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インテリアコーディネーターの収入について!業種や企業別に徹底解説★

公開日: 2018.09.18
最終更新日: 2021.09.20

インテリアコーディネーターの収入について!業種や企業別に徹底解説★

「インテリアコーディネーター」と聞くと、田舎育ちの私としては「時代の先端をいっている」「ファッショナブル」なイメージのある職業に感じます。

近年では、住居などの空間に、快適さや、自分らしさを出したい方々が増えているようですので、まさに、時代のニーズにあった職業の一つと言えるでしょう。

そこで、今回は、この気になった「インテリアコーディネーターと収入」についてまとめてみました。

インテリアコーディネーターの収入はどのくらい?

では、インテリアコーディネーターの仕事の収入は期待できるでしょうか。

もちろん、インテリアコーディネーターといっても、所属する企業の大小や職場の仕事内容等によって違いがあるように見えます。

賃金構造基本統計調査調べによりますと、
平均給料は23万円~31万円程度です。

この金額で年収を計算すると、インテリアコーディネーターの年収は300~500万円くらいでしょうか。

しかし、大手企業では、最大年収が、約870万円の場合もあるようです。

インテリアコーディネーター収入:業種別年収は?

インテリアコーディネーターは、様々な業種で活躍していますので、ここでは、その代表的な業種5種の平均的年収をまとめてみました。

・住宅メーカー:380万円
・リフォーム専門会社:370万円
・家具販売店:360万円
・独立したデザイン事務所:370万円~700万円
・フリーランスのインテリアコーディネーター:400万円~

これらを比べてみますと、インテリアコーディネーターの平均年収は、およそ300~400万円くらいのようです。

意外だったのは、かなりインテリアコーディネーターが活躍している住宅メーカーでも、突出した年収ではないということです。

もちろん、経験年数にもよると思いますが・・・

しかし、職種によっては、売上のノルマや目標数値があって、それを達成するとインセンティブがもらえるところもあるようです。

さらに、インテリアコーディネーターの資格取得者には、資格手当が支給される企業もあるようです。

インテリアコーディネーターってどんなお仕事?

多くの人々は、自分の住居を、より快適に住みたいという思いや願いを持っています。

その願いをかなえるのが「インテリアコーディネーター」という仕事です。

たとえば、

「この部屋の床には、○○な照明があうのでは?」

「この部屋は、お子様が使うので、お子様お好みのこのようなカーテンではいかがでしょう?」

など、お客様の思いや趣味、家族構成などを考えながら、住空間作りをアドバイスしていきます。

つまり、インテリアコーディネーターは、快適な住空間を作る「住まいのスペシャリスト」「プロフェッショナル」といえるでしょう。

インテリアコーディネーターになるには?

インテリアコーディネーターになるには、インテリアコーディネーターの資格を取ることから始めるのが一般的です。住宅メーカーや設計、デザイン会社、家具メーカーなどではインテリアコーディネーターを募集していますが、資格があることを前提にしているところが多いからです。
とはいえ、インテリアコーディネーターという仕事をするのに、必ずしもこの資格を持っている必要はありません。なぜならインテリアコーディネーターという仕事は免許ではないからです。実際に資格がなくても、いわゆるインテリアコーディネーターの仕事をしている人も多くいます。そしてそのなかには、資格をもっている以上の知識や経験を持っていたり、お客様に喜ばれる仕事をしている人もたくさんいるのです。
しかし、これからインテリアコーディネーターの仕事をしていきたいという方は、資格を取得することをつよくおすすめします。なぜなら、お客様が相談を行う際、資格がある人とない人とでお客様に与える安心感が全く違うからです。初めて相談する方は、その担当者がどれだけ知識や経験を有しているか不安を持つものですが、資格は知識をもっているということを客観的に示してくれるので、お客様にとって判断材料のひとつになります。
もちろん、求人を行う企業側にも同じことが言えます。きちんと知識を得ていることを採用担当者にわかってもらうための重要なツールになるのです。
そもそも、インテリアコーディネーターとして必要な知識を効率よく得るには、資格取得のための勉強をすることが一番の近道ということも言えます。
資格取得にあたり学ぶ事柄は、実際のインテリアコーディネーターとして働くための土台となるからです。
ただし、インテリアコーディネーターでも、有名なデザイン会社や大手住宅メーカーで確実に働きたいのであれば、インテリアコーディネーターむけの専門学校に入り、もっと本格的で総括的な勉強をすることがおすすめです。
課題も多く資格取得以上に学ぶこともたくさんありますが、お客様の希望を聞き、予算内に提案をまとめプレゼンテーションをするといった実地訓練やCADの授業など、より実践的なことがらを包括的に学ぶことができるからです。

インテリアコーディネーターの求められる資質は?

