「受かる」シングルマザーの面接術とは?どんな質問にもポジティブな回答を!
プロフィール
3歳と5歳の娘を持つシングルマザー。つい最近まで都内にいましたが、2016年秋に帰郷し、現在は新潟県で両親含む5人で生活中。
面接に勝つためには作戦が大事
「お子さんが突然熱を出したとき仕事はどうしますか?」
ママだったら面接で必ず聞かれる非常に厄介な質問です。
「子供が心配なので休みます」とは口が裂けても言えません。ついつい戸惑ってしまうあなたへ、面接官に好印象を与えつつ自己アピールにもつながる、面接攻略法をお教えします。
何があっても休まない環境の作り方
まずは子供の緊急事態に対応できる環境を作りましょう。
子供は小さければ小さいほど、体調を崩しやすく長引きます。身近にご両親などの親戚がいてお願いできるのならこの問題はすぐ解決できるかもしれませんが、そうでない方にとっては難題です。
そんな時には「病児保育」を利用しましょう。
病児保育とは、保育所に通園している子供が病気になった時、仕事を休めない親の代わりに子供を見てくれる事業で、施設型と訪問型の2種類があります。料金は発生するものの、だからこそ突然の依頼も気兼ねなく利用できると思います。
症状が落ち着いてきたけれどまだ集団生活が難しい回復期には「病後児保育」が利用できます。
病気以外にも、子供がいる事で仕事への支障を懸念されるケースはあります。
この場合の対応もしっかり固めておきましょう。
働くにあたって保育園を利用するママが多いと思いますが、保育園は利用できる時間が決まっていますし、日曜・祝日や年末年始はお休みです。
遅い時間の会議や休日出勤の時には「認可外保育施設」を検討しましょう。24時間保育や土日・祝日も受け入れてくれるところは意外と多いです。
「ベビーシッター」「ファミリーサポート」に登録しておけば、急な残業で子供のお迎えに行けないときは代わりに行ってくれたり、自宅で子供を見てくれたりします。
こういったサービスを実際に利用する・しないはさておき、施設に登録しているという姿勢が大事なのです。「万全な体制で取り組む」という前向きな気持ちを実績でアピールできるので、説得力があります。
私も面接時、子供の預け先についてあらゆる角度から質問されたことがありますが、このように備えていると説明したところ、先方から「バッチリですね」とお褒めの言葉をいただきました。
とことんやっておけば、それだけ印象を残すことができるのです。
シングルマザーをキャリアにする!
面接の際、「人柄重視」を謳っている企業もありますが、やはり企業にとっては、「会社に貢献してくれるか」は重要です。会社に勤めるからには基本的に欠勤は厳禁。体調を崩しやすい小さな子供を抱えているママは、会社にとってもリスクが高く、採用されにくいものです。
ましてやシングルマザーの場合は「いざという時、頼りになる人がいない」というイメージもあるので、厳しく見られがちですが、このシングルマザーということを強みにすることができるのです!
それは、何が何でも働かなければいけない崖っぷちな立場をプラスにすることです。
あなたは子供や家事に真剣に向き合い、様々な困難を乗り越えてきているはずです。
一人で子供を育てるというのは並大抵のことではありません。
だからこそ、その環境の中で培ってきた根性と責任感を強くアピールしましょう!
「どんなことでもやってみせる」といったポジティブな考えを、しっかりと伝えることができれば、シングルマザーとして生きてきているあなた自身の姿が面接官を納得させることでしょう。
家族の幸せをつかみ取りに行くための面接!
面接では、「シングルマザー」というプライベートな事情であっても容赦なく聞かれます。受け答えの際に気を付けることは、決してネガティブな発言はしないことです。ネガティブなことを伝えても、「大変ね」という同情は得られても、仕事はつかめないでしょう。
時間や行動範囲に拘束のない人と比べて悲観的になる必要はありません。
シングルマザーにはパワーがあります。
「子供のことで仕事に支障はきたさない」という仕事へのプロ意識と、「子供を育てる意地と根性」というシングルマザーの強さを武器にしていきましょう。