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働くママの一日と、抱えるジレンマ

2018.10.05
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平成27年度の厚労省による労働白書によれば、2000年時点の共働き世帯32.8%に対し、専業主婦世帯はほぼ同率の31.9%でした。しかし4年後の2014年時点をみると、共働き世帯37.2%に対し、専業主婦世帯は24.9%と、働くママが増えている傾向です。今日、周りを見渡しても、スーツを着て子どもを保育園に送るママ、お迎えの時間に遅れまいと急ぐパパの姿は珍しくありません。また、子どもを保育園に預けていなくても、幼稚園や学校に行っている時間帯に働くママや、子どもを見ながら在宅で仕事をするママも少なくありません。

一口で「働くママ」といっても様々なケースが見られる中、「自分と同じようなスタイルで働く他のママはどのような一日を送っているのだろう?」「子どもと向き合える時間が少なくて不安だけれど、他のママはどうしているのだろう?」「今は専業主婦だけど近々働きたい。働き始めたら一日のスケジュールはどのようになるのだろう?」と、働くママのスケジュールや子どもとの時間について、他の家を覗きたくなること、きっと誰もがありますよね。ここでは、4人の働くママのスケジュールをご紹介するとともに、仕事と子育てを両立する環境が整っていると言われるノルウェーの実態も併せてみていきます。働くママも、これから働くママになる人も、是非参考にしてみてくださいね。

働くママのスケジュール

女性が結婚・出産した後も働く理由は、「生計を維持するため」「家計の補助」が最も多いのですが、その他にも「将来のための貯蓄」「自分が自由に使えるお金が欲しい」「社会とのつながりが欲しい」「社会貢献がしたい」など、様々です。

どんな理由であっても、働くママは誇りを持って、胸を張って出勤できる時代です。しかし、家事や育児などといった家庭内の仕事も山積み。パパと分担したとしても、すべきことはとても多いはず。働きながら、これらの仕事をどのようにこなしているのか、気になるところです。

そこで、それぞれ異なるスタイルで働く4人のママの、とある一日のスケジュールをご紹介していきます。

 

【タイプ1:時短で働くママAさん(子ども:2歳)】

6時 起床

8時 保育園に子どもを預ける

9時 出社

16時 退社

17時 お迎え

18時 夕飯

21時 子どもの寝かしつけ

~家事、自分の時間

24時  就寝

時短で16時に退社したとしても、その後のスケジュールは怒涛のようです。保育園のお迎えも、17時を過ぎると子どもがぐずってしまうので、ダッシュで向かうとのこと。家に帰ってからも、夕飯の準備や子どもの寝る準備でバタバタですね。それでも、夕方から夜にかけてはAさんが子どもと触れ合う貴重な時間です。

 

【タイプ2:フルタイムで働くママBさん(子ども:6歳と4歳)】

6時 起床

7時半 出勤(保育園送りは夫)

9時 就業開始

20時 退社(子どもたちはファミリーサポートの家)

21時 ファミリーサポートにお迎え(夕飯、お風呂も済ませていることも)

21時半 帰宅~子どもたちは就寝

~自分の時間

25時 就寝

ファミリーサポートとは、「同じ地域の住民同士が子育てを有償で援助する活動」です。援助する側のサポーターは、プロの保育士ではありませんが、「地域の子育て環境を良くしたい、お手伝いしたい」という意欲を持ち、自治体の講習を受けた方々です。子育て中の家庭がファミリーサポートに登録すると、近くに住んでいるサポーターを紹介してもらい、顔合わせの上問題なければ、サポーターに必要な時に託児をお願いすることができます。有償ではありますが、ベビーシッターなどに預ける価格と比べると破格(だいたい1時間600~700円程度)なため、このサービスを活用しているママは多いでしょう。

Bさんも、保育園・小学校の後は週3で、ファミリーサポートのサポーター宅で子どもを預かってもらっています。お迎えの際には夕飯やお風呂も済ませている日もあるというのですから、ママとしては助かりますね。子どもたちもサポーター宅を第二の家庭として捉え、とても寛いで過ごすことができているといいます。それでも、Bさんは「子ども接する時間が少なすぎるのでは」と悩むこともあるそうです。

 

【タイプ3:フリーランス(基本在宅)で働くママCさん(子ども:10歳と4歳)】

7時 起床

7時40分 上の子登校

9時 下の子保育園へ

11~14時 取材

17時半 下の子のお迎え(上の子は友達と過ごす、塾に行くなど)

18時 夕飯など

21時 子どもたち就寝

~自分の時間(仕事をすることも)

24時半 就寝

フリーランスと聞くと、融通が利いて子育てしながらでも働きやすいと思われがちですが、取材の仕事などで外に出ることもあり、また、納期が迫ると途端に忙しくなることも多く、スケジュール管理は難しそうです。「このようにスケジュールを振り返ってみると、子どもを放置しすぎかも?」とCさんは言います。

 