前にも述べましたが、インテリアコーディネーターは、 インテリアに関する幅広い知識を持ち、専門家の立場から、家具・照明・住宅設備などのアドバイスや、お客さんの要望に合わせて住空間全体をプロデュースするのが主な仕事です。

そのため、家具、照明、住宅設備などの知識はもとより、製図やパースの作成能力・コーディネーションスキル・プレゼンスキルなどが求められます。

そのため、資格があると、その人の信頼度が高くなり、収入にも影響するようです。

インテリアコーディネーターの資格をとるには?

インテリアの資格試験は、「社団法人インテリア産業協会」が毎年実施しています。

インテリアコーディネーター資格試験は、年齢・実務経験などの制限はありません。

そのため、初めてでもチャレンジしやすい試験であり、また、合格も狙いやすい試験です。

 では、インテリアコーディネーターの資格試験には、どのような内容を勉強すればよいのでしょうか。

試験には、一次試験と二次試験があります。

一次試験は、インテリア商品と販売関する基礎知識、インテリア計画と技術の基礎知識

二次試験は、論文、プレゼンテーションの試験です。

※一次試験は、2014年秋から「学科」試験1科目に統合して実施(出題範囲は大きく変更なし)

実際、合格者の約半数はインテリア業界以外の人、合格者の7~8割が女性となっており、正しい方法でコツコツと勉強をすれば誰でも合格できる試験です。

主な就職先は?

インテリアコーディネーターとして仕事をした場合、特に、建築設計事務所や、デザイン事務所、住宅メーカーなどが代表的です。

しかし、最近の傾向では、

・リフォーム専門会社

・リフォームショップ

・個人の工務店

・建設会社

・照明メーカー

・建材や家具メーカー

・デパート

・インテリアショップ

・マンション会社

・不動産会社

など、求人が多くなっています。

 

また、意外?な職種として、

・雑貨のお店

・スーパーやホームセンター

にも求人募集があります。

もちろん、インテリアコーディネーターとして「独立開業」もあります。

インテリアコーディネーターの都道府県別平均年収をご紹介

さきほど説明したように、地域により年収の格差は生じています。
基本的には東京や大阪などの大都市では年収が高いという傾向が見受けられます。
実際の都道府県別の平均年収をご紹介いたします。
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北海道: 340万円
青森:302万円
岩手:340万円
宮城:378万円
秋田:302万円
山形:340万円
福島:340万円
茨城:378万円
栃木:378万円
群馬:378万円
埼玉:340万円
千葉:378万円
東京:529万円
神奈川:416万円
新潟:340万円
富山:340万円
石川:378万円
福井:378万円
山梨:340万円
長野:378万円
岐阜:340万円
静岡:378万円
愛知:416万円
三重:378万円
滋賀:378万円
京都:378万円
大阪:454万円
兵庫:378万円
奈良:378万円
和歌山:340万円
鳥取:340万円
島根:340万円
岡山:378万円
広島:378万円
山口:378万円
徳島:378万円
香川:340万円
愛媛:340万円
高知:340万円
福岡:378万円
佐賀:302万円
長崎:340万円
熊本:340万円
大分:340万円
宮崎:302万円
鹿児島:340万円
沖縄:302万円
※出典:https://heikinnenshu.jp/interior/interior_c.html
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こうしてみてみると、東京が群を抜いて高いのが分かりますね。
2位の大阪は東京都から75万円低く、3位の神奈川、愛知は113万円も差があります。
他の都道府県は、380万円前後で150万円の差、青森、秋田、沖縄などの地域になると、その差はなんと200万円を超えてしまいます。
その分、物価は安く暮らしやすい地域ではありますが、それ以上に年収の差が出ていると思われます。
ただし、東京や神奈川、大阪などの都市部での平均年収も、一部に高額年収者がいて、平均を引き上げている可能性は否めませんので、皆が500万円以上もらっているわけではないことも頭に入れておきましょう。

 

 

インテリアコーディネーターの都道府県別平均年収については、以下のような数字が出ています。

 

 

 

