遊んでいるのに、頭上から「すごい!」と声をかけてしまうのは応答的ではありません。会話のやりとりを子どもと大人がすることで脳の発達に良い影響を与えることにつながります。 ※子どもにとって興味があることを中心に対話することが「応答的なかかわり」 【例】子どもがおままごとをしていて、ブロッコリーのおもちゃを差し出したら 「ありがとう!おいしいですね~!これはブロッコリーですか?」
◆発達に合わせた言葉のかかわり【直接触れ、体験に対しての言葉かけを】
大人なら話をしながら作業など2つのことを同時にできますが、0~2歳児の子どもは人の話を聞くときに何かをしながら聞くことはできません。 このような子どもの発達特性を理解しておけば、「集中している時には声をかけない」ということが理にかなっていると気づけます。 0~2歳の時期は
・体を動かすこと
・手を使うこと
・人やものと関わる
ことで脳の発達につながります。 ここでポイントになるのが【直接ものに触れて、その体験に対して保育者(親)から言葉を添える】ということです。知識だけを取り出して、教え込むことだけをしてしまうと子どもの“遊びの世界”は壊されてしまいます。食事や着脱などの生活面では、正確な言葉の名前や数など使い、遊びの場面では“想像の世界”に合わせた言葉を使ってみることを心がけてみましょう。 例えばですが、丸いものに対して「丸!」と発言すると、理解力がある子どものように見えますが、丸いものから「風船」「ボール」などいろいろな物を連想することで、脳の発達につながり、五感や体の感覚とつながる言葉(「ふわふわ」など)を多く使うと良いでしょう。

子どもの脳の発達を妨げる言葉

先程までは子どもの脳の発達に良い「ポジティブな言葉」についてお話してきました。では反対に脳の発達を妨げてしまう「かけてはいけない言葉」をお伝えします。
◆脅し
子どもを動かすために「鬼が来るよ」や「どうなっても知らないよ!」というような言葉は子どもの気持ちを押さえつけ、大人の気持ちを一方的に押し付けています。このような言葉は子どもに良い影響を与えるわけがありません。子どもの気持ちを受け止め、どうして次の行動に移るのかをきちんと伝えるようにしていきましょう。
◆感情の吐き出し
大人も人間ですから感情的になってしまうこともあります。しかし、それが子ども相手にやってはいけません。感情を吐き出されてしまった子どもは保育者(親)に対して恐怖心を抱いて心を閉ざしてしまいます。
◆強要
やりたくないことを無理にやらせる。これは大人でも嫌ですよね?声をかけずにいきなり「オムツを替えようね?」と声をかけずにオムツを替えられたらびっくりしますし嫌がるのも当然です。このような言動を“強要”と言います。
◆行動・人格否定
例えば部屋でカブトムシの観察をするために虫かごを置いていたとしましょう。子どもに触れてほしくないのであれば手の届かない所に置くなど物的な環境構成をすればよいのですか、床に置いているなど物的環境構成をせずに、「それは触ってはだめ!触るのは悪い子だ!」と叱っているのは立派な行動・人格否定です。子どもを頭ごなしに叱る前に、一呼吸して、もう一度物的環境を見直してみるように工夫をしましょう。
◆否定的な決めつけ
「この子はこうゆう子だ」と決めつけていませんか?「いつも○○だよね」「どうせできないよ」と決めつけては子どもの発達の妨げになってしまいます。失敗することや子どもの思うとおりに行かなくて泣いてしまうことも成長過程には必要です。それよりも頑張ったことを認めてほめることをしていきましょう。
◆あきれて見下す・からかう
子どもの発達段階を意識せず、できないこと・失敗したことに対してあきれる、からかうなどしてしまうと、「失敗することが恥ずかしい」「失敗することが怖い」と思って挑戦する気持ちなどをつぶしてしまいます。できなくて当たり前!できるようにするにはどうしたらよいのかを考えて関わるようにしましょう。
◆執ように長い説教
大人でも上司にくどくど説教されたら嫌ですし、途中から話が頭に入ってきませんよね? 0~2歳は長い話をしても最後の部分しか記憶として残りません。長い説教をすることでせっかくの貴重な“遊びの時間”を奪っていることになるのです。伝えたいことは「簡潔かつ分かりやすく」ということを意識しましょう。
◆乱暴な言葉づかい
乱暴な言葉や物言いはとげとげしく、心を傷つけてしまいます。それに乗じて頭などをたたくのであれば完全に人権侵害にです。