【タイプ4:在宅ワーク(一日1~2時間)で働くDさん(子ども:4歳と0歳)】

6時 起床 自分の身支度、洗濯、子どものお弁当(週2)準備

7時半 子ども起床

8時45分 上の子登園(幼稚園)

午前中 夕飯準備、下の子が寝ている時間に仕事

13時頃 下の子と外出(児童館や買い物など)

15時 上の子帰宅 おやつ、翌日幼稚園の準備など

16時半 お風呂

18時 夕飯

20時半 子ども就寝

~自分の時間(仕事をすることも)

23時 就寝

0歳の赤ちゃんがいると、一日1~2時間の勤務時間を確保するだけでも大変です。そして、午前中に夕飯の準備を済ませておくのも、上の子が帰宅した後はなるべく上の子の話を聞いてあげたいからといいます。幼稚園で何をしたのか、誰と遊んだのか、楽しかったのか・・・親として聞いてあげたいし、子どもも親と共有したいことがたくさんあるはずです。Dさんは、「今は1~2時間しか働けないけれど、下の子が幼稚園に入ったらもっとまとまった時間働きたい」と思っています。

このように、フルタイムで働くママも、在宅で隙間時間に働くママも、皆それぞれとても多忙な毎日を送っていることが分かりました。そして、多忙な毎日の中で、少しでも多く子どもと接する時間を確保したいと、誰もが思っているのです。

ノルウェーの子育て事情

なぜここでノルウェー?と思われるかもしれませんが、実はノルウェーは男女平等の国として知られており、働いていないママの方が珍しいといいます。待機児童という言葉もなく、子どもを預ける場所には困りません。働く親の子どもはほぼ全員、『barnehage』という施設に入ることができるので、だいたい産後9カ月~1年後には職場復帰するママがほとんどです。幼稚園に通っている場合も、幼稚園の保育終了後は「SFO」と呼ばれる学童保育を利用することができ、この学童は夏休み中も利用可能です。

そして、働き方も潔いもので、基本的に残業はしないという人が多いといいます。だいたい15時半ごろが帰宅ラッシュで、定時の16時以降は子どもとめいっぱい関わるというママが多数です。女性が家事をしなければならないという考え方は、ノルウェーではかなり昔から無くなっていて、それが「男女平等の国」と呼ばれる一因にもなっているのでしょう。

しかし、これはあくまで一般的なノルウェーの事情。もちろん中には、仕事が忙しい時期には定時に帰れず、子どもと接する時間が少なくなってしまって子どもに申し訳ない気持ちになったという人もいます。日本の働くママと同じですね。これだけ環境が整っているノルウェーにも、日本の働くママと同じようなジレンマを抱えているママがいるのです。

仕事と育児の両立に行き詰まったら

色々なジレンマを抱えて働く世界中のママ。仕事と育児の両立に行き詰った時に、是非思い出してほしいことが3つあります。

【事前準備が大事】

働くママが特に忙しいのは朝。自分に余裕がないと子どもにもイライラが伝わってしまいます。翌日に出すゴミをある程度まとめておく、翌日着る洋服は決めておく、朝ご飯やお弁当の下準備をしておく、などといった前夜の準備が、翌朝の効率を左右します。もし朝の時間をもっとゆったり過ごしたいと思っているのでしたら、事前準備を見直してみてくださいね。

【生きがいと思える仕事】

なぜ自分が、ジレンマを抱えてまで仕事をしているのか?改めて考えてみてください。もちろん家計のために働いているという人がほとんどでしょうが、少なからず自分で選んで始めた仕事のはずです。楽しいことばかりではありませんが、達成感ややりがいがあるからこそ、続けていられるのではないでしょうか?生き生きと仕事をしているママの姿を、子どもはちゃんと見ています。もちろん、自宅で家事をするのも立派な仕事。自分の仕事を生きがいに感じ、誇りをもって働けているのであれば、それが一番なのです。

【子どもに愛情をしっかり伝える】

子どもはママのことをちゃんと見ていると述べましたが、愛情を意識的に伝えることも大切です。日中一緒にいられなくても、子どもが帰宅したときに「おかえり」と言ってあげられなくても、「それは、あなたのことが大切ではないからではないのよ」「あなたのことを愛していて、心配もしているのよ」「いつもありがとう」と、言葉に出して気持ちを伝えることで、子どもも安心できますし、何よりママ本人の気持ちが晴れやかになっていくことでしょう。

さいごに

働くママの忙しい一日。働くママの抱えるジレンマ。きっと「これ、私にもあてはまる!」「働きだしたら自分もこんな風になるのかな」などと思った方もいるでしょう。中には「ファミリーサポートを活用してみようかしら」と、参考になった方もいるかもしれませんね。

そして、仕事と育児の両立に行き詰った時に思い出してほしい3つのこと。もちろんこの3つを実践したからといって、全て解決するわけではありませんが、「よし、明日もがんばろう!」という活力にはなるかもしれません。

世界中の働くママに、エールを込めて。

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