※求人ボックス「インテリアコーディネーターの仕事の年収・時給・給料情報」より作成

 

この表からお分かりいただけるように、勤務する都道府県によって年収に差があることが分かります。
もっとも高いのは東京で474万円です。
もっとも低いのが中国地方で、その差はなんと100万円以上と大差となっています。

 

 

 

 

 

 

 

インテリアコーディネーターの年収増加のシミュレーション

インテリアコーディネーターの給与は年数ごとにあがっていく傾向にありますが、ある程度実力も反映されていくと思われます。
あくまでシミュレーションとなりますが、未経験、新卒で入社した場合の、年収の上がり方について、あくまで一例としてですがご紹介していきます。
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20~24歳:215万円
25~29歳:218万円~268万円
30~34歳:195万円~295万円
35~39歳:232万円~336万円
40~44歳:257万円~378万円
45~49歳:301万円~423万円
50~54歳:344万円~454万円
55~59歳:340万円~450万円
60~65歳:206万円~450万円
※出典:https://heikinnenshu.jp/interior/interior_c.html
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一般的なサラリーマンと同じく、60歳以降は年収が下がることを想定しています。
とすると、フルタイムで働く正社員の場合、マックスは55歳~59歳のあたりとなります。
ボーナスは4か月で計算されています。これらのほか、成績に応じたインセンティブや賞与などがある場合は、これらの金額に単純にプラスして考えてください。
なお、先ほども説明しましたが、給与にはもともと地域差や企業の規模の差も反映されるものなので、あくまで参考値となります。

インテリアコーディネーターの収入をリサーチしてみました。

では、実施の、インテリアコーディネーターの収入について、いろいろな角度から見ていきましょう。

まず、ここでは、インテリアコーディネーターの「働き盛りの30代と最大年収を迎える50代」の年収の比較です。

インテリアコーディネーター収入:働き盛りの30代と50代の年収の比較は?

このデータは、厚生労働省の統計をもとに、月額給与・ボーナスを照らし合わせてみたものです。

それによりますと、

働き盛りの30代:およそ336.42万円

最大年収を迎える50代:およそ453.6万円

という結果になりました。

 

インテリアコーディネーターの収入は、他のサラリーマンと同様年齢があがるにつれてあがっていき、60歳を超えると下がる傾向にあることはお分かりいただけたと思います。
では、働き盛りである30代と、年収がピークになる50代での差はどれくらいになるでしょうか。

 

※厚生労働省「令和元年賃金構造基本統計調査」より作成

 

上の表は、厚生労働省が実施した賃金構造基本統計調査をまとめたものです。
これによると、30代では424万円、50代は609万ということで、およそ1.4倍年収が増加しています。
ただし、賃金構造基本統計調査ではインテリアコーディネーターを1つの職業として分類しているわけではなく、インテリアコーディネーターやインテリアデザイナー、工業デザイナーからグラフィックデザイナーなど、さまざまなクリエイターをデザイナー職として集計していること、そもそも企業によって給与に差があることから、あくまで参考程度にお考えいただければと思います。

 

 

インテリアコーディネーター収入:最終学歴別の50代の年収の比較は?

次は、最終学歴別の50代の年収の比較のデータです。

こちらは、人事院の民間統計調査をもとにしたデータです。

これによりますと、年収が一番高くなる50~54歳では、

大卒:567.0万円

短大卒:426.4万円

高卒:362.9万円

という結果となりました。

 

やはり、最終学歴によって100万円以上の収入の開きがあるようですね。

 

基本的に、年収は最終学歴によって差が出てくる場合が多いです。
インテリアコーディネーターにおける最終学歴別の年収については、公的な調査やデータを見つけることができませんでした。
しかし、学歴別でどう年収が変化するか、職業全般では厚生労働省で調査が行われていますので、そちらをご紹介いたします。

 

※厚生労働省「令和2年 賃金構造基本統計調査 - 学歴、性、年齢階級別賃金及び年齢階級間賃金格差」より作成

 

上の表は、最終学歴ごとに年齢別の賃金をまとめたものです。
最終学歴が高校の場合を1とした場合、それぞれの賃金がどれくらいになるのかを対比で表しています。
結果、もっとも年収があがる年代である50代においては、専門学校で1.1~1.2倍、大学で1,5~1,6倍、大学院卒となる2,1倍となることが分かりました。
インテリアコーディネーターに特化した集計ではありませんが、おおよその傾向として参考にできるかと思います。
インテリアコーディネーターは、資格の有無が就職に影響しやすいとはいえ、やはり大手企業になると、大学卒業という条件が追加される場合があります。
一般的に、大手企業の場合、中小企業と比較し年収が高い傾向があるので、最終学歴で賃金に差が出てくるのは、そういった影響もあると推測できます。

 

インテリアコーディネーター収入:企業別の年収の比較は?