子どもにかけたい言葉やかけてはいけない具体的な言葉

では子どもに対して「かけたい言葉」とは何でしょうか?具体的な例を踏まえながらご紹介していきます。
◆ よくできたね → 頑張ったね!
子どもの「努力したこと」に注目することで、「努力することは結果よりもずっと大事なことだ」ということを教えることができます。そうすることで、子どもたちは難しいことに挑戦する時も粘り強くなり、失敗しても「この失敗は次の成功につながる1歩になるはず」と理解していくことになります。
◆ いい子だね → ○○してくれてうれしいな
お手伝いなどをしてくれた後につい「いい子だね」と言ってしまいがちかもしれませんが、これを言われ続けてしまうと【言われたことをしたから“いい子”】という認識になってしまい、“評価してもらうためだけに行動する”ようになってしまいます。そうなってしまうと「いい子」という看板を失うことを恐れて自発的な行動が阻害されてしまいます。 「○○してくれてうれしいな」と伝えることで【人を喜ばせることの喜び】を知り、“評価”ではなく自らお手伝いなどをするようになってくれます。
◆ お利口だね → ○○を手伝ってくれて(してくれて)ありがとう
ここで「お利口さんね!」と言ってしまうと目的を達成した時だけの「お利口さん」なのだというプレッシャーを与えてしまいます。「できなかったらどうしよう…」という不安から挑戦意欲を奪ってしまうことにもつながってしまいます。【努力を褒める→挑戦すること、目標に向けて努力することの大切さ】を自然に理解できるようにしていきましょう。
◆ 泣かないで → 泣いてもいいよ? / ○○できないことが悲しかった?
確かに、子どものなく姿を見ることは苦しいことです。ですがここで「泣かないで」と言ってしまうと子どもは感情を表に出してはいけないと感じ、気持ちを押し殺そうとする方法を覚えてしまいます。感情を押し込めたらいつかは爆発してしまう…。 子どもには「泣いても良いこと」を伝えることや、具体的な言葉で悲しいという感情を表すことで、感情を認識させ、表現できるようにフォローしていきましょう。 ここで1つ、私が子どもに対してかけてほしい言葉をお伝えさせてください。それは3つの励ましの言葉。
◆何があっても先生(ママ・パパ)はあなたの味方だよ
◆失敗しても大丈夫だよ
◆他の人と違ってもいいよ
間違うことを恐れて前に進めないことで、新しい挑戦に踏み出せなくなってしまうことが子どもにはよくあります。言ってはいけない言葉を避けるだけではなく、言葉によって不安や戸惑いをできるだけ多く取ってあげ、子どもの可能性を“無限大”に広げ、引き出してほしいと思います。

ママには取るに足らないことでも

私には小学校低学年の子どもがいます。その子の夏休みの宿題として、メモ書き程度の読書感想文が出されました。

そこでうちの子は、宮沢賢治の『いちょうの実』で感想を書きました。他の夏休みの宿題同様にチェックをするため、私はその感想文を読ませて貰いました。

するとそこには「(このお話を一言で表すと「銀杏の子たちが母であるいちょうの木から旅立つ話」になります)いちょうの子たちは、お母さんから、はなれて行きました。わたしは、お母さんとお父さんのそばにいられて、しあわせです」と書かれてありました。

そこで私はそう書いた理由を子どもに尋ねました。すると子どもは「だってお母さん、前に“お母さんは18歳から一人暮らしを始めた”って言ってたでしょ?私はこのお話を読んだとき一番に、“まだお母さんたちと一緒に暮らせるんだ”って思ったから、そう書いたの」と説明してくれたのです。

2年前の「他愛のない私の言葉」

その発言を聞いたとき、私はそんなことを言ったことすら、覚えていませんでした。

しかしよく子どもの話を聞きながら思い出してみると、2年前、親戚の子の進学先が決まった話を家族でしていた中で、私は「●●ちゃんは大学と家が近いからいいね。私は“18歳から一人暮らしだった”けど」と何の考えもなく言ったような気がしてきました。

確かその時、子どもに「“一人暮らし”って何?」と聞かれたので、言葉の意味を説明しました。

一方子どもにとってその言葉の意味は非常に衝撃だったから、私のその発言をしっかり覚えていて、「私はずっとお母さんとお父さんと一緒に暮らすことができて、“本当に良かった”って思ったから、そう書いたの」と教えてくれたのです。

子どもにとってママは「世界のすべて」

子どもの読書感想文の理由を聞かされて、私は自分の「何気ない一言の“重さ”」を改めて実感しました。

子どもにとってママは「世界のそのもの」。私が子どもの立場になって「ママと離れ離れになる」と聞かされたときの絶望感を思うと、自分の配慮のなさに子どもに対して非常に申し訳なく思いました。

しかも私がその発言をしたとき、子どもはまだ未就学児。どれほど不安だったことでしょう。そう思うと居ても立っても居られなくなり、気がついたらいつも以上に子どもをぎゅーっと抱きしめていました。

この経験から私は、おとなである親には「他愛のない発言」でも、子どもにとっては「“この世の終わり”くらいの発言内容」であることは、日々の生活の中にたくさんあるのかもしれないと改めて思いました。

もちろんママだって人間ですから、すべての発言に気を配るなんてことは難しいでしょう。ただせめて子どもとの会話の時だけは、「子どもにとってママは“世界のすべて”」であることを意識して発言するように心がけたいものですね。

【参照元】
◆教えて!子どもたちに行ってはいけない言葉、伸ばす言葉
◆子どもに使ってはいけない10の言葉(と代わりに使うべき言葉)
◆子どもの脳を育てる4タイプの「言葉がけ」とは?保護者と保育者が心がけたいこと