ここでは、企業の大きさ別の、インテリアコーディネーターの収入の比較です。

ここでは、大きく分けて、大企業・中企業・小企業で働くインテリアコーディネーターの年収についてリサーチしてみました。

このデータは、厚生労働省の企業規模比率をもとにしています。

それによりますと、

大企業:年収438.5万円 給与27.4万円

中企業:年収362.9万円 給与22.7万円

小企業:年収328.9万円 給与20.6万円

となりました。

やはり、ここでも、大企業と小企業では、100万円以上の差がでてくるんですね。

インテリアコーディネーターの収入:男女別平均年収・給与は?

最後に、「男女別のインテリアコーディネーターの収入」についてまとめてみました。

これは、厚生労働省の賃金統計基本調査で算出された男女比率から、40代の男女、それぞれの平均年収の予測です。

男性:平均年収:438.5万円 給与:27.4万円

女性:平均年収:313.7万円 給与・19.6万円

これを見ると、男性と女性の間には110万円以上の開きがあります。

もちろん、給与自体から男女差が8万円くらいありますので、年収には完全に影響がでてきます。

「この差は痛い」と思う方も少なくないのでは?

インテリアコーディネーターの初任給はいくら?

インテリアコーディネーターの初任給は20万円前後です。もちろん、大卒なのか、専門学校卒なのかによっても変わるうえ、地域差、企業ごとの格差があります。
実際に16万円という平均より低い給与のところや、23万円などというように数万円のひらきがあります。

参考:有名企業のインテリアコーディネーターの年収

CМで有名な、住友林業・積水ハウス・セキスイハイムの

3社の、インテリアコーディネーターの年収を、求人情報から計算したところ下記のような結果になりました。

もちろん、勤続年数や成績によって変わりますので、あくまでも参考までに。。

住友林業:年収336万円~ 給与21万円

積水ハウス:年収380万円~ 給与23万円

セキスイハイム:年収519万円~ 給与25万円

インテリアコーディネーターの収入:年収1000万円は可能?

結論から言いますと、インテリアコーディネーターとして年収1,000万円は「可能性がある」と言えます。

インテリアコーディネーターとして、企業に勤めている場合はかなり難しいですが、フリーランスとして働く形態をとり、多くのクライアント様を持って、仕事をすれば、収入もアップして稼げる仕事とも言えるでしょう。

しかし、フリーランスになるには、それなりの能力と努力と、クライアントから求められるような存在にならなければなりません。

そのためには、学校や職場で学んだセンスと経験、そして人脈が必要不可欠となります。

そして、当然ながら、職場からの強い信頼を得ることが基本となります。

また、インテリアコーディネーターとしての実力だけでなく、交渉力や豊かなコミュニケーション力なども求められます。

インテリアコーディネーターの収入:他の仕事とくらべて高いの?

当然のことですが、有名企業に勤めるインテリアコーディネーターでも、さすがにプロスポーツ選手のように高い月収や年収などの収入は稼ぐことはできないでしょう。

確かに、インテリアコーディネーターの収入は、全体的に見てみると、年収は450万円程ということで決して高いとはいえないでしょう。

しかし、かなり低いという事でもありません。

ですから、一般企業の平均なみといえるのではないでしょうか。

一方、フリーランスで仕事をしているインテリアコーディネーターの場合、本人の能力にもよりますが、一般企業に勤めている人と比べると、高い収入を得ることもできます。

つまり「実力次第」という事です。

まとめ

いかがですか。

最近では、インテリアコーディネーターの活躍範囲は、一般住宅以外にも、商業施設や公共施設など活躍の場が広がってきています。

 また、高齢化に伴い、高齢化社会の中での「バリアフリー」や「ユニバーサルデザイン」といった、今までになかったリフォーム市場にも、インテリアコーディネーターの力が求められるのでは・・・と考えています。

このように考えると、インテリアコーディネーターは「将来性のある職業」といえるでしょう。

そして、その業績によっては、収入アップも・・・期待できるのではないでしょうか。